Adobe Acrobat Sign Solutions の HIPAA 設定

最終更新日 : 2024年6月7日

HIPAA コンプライアンスの実施要件を有効にする

この記事は、Adobe Acrobat Sign Solutions で提携事業者契約(BAA)に署名しているお客様を対象としています。保護医療情報(PHI)は、BAA が完了するまで Acrobat Sign で処理することはできません。

  • BAA を導入していないお客様は、「リンクされた提携事業者契約」設定を有効にできない場合があります。
  • HIPAA 対応機能は、エンタープライズ版またはビジネス版サブスクリプションプラン向けの Adobe Acrobat Sign を通じてのみご利用いただけます。すべてのアカウントが有効化の対象となるわけではありません。
  • HIPAA 設定を有効にすると、Salesforce Document Builder が使用できなくなります。HIPAA コンプライアンスを必要とする、Salesforce の顧客は、代わりに Salesforce 結合マッピングを使用する必要があります。
無効になっている「医療機関のお客様」設定がハイライト表示された管理メニューのグローバル設定

BAA に署名すると、アドビはバックエンド設定を更新して設定がオンになり、「リンクされた提携事業者契約」が表示されます。
この設定は閲覧限定であり、お客様側の管理者は編集を許可されていません。

有効になっている「医療機関のお客様」設定がハイライト表示された管理メニューのグローバル設定

BAA に署名し、バックエンド設定を有効にした場合は、次に示すアドビの一般的なセキュリティ上の推奨事項を使用して、PHI データを使用するために Acrobat Sign アカウントを強化できます。

メモ

これらは、アドビの推奨事項です。お客様は、Acrobat Signアカウント内で適切なプライバシーおよびセキュリティ保護対策を実施する責任を負います。

アカウントで SAML/フェデレーション認証を使用することを強くお勧めします。

  • Adobe Admin Console を使用してユーザーのアクセス権を管理するアカウントは、ここで確認
    できます。
  • Acrobat Sign のネイティブ ID システムを使用しているアカウントは、アカウントレベルの管理者としてログインし、アカウント設定/SAML 設定に進むと、SAML 設定にアクセスできます。
    • SAML モード」は「必須
      」に設定する必要があります。
SAML モード設定がハイライト表示されている管理メニューの SAML 設定

Acrobat Sign web アプリケーション内でユーザーを管理するアカウント(Adobe Admin Console または SAML使用しない)では、強力な認証コントロールを設定する必要があります。

アカウントレベルの管理者としてログインし、次の操作を行います。

  1. アカウント設定/セキュリティ設定に移動します。
  2. 設定:
    • シングルサインオン設定
      • Adobe ID」を無効にします。
      • OpenID」を無効にします。
    • アカウント記憶設定:
      • アカウント記憶設定」を無効にします。
    • ログインパスワードポリシー(注:Adobe Admin Console を使用してアクセス権を管理するアカウントは、次のコントロールにはアクセスできません
      • 「パスワード期間ポリシー」を有効にし、パスワードを 3 か月ごと(またはそれ以下)に変更する必要があります。
      • 「パスワード履歴ポリシー」を有効にし、過去 10 個以上のパスワードを再利用できないようにします。
      • アカウントがロックされる前にユーザーが 5 回までログイン試行できるようにします。
    • ログインパスワードの強さ:
      • 」に設定します。
      • Adobe Admin Console を使用するアカウントでは、アカウントを「より安全」に設定します。
    • Web セッション期間:
      • 非アクティブ時間を 10 分に設定します。
    • 文書リンクの有効期限
      • リンクの有効期限を 2 日以下に設定します。
  3. 変更内容を保存します。
推奨されるセキュリティ設定がハイライト表示されている管理者メニューのセキュリティ設定

電子メールは一般的に、電子的な個人医療情報を送信する際には安全性の低い媒体とみなされます。これは、いくつかの方法で通知が ePHI 漏洩の原因となり得るためです。 

契約書の名称が通知に記載されるため、契約書のタイトルには患者情報(患者名など)を決して使用しないように注意してください。 

また、契約書自体に ePHI が含まれているため、通知に契約書を添付すると、電子メールが傍受された場合に ePHI が公開される可能性があります。

  1. アカウント設定/グローバル設定/電子メールに署名済み文書の PDF コピーを添付
    の順に選択します。
    • 値を「設定しない」に設定します。
    • 署名済みの契約書を表示するためのリンクを電子メールに含める」をオフにします
    • 契約書の最初のページの画像を電子メールに含める」をオフにします
  2. 変更内容を保存します。
PDF の追加と、電子メールへの画像やリンクの表示を行うためのコントロールがハイライト表示された管理メニューのグローバル設定。

注意

Acrobat Sign 契約書のファイル名に個人情報を使用しないでください。

契約書の名前は電子メールで公開されます。

完了した契約書は、表示方法が PDF であってもオンラインであっても、セキュリティ保護される必要があります。

コンテンツ保護によるオンラインアクセスのセキュリティ保護

  1. 送信設定/コンテンツ保護に移動します。
    • 契約書を表示する前に、内部ユーザーと外部ユーザーの両方に対して要件を有効にします。
    • 代替の認証方法を使用できない場合に電子メール OTP を使用」を有効にします。
    • 最大失敗試行回数の値が 5 以下になっていることを確認します。
  2. 変更内容を保存します。
コンテンツ保護コントロールがハイライト表示されている管理メニューの送信設定

パスワードによる PDF のセキュリティ保護

  1. 送信設定/署名済み文書のパスワード保護に移動します。
    • 値を「送信者が署名済みの文書をパスワード保護することを強制」に設定します。
  2. 変更内容を保存します。
「署名済み文書のパスワード保護」コントロールがハイライト表示されている管理メニューの送信設定。

  1. セキュリティ設定/文書のパスワード強度に移動します。
    • 値を「」に設定します。
  2. 変更内容を保存します。
「文書のパスワード強度」コントロールがハイライト表示されている管理者メニューのセキュリティ設定

メモ

アカウント管理者には、アカウント設定/セキュリティ設定で他のセキュリティ設定を確認することを強くお勧めします。

提携事業者契約(BAA)への署名

保護医療情報を Acrobat Sign で処理する前に、お客様の組織はアドビとの提携事業者契約を締結する必要があります。    

販売担当者またはチャネル担当者に連絡して、適格性を確認し、Adobe と BAA を確立してください。

BAA の資格について販売担当者またはチャネル担当者に問い合わせる場合は、Acrobat Sign アカウントのアカウント ID を含める必要があります。アカウント ID は、アカウントレベルの管理メニューの「グローバル設定」セクションにあります。

アカウント ID がハイライト表示されている管理メニューのグローバル設定ページ

 

BAA に同意して履行すると、BAA をリンクするためのチェックボックスがオンになり、アカウントが有効になります。 

有効になっている「医療機関のお客様」設定がハイライト表示された管理メニューのグローバル設定