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コンテンツログ

企業は、エンドユーザーがどのようにアセット(フォルダー、ファイル、ライブラリなど)を使用しているかについて情報を入手できます。

概要

システム管理者は、Admin Console からコンテンツログという詳細レポートをダウンロードできます。これらのレポートは、エンドユーザーが企業アセットをどのように使用しているかに関する情報を提供します。

エンドユーザーがアセットを操作(作成や更新などのアクション)すると、詳細はログファイルに記録されます。これらのログファイルを書き出して、組織が所有する Creative Cloud および Document Cloud アセットでユーザーが実行する操作を追跡できます。アセットをアドビのクラウドストレージソリューションに移行すればするほど、結果の信頼性が高くなります。

注意:

コンテンツログには、自分が所有するディレクトリ内のユーザーの詳細のみが含まれます。信頼されたディレクトリ内のユーザーの詳細は含まれません。ディレクトリについて詳しくは、ディレクトリの信頼性を参照してください。

 

Enterprise ID と Federated ID ユーザーが管理するアセットをトラッキングできます。Adobe ID ユーザーによるこれらのアセットの使用方法をトラッキングすることもできます。

ただし、エンタープライズストレージに移行され、組織によって認証された Adobe ID ユーザーのアセットのみトラッキングおよび管理できます。個人用の Adobe ID の場合、個人が自分のアセットを法的に管理します。Adobe ID から Enterprise ID または Federated ID にユーザーを移行する方法を参照してください

注意:

アドビでは、エンタープライズストレージなど、エンタープライズレベルの機能をはじめとするメリットを提供するため、既存のすべての Adobe ID を Business ID に移行しています。企業の新規のお客様はすべて、チームメンバーに Business ID を使用することになります。

お客様の組織のこのアップグレードスケジュールが確定した際に、事前にお知らせします。詳しくは、「Adobe Creative Cloud:グループ向けとエンタープライズ向けのアカウントの更新」を参照してください。お客様は、組織が移行されるまで、引き続き Adobe ID タイプを使用して組織にアクセスできます。移行後は、Adobe ID では組織にアクセスできなくなります。

以下のユーザーのアクションについて、Admin Console からコンテンツログをダウンロードできます。

アクション 説明
作成日 ユーザーがアイテムをアップロード、インポート、作成、またはコピーした日
読み取り日 ユーザーが web からファイルやライブラリをダウンロードし、デバイスにローカルに保存するか、オフラインで利用できるようにした日
更新日 ユーザーがアイテムを編集して保存した日
移動日 ユーザーがアイテムをある場所から別の場所に移動するとき
完全に削除した日 ユーザーがアイテムを完全に削除した日
招待送信日# ユーザーが共有アイテムに共同作業者を追加した日
招待承認日# ユーザーが共同作業者としての共有アイテムへの参加招待を承認した日
共同編集者の役割変更日# ユーザーが共同編集者の役割を変更した日
公開リンク作成日# ユーザーが公開リンクを作成した日
公開リンク読み取り日
ユーザーが公開リンクを読み取った日
公開リンク削除日# ユーザーが公開リンクを削除した日
要求されたアクセス
ユーザーがアイテムへのアクセスを要求した日
管理対象アクセス
アイテムの所有者がアクセス要求に対応した日
共同作業者が自動追加された日
自動追加が有効になっている公開リンクにアクセスすることにより、認証されたユーザーが共同作業者としてアセットに追加された日

# Adobe InDesignとAdobe Expressではアクションは記録されません

注意:

Lightroom、Lightroom Classic、Lightroom Mobile、Lightroom Web、Behance、Adobe Stock 内に格納されたアセットに対して実行されたアクションは記録されません。

コンテンツログの作成

組織のコンテンツログを表示するには、次の手順を実行します。

  1. Admin Console で、設定コンテンツログに移動します。

  2. レポートを作成」をクリックします。

  3. 日付範囲を選択するには、「レポートを作成」をクリックします。

    日付範囲は現地時間です。

    過去 90 日間に発生したユーザーアクティビティのログを作成できます。 レポートのダウンロードの準備が完了すると、通知メールが送られてきます。

  4. 通知を受け取ったら、Admin Console 内のコンテンツログにある「ダウンロードファイル」をクリックします。コンテンツログレポートには、複数ファイルを含めることができます。各ファイルの最大サイズは 100 MB です。

    レポートは、Admin Console で 7 日間表示することができます。削除された後は、日付範囲が過去 90 日間以内であれば、同じ期間でレポートを再度生成することができます。

    注意:

    多数のユーザーを抱える組織の場合、出力される 90 日間のコンテンツログレポートが膨大となり、多数のファイルを含むことがあるため、使用のブラウザーによっては、すべてを完全にダウンロードできない可能性があります。コンテンツログレポートをダウンロードできない場合は、選択された日付範囲を狭めてお試しください。操作性向上のために、一部のブラウザーでは初期設定を編集することで、各ダウンロードが始まる前に毎回ファイルの保存場所を確認するメッセージが表示されないようにできます。

    日付範囲

    時刻は UTC で表示されます。場所によっては、レポート作成時に選択した日付範囲と異なる場合があります。

    作成日

    レポート作成時の現地時間を表示します。

レポートは、csv ファイルとしてダウンロードされます。ダウンロードしたファイルのフィールドの説明については、ログスキーマを参照してください

リリースノート

お客様の組織が法人向けストレージモデルに更新された場合、以下の問題が発生する可能性があります。Admin Console に「ストレージ」タブが表示されていれば、新しいストレージモデルです。

  • ログには、「<サービス名>@adobe.com」というメールアドレスで識別されるシステムユーザーからのイベントなど、内部のシステムイベントが含まれる場合があります。
  • 内部システムイベントのログは、顧客のディレクトリに存在しないパスが含まれている場合があります。 
  • 一部のログエントリでは、パス列に [creative_cloud] または [document_cloud] というプレフィックスが付いていない場合があります。

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