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Adobe InDesign CC は、デザインやデスクトップパブリッシングのエクスペリエンスの向上を実現する複数の新機能と拡張機能を備えています。新機能には、Creative Cloud Libraries、スタートアップスクリーン、Adobe Color との連携の強化、Color テーマツール、固定レイアウトの EPUB 向けの新しいインタラクティブ機能、EPUB のインタラクティブ機能のプレビューが含まれています。

Adobe InDesign の最新のアップデートに搭載された新機能の簡単な説明と、追加情報に関するリソースのリンクを掲載しています。

Adobe InDesign CC の 2 月のリリースには、Creative Cloud Librariesや新しいスタートアップスクリーンなどの新機能が含まれています。


Adobe InDesign CC 2014.2 リリース | 2015 年 2 月

Creative Cloud Libraries を使用した共同作業

InDesign CC の本リリースの新機能  

InDesign で使用可能になった Creative Cloud Libraries では、クリエイティブアセット(カラー、文字スタイル、ブラシ、グラフィックなど)を管理したり、アクセスおよび共有したりできます。文字の属性をテキストスタイルとして追加できます。Creative Cloud Libraries では、ネイティブの InDesign ライブラリアセットをコピーすることもできます。

注意:

文字スタイルは、Creative Cloud Libraries に転送できませんが、文字属性をテキストスタイルとして転送できます。

Creative Cloud Libraries

複数のコンピューター:

ライブラリは作成時に Creative Cloud と自動的に同期されるため、アセットの保存や、誤操作による削除または上書きについて心配する必要がありません。

Photoshop および Illustrator CC:

Photoshop および Illustrator CC にも Creative Cloud Libraries が組み込まれました。InDesign で保存したライブラリは自動的に Photoshop および Illustrator でも使用できるようになります。同様に、Photoshop や Illustrator に保存したライブラリは InDesign でも使用できるようになります。

オフラインでの作業:

ライブラリは必要なときに使用できます。インターネットに接続する必要はありません。デスクトップのローカルコピーにオフラインでアクセスできます。

ネイティブの InDesign ライブラリコンテンツの Creative Cloud Libraries への移行:

ネイティブの InDesign ライブラリから Creative Cloud Libraries にすべてまたは選択したアセットを簡単に移行できます。ネイティブライブラリアセットを、新規または既存の Creative Cloud Libraries に移行することを選択できます。

詳しくは、Creative Cloud Librariesの記事を参照してください。

スタートアップスクリーン

InDesign CC の本リリースの新機能  

InDesign CC の 2015 リリースには、機能の包括的な使用方法を見つけ、学び、使用し、促進する上で役立つ新機能もあります。スタートアップスクリーンは、ユーザーに関連するコンテンツを表示するための場所です。この画面は InDesign を起動するたびに、またはヘルプ/スタートアップスクリーンをクリックしたときに表示されます。スタートアップスクリーンには、InDesign 関連のチュートリアル、ビデオ、ヘルプコンテンツなどが表示されます。タブを使用して、関心のあるコンテンツ(新機能、開始のための起動ボード、または便利なヒントやテクニック)を見つけることができます。

スタートアップスクリーン機能

注意:

スタートアップスクリーン機能は、米国英語および英国英語のすべての InDesign CC 2014.2 ユーザーが使用できます。

新しいバージョンのドキュメントを開く

InDesign CC の本リリースの新機能  

以前のバージョンの InDesign を使用しているユーザーにも、手動で IDML に書き出すといった余分な手順を行うことなく、ドキュメントを送信できるようになりました。互換性が組み込まれているため、ドキュメントは常に期待どおりに開きます。

新しいバージョンの InDesign で作成されたドキュメントを開き、表示されるメッセージで「OK」をクリックすると、InDesign で Creative Cloud サービスが使用され、現在実行しているバーションの InDesign にドキュメントが変換されます。次に InDesign で、変換後のドキュメントがコンピューターに保存されます。

Creative Cloud メッセージ

この機能について詳しくは、InDesign ドキュメントを開くを参照してください。

その他の主な機能強化

新しい表の作成

InDesign CC の本リリースの新機能  

以前のリリースの InDesign では、ドキュメントに表を挿入する際、テキストフレームを作成してから、テキストフレーム内に表を挿入する必要がありました。ここでは、カーソルが現在テキストフレーム内にないと、表メニューオプションが無効になり、ワークフローを認識しないユーザーは操作を続行できませんでした。

これに対処するために、InDesign でテキストフレームを作成しなくても、表を作成できるようにしました。

詳しくは、「表を作成」オプションの使用を参照してください。

元のレイヤーに戻してグループ解除

InDesign CC の本リリースの新機能  

以前のリリースの InDesign では、複数のレイヤーから複数のアイテムを選択してグループ化した場合、グループ(アイテムを含む)は一番上のレイヤーに作成されました。ユーザーが「グループ解除」を選択した場合、アイテムは移動元のレイヤーに戻らず、一番上のレイヤーに残ったままでした。

新しい「元のレイヤーに戻してグループ解除」機能は、この弱点に対処します。この機能では、グループを解除した場合、グループのすべてのアイテムが元のレイヤー(移動元のレイヤー)に保存されます。

InDesign CC の本リリースの新機能  

印刷ダイアログボックスを使用して、ドキュメントの現在のページを印刷できるようになりました。また、ページパネルのメニューを使用して、スプレッドページまたはページの範囲を指定して印刷することもできます。

以前は、印刷ダイアログボックスで現在のページがわからない場合、ダイアログを閉じてから、ページを特定し、印刷コマンドを再実行して、該当のフィールドに適切なページ番号を入力する必要がありました。このリリースでは、印刷ダイアログ内から現在のページを印刷するオプションを選択するだけです。

詳しくは、ページパネル内からのプリントを参照してください。

Adobe InDesign CC 2014 リリース | 2014 年 10 月

Adobe Color

InDesign CC の本リリースの新機能  

作成したすべての Adobe Color テーマに InDesign で直接アクセスできます。

  • 新しい Adobe Color テーマパネル(以前の Kuler パネル)。
  • Adobe Color テーマにすばやく簡単にアクセスできます。カラーテーマをどこで作成したか(Photoshop、Adobe Illustrator、Color Web サービス、Adobe Color アプリケーションなど)に関係なく、InDesign 内で直接カラーテーマにアクセスして、すぐにデザインプロジェクトに適用できます。
  • お気に入りとしてマークした Color テーマにアクセスできます。

詳しくは、カラーの適用を参照してください。

Color テーマツール

InDesign CC の本リリースの新機能  

InDesign ドキュメントからカラーテーマを抽出できます

  • Color テーマツールを使用して InDesign ドキュメント内の任意の選択範囲、画像、オブジェクトからカラーテーマを抽出できます
  • Adobe Color にカラーテーマを保存することで、Adobe Color と連携する他のアプリケーションでカラーテーマにアクセスできるようになります
  • スウォッチパネルへのテーマの追加

詳しくは、Color テーマツールを使用したカラーテーマの生成を参照してください。

EPUB のインタラクティブ機能の強化

InDesign CC の本リリースの新機能  

このリリースでは、固定レイアウトの EPUB 向けの豊富なインタラクティブ機能を使用できます。

  • スライドショー、アニメーション、トリガーボタンといったインタラクティブ機能を固定レイアウトの EPUB に追加可能
  • InDesign で直接作成したインタラクティブ機能

EPUB インタラクティビティプレビュー

InDesign CC の本リリースの新機能  

EPUB 固定レイアウト出力を EPUB ファイルに書き出す前にプレビューできるようになりました。この機能には、ウィンドウ/インタラクティブ/EPUB インタラクティビティプレビューからアクセスできます。

詳しくは、固定レイアウト EPUB のインタラクティブドキュメントを参照してください。

EPUB の機能強化

InDesign CC の本リリースの機能強化  

リフロー可能な EPUB の機能強化:

  • ハイパーリンクと相互参照がサポートされ、ナビゲーションが改善されました。
  • 作成した EPUB ファイルのレイアウトのアピアランスを保持できるようになりました。 

詳しくは、EPUB へのコンテンツの書き出しを参照してください。

Typekit の機能強化

InDesign CC の本リリースの新機能  

InDesign で、Creative Cloud アプリケーションでのフォントの同期機能のオン/オフ状況が示されるようになりました。オフになっている場合は、環境に無いフォントダイアログで「Typekit をオンにする」オプションを使用できます。

詳しくは、環境にないフォントの処理を参照してください。

アプリケーション - 新機能ダイアログボックス

InDesign CC の本リリースの機能強化  

InDesign CC 2014 の最初のインストールでは、新機能ダイアログボックスが表示され、このリリースの新機能に関する情報が提供されます。機能について詳しくは、リンクをクリックしてください。 

InDesign CC 2014 リリース - 2014 年 6 月

シームレスな更新

InDesign の最新バージョンに更新するとき、ショートカットと環境設定は保持されるので、すばやく簡単に最新バージョンの使用を開始できます。

  • 以前のバージョンの InDesign での環境設定とプリセットが保持されます。編集/以前のローカル設定を移行を使用して、プリセットと環境設定のローカル移行を手動でトリガーすることもできます。
  • 以前のバージョンの設定は次のシナリオで Creative Cloud から移行されます。
    • 移行に使用できるローカル設定がない
    • Creative Cloud で使用できる現在のバージョン(10.0)の設定がない

これにより、InDesign CC を更新するたびに設定を変更する必要がなくなります。設定を移行したら、現在のバージョンで設定の同期が開始され、すべての最新設定がクラウドに保存されたことを確認してください。

EPUB の機能強化

このリリースでは、InDesign は、固定レイアウト EPUB をサポートします。epub:type マークアップの追加もコントロールできます。このリリースでの機能強化により、表およびセルのスタイルが向上した CSS のサポートも提供されています。「表示アプリケーション」タブに書き出された出力の設定に加え、固定レイアウトおよびリフロー可能なレイアウトのメタデータを更新できます。

固定レイアウト:InDesign では、魅力的でインタラクティブなこの形式がサポートされています。この形式は、子ども向け eBook や料理本および教科書などの複雑なノンフィクション用によく使用されます。標準 eBook とは異なり、固定レイアウト eBook では、ページのレイアウトとデザインが対応する印刷物と同じものに維持されます。固定レイアウトの EPUB 形式で InDesign ドキュメントを書き出すことができます。この機能を使用してデジタルリーダーにレイアウトが表示される方法を制御できます。ファイル/書き出し/EPUB(固定レイアウト)を選択して、この形式を試すことができます。

EPUB 固定レイアウト
EPUB 固定レイアウト

CSS のカスタマイズ可能なオブジェクトの幅と高さ:オブジェクト書き出しオプションダイアログボックスで、CSS ファイル内のオブジェクトの幅と高さをカスタマイズできるようになりました(リフロー可能レイアウトのみ)。

新しい EPUB 型マークアップ:新しい EPUB 型により、EPUB への書き出しデザインにおけるコンポーネントのアクセシビリティ機能を強化しました。この新しい epub:typeオブジェクト書き出しオプションEPUB および HTML)では、パブリケーション内の要素を定義して、EPUB ファイルのリーダーで意図する読み取り順序をデザインすることができます。

表とセルのスタイルについて向上した CSS への書き込み:表とセルのスタイルが、CSS に適切にマップされるようになりました。表を使用しない場合、不要な CSS ファイルは作成されません。

メタデータ:InDesign ファイルのファイル情報またはメタデータを更新し、リフロー可能なレイアウトと固定レイアウトの両方のタブに同じ EPUB データを設定できます。

表示アプリケーション(書き出し):リフロー可能なレイアウトと固定レイアウトの両方の EPUB 書き出しオプションに、「表示アプリケーション」タブが導入されました。「表示アプリケーション」には、EPUB ファイルを開くか表示するために設定できるアプリケーションが表示されます。


「表示アプリケーション」タブに EPUB ビューアを追加
A. 「表示アプリケーション」タブに EPUB ビューアを追加

InDesign の EPUB 機能に多数の重要な改良や拡張機能が追加されました(すべての変更の一覧を表示するには、InDesign_EPUB_Changes_CC_9.2_to_10.0 pdf を参照してください)。

EPUB 出力用のビューアを選択
B. EPUB 出力用のビューアを選択


表の強化

InDesign の表への機能強化の一部として、同じ表内の 1 つの位置から別の位置に表の行と列をドラッグ&ドロップすることができるようになりました。コピーまたは複製する行を選択し、選択した行の上にカーソルを置くと、選択範囲を移動できることを示すアイコンが表示されます。項目行は簡単にドラッグ&ドロップ(または「Alt」キーを押してコピー)できます。

また、ヘッダー行やフッター行の内容を本文行にコピーすることもできます(Alt/Opt キーを押します)。同様に、本文行を複製してヘッダー行とフッター行に変換することもできます。

表での作業の簡略化
表での作業の簡略化

詳しくは、表の作成を参照してください。

カラーグループ

InDesign 内でカラーグループを作成および管理できます。スウォッチパネルで新しいカラーグループアイコンを使用するか、パネルメニューおよびコンテキストメニューを使用して、カラーグループを簡単に作成できます。Adobe Swatch Exchange(.ase)ファイルを使用して、カラーグループを別のアプリケーションと共有することもできます。たとえば、Illustrator の別のプロジェクトからカラースウォッチを読み込みます。

カラースウォッチの作成と管理
カラーグループを使用したスウォッチの作成と管理

詳しくは、カラーの適用を参照してください。

検索の強化 - 前を検索

以前のバージョンの InDesign では、順方向での検索しか実行できませんでした。検索された項目のスキップが速すぎて戻りたい場合、検索操作を完了して、検索を最初から実行するしか方法はありませんでした。このワークフローは、改善されました。

InDesign の検索と置換ダイアログボックスに、「順方向」と「逆方向」の 2 つの検索方向ボタンができました。順方向検索がデフォルトで有効になっていますが、逆方向に切り替えて検索の向きを逆にすることができます。新機能は、「テキスト」、「正規表現」、「字形」の各タブでの文字列検索に便利です。

強化された検索
強化された検索

詳しくは、検索と置換を参照してください。

Behance との統合

Behance の優れた作品の公開と発見。メンバーは、作品のポートフォリオを作成し、幅広く効率的にブロードキャストできます。または、様々な分野の注目の作品や人気の作品を参照し、最新のクリエイティブ作品を世界規模で検索できます。

InDesign 内から Behance に、作業中のスプレッドを直接アップロードできます。スプレッドは画像に変換され、レビューやフィードバックのために Behance へ公開されます。

InDesign では一度に 1 つのスプレッドのみをアップロードできます。ドキュメント全体を共有するには、ドキュメントに含まれるスプレッドの数だけ、共有操作を繰り返します。各スプレッドを Behance へ個別にアップロードして投稿します。

Behance へ公開
Behance へ公開

詳しくは、Behance での InDesign の作品の共有を参照してください。

パッケージ機能の強化

このリリース以降、InDesign から作成したパッケージで個々のドキュメントに PDF および IDML ファイルを含めることができます。InDesign パッケージに、INDD、リンクファイル、フォント、IDML、PDF(プリント)が含まれるようになりました。

詳しくは、ファイルのパッケージを参照してください。

QR コードのデータ結合の強化

このリリース以降、QR コードを含むデータソースを結合ドキュメントに配置することができます。QR コードのワークフローは、結合ドキュメントに統合されます。次に示す種類の QR コードを、データ結合を通して InDesign ドキュメントにリンクできます。

  • 書式なし
  • Web ハイパーリンク
  • テキストメッセージ
  • 電子メール
  • 名刺

現在は、複数のユーザーの名刺を(組織などで)作成する場合にデータ結合を使用できます。QR コードを追加する場合は、すべての固有な名刺の QR コードを手動で作成する必要がありました。データ結合に対するこの新しいアップデートにより、データ結合時に各カードの QR コードを自動的に作成できるようになりました。QR コードを手動で作成する必要はありません。

詳しくは、データ結合を参照してください。

脚注の機能強化

脚注の一部であるアンカー付きオブジェクトまたはフローティングオブジェクトにテキストの回り込みを適用できるようになりました。この機能強化は長方形のテキストフレームと長方形以外のテキストフレームで有効です。

フローティングオブジェクト(アンカー付きでもインラインでもない)にテキスト回り込みを適用した場合、脚注にテキストを使用すると、テキストの回り込みが有効になります。

詳しくは、脚注でのテキストの回り込み
を参照してください。

Windows 用 HiDPI サポート

InDesign は、DPI の様々な表示設定で Microsoft Windows 用 HiDPI をサポートしています。様々なスケール比率で、視覚的効果に優れたシャープでクリアなユーザーインターフェイス要素を表示できます。HiDPI のサポートにより、テキストや複雑なアートワークもくっきりと、色彩や色相もさらに豊かに表示できます。

詳しくは、Windows 用 HiDPI サポート
を参照してください。

効果の拡大/縮小

以前は、InDesign でオブジェクトに適用した透明効果はオブジェクトとともに拡大または縮小されませんでした。このリリース以降、すべての効果に適用されます。オブジェクトまたはテキストのサイズを変更すると、ドロップシャドウなどの効果が正しく拡大/縮小されます。新しい効果の拡大/縮小機能により、オブジェクトを拡大/縮小しながら透明効果も拡大/縮小できるオプションが、コントロールパネルおよび変形パネルメニューに追加されました。このオプションを使用して拡大/縮小をアクティブにできます。

詳しくは、エフェクトのスケーラビリティ
を参照してください。

改良 - パネルへの変更

ツールヒントパネル

改良の一環として、ツールヒントパネルが Flash テクノロジーから HTML5 に変換されました。このパネル(ウィンドウ/ユーティリティ/ツールヒント)には、選択したツールのツール名、ツールヒント、ツールアイコンに関する情報が表示されます。以前は APE(Flash)ベースの拡張機能でしたが、このリリースで CEP HTML5 ベースの拡張機能になりました。

バックグラウンドタスクパネル

バックグラウンドタスクパネル(ウィンドウ/ユーティリティ/バックグラウンドタスク)を使用して、実行中のバックグラウンドタスクの進行状況を監視できます。また、実行中のバックグラウンドタスクをキャンセルすることもできます。このパネルは、以前はAPE(Flash)ベースでしたが、Drover ユーザーインターフェイステクノロジーで実行する方式に変換されました。

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