PDF を書き出しツールを使用して別のファイル形式に PDF を書き出す場合、各ファイル形式には固有の変換設定が用意されています。

注意:

このドキュメントでは、Acrobat DC での手順について説明します。Acrobat Reader DC を使用している場合は、Adobe Reader でできること(英語)を参照してください。Acrobat XI を使用している場合は、Acrobat XI ヘルプを参照してください。

Adobe PDF オプション(Acrobat Pro DC)

PDF の最適化ダイアログボックスの設定を使用すると、最適化された PDF として再保存することができます。PDF の最適化機能を使用すると、互換性のある PDF のバージョンを変更して、古いバージョンの Acrobat DC や Acrobat Reader DC を使用して PDF を表示できるようになります。互換性の設定を変更すると、新しいバージョンの機能が PDF で使用できなくなる場合があります。各互換性設定については、PDF の互換性レベルを参照してください。

注意:

PDF を特定の形式に変換するたびに同じ設定を使用する場合は、それらの設定を環境設定ダイアログボックスで指定します。「PDF からの変換」で一覧からファイル形式を選択し、「設定を編集」をクリックします(「デフォルトに戻す」ボタンをクリックして、いつでもデフォルト設定に戻すことができます)。

画像変換設定

JPEG オプションと JPEG2000 オプション

注意:

PDF に画像のコレクションが含まれている場合は、ツールPDF を書き出し画像すべての画像を書き出しを選択して、JPEG、PNG または TIFF ファイルとして画像を 1 つずつ書き出すことができます。

使用できるオプションは、JPEG と JPEG2000 のどちらに文書を書き出すかによって異なります。

グレースケール、カラー

ファイルサイズと画質のバランスがとれた圧縮設定を指定します。ファイルサイズが小さいほど、画質は劣化します。

タイルの大きさ

圧縮する画像を指定したサイズのタイルに分割します(画像の高さや幅がタイルサイズの倍数にならない場合は、端に部分的なタイルが使用されます)。各タイルの画像データは個別に圧縮されます。また個別に圧縮解除できます。デフォルト値の 256 が推奨されます。このオプションは JPEG2000 形式でのみ使用できます。

フォーマット

ファイルの表示方法を決定します。JPEG 形式でのみ使用できます。

ベースライン(標準)

画像が完全にダウンロードされてから画像を表示します。この JPEG 形式は、大半の Web ブラウザーで認識できます。

ベースライン(最適化)

画像の色品質を最適化して、生成されるファイルのサイズを縮小しますが、すべての Web ブラウザーでサポートされているわけではありません。

プログレッシブ(3 ~ 5 スキャン)

最初に画像を低解像度画像としてダウンロードし、ダウンロードの進行に伴って画質を高めます。

RGB、CMYK、グレースケール

出力ファイルに適用するカラーマネジメントの種類を指定し、ICC プロファイルを埋め込むかどうかを指定します。

注意:

JPEG および JPEG 2000 画像を含む PDF で、「書き出し先」または「すべての画像を書き出し」コマンドを使用して、コンテンツを JPEG または JPEG 2000 形式で書き出す場合、作成される画像は、Acrobat DC で開いたときとは異なって見えることがあります。これは、カラープロファイルが、画像自体にではなくページごとに設定されている場合に起こります。このような場合、ページごとに設定されたカラープロファイルは、Acrobat DC で作成した画像に埋め込まれません。

カラースペース、解像度

出力ファイルのカラースペースと解像度を指定します。これらの設定は Acrobat で自動的に指定することができます。ファイル内のカラー画像をグレースケールに変換するには、「グレースケール」を選択します。

注意:

2400 ppi などの高い解像度は、ページサイズが小さい(最大 6.826 インチまたは 173.380 ミリメートル)場合にのみ適しています。

PNG オプション

PNG 形式は、Web で使用する画像に適しています。

インターレース

画像がインターレースされるかどうかを指定します。「なし」を選択すると、ダウンロード完了後にのみ Web ブラウザーで表示する画像が作成されます。「Adam7」を選択すると、画像ファイルのダウンロード中に低解像度で表示する画像が作成されます。この場合、ダウンロードの時間が短縮されたように見え、ダウンロードの進行状況が表示されますが、ファイルサイズは大きくなります。

フィルター

フィルタリングアルゴリズムを選択できます。

なし

フィルターなしで画像を圧縮します。インデックスカラー画像とビットマップモード画像の場合に推奨されます。

Sub

水平パターンまたはブレンドで画像の圧縮を最適化します。

Up

垂直パターンで画像の圧縮を最適化します。

Average

似通った画素値を平均して低レベルノイズの圧縮を最適化します。

Paeth

似通った色の設定値を再割り当てして低レベルノイズの圧縮を最適化します。

Adaptive

「Sub」、「Up」、「Average」または「Paeth」のフィルタリングアルゴリズムの中で、画像に最も適した設定を適用します。どのフィルターを使用すればよいか確信がない場合には、「Adaptive」を選択します。

RGB、グレースケール

出力ファイルに適用するカラーマネジメントの種類を指定し、ICC プロファイルを埋め込むかどうかを指定します。

カラースペース、解像度

出力ファイルのカラースペースと解像度を指定します。これらの設定は Acrobat で自動的に指定することができます。ファイル内のカラー画像をグレースケールに変換するには、「グレースケール」を選択します。

注意:

2400 ppi などの高い解像度は、ページサイズが小さい(最大 6.826 インチまたは 173.380 ミリメートル)場合にのみ適しています。

TIFF オプション

TIFF は、ほとんどすべてのペイントアプリケーション、画像編集アプリケーションおよび DTP アプリケーションでサポートされているビットマップ画像形式です。解像度は自動的に決定されます。

白黒

圧縮形式を指定します。デフォルトは CCITT Group4 で、通常は最もサイズの小さいファイルが作成されます。ZIP 圧縮でもサイズの小さいファイルを作成できます。

注意:

アプリケーションによっては、JPEG または ZIP 圧縮で保存された TIFF ファイルを開けない場合があります。このような場合は、LZW 圧縮をお勧めします。  

RGB、CMYK、グレースケール、その他

出力ファイルに適用するカラーマネジメントの種類を指定します。

カラースペース、解像度

出力ファイルのカラースペースと解像度を指定します。これらの設定は Acrobat で自動的に指定することができます。ファイル内のカラー画像をグレースケールに変換するには、「グレースケール」を選択します。

注意:

2400 ppi などの高い解像度は、ページサイズが小さい(最大 6.826 インチまたは 173.380 ミリメートル)場合にのみ適しています。

Microsoft Word および RTF オプション

PDF を Word 形式(DOCX または DOC)またはリッチテキスト形式(RTF)に書き出すことができます。次のオプションが利用できます。

フローテキストを保持

テキストフローを保持するように指定します。

ページレイアウトを保持

ページレイアウトを保持するように指定します。

注釈を含める

注釈を出力ファイルに書き出します。

画像を含める

画像を出力ファイルに書き出します。

必要に応じてテキスト認識

PDF にテキストを含む画像が含まれる場合はテキストを認識します。

言語を設定

OCR の言語設定を指定します。

HTML Web ページオプション

単一 HTML ページ

HTML に書き出すときに、単一の HTML ファイルが作成されるように指定します。ナビゲーションパネルを追加するには、次を有効にします。

  • 見出しを基準にナビゲーションフレームを追加

  • しおりを基準にナビゲーションフレームを追加

複数 HTML ページ

HTML に書き出すときに、複数の HTML ファイルが作成されるように指定します。文書を複数の HTML ファイルに分割するための次のいずれかの基準を選択します。

  • 文書の見出しで分割

  • 文書のしおりで分割

画像を含める

PDF を HTML として書き出すときに画像を書き出すかどうかを指定します。

ヘッダーとフッターを検出して削除

HTML ファイルに含めないように PDF 内のヘッダーとフッターの内容を削除することを指定します。

必要に応じてテキスト認識

PDF にテキストを含む画像が含まれる場合はテキストを認識します。

言語を設定

OCR の言語設定を指定します。

スプレッドシートオプション

Excel ブック設定

表またはページごとにワークシートを作成するか、文書全体のワークシートを作成するかを指定します。

数値設定

数値データに対して、小数点記号と桁区切り記号を指定します。次のいずれかを選択します。

  • 地域設定を使用して小数点記号および桁区切り記号を検出。

  • 次の記号を小数点記号および桁区切り記号として処理。それぞれのフィールドで、区切り文字を入力するか、区切り文字を選択します。

必要に応じてテキスト認識

PDF にテキストを含む画像が含まれる場合はテキストを認識します。

言語を設定

OCR の言語設定を指定します。

PostScript オプションまたは Encapsulated PostScript(EPS)オプション

印刷およびプリプレスアプリケーションで使用するために、PDF を PostScript® に書き出すことができます。PostScript ファイルには、すべての DSC(文書構造化規約)コメントと Adobe Acrobat Distiller® が保存している他の詳細情報を含めることができます。任意の PDF から EPS ファイルを作成して、他のアプリケーションで挿入したり、開いたりすることもできます。使用できるオプションは、PostScript と EPS のどちらに文書を変換するかによって異なります。

注意:

Acrobat Pro DC で色分解用に EPS ファイルを作成する場合は、すべての画像のカラースペースは CMYK である必要があります。

プリンター記述ファイル

PostScript プリンター記述(PPD)ファイルには、特定の出力デバイス用に PostScript ファイルを正しく書式設定するために必要な情報が含まれています。「デバイスに依存しない」を選択すると、コンポジットの(色分解されていない)PostScript ファイルまたは EPS ファイルだけが作成されます。「Acrobat のデフォルト」を選択すると、あらゆる種類の PostScript を作成するための開始点と参照が提供され、変換に関するすべてのデフォルト設定が復元されます。Adobe PDF 7.0 はほとんどのデバイスと互換性があります。このオプションは PostScript(PS)形式でのみ使用できます。

ASCII、バイナリ

画像データの出力形式を指定します。バイナリ出力にするとファイルのサイズが小さくなる利点があります。しかし、処理の内容によってはバイナリ出力を扱うことができないことがあります。

PostScript

PostScript の互換性のレベルを指定します。「言語レベル 3」は、出力先デバイスでサポートされている場合にのみ使用してください。「言語レベル 2」は、別の文書に配置され、その文書の一部として色分解される EPS ファイルに適しています。Microsoft アプリケーションに取り込む EPS ファイルには、「言語レベル 2」を使用します。

フォントの埋め込み

PostScript に埋め込むフォントを指定します。埋め込まれたフォントは PDF から直接取り出され、参照フォントは使用しているコンピューターから取り出されます。

注釈を含める

作成される PostScript ファイルで注釈の外観を維持します。

TrueType を Type 1 に変換

作成される PostScript ファイルで TrueType のフォントを Type 1 フォントに変換します。

プレビューを含める

作成される EPS ファイルの TIFF プレビューを作成するかどうかを指定します。このオプションは、PostScript として保存する場合には使用できません。

ページ範囲

書き出すページを指定します。EPS 形式でファイルを書き出す場合は、指定した範囲のページごとに別の EPS ファイルを作成します。

テキストおよび XML オプション

エンコーディング

国際標準に基づいて、テキスト文字を表すために使用されるバイナリ値を指します。「UTF-8」は、1 文字を 8 bit の可変長マルチバイトで表した Unicode 文字セットです。「UTF-16」は、1 文字を 16 bit の可変長マルチバイトで表した Unicode 文字セットです。「ISO-Latin-1」は、ASCII 拡張の 8-bit 文字セットです。「UCS-4」は、4 オクテット単位でコーディングされた Universal Character Set です。「HTML/ASCII」は、ANSI によって開発された文字の 7-bit 表現です。

マッピングテーブルのデフォルト設定を使用」を選択すると、マッピングテーブルで定義されているデフォルトの文字エンコーディングが使用されます。このマッピングテーブルは、Plug-ins¥SaveAsXML¥MappingTables フォルダーにあります。これらのマッピングテーブルでは、UTF-8(XML または HTML 4.0.1 として保存)や HTML/ASCII(HTML 3.2 として保存)をはじめとしたデフォルト文字エンコーディングなど、データの出力方法に関連した多くの特性が指定されています。

しおりを生成

HTML 文書や XML 文書のコンテンツにリンクするしおりを作成します。リンクは、作成する HTML 文書または XML 文書の先頭に配置されます。

タグなしファイルにタグを作成

Acrobat 4.0 より前のバージョンを使用して作成された PDF など、タグ付けされていないファイルにタグを作成します。このオプションが選択されていない場合、タグなしファイルは変換されません。

注意:

タグは変換処理の一環として適用されますが、変換が完了すると破棄されます。これは、従来のファイルからタグ付き PDF ファイルを作成するための方法ではありません。

画像を生成

画像の変換方法を管理します。変換された画像ファイルは、XML 文書および HTML 文書から参照されます。

サブフォルダーを使用

生成された画像を保存するフォルダーを指定します。デフォルトのフォルダーは images です。

接頭辞を追加

同じ画像ファイルのバージョンが複数ある場合に画像ファイル名に追加される接頭辞を指定します。接頭辞が使用されていない場合、画像に filename_img_# という形式のファイル名が付けられます。

出力形式

画像の最終的な形式を指定します。デフォルトの形式は JPG です。

ダウンサンプル

指定した解像度に画像ファイルをダウンサンプルします。このオプションが選択されていない場合、画像ファイルはソースファイルと同じ解像度になります。画像ファイルがアップサンプルされることはありません。

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