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はじめに
Adobe Creative Cloud ストレージが更新され、Creative Cloud アプリケーション全体でストレージの完全な制御と表示が可能になりました。ストレージ容量に対する柔軟性が増し、エンドユーザーは組織が購入したストレージ量まで使用できます。
更新が適用されたアドビストレージが組織にプロビジョニングされると、管理者用の「ストレージ」タブが Admin Console に表示されます。システム管理者の場合、「ストレージ」タブで個人ユーザーフォルダーと共有ストレージを管理できます。また、個々のユーザーが使用している容量や、全ユーザーが使用している全体の容量も確認できます。このタブは、ストレージ管理者の役割を委任したユーザーにも表示されます。
Admin Console の「ストレージ」タブでは、個人ユーザーフォルダーにアクセスしたり、ユーザー名またはメールでフォルダーを検索したりできます。
現在、お客様を新しい共有ストレージモデルに移行中です。組織が移行されると、Admin Console に「ストレージ」タブが表示されます。
「ストレージの概要」ページでは、クォータ使用率がすべて表示されます。組織に割り当てられている合計ストレージ、消費されているストレージ量、および利用可能な残量に関する情報が提供されます。このページには、割り当て済みクォータや消費率など、クォータの最上位コンシューマーのスナップショットも表示されます。また、ユーザーのリスト全体と共に各ユーザーが使用しているストレージ容量を表示するよう選択することもできます。ストレージの消費グラフには、以下の情報が示されます。
- 個々のユーザーフォルダー : ユーザーがアクティブか非アクティブかを問わず、すべてのユーザーによって使用されているクォータ。
- 共有ストレージ:Creative Cloud ライブラリで使用されるクォータ。
- その他 : ストレージレポートと ZIP フォルダーで使用されているクォータ。ユーザーが組織から削除されると、そのユーザーのコンテンツが ZIP フォルダーに追加されます。ユーザーを「非アクティブユーザー」タブから完全に削除したときに、ユーザーの ZIP フォルダーを削除できます。
ストレージリポジトリー
ユーザーがアップロードしたすべてのコンテンツは、組織が所有するストレージリポジトリー内に格納されます。デフォルトでは、このリポジトリーに付ける名前は、Admin Console 上の組織の名前と同じです。組織の設定後に Admin Console 上の組織名を変更することはできませんが、ストレージリポジトリーの名前は変更できます。
複数の組織間で共有するライブラリをエンドユーザーがアップロードすると、ストレージリポジトリー名を使用して、共有する組織を知ることができます。
ストレージリポジトリー名を変更
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Admin Console にログインし、「ストレージ」タブに移動します。
ストレージリポジトリー名が「ストレージの概要」タブに表示されます。また、デフォルトでは、リポジトリー名は Admin Console 組織名です。
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「編集」をクリックします。
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ストレージリポジトリー名の編集画面で、名前を更新し、「保存」をクリックします。
共有ストレージページでは、共有フォルダーの詳細を表示、検索、削除できます。共有フォルダーは、Creative Cloud ライブラリの保存に使用され、組織のすべてのユーザーと自動的に共有されます。Creative Cloud ライブラリを使用すると、クリエイティブプロセスのクリック数が減少して作業がスピードアップします。またデザイナーが適切なアセットを簡単に使用でき、組織がアセットの使用を管理できます。詳しくは、ビジネス用の Creative Cloud ライブラリを参照してください。
共有フォルダーの詳細の表示
管理者は、エンドユーザーに関する情報やアセットライブラリ内でのフォルダーパスなど、共有フォルダーの詳細を表示することができます。
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詳細を表示するフォルダーを選択します。
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「詳細」をクリックします。
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右のパネルでフォルダーの詳細を確認します。
個人ユーザーフォルダーページには、「アクティブユーザー」タブと「非アクティブユーザー」タブがあります。「アクティブユーザー」タブには、現在システム内にあるエンドユーザーのフォルダーが一覧表示されます。「非アクティブユーザー」タブには、システムから削除されたユーザーのフォルダーが一覧表示されます。どちらのカテゴリでもフォルダーの詳細を表示できます。非アクティブユーザーのフォルダーを完全に削除することもできます。
ユーザーフォルダーの詳細の表示
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ユーザーの種類に応じて、関連するタブを開きます。
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目的のフォルダーを選択して、「詳細」をクリックします。
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右のパネルでフォルダーの詳細を確認します。
非アクティブユーザーのフォルダーの削除
「非アクティブユーザー」タブのフォルダーのリストから、非アクティブユーザーフォルダーを完全に削除できます。フォルダーを完全に削除する前に、そのコンテンツをアクティブユーザーに転送し、そのユーザーがそのコンテンツを正しく受領したことを確認できます。完全に削除すると、コンテンツは復元できません。
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「非アクティブユーザー」リストからフォルダーを選択します。
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「完全に削除」をクリックします。
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オプションの一覧から次のいずれかを選択し、「次へ」をクリックします。
- 今すぐコンテンツを共有:フォルダーのコンテンツがメールで指定されたユーザーに送信されます。このオプションを選択した場合は、コンテンツを受信する指定ユーザーのメールアドレスを指定してください。
- 後でコンテンツを共有:フォルダーのコンテンツは、完全に削除されるまで「非アクティブユーザー」タブに残ります。
- コンテンツを完全に削除:コンテンツを共有するためのオプションなしで、フォルダーが完全に削除されます。
詳しくは、ユーザーからのアセットを再利用するを参照してください。
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再度「完全に削除」をクリックしてアクションを確定します。
「ストレージ」タブは、システム管理者とストレージ管理者が利用できます。この「ストレージ」タブにアクセスできるためには、Admin Console でユーザーを追加してから、システム管理者権限またはストレージ管理者権限をユーザーに付与する必要があります。
ストレージ管理者の追加
ストレージ/管理者に戻ると、新しく追加されたストレージ管理者がリストに表示されます。
ストレージ管理者の削除
ストレージ管理者を削除すると、そのユーザーがシステム管理者権限も持っていない限り、そのユーザーは「ストレージ」タブにアクセスできなくなります。