Photoshop(PSD)ファイルから Illustrator にアートワークを読み込むには、開くコマンド、配置コマンド、ペーストコマンドおよびドラッグ&ドロップ機能を使用します。

Illustrator では、レイヤーカンプ、編集可能なテキスト、パスなど、Photoshop のほとんどのデータを使用できます。 つまり、Photoshop と Illustrator の間では、アートワークの編集機能を失うことなくファイルを受け渡すことができます。 2 つのアプリケーション間でファイルを転送しやすいように、表示が無効になっている調整レイヤーが Illustrator に読み込まれ(アクセスはできません)、Photoshop に再び書き出すと復元されます。

特色(ファイルごとに最大 31 チャンネル)は、単一の N チャンネルラスタライズ画像として読み込まれ、プロセスカラー画像上に配置されます。 特色は、Photoshop での名前と同じ名前のカスタムカラーとしてスウォッチパネルに追加されます。 読み込まれた特色は正しく色分解されます。

ダブルトーンの PSD ファイルは、256 個のインデックスからなるカラースペースとダブルトーンインキをすべて含んだ N チャンネルカラースペースを持つ統合ラスタライズ画像として読み込まれます。 Illustrator では、N チャンネルが使用されるので、Photoshop で設定されている描画モードの相互関係が異なって表示される場合があります。 古いカラーライブラリのインキカラーはグレーに設定されます。

Photoshop データを変換するときに、警告メッセージが表示される場合があります。 例えば、16 ビットの Photoshop ファイルを Illustrator に読み込むと、その画像が 8 ビットの単一コンポジットとして読み込まれることを知らせるメッセージが表示されます。

Photoshop 読み込みオプション

複数のレイヤーを含む Photoshop ファイルを開くか配置するときには、次のオプションを設定できます。

レイヤーカンプ

Photoshop ファイルがレイヤーカンプを含む場合、読み込む画像のバージョンを指定します。 「プレビューを表示」を選択すると、選択したレイヤーカンプのプレビューが表示されます。 「コメント」テキストボックスには Photoshop ファイルのコメントが表示されます。

リンクの更新時

レイヤーカンプを含むリンクされた Photoshop ファイルを更新するときに、レイヤーの表示設定をどう処理するかを指定します。

配置時のレイヤー表示を維持

ファイルを最初に配置したときのレイヤーカンプのレイヤー表示の状態に基づいて、リンクされた画像を更新します。

Photoshop のレイヤー表示を使用

Photoshop ファイルの現在のレイヤー表示の状態に基づいて、リンクされた画像を更新します。

Photoshop レイヤーをオブジェクトに変換

アピアランスを保持したまま、できるかぎりレイヤー構造と編集可能なテキストを保持します。 ただし、Illustrator でサポートされていない機能がファイルに含まれている場合、アートワークのアピアランスはレイヤーを結合およびラスタライズすることで保持されます。 以下に例を挙げます。

  • ディザ合成描画モードを使用するレイヤーセットや、クリッピングマスク内のすべてのレイヤーが 1 つのレイヤーに結合されます。

  • 調整レイヤーおよび「ノックアウト(抜き)」のオプションを使用したレイヤーは、基礎となるレイヤーと結合されます。透明ピクセルを含み、描画モードとして覆い焼きカラー、焼き込みカラー、差の絶対値、焼き込み(リニア)、覆い焼き(リニア)、ビビッドライト、リニアライト、ピンライトを使用しているレイヤーも同様に結合されます。

  • レイヤー効果が適用されたレイヤーは結合される可能性があります。結合方法はレイヤーの描画モード、透明ピクセル有無、レイヤーの描画オプションによって異なります。

  • 結合が必要な非表示のレイヤーは破棄されます。

注意:「Photoshop レイヤーをオブジェクトに変換」オプションは、Photoshop ファイルをリンクするときは使用できません。

複数の Photoshop レイヤーを 1 つの画像に統合

ファイルを単一のビットマップ画像として読み込みます。 変換されたファイルでは、ドキュメントのクリッピングパスを除いて、個々のオブジェクトは保持されません。 不透明部分は画像の一部として保持されますが、編集はできません。

非表示のレイヤーを読み込み

非表示のレイヤーも含めて、Photoshop ファイルからすべてのレイヤーを読み込みます。 このオプションは Photoshop ファイルをリンクするときは使用できません。

スライスの読み込み

Photoshop ファイルに含まれているスライスを保持します。 このオプションは、スライスを含むファイルを開く、または埋め込むときのみ使用できます。

Photoshop から Illustrator への画像の一部の移動

  1. Photoshop で、移動するピクセルを選択します (詳しくは、Photoshop ヘルプを参照してください)。

  2. 次のいずれかの操作を行います。

    • Photoshop で選択した範囲をコピーし、Illustrator 上にペーストします。 Photoshop でコピーコマンドを選択したときに、レイヤーマスクがアクティブになっていると、メインのレイヤーではなくマスクがコピーされます。

    • Photoshop の移動ツールを選択して、選択範囲を Illustrator にドラッグします。 Illustrator では透明なピクセルが白に変換されます。

Photoshop から Illustrator へのパスの移動

  1. Photoshop で、パスコンポーネント選択ツールまたはパス選択ツールを使用して、移動するパスを選択します。

    シェイプベクトルマスク、作業用パス、保存されたパスなど、パスパネルに表示されるパスまたはパスセグメントを選択できます。 パスの選択について詳しくは、Photoshop ヘルプを参照してください。

  2. Illustrator にパスをコピー&ペーストするか、またはパスをドラッグします。

  3. ペーストオプションダイアログボックスで、ペーストするパスの形式(複合シェイプまたは複合パス)を選択します。 複合パスとしてペーストする方が処理時間は短くなりますが、編集機能の一部が失われる可能性があります。

    注意:

    Photoshop ドキュメントからピクセル抜きですべてのパスを読み込むには、Photoshop でファイル/書き出し/Illustrator へのパス書き出しを選択し、 書き出したファイルを Illustrator で開きます。

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