PDF フォームの作成と配布

注意:

このドキュメントでは、Acrobat XI での手順について説明します。Acrobat DC を使用している場合は、Acrobat DC ヘルプを参照してください。

既存の文書からのフォームの作成

既存の電子文書(Word、Excel、PDF 文書など)を変換するか、紙の文書をスキャンして PDF フォームを作成することができます。Acrobat は自動でインタラクティブなフォームフィールドをフォームに追加します。このフォームを編集して、ドロップダウンリスト、リストボックス、ボタンなどの目的に応じたフォームフィールドを追加できます。

PDF に追加できるフォームフィールドの種類

A. 証明書ベースの署名フィールド B. ドロップダウンリストボックス C. テキストフィールド D. 自動メッセージバー E. チェックボックス F. ラジオボタン G. リストボックス H. ボタン 

  1. ツールバーの 作成メニューから、「フォームを作成」を選択します。

  2. 既存の文書から」を選択し、「次へ」をクリックします。

  3. 次のいずれかのオプションを選択します。

    現在の文書

    現在開いている PDF をインタラクティブなフォームに変換します。

    別のファイルを選択

    既存の電子文書(例:Word、Excel、PDF)をインタラクティブな PDF フォームに変換します。「参照」をクリックしてファイルの場所を指定します。

    紙のフォームをスキャン

    紙のフォームをスキャンして、インタラクティブな PDF フォームに変換します。

  4. 続行」をクリックし、画面に表示される指示に従います。

    フォームが作成され、フォーム編集モードで開かれます。フォームタスクパネルウィンドウに、フォーム編集用のオプションが表示されます。ツールバーにはフィールドを追加するためのフォームフィールドツールが含まれています。

  5. 作成されたフォームフィールドを確認します。タスクバーのフォームフィールドツールを使用して、フィールドを追加します。必要に応じて、フィールドの削除、サイズ変更または並べ替えをおこないます。以下の種類のうちいずれかのフォームフィールドを追加できます。

    バーコード

    ユーザー入力をエンコードし、別売りのデコード用のソフトウェアまたはハードウェアで解釈できる視覚的なパターンとして表示します。

    ボタン

    ファイルを開く、サウンドの再生、Web サーバーへのデータの送信などの変更をユーザーのコンピューターで開始します。ボタンは、画像やテキスト、およびマウスアクションによってトリガーされる視覚的な変更を使用してカスタマイズできます。

    チェックボックス

    個々の項目についての「はい」または「いいえ」の選択を表します。フォームに複数のチェックボックスが含まれている場合、ユーザーは通常、必要な数だけチェックボックスを選択することができます。

    電子署名フィールド

    ユーザーは、電子署名を使用して PDF 文書に署名することがきます。

    ドロップダウンリスト

    ユーザーは、ポップアップメニューから 1 つの項目を選択することも、値を入力することもできます。ユーザーがカスタム値を入力できるように、フォームフィールドプロパティを設定できます。

    リストボックス

    ユーザーが選択できるオプションの一覧を表示します。ユーザーが Shift キーを押しながら一覧の複数の項目をクリックして選択できるように、フォームフィールドプロパティを設定できます。

    ラジオボタン

    項目のグループを表示し、その中から 1 つの項目のみを選択できるようにします。同じ名前を共有するすべてのラジオボタンはグループとして機能します。

    テキストフィールド

    ユーザーが名前、住所、電話番号などのテキストを入力することができます。

    詳しくは、フォームフィールドの基本を参照してください。

  6. 希望のフォームに編集できたら、「フォームの編集を閉じる」をクリックします。

Adobe Sign 用フォームの作成

既存のフォームを Adobe Sign フォームに変換したり、Adobe Sign フィールドを PDF にドラッグ&ドロップしたりできます。Adobe Sign サービスを使用して、入力および署名用にフォームを送信できます。すべてのフィールドが Adobe Sign フィールドに変換されるわけではありません。リストボックスドロップダウンボタンの各フィールドは変換されません。その他の Adobe Sign フィールドの追加はツールバーからおこないます。

  1. Adobe Sign フォームに変換する PDF を開きます。

  2. ツールフォーム編集を選択します。

  3. Acrobat でフォームフィールドの検出を行うことを確認するメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックします。

  4. フォーム編集モードに移行されることを警告するメッセージが表示されたら、「OK」をクリックします。

  5. 表示されたフォームパネルウィンドウで、タスクAdobe Sign フォームに変換を選択します。

  6. Adobe Sign でサポートされないフォームフィールドが削除されることを警告するメッセージが表示されたら、「次へ」をクリックし、続いて表示される警告に対して「OK」をクリックします。

  7. フォームにフィールドを追加するには、タスクバーで目的のアイコンを選択します。フィールドを配置する場所にポインターを置き、クリックして挿入します。

  8. フィールドに名前を付け、そのフィールドに入力または署名をおこなうユーザーを指定します。プロパティ(境界線の色、塗りつぶし、フォント、フォントサイズなど)を設定するには、フィールドをダブルクリックします。

    Adobe Sign フィールドを最初に配置したとき、フィールドに名前を付け、そのフィールドへの署名または入力をおこなうユーザーを指定できます。

  9. フォームの編集が終了したら、タスクバーの「フォームの編集を閉じる」をクリックします。

  10. フォームを Adobe Sign にアップロードするには、署名署名を依頼署名用に送信を選択します。

  11. 文書は Adobe Sign にアップロードされました。」というメッセージが表示されたら、「Adobe Sign にアクセスして続行」をクリックします。Adobe Sign Web サイトが表示されたら、画面に表示される指示に従います。

目的に応じた Adobe Sign フィールドの追加

ドロップダウンリストや、データを検証したり、特定の値に制限したりするフィールドなど、目的に応じた Adobe Sign フィールドを作成することができます。特殊なテキストタグを使用してフィールドに名前を付けます。タグの構文には、フィールドの作成に必要なすべての情報が含まれます。このフィールドの機能は、Acrobat ではわかりません。このフォームを Adobe Sign Web サイトにアップロードすると、Adobe Sign でテキストタグを使用してフィールドが作成されます。

最初にフィールドを配置するときに、「名前」フィールドにテキストタグを入力します。必要に応じて、プロパティダイアログボックスの「一般」タブでその名前を編集できます(プロパティを開くには、フィールドをダブルクリックします)。Adobe Sign のテキストタグの一覧については、テキストタグを使用した Adobe Sign フォームの作成を参照してください。Acrobat でテキストタグを挿入する場合、{{tag}} のようにタグを囲む括弧は省略します。

Reader ユーザーがフォームデータを保存できるようにする

通常、Reader X およびそれ以前のユーザーは完了したフォームの入力済みコピーを保存することができません。ただし、PDF の権限を拡張して、これらのユーザーがフォームデータを保存できるようにすることができます。Acrobat Pro をお持ちの場合、Reader ユーザーに対して、テキストを非インタラクティブなフォームに追加するなどの追加機能を含めることができます。

注意:

以前のバージョンの Reader とは異なり、Reader XI には、テキストを追加ツールとフォームデータの保存機能の両方が備わっています。特別な拡張機能を有効にしなくても、Acrobat ユーザーは入力可能でないフォームに入力したり、注釈を追加したり、PDF に電子署名を適用したりできます。

  1. 単一の PDF を開くか、PDF ポートフォリオ内の 1 つのコンポーネント PDF をプレビューします。

  2. フォームを編集している場合、フォームタスクパネルウィンドウで「フォームの編集を閉じる」をクリックします。

  3. ファイルその他の形式で保存Reader 拡張機能が有効な PDF を選択し、次のオプションのいずれかを選択します。

    PDF(PDF フォームではない)でテキストの追加を有効にする

    (Acrobat Pro)ユーザーがテキストを PDF、つまり入力可能でないフラットなフォームに追加できます(以前のバージョンの Reader を使用する場合)。

    注釈とものさしを有効にする

    (Acrobat Pro)ユーザーが注釈を追加したり、オブジェクトデータものさし地図情報の各ツールにアクセスできます。

    その他のツール(フォームフィールドの入力と保存を含む)を有効にする

    ユーザーがインタラクティブなフォームや入力可能なフォームに入力したデータを保存できます。

入力済みのコピーをローカルに保存する際の制限

Acrobat Standard および Acrobat Pro ではそれぞれ、Adobe Reader 8 以降を使用しているユーザーは、ローカルで PDF フォームに入力して保存することができます。Reader の拡張機能を使用した PDF フォームのローカル保存(拡張ドキュメントと呼ばれます)には、次の 2 つの制限があります。

配布する拡張ドキュメントの数

Acrobat Standard および Acrobat Pro の利用者は、入力用の拡張ドキュメントを任意の受信者に何人でも送信できます。例えば、Acrobat 利用者が空白のフォームテンプレートを Web ページにポストして、ユーザーにローカルで PDF フォームに入力して保存することを許可できます。このテンプレートにアクセスできるユーザーの数に制限はありません。ただし、Acrobat の顧客が入力済みのフォームから収集できる返答数は 500 件のみです。この制限には、ハードコピー(提出された紙のフォーム)と電子形式の入力済みフォームの両方が含まれます。

拡張ドキュメントの受信者の数

Acrobat Standard および Acrobat Pro の顧客は、500 人までの一意の受信者に拡張ドキュメントを送信することができます。例えば、ある Acrobat の顧客が属している組織の人数が 500 人以下であるとします。この顧客は、組織内の 500 人の受信者に対して、制限なしに拡張ドキュメントのコピーを送信し、入力済みのフォームから制限なしに返答を収集することができます。

この制限はエンティティ/会社ごとに適用されるもので、単一エンティティ内の複数のユーザーがこの機能を不正に使用することはできません。Acrobat を使用するための追加ライセンスを取得しても、上記の制限数は大きくなりません。例えば、社内に Acrobat Standard 9 のユーザーが 5 人いる場合でも、同じ拡張ドキュメントを送信し、データを受信および抽出できる回数は 500 回までです。

Acrobat Standard および Acrobat Pro には、デジタル資格情報を使用して PDF 文書の特定の機能を有効にするテクノロジーが含まれています。この資格情報は、「キー」と呼ばれるソフトウェア内にあります。いかなる目的でも、このキーへのアクセス、キーの制御、無効化、削除および配布を行わないでください。

フォームへの JavaScript の追加

JavaScript を使用すると、インタラクティブな Web ページを作成することができます。拡張された JavaScript を使用すると、PDF フォームに簡単にインタラクティブ機能を統合することができます。Acrobat フォームでは、JavaScript を使用して、データの書式設定、計算、検証および動作の割り当てを行えます。Windows では、Open Database Connectivity(ODBC)を使用してデータベースに直接接続するように Adobe PDF フォームを構成することもできます。

注意:

Adobe Reader は一部のカスタム JavaScript に対応していないので、ダイナミックフォームを作成するときは、Reader で拡張機能が有効になるように PDF を設定してください。設定しないと、ダイナミックフォームを Reader で表示したときに、正しく動作しない場合があります。

その他のリソース

Acrobat JavaScript について詳しくは、次のリソースを参照してください。

受信者へのフォームの配布(送信)

PDF または Web フォームの配布

フォームを作成した後に、受信者に送信する方法を選択します。

  1. ツールフォーム配布を選択します。

  2. Acrobat がフォーム内で検出した条件に応じて、一連のメッセージが表示されます。必要に応じて画面に表示される指示に従い、フォームを保存します。
  3. 配布および収集方法を選択します。

    電子メール

    電子メールの受信トレイで返答を収集します。

    内部サーバー

    内部サーバー(SharePointネットワークフォルダーなど)上で返答の配布および収集をおこないます。詳しくは、サーバーの指定を参照してください。

    詳しくは、配布オプションの選択(レビューとフォーム用)を参照してください。

  4. 続行」をクリックし、画面に表示される指示に従ってフォームを配布します。

  5. 電子メールの受信トレイで返答を収集する場合は、次のいずれかをおこないます。
注意:

受信者の電子メールアドレスがわからない場合は、自分自身の電子メールアドレスを入力します。システムによりフォームへのリンクが送信されるので、それを必要な人に電子メール送信することができます。

Adobe Sign フォームの配布

Adobe Sign フォームを作成したら、Adobe Sign サービスを使用して、受信者に入力および署名を依頼するためにフォームを送信できます。

  1. フォームがフォーム編集モードになっている場合、タスクバーの「フォームの編集を閉じる」をクリックします。

  2. フォームをまだ保存していない場合は、保存します。

  3. フォームを Adobe Sign にアップロードするには、署名署名を依頼署名用に送信を選択します。

  4. 文書は Adobe Sign にアップロードされました。」というメッセージが表示されたら、「Adobe Sign にアクセスして続行」をクリックします。

  5. Adobe Sign Web サイトが表示されたら、画面に表示される指示に従います。

その他の関連ヘルプ

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