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デプロイの計画

パッケージを作成する場合には、事前に十分検討して計画する必要があります。この記事では、その計画に必要なすべての情報を提供します。計画プロセスには、次のような複数の手順があります。

  • ユーザーグループとそのアプリケーションニーズを特定する。
  • これらのユーザー用に特定のアプリケーションをインストールするために作成する必要のあるパッケージを特定し、パッケージのデプロイ方法を決定する。

この記事では、これらの計画手順を 1 つずつ取り上げています。

ユーザーグループとそのニーズの特定

企業内の固有のユーザーグループごとに 1 つ以上の展開パッケージが必要になります。最初の計画手順は、業務を行うために特定のアプリケーションまたはアプリケーションのセットを必要とする各ユーザーグループを特定することです。自分自身または社内の他のユーザーが既に Creative Cloud グループ版のサブスクリプションを購入していた場合、この手順は間違いなく実行済みですが、計画のこの段階において役に立つ形で文書化されているとは限りません。

この時点では、次の項目を特定する必要があります。

  • グループ名:ソフトウェアサブスクリプションを使用する各ユーザーグループを特定します。ユーザーグループを特定するために選択するラベルは、自分だけが使用します。ラベルがデプロイメントパッケージに含まれることはないため、命名方法に関して規則はありません。
  • 必要とされる主要なアプリケーション:各ユーザーグループについて、そのグループ内のユーザーが業務を行うために必要とするアプリケーションの一覧を作成します。
  • 製品:一覧に示したアプリケーションが含まれる製品(複数可)を特定します。この一覧は、単体製品および Suite 製品の名前で構成されます。
  • プラットフォーム:各製品のプラットフォーム(Windows または Mac OS、またはその両方)を特定します。

パッケージ一覧の作成

ユーザーグループおよび、各グループが業務を行うのに必要なアプリケーションの完全な一覧を作成したら、これらのユーザー用の特定のアプリケーションのデプロイに必要なパッケージ数を決定できます。パッケージ数と各パッケージの内容を決定するには、Adobe 製品およびパッケージ設計に関するいくつかの概念を理解する必要があります。

パッケージ数の計算

1 つのプラットフォームのみを選択した場合、パッケージ数は 1 となります。両方のプラットフォームを選択した場合、パッケージ数は 2 となります。これらの数字を、記事の後半で紹介する計画シートの例の「パッケージ数」列に記録します。

各パッケージの名前の指定

この時点でパッケージに名前を付けることができます。一覧の各パッケージについて簡潔でわかりやすい名前を選択します。同じパッケージの Mac OS および Windows バージョンがある場合は、共通のパッケージ名を選択し、その名前に「Win」または「Mac」と追加することもできます。意図したユーザーグループや使用方法が容易に特定できるような名前を付けてください。

注意:

パッケージ名は、パッケージファイルを格納するシステム上のフォルダーに名前を付けるために使用されるので、フォルダー名に適用されるオペレーティングシステムの制約と同様の制約が、選択するパッケージ名にも適用されます。

計画シートの例

すべての情報を一か所にまとめるために、次のような計画シートを作成できます。

グループ名

必要とされる主要なアプリケーション

プラットフォーム

パッケージ数

パッケージ名

ライター

InDesign

Win64

1

InDesign-only

写真家

Photoshop

Mac Win32

2

PhotoMac
PhotoWin

レイアウトのチーム

Photoshop、Illustrator、InDesign

Mac

1

レイアウト

web 作成者

Dreamweaver、Flash、Fireworks

Mac Win32

2

WebMac
WebWin

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