PDF フォームの作成と配布

紙の文書をスキャンしたフォームや、Microsoft Word、Excel などのアプリケーション内で作成したシンプルなフォームをインテリジェントな PDF フォームに簡単に変換できます。

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フォームの新規作成

空白の PDF に必要なテキストやラベル、フォームフィールドを追加して、フォームを作成できます。詳しくは、Acrobat で新規フォームを作成を参照してください。

既存の文書からのフォームの作成

既存の文書を PDF フォームに変換すると、変換後のフォームにはインタラクティブなフォームフィールドが自動的に追加されます。このフォームを編集して、ドロップダウンリスト、リストボックス、ボタンなどの目的に応じたフォームフィールドを追加できます。

Acrobat でのフォームの作成
PDF に追加できるフォームフィールドの種類

A. 証明書ベースの署名フィールド B. ドロップダウンリストボックス C. テキストフィールド D. 自動メッセージバー E. チェックボックス F. ラジオボタン G. リストボックス H. ボタン 

  1. ツールフォームを準備を選択します。

  2. 次のいずれかのオプションを選択します。

    単一ファイル

    既存の電子文書(例:Word、Excel、PDF)をインタラクティブな PDF フォームに変換します。

    スキャナー

    紙のフォームをスキャンして、インタラクティブな PDF フォームに変換します。

    新規作成

    空白ページを使用して、フォームを新規作成します。詳しくは、Acrobat で新規フォームを作成を参照してください。

  3. 他のユーザーにこのフォームへの署名を依頼する場合は、「この文書には署名が必要です」チェックボックスをオンにします。

    注意:

    フォームフィールドの自動検出機能はデフォルトでオンです。この設定を変更するには、「変更」リンクをクリックし、必要に応じて設定を行います。詳しくは、フォームの環境設定を参照してください。

  4. 開始」をクリックします。

    フォームが作成され、フォーム編集モードで開かれます。右側のパネルに、フォーム編集用のオプションが表示されます。ツールバーにはフィールドを追加するためのフォームフィールドツールが含まれています。

    フォームを準備ツールバー

  5. 作成されたフォームフィールドを確認します。ツールバーのフォームフィールドツールを使用して、フィールドを追加します。必要に応じて、フィールドの削除、サイズ変更または並べ替えをおこないます。以下の種類のうちいずれかのフォームフィールドを追加できます。

    テキストフィールドを追加

    PDF 文書にテキストを追加します。

    バーコード

    ユーザー入力をエンコードし、別売りのデコード用のソフトウェアまたはハードウェアで解釈できる視覚的なパターンとして表示します。

    ボタン

    ファイルを開く、サウンドの再生、web サーバーへのデータの送信などの変更をユーザーのコンピューターで開始します。ボタンは、画像やテキスト、およびマウスアクションによってトリガーされる視覚的な変更を使用してカスタマイズできます。

    チェックボックス

    個々の項目についての「はい」または「いいえ」の選択を表します。フォームに複数のチェックボックスが含まれている場合、ユーザーは通常、必要な数だけチェックボックスを選択することができます。

    日付フィールド

    ユーザーは、PDF 文書に日付を入力できます。

    デジタル署名フィールド

    ユーザーは、デジタル署名を使用して PDF 文書に署名することがきます。

    ドロップダウンリスト

    ユーザーは、ポップアップメニューから 1 つの項目を選択することも、値を入力することもできます。ユーザーがカスタム値を入力できるように、フォームフィールドプロパティを設定できます。

    画像フィールド

    画像フィールドを追加します。ユーザーは、画像を参照して選択し、PDF 文書に追加できます。

    リストボックス

    ユーザーが選択できるオプションの一覧を表示します。ユーザーが Shift キーを押しながら一覧の複数の項目をクリックして選択できるように、フォームフィールドプロパティを設定できます。

    ラジオボタン

    項目のグループを表示し、その中から 1 つの項目のみを選択できるようにします。同じ名前を共有するすべてのラジオボタンはグループとして機能します。

    テキストフィールド

    ユーザーが名前、住所、電話番号などのテキストを入力することができます。

    詳しくは、フォームフィールドを追加して値を設定する方法を参照してください。

  6. 既存のテキストまたは画像を変更するには、ツールバーの「編集」をクリックします。すべてのテキストおよび画像フィールドが編集可能になります。

    編集ツールを使用して既存のテキストまたは画像を変更する

    注意:

    ツールバーに「編集」オプションが表示されない場合は、Acrobat をアップデートします。Acrobat から自動的にアップデートするには、ヘルプ/アップデートの有無をチェックを選択し、Updater ウィンドウの指示に従ってアップデート作業を完了します。

  7. フォームをテストするには、ツールバーのプレビューボタンをクリックします。フォームをプレビューすると、フォームの受信者と同じ視点でフォームを表示し、確認することができます。フォームをプレビューしている場合は、編集ボタンをクリックして編集モードに切り替えます。

  8. フォームの入力が完了したら、フォームを保存し、ツールバーの右端にある「閉じる」ボタンをクリックしてフォームの編集を終了します。

フォームを配布し、返答を収集する方法については、PDF または Web フォームの配布を参照してください。

Adobe Acrobat Sign 用フォームの作成

既存のフォームを Adobe Acrobat Sign フォームに変換したり、Acrobat Sign フィールドを PDF にドラッグ&ドロップしたりできます。Acrobat Sign を使用して、入力および署名用にフォームを送信できます。すべてのフィールドが Acrobat Sign フィールドに変換されるわけではありません。リストボックスドロップダウンボタンの各フィールドは変換されません。その他の Acrobat Sign フィールドの追加はツールバーからおこないます。

  1. Acrobat Sign フォームに変換する PDF を開きます。

  2. ツールフォームを準備を選択します。

  3. 開始」をクリックします。

    フォームが作成され、フォーム編集モードで開かれます。右側のパネルに、フォーム編集用のオプションが表示されます。ツールバーにはフィールドを追加するためのフォームフィールドツールが含まれています。

  4. 右側のパネルで「その他」をクリックし、「Acrobat Sign フォームに変換」を選択します。

  5. Acrobat Sign でサポートされないフォームフィールドが削除されることを警告するメッセージが表示されたら、「次へ」をクリックし、続いて表示される警告に対して「OK」をクリックします。

  6. フォームにフィールドを追加するには、ツールバーで目的のアイコンを選択します。フィールドを配置する場所にポインターを置き、クリックして挿入します。

    Adobe Sign 固有のフォームフィールド
    Acrobat Sign フォームの作成時または編集時、ツールバーには Acrobat Sign 固有のフォームフィールドが表示されます。

  7. フィールドに名前を付け、そのフィールドに入力または署名をおこなうユーザーを指定します。プロパティ(境界線の色、塗りつぶし、フォント、フォントサイズなど)を設定するには、フィールドをダブルクリックします。

    Adobe Sign フィールドの配置
    Acrobat Sign フィールドを最初に配置したとき、フィールドに名前を付け、そのフィールドへの署名または入力をおこなうユーザーを指定できます。

  8. 変更内容をプレビューするには、右上隅の「プレビュー」をクリックします。右上隅の「編集」をクリックして、編集モードに切り替えます。

  9. フォームを保存します。

フォームを配布し、返答を収集する方法については、Adobe Acrobat Sign フォームの配布を参照してください。

Reader ユーザーがフォームデータを保存できるようにする

通常、Acrobat Reader DC およびそれ以前のユーザーは完了したフォームの入力済みコピーを保存することができません。ただし、PDF の権限を拡張して、これらのユーザーがフォームデータを保存できるようにすることができます。Acrobat DC Pro をお持ちの場合、Acrobat Reader DC ユーザーに対して、テキストを非インタラクティブなフォームに追加するなどの追加機能を含めることができます。

注意:

以前のバージョンの Reader とは異なり、Reader XI 以降のバージョンの Reader には、テキストを追加ツールとフォームデータの保存機能の両方が備わっています。特別な拡張機能を有効にしなくても、Acrobat ユーザーは入力可能でないフォームに入力したり、注釈を追加したり、PDF にデジタル署名を適用したりできます。

  1. 単一の PDF を開くか、PDF ポートフォリオ内の 1 つのコンポーネント PDF をプレビューします。

  2. フォームを編集中の場合は、右上隅の「プレビュー」ボタンの横にある十字アイコンをクリックします。

  3. ファイルその他の形式で保存Reader 拡張機能が有効な PDF を選択し、次のオプションのいずれかを選択します。

    注釈とものさしを有効にする

    (Acrobat Pro)ユーザーが注釈を追加したり、オブジェクトデータものさし地図情報の各ツールにアクセスできます。

    その他のツール(フォームフィールドの入力と保存を含む)を有効にする

    ユーザーがインタラクティブなフォームや入力可能なフォームに入力したデータを保存できます。

入力済みのフォームをローカルに保存する際の注意

Acrobat Standard および Acrobat Pro では、Adobe Reader 8 以降のユーザーにローカルで PDF フォームに入力して保存することを許可できます。Reader 拡張機能でローカルに保存される PDF フォームを使用するときは(拡張ドキュメントと呼ばれます)、次の 2 つの点に注意してください。

配布する拡張ドキュメントの数

Acrobat Standard および Acrobat Pro の利用者は、入力用の拡張ドキュメントを任意の受信者に何人でも送信できます。例えば、Acrobat 利用者が空白のフォームテンプレートを Web ページにポストして、ユーザーにローカルで PDF フォームに入力して保存することを許可できます。このテンプレートにアクセスできるユーザーの数に制限はありません。また、この Acrobat 利用者は、入力済みのフォームから いくつでも 返答を収集できます。

拡張ドキュメントの受信者の数

Acrobat Standard および Acrobat Pro の利用者は、拡張ドキュメントを任意の受信者に 何人でも 送信できます。Acrobat 利用者は、拡張ドキュメントのコピーを いくつでも 任意の受信者に何人でも送信でき、入力済みのフォームから いくつでも 返答を収集できます。

フォームへの JavaScript の追加

JavaScript を使用すると、インタラクティブな web ページを作成することができます。拡張された JavaScript を使用すると、PDF フォームに簡単にインタラクティブ機能を統合することができます。Acrobat フォームでは、JavaScript を使用して、データの書式設定、計算、検証および動作の割り当てを行えます。Windows では、Open Database Connectivity(ODBC)を使用してデータベースに直接接続するように Adobe PDF フォームを構成することもできます。

注意:

動的なフォームを作成している場合、Acrobat Reader では一部のカスタム JavaScript がサポートされないことに注意してください。PDF に他の拡張機能を追加しなければ、Acrobat Reader で表示したときに動的なフォームが正しく機能しない場合があります。

その他のリソース

Acrobat JavaScript について詳しくは、次のリソースを参照してください。

受信者へのフォームの配布(送信)

PDF または Web フォームの配布

フォームを作成した後に、受信者に送信する方法を選択します。

  1. 右側のパネルの右下隅にある「配布」をクリックします。

  2. Acrobat がフォーム内で検出した条件に応じて、一連のメッセージが表示されます。必要に応じて画面に表示される指示に従い、フォームを保存します。

  3. 配布および収集方法を選択します。

    電子メール

    電子メールの受信トレイで返答を収集します。

    内部サーバー

    内部サーバー(SharePointネットワークフォルダーなど)上で返答の配布および収集をおこないます。詳しくは、サーバーの指定を参照してください。

    詳しくは、配布オプションの選択(レビューとフォーム用)を参照してください。

  4. 続行」をクリックし、画面に表示される指示に従ってフォームを配布します。

  5. 電子メールの受信トレイで返答を収集する場合は、次のいずれかをおこないます。
    • セミコロンで区切られた電子メールアドレスを入力するか、または「宛先」ボタンをクリックして、アドレス帳から電子メールアドレスを選択します。
    • デフォルトメッセージを編集します。
    • トラッカーが円滑に機能するよう、受信者の名前および電子メールを収集する」オプションを選択します。受信者がフォームを提出するときに、システムが名前と電子メールの入力を求めます。これにより、トラッカーで提出者と未提出者、提出の日時を確認できます。
    • 無記名での提出を収集する場合、またはトラックレベルを考慮しない場合には、このオプションの選択を解除します。
    注意:

    受信者の電子メールアドレスがわからない場合は、自分自身の電子メールアドレスを入力します。システムによりフォームへのリンクが送信されるので、それを必要な人に電子メール送信することができます。

配布されたフォームのステータスを追跡するには、右側のパネルの右下隅にある「トラック」をクリックします。詳しくは、フォームトラッカーについてを参照してください。

Adobe Acrobat Sign フォームの配布

Acrobat Sign フォームを作成したら、Acrobat Sign サービスを使用して、受信者に入力および署名を依頼するためにフォームを送信できます。

  1. 右側のパネルの右下隅にある「署名用に送信」をクリックします。

  2. 送信準備完了」をクリックします。文書が Adobe Document Cloud にアップロードされます。

  3. 文書の署名を依頼するユーザーの電子メールアドレスを入力します。必要に応じてメッセージを追加します。

  4. 送信」をクリックします。

    署名を依頼するために 1 人目のユーザーに文書が送信されたことを示す電子メールが、Acrobat Sign から送信されます。1 人目のユーザーには、文書への署名を依頼する電子メールも送信されます。そのユーザーが「署名」フィールドに自分の署名を追加して「クリックして署名」ボタンをクリックすると、その文書が次のユーザーに対して署名用に送信され、同様の手順が繰り返されます。

    署名済みの文書のコピーがすべてのユーザーに送信され、その文書のファイルは Adobe Document Cloud に安全に保管されます。

Acrobat Sign フォームのステータスをトラックするには、署名用に送信された契約書のトラックを参照してください。

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