Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)を使用すると、アドビアプリとアップデートをサーバー上の 1 つの場所に一元的にダウンロードすることができます。
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AUSST とは
大規模法人環境では、通常、多数のユーザーが様々なアドビアプリやアップデートを必要としています。各ユーザーは、アプリを個別にダウンロードしてインストールする必要があります。すべてのエンドユーザーにアドビのサーバーから個別にアプリをダウンロードしてインストールすることを許可すると、組織のネットワーク帯域幅が大量に消費されます。
ネットワーク帯域幅の消費の問題に対処するために、アドビでは Adobe Update Server Setup Tool(AUSST)を提供します。AUSST を使用すると、アドビアプリとアップデートを一元的にサーバー上の 1 つの場所にダウンロードすることができます。AUSST を実装した後、エンドユーザーが、内部アップデートサーバーからアドビアプリとアップデートをダウンロードするようにリダイレクトすることができます。これにより、アドビのサーバーからのダウンロードは、アプリまたはアップデートごとに 1 回だけですみます。
- AUSST は、現在のアドビのデスクトップアプリと、各アプリの最新のメジャーバージョンを同期します。(Acrobat は例外です。AUSST では、最新のセキュリティアップデートを確実に使用するために、現在のバージョンのみが同期されます)。AUSST では、提供を終了したアプリのアップデートは同期されません。ダウンロード可能なアプリへのリンクは、こちらを参照してください。
- Windows と macOS の両方のプラットフォーム用のアプリおよびアップデートがダウンロードされます。AUSST によって同期されるアプリとアップデートを Adobe Creative Cloud デスクトップアプリからインストールでき、AUSST によって同期されるアップデートを Remote Update Manager(RUM)からインストールできます。
- AUSST は、基本バージョンがなくてもデプロイできるアプリもホストできます。これらのアプリは、Adobe Creative Cloud デスクトップアプリを使用してインストールできます。
- 現在、AUSST は Substance アプリをホストしていません。
- Creative Cloud デスクトップアプリは AUSST を使用して更新することはできません。したがって、ユーザーが定期的に更新するか、管理者が更新パッケージをデプロイする必要があります。
AUSST Web サーバーの必要システム構成
AUSST をホストする web サーバーで推奨される構成は次のとおりです。
ディスク容量 |
完全な同期に必要な最小容量:600 GB(アドビアプリのサイズによって異なる場合があります) |
オペレーティングシステム |
|
RAM の要件 |
|
完全な新規同期には約 600 GB が必要です(アドビアプリのサイズによって異なる場合があります)。選択的な同期については、一般的な使用例を参照してください。
デプロイオプション
AUSST、RUM、Creative Cloud デスクトップアプリでサポートされているアプリとアップデートを次の表に示します。
製品/製品アップデートの種類 |
AUSST による同期 |
Adobe Creative Cloud デスクトップアプリによるインストール |
RUM によるインストール |
アプリケーションが AUSST でホストされる最新の製品(リスト) |
〇 |
〇 |
X |
製品のアップデート |
〇 |
〇 |
〇 |
Acrobat のアップデート |
〇 |
X |
〇 |
AUSST を使用する理由
大規模法人環境では、様々な設定を使用して Admin Console で作成したパッケージを介してアプリとアップデートをエンドユーザーに提供します。AUSST により、すべての利用可能なセットアップで、すべてのアプリとアップデートが Adobe Update Server から一度ダウンロードされ、組織全体のエンドユーザーに提供されます。
Creative Cloud デスクトップアプリをインストールし、エンドユーザーにアプリとアップデートのインストールを許可します。
管理者特権でセルフサービスパッケージまたはマネージドパッケージを作成すると、ユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリにアクセスすることができるようになります。これにより、ユーザーは(パッケージ構成オプションに基づき)アプリとアップデートをダウンロードしてインストールすることができます。
内部アップデートサーバーをセットアップすると、Adobe Update Server と同期するたびに、アプリとアップデートがダウンロードされます。設定ファイルが配置されると、エンドユーザーのアップデートが内部アップデートサーバーからダウンロードされます。
ユーザーのコンピューターをセットアップするときに製品構成グループを作成した場合、指定した製品のみが Creative Cloud デスクトップアプリで(インストールおよびアップデートの対象として)利用できます。製品構成グループについて詳しくは、内部アップデートサーバーのメンテナンスを参照してください。
AUSST は、Creative Cloud デスクトップアプリ自体のアップデートはサポートしていません。
アプリをインストールし、エンドユーザーによるアップデートのインストールを許可する
マネージドパッケージを作成して、アプリパネルを有効にする場合、ユーザーはインストールしたアプリのヘルプ/アップデートメニューからアプリをアップデートすることができます。
内部アップデートサーバーをセットアップすると、アプリとアップデートを Adobe Update Server から一度ダウンロードするだけで済みます。この後、ユーザーのアップデートは内部アップデートサーバーからダウンロードされます。
パッケージを介してアプリをインストールし、Remote Update Manager を介してアップデートをインストールする
管理者特権でセルフサービスパッケージまたはマネージドパッケージを作成すると、ユーザーは Creative Cloud デスクトップアプリにアクセスすることができるようになります。これにより、ユーザーは(パッケージ構成オプションに基づき)アプリとアップデートをダウンロードしてインストールすることができます。
内部アップデートサーバーをセットアップすると、アプリとアップデートを Adobe Update Server から一度ダウンロードするだけで済みます。内部アップデートサーバーを使用するようにエンドユーザーのコンピューターをセットアップすると、アプリとアップデートがこの内部サーバーからダウンロードされます。
デフォルトでは、内部アップデートサーバーを使用するようにエンドユーザーのコンピューターをセットアップすると、エンドユーザーのコンピューターは、内部アップデートサーバーからすべてのアドビアップデートを受け取ります。これは、何らかの理由で内部アップデートサーバーが利用できない場合、エンドユーザーのコンピューターはアドビアップデートを取得しないことを意味します。
次の環境設定を使用して、内部アップデートサーバーが使用できない場合にエンドユーザーのコンピューターがアドビサーバーからアドビアップデートを確実に取得できるように設定してください。
-
Admin Console にログインし、パッケージ/環境設定に移動します。
次のステップ
1. 内部アップデートサーバーをセットアップする
2. 内部アップデートサーバーを指すようにクライアントをセットアップする
3. 内部アップデートサーバーのメンテナンス