ドキュメントとファイルの作成および操作では、パネル、バー、ウィンドウなどの様々な要素を使用します。これらの要素の構成を、ワークスペースと呼びます(Creative Cloud の様々なアプリケーションのワークスペースは外観が類似しているので、容易にアプリケーションを切り替えて使用できます)。プリセットされたワークスペースから選択するか、独自のワークスペースを作成することによって、作業方法に合わせて Illustrator を使用できます。

「スタート」ワークスペース

Illustrator の「スタート」ワークスペースでは、最近使用したファイル、ライブラリ、モバイル作品にすばやくアクセスできます。サブスクリプションステータスに応じて、「スタート」ワークスペースにはユーザーの要件に合わせたコンテンツが表示されることがあります。また、プロジェクトに適した Adobe Stock アセットを「スタート」ワークスペース内から直接検索することもできます。

Illustrator では、起動時またはドキュメントが開かれていないときに「スタート」ワークスペースが表示されます。

「スタート」ワークスペース
「スタート」ワークスペース

「スタート」ワークスペースの操作

タイルビューとリストビューの切り替えリストアイコン()またはタイルアイコン()をクリックします。

ライブラリの操作 統合されたライブラリパネルを使用して、個人または共有の Creative Cloud ライブラリのアセットを簡単に表示、操作、編集できます。

Stock アセットの検索 検索フィールドにキーワードを入力します。Adobe Stock での検索結果が新規ブラウザーウィンドウに表示されます。

「スタート」ワークスペースの無効化

  1. 環境設定一般を選択します。

  2. ドキュメントを開かないときにスタートワークスペースを表示する」の選択を解除します。

注意:

キーボードショートカットを使用して、ファイルを開く(Ctrl/Command+O)か、新しいドキュメントを開始(Ctrl/Command+N)できます。

ドキュメントの作成

Illustrator でのドキュメント作成は、空白のキャンバスからではなく、Adobe Stock のテンプレートを含む多種多様なテンプレートの選択から始めることができます。テンプレートには、プロジェクトを完了するために使用できる Stock 素材やイラストが付属しています。Illustrator でテンプレートを開いて、Illustrator の他のすべてのドキュメント(.ai)と同じように操作できます。

テンプレートの他に、Illustrator で使用できる多数のプリセットを選択してドキュメントを作成することもできます。

詳しくは、ドキュメントの作成を参照してください。

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新規ドキュメントダイアログ | Adobe Stock のテンプレートとプリセット

「最近使用したファイル」ワークスペース

「最近使用したファイル」ワークスペースを使用して、最近操作しているファイルのリスト表示またはサムネール表示をレビューします。ワークスペース切り替えメニューから「最近使用したファイル」を選択し、「最近使用したファイル」ワークスペースを表示します。

表示するファイルの数を設定するには、「最近使用したファイルの表示数」テキストボックス(環境設定ファイル管理・クリップボードファイル)の値を変更します。

「最近使用したファイル」ワークスペース
「最近使用したファイル」ワークスペース

注意:

この機能はデフォルトでは無効になっています。「最近使用したファイル」ワークスペースを有効にするには、環境設定ダイアログで、「ファイルを開くときに「最近使用したファイル」ワークスペースを表示」チェックボックス(環境設定「全般」タブ)をオンにします。

ワークスペースの概要

  • アプリケーションフレームを使用すると、すべてのワークスペース要素をグループ化して、1 つの統合ウィンドウ上に表示し、アプリケーション全体を一体のユニットとして扱うことができます。アプリケーションフレームやその中の要素を移動またはサイズ変更すると、すべての要素がそれに応じて変化し、重なり合うことのないよう調整されます。アプリケーションを切り替えたり、誤ってアプリケーションの外をクリックしたりしても、パネルは表示され続けます。複数のアプリケーションを並行して使用する場合は、同じスクリーン上や別々のモニター上にアプリケーションを並べて配置できます。Mac OS で、従来と同じ自由形式のユーザーインターフェイスを使用する場合は、アプリケーションフレームをオフにすることもできます。ウィンドウアプリケーションフレームを選択して、オンとオフを切り替えます。
  • 上部のアプリケーションバーには、ワークスペースの切り替えコントロール、メニュー(Windows のみ)およびその他のアプリケーションコントロールが表示されます。Mac OS では、アプリケーションバーは、アプリケーションフレームをオフにしている場合にのみ使用できます。オンとオフを切り替えるには、ウィンドウメニューを使用します。
  • ツールパネルには、画像、アートワーク、ページエレメントなどの作成と編集に使用するツールが用意されています。関連性のあるツールはグループにまとめられています。
  • コントロールパネルには、現在選択しているオブジェクトで使用できるオプションが表示されます。
  • ドキュメントウィンドウには、作業中のファイルが表示されます。ドキュメントウィンドウはタブ表示したり、場合によっては、グループ化およびドッキングしたりすることもできます。
  • パネルは、作業中のファイルの変更や確認に使用されます。複数のパネルをグループ化、スタック表示またはドッキングすることもできます。
Illustrator の初期設定のワークスペース
Illustrator の初期設定のワークスペース

A. タブ付きドキュメントウィンドウ B. アプリケーションバー C. ワークスペース切り替えコントロール D. パネルタイトルバー E. アイコンパネル化ボタン F. 縦方向にドッキングした 4 つのパネルグループ G. コントロールパネル H. ツールパネル 

注意:

2017 年 10 月リリース以降、Illustrator CC にはプロパティパネルが用意されています。プロパティパネルを使用して、メイン画面の現在のタスクのコンテキストで Illustrator の機能とコントロールにアクセスできます。詳しくは、プロパティパネルを参照してください。

プロパティパネル

Illustrator CC の 2017 年 10 月リリースで導入

Illustrator のプロパティパネルでは、現在のタスクやワークフローのコンテキストで設定およびコントロールを表示できます。この新しいパネルは、コントロールが必要なときににすぐにアクセスできるように使いやすさを考慮して設計されています。

プロパティパネルは、デフォルトでは初期設定ワークスペースで使用できます。ウィンドウプロパティを選択して表示することもできます。

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プロパティパネル

詳しくは、プロパティパネルを参照してください。

ウィンドウとパネルの管理

すべてのパネルの非表示または表示

  • ツールパネルとコントロールパネルも含め、すべてのパネルの表示と非表示を切り替えるには、Tab キーを押します。

  • ツールパネルとコントロールパネルを除く、すべてのパネルの表示と非表示を切り替えるには、Shift+Tab キーを押します。

    ヒント:環境設定の「インターフェイス」で「非表示パネルを自動表示」が選択されている場合、非表示のパネルを一時的に表示できます。Illustrator では常に表示されています。ポインターをアプリケーションウィンドウの端(Windows®)またはモニターの端(Mac OS®)に移動し、表示されるバーにポインターを重ねます。

パネルオプションの表示

  • パネルの右上にあるパネルメニューアイコン をクリックします。

    ヒント:パネルを最小化した状態でも、パネルメニューを開くことができます。

パネルの明るさの調整

  • ユーザーインターフェイス環境設定で、ユーザー操作性を最適化するための 4 つのカラーオプション(やや暗めやや明るめ)からいずれかを選択して、インターフェイスをカスタマイズすることができます。

    注意:

    Illustrator のキャンバスカラーは、デフォルトでユーザーインターフェイスの明るさに一致しています。環境設定ユーザーインターフェイスキャンバスカラーホワイトを選択して、キャンバスカラーを白に変更します。

ツールパネルの再設定

ツールパネルのツール類は、1 列表示または 2 列に並べた表示が可能です。

  • ツールパネル上端の二重矢印をクリックします。

    例えば、一定のツールのみを使って作業する場合に、それらのツールのみを表示する独自のツールパネルを作成できます。詳しくは、カスタムツールパネルを参照してください。

パネルやダイアログボックスへの値の入力

すべてのパネルおよびダイアログボックスには、同じ方法で値を入力できます。 数値を入力できるボックスでは簡単な数値計算を実行することもできます。 例えば、選択したオブジェクトを、現在の単位を使用して右に 3 単位移動する場合に、新たに水平位置を計算する必要はありません。変形パネルで現在の X 値の後に +3 と入力するだけです。

パネルまたはダイアログボックスでの値の入力

  • 必要に応じて次の操作をおこないます。
    数値の入力方法
    数値の入力方法

    • A パネル内の矢印ボタンをクリックして、値を増減します。
    • ボックスに値を入力し、Enter キーまたは Return キーを押します。
    • C ボックスに割り当てられているポップアップメニューから値を選択します。
    • スライダーをドラッグします。
    • ダイアルをドラッグします。

    注意:

    分数の数値を増減するには、Command/Ctrl キーを押したまま矢印ボタンをクリックします。例えば、Command/Ctrl キーを押したまま上向き矢印をクリックすると線幅の値が 1 から 1.1 ポイントに増えます。

パネルまたはダイアログボックスでの値の計算

  1. 数値を入力できるテキストボックスで、次のいずれかの操作をおこないます。
    • 現在の値全体を数式に置き換えるには、その値全体を選択します。

    • 現在の値を数式の一部として使用するには、その値の前または後をクリックします。

  2. +(加算)、-(減算)、*(乗算)、/(除算)、%(百分率)のような算術演算子を使用して、簡単な数式を入力します。

    例えば、0p0 + 35mm + 4 のように入力します。 同様に、3cm * 50% は 3 センチメートルに 50%を掛けることで、1.50 cm に等しく、50pt + 25% は 50 ポイントに、50 ポイントの 25%を足すことで、62.5 ポイントに等しくなります。

  3. Enter キーまたは Return キーを押すと、値が計算されます。

コントロールパネルの概要

コントロールパネルでは、選択したオブジェクトに関連するオプションにすばやくアクセスできます。 初期設定では、コントロールパネルはワークスペースの上部に表示されます。

コントロールパネルに表示される設定値やオプションは、選択するオブジェクトやツールによって異なります。 例えば、テキストオブジェクトを選択すると、コントロールパネルには、オブジェクトのカラー、位置、寸法を変更するオプションに加えて、テキストの書式オプションが表示されます。選択ツールがアクティブになっている場合は、コントロールパネルから「ドキュメント設定」と「環境設定」にアクセスできます。

コントロールパネル
コントロールパネル

A. 非表示のオプション B. 別のパネルへのリンク C. パネルメニュー 

コントロールパネルのテキストが青色で下線付きの場合、そのテキストをクリックして関連するパネルまたはダイアログボックスを表示できます。 例えば、「」という単語をクリックすると、線パネルが表示されます。

コントロールパネルに表示されるコントロールの種類の変更

  • コントロールパネルメニューでオプションを選択または選択解除します。

コントロールパネルからパネルまたはダイアログボックスを開く、閉じる

  1. 青色の下線付きのテキスト文字をクリックすると、関連するパネルまたはダイアログボックスが開きます。
  2. パネルまたはダイアログボックスの外側の任意の場所をクリックすると、パネルまたはダイアログボックスが閉じます。

ワークスペースの下部へのコントロールパネルの固定

  • コントロールパネルメニューから「下部にドッキング」を選択します。

コントロールパネルのフローティングパネルへの変換

  • パネルの左端にあるグリップバーを現在の場所から別の場所にドラッグします。

    コントロールパネルの位置を再び固定するには、アプリケーションウィンドウ(Windows)またはスクリーン(Mac OS)の上部または下部にグリップバーをドラッグします。

スクリーンモードについて

ドキュメントウィンドウとメニューバーの表示方法は、ツールパネルの下部にあるモードオプションを使用して変更することができます。フルスクリーンモードで作業中にパネルにアクセスするには、画面の左端または右端にカーソルを移動すると、パネルが表示されます。パネルを初期設定の位置から移動している場合は、ウィンドウメニューからパネルにアクセスできます。

次のいずれかのモードを選択できます。

  • 標準スクリーンモード では、アートワークが標準のウィンドウで表示されます。このモードでは、画面上部にメニューバー、右側と下部にスクロールバーが表示されます。

  • メニュー付きフルスクリーンモード では、上部のメニューバーとスクロールバーが付いたフルスクリーンウィンドウにアートワークが表示されます。

  • フルスクリーンモード では、フルスクリーンウィンドウにアートワークが表示されますが、タイトルバーもメニューバーもありません。

スクリーンモードを切り替えるには、F キーを使用します。

ステータスバーの使用

ステータスバーはドキュメントウィンドウの左下隅に表示されます。ステータスバーには、次のいずれかが表示されます。

  • 現在のズームレベル

  • 現在使用中のツール

  • 現在使用中のアートボード

  • 複数のアートボードのナビゲーションコントロール

Illustrator ワークスペースで、ヘルプトピックと Adobe Stock 素材を直接検索できます。アプリケーションバーの右側にある検索ボックスのドロップダウンメニューから次のオプションを選択します。

  • Adobe Stock
  • Adobe ヘルプ

Adobe Stock 素材の検索

厳選された高品質の無償で使用できるイラストとベクター画像を、Illustrator のすべてのクリエイティブなプロジェクトから直接検索できます。

  1. ワークスペースの右上にある検索ボックスに、検索するアイテムの名前を入力します。

  2. Enter キーを押します。

注意:

Stock 素材は、ファイル/Adobe Stock を検索を選択して検索することもできます。

特定の検索クエリに該当する Adobe Stock から入手可能なすべての素材は、別のブラウザーウィンドウに表示されます。

Adobe ヘルプの検索

ヘルプトピックとオンラインコンテンツを検索するには、ヘルプ検索ボックスを使用します。インターネット接続がアクティブである場合、Community Help Web サイトのすべてのコンテンツにアクセスできます。インターネット接続がアクティブではない状態でヘルプ検索をおこなうと、検索結果は Illustrator に含まれるヘルプコンテンツに限定されます。

  1. ヘルプ検索ボックスに検索する項目の名前(機能、アプリケーション、ツールなど)を入力します。

  2. Enter キーを押します。

Community Help センターで利用可能なすべてのトピックが別のブラウザーウィンドウに表示されます。

MacBook Pro の Touch Bar での Illustrator の使用

Illustrator CC の 2017 年 10 月リリースで導入

Illustrator は、Touch Bar(新しい MacBook Pro キーボードの上部にあるマルチタッチディスプレイ)をサポートします。Touch Bar を使用すると、メイン画面の現在のタスクのコンテキストに合わせて、Illustrator の機能およびコントロールにアクセスできます。Touch Bar は、タップ、ドラッグ、スライドなど、使い慣れたジェスチャーをサポートしています。詳しくは、Illustrator での Touch Bar の使用を参照してください。

Microsoft Dial での Illustrator の使用

Illustrator CC の 2017 年 10 月リリースで導入

Illustrator では、Windows 10 Anniversary エディション以降または SurfaceStudio で直接 Microsoft Dial がサポートされます。Dial を使用して、Illustrator ドキュメントの設定とパラメーターを調整できます。

Illustrator を使用しているときに、ダイヤルを長押しして次のオプションにアクセスします。

  • 取り消す / やり直す
  • 整列
  • ズーム
  • アートボードナビゲーション
  • 回転、拡大・縮小、ブラシ、塗りブラシ、消しゴムなどのツール

詳しくは、Illustrator での Microsoft Dial のサポートを参照してください。

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