マニュアル キャンセル

AUSST の一般的な使用例

エンタープライズ版に適用されます。

増分同期を実行するか、フィルターを使用して特定の製品やアップデートをダウンロードします。

Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)を使用すると、アドビアプリとアップデートをサーバー上の 1 つの場所に一元的にダウンロードすることができます。

AUSST ツール

サーバーの保守

サーバーのセットアップ

一般的な使用例

4. AUSST の一般的な使用例 

社内アップデートサーバーをセットアップするには、--fresh オプションを使用して、Adobe Update Server からすべてのアドビアプリとアップデートをダウンロードするように指定します。--fresh オプションを使用して同期するには、関連するパーティションに 600 GB のディスク容量が必要です。しかし、通常、この同期を実行するのは、アップデートサーバーを初期セットアップする際の 1 回限りです。

この後は、以下のような選択的な同期を行うことができます。

  • 増分同期を実行して、アプリの新しいバージョンやアップデートのみを取得する。
  • フィルターを作成して、特定の製品をダウンロードする。

AUSST を様々なシナリオで使用する方法については、以下の一般的な使用例を参照してください。

増分同期

Adobe Update Server から増分アップデートを取得するには、次のコマンドを使用します。

Windows

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="C:\inetpub\wwwroot\updates" --incremental

macOS

AdobeUpdateServerSetupTool --root="/Library/WebServer/Documents/ausst/" --incremental

このコマンドを定期的に実行するには、反復ジョブをスケジュールします。Windows ではタスクスケジューラー、macOS では Crontab を使用します。

一般的な使用例

一般的なシナリオで AUSST を使用する方法について理解を深めるため、次の使用例を参照してください。

注意:

AUSST は、現在のアドビのデスクトップアプリと、各アプリの最新のメジャーバージョンを同期します。(Acrobat は例外です。AUSST では、最新のセキュリティアップデートを確実に使用するために、現在のバージョンのみが同期されます)。AUSST では、提供を終了したアプリのアップデートは同期されません。ダウンロード可能なアプリへのリンクは、こちらを参照してください。

 次の使用例には、SAP コードが含まれています(例えば、Photoshop 製品の SAP コードは PHSP です)。必要な場合は、SAP コード完全リストを参照してください。

使用例

コマンド

すべての製品とアップデートを同期する。

レガシー製品を含まない

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --incremental

特定の製品の最新のアップデートを同期する。

:Photoshop

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --incremental --filterProducts=<SAP コード>

 

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="C:\inetpub\wwwroot\updates" --incremental --filterProducts="PHSP"

特定のグループに対してのみ、製品の最新バージョンを同期する。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="C:\inetpub\wwwroot\updates" --incremental --filterProducts="g1(PHSP)"

特定のグループに対してのみ、製品の特定のバージョンを同期する。

特定のサブバージョンが必要な場合は、SAP コード、メインバージョン、サブバージョンをすべて指定する必要があります。

例:グループ名:g1。Photoshop v18.1.3。

「PHSP#18.0#18.1.3」は、製品が Photoshop、メインバージョンが 18、サブバージョンが 18.1.3 であることを示します

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="C:\inetpub\wwwroot\updates" --incremental --filterProducts="g1(PHSP#18.0#18.1.3)"

g1 グループのクライアント構成ファイルを生成する。

注意:

バージョン番号は、目安となるバージョンです。製品の実際のバージョン番号は異なる場合があります。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --genclientconf="<出力フォルダー>" --url="<ルートフォルダーへの URL パス>" --groupName=g1

1 つのグループに特定のバージョンを同期し、別のグループに最新のバージョンを同期する。

:g1 に PHSP 18.3.1 を同期し、g2 グループに Dreamweaver の最新バージョンを同期する。

注意:

バージョン番号は、目安となるバージョンです。製品の実際のバージョン番号は異なる場合があります。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --genclientconf="<出力フォルダー>" --url="<ルートフォルダーへの URL パス>" -- groupName=g1

 

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --genclientconf="<出力フォルダー>" --url="<ルートフォルダーへの URL パス>" -- groupName=g2

 

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="C:\inetpub\wwwroot\updates" --incremental --filterProducts="g1(PHSP#18.0#18.1.3)|g2(DRWV)"

以前に作成したグループのすべての製品を同期する。

注意:フィルターやグループを定義した場合は、--incremental オプションとともに指定します。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --incremental

どのグループにも含まれないすべての製品とアップデートを同期する。

注意:

すべてのフィルターやグループを削除し、最新のアプリと製品をすべて同期します。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --incremental --filterProducts="()"

不要な古い製品を削除します。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --cleanup

  • cleanup オプションは、incremental オプションで使用された最後のフィルターに基づいて AUSST サーバーでダウンロードされた製品を削除します。つまり、クリーンアップを実行するには、incremental オプションとは別のコマンドで実行する必要があります。
    また、クリーンアップ操作後に一部の製品を保持する場合は、incremental オプションの一部として filterProducts でそれらの製品を指定する必要があります。
    例:Photoshop と Illustrator を除くすべての製品をクリーンアップするには、次のコマンドを個別に実行します。
  1. AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --incremental --filterProducts="PHSP, ILST"
  2. AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --cleanup
  • incremental を使用した直後に cleanup オプションを使用することはできないため、次のように incremental オプションで最後に使用したフィルターを確認することができます。
    コマンドウィンドウ(Windows)またはターミナル(macOS)で、次のコマンドを実行します。
    Windows
    powershell -command "& {Get-Content <ffc.xml ファイルのパス> -Tail 5}"
    FFC ファイルがサーバー上にある場合のサンプルパス:/<サーバー>/ACC/services/ffc/products/ffc.xml
    macOS
    tail -f <ffc.xml ファイルのパス>
    FFC ファイルがサーバー上にある場合サンプルパス: /<サーバー>/ACC/services/ffc/products/ffc.xml
    これらのコマンドにより、ffc.xml ファイルの最後の数行が表示されます。
フィルターコマンドを示す FFC XML ファイル

  • クリーンアップオプションを使用すると、次のプロンプトが表示されます。

このプロンプトを回避するには、slient オプションを使用します。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<root folder>" --cleanup --silent

 

製品を含むすべてのグループを取得します。

groups.xml ファイルは filterFilePath の場所に作成されます。

AdobeUpdateServerSetupTool.exe --root="<ルートフォルダー>" --gengroupconfig --filterFilePath="<出力フォルダー>\groups.xml"

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合