次のいずれかの操作を行います。
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- 文字
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- 3D テキスト効果を作成
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- 保存
- 書き出し
- プリント
- 自動処理
- トラブルシューティング
グラフィックスタイルについて
グラフィックスタイルとは、再利用可能なアピアランス属性のセットです。グラフィックスタイルを使用すると、オブジェクトのアピアランスをすばやく変更できます。例えば、オブジェクトの塗りと線のカラーの変更、透明度の変更、効果の適用を一度に行うことができます。グラフィックスタイルを使用して適用したすべての変更は、完全に元に戻すことができます。
グラフィックスタイルは、オブジェクト、グループおよびレイヤーに適用できます。グループやレイヤーにグラフィックスタイルを適用すると、そのグループやレイヤーのすべてのオブジェクトにグラフィックスタイルの属性が適用されます。例えば、不透明度 50 %のグラフィックスタイルがあるとします。このグラフィックスタイルをレイヤーに適用すると、そのレイヤー上のすべてのオブジェクト、およびそのレイヤーに後から追加するすべてのオブジェクトが 50 %の不透明度で表示されます。ただし、オブジェクトをそのレイヤーの外に移動すると、オブジェクトのアピアランスは以前の不透明度に戻ります。
グループまたはレイヤーに適用したグラフィックスタイルの塗りのカラーがアートワークに表示されない場合は、アピアランスパネルで、その塗り属性を内容エントリの上にドラッグします。
グラフィックスタイルパネルの概要
グラフィックスタイルパネル(ウィンドウ/グラフィックスタイル)を使用すると、アピアランス属性のセットを作成して、名前を付けて保存し、適用することができます。ドキュメントを作成した場合は、パネルに初期設定のグラフィックスタイルが表示されます。ドキュメントがアクティブであるときに保存したグラフィックスタイルは、その後、そのドキュメントを開いてアクティブにしたときにパネルに表示されます。
スタイルに塗りと線がない場合(例えば、効果のみのスタイル)は、黒いアウトラインに白塗りのオブジェクトのシェイプの中にサムネールが表示されます。また、赤い小さなスラッシュが表示され、塗りと線がないことを示します。
文字のスタイルを作成している場合は、グラフィックスタイルパネルメニューの「プレビューにテキストを使用」を選択して、正方形ではなく文字に適用されたスタイルのサムネールを表示します。
スタイルを明確に表示したり、選択したオブジェクトのスタイルをプレビューしたりするには、グラフィックスタイルパネルでスタイルのサムネールを右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)すると、ポップアップサムネールが表示されます。

グラフィックスタイルのリストをパネルに表示する方法の変更
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パネルメニューからビューサイズのオプションを選択します。「サムネール表示」を選択するとサムネールが表示されます。「リスト(小)を表示」を選択すると小さなサムネールとスタイル名が表示されます。「リスト(大)を表示」を選択すると大きなサムネールとスタイル名が表示されます。
パネルメニューから「プレビューに四角形を使用」を選択すると、正方形のスタイル、またはそのスタイルが正方形に適用されたオブジェクトの形状が表示されます。
グラフィックスタイルを別の位置までドラッグすると順序を変更できます。黒の線が目的の位置に表示されたら、マウスボタンを放します。
アルファベット順または数字順(Unicode 順)にグラフィックスタイルを一覧表示するには、パネルメニューから「名前順」を選択します。
パネルメニューから「プレビューにテキストを使用」を選択すると、T の文字でスタイルが表示されます。これにより、テキストに適用されたスタイルを視覚的により正確に確認できます。
プレビューにテキストを使用したグラフィックスタイル
グラフィックスタイルの作成
アピアランス属性をオブジェクトに適用して新規のグラフィックを作成することも、他のグラフィックスタイルを基盤としたスタイルを作成することもできます。また、既存のグラフィックスタイルを複製することもできます。
グラフィックスタイルの作成
-
オブジェクトを選択し、塗りと線、効果、透明度の設定など、任意のアピアランス属性を組み合わせて適用します。
アピアランスパネルを使用して、アピアランス属性の調整、順序の変更、および複数の塗りと線の作成を行うことができます。例えば、不透明度と描画モードの異なる 3 種類の塗りをグラフィックスタイルに指定し、各カラーが互いにどのように作用するかを確認できます。
-
次のいずれかの操作を行います。
グラフィックスタイルパネルの新規グラフィックスタイルボタン
をクリックします。
パネルメニューから「新規グラフィックスタイル」を選択し、「スタイル名」ボックスに名前を入力して「OK」をクリックします。
アピアランスパネルからサムネールを(またはアートワークウィンドウからオブジェクトを)グラフィックスタイルパネルにドラッグします。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら新規グラフィックスタイルボタンをクリックし、グラフィックスタイルの名前を入力して、「OK」をクリックします。
アピアランスパネルからグラフィックスタイルパネルにサムネールをドラッグし、グラフィックスタイルを保存します。
2 つ以上の既存のグラフィックスタイルに基づくグラフィックスタイルの作成
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Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらクリックして、結合するグラフィックスタイルをすべて選択し、パネルメニューの「グラフィックスタイルを結合」を選択します。
新しいグラフィックスタイルには、選択したグラフィックスタイルのすべての属性が含まれます。結合したグラフィックスタイルは、グラフィックスタイルパネルのグラフィックスタイルリストの一番最後に追加されます。
グラフィックスタイルの複製
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パネルメニューから「グラフィックスタイルを複製」を選択するか、グラフィックスタイルを新規グラフィックスタイルボタンにドラッグします。
新しいグラフィックスタイルが、グラフィックスタイルパネルの一番最後に追加されます。
グラフィックスタイルの適用
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オブジェクトまたはグループを選択するか、レイヤーパネルでターゲットレイヤーを指定します。
-
1 つのスタイルをオブジェクトに適用するには、次のいずれかの操作を行います。
コントロールパネルのスタイルメニュー、グラフィックスタイルパネルまたはグラフィックスタイルライブラリからスタイルを選択します。
グラフィックスタイルをドキュメントウィンドウのオブジェクト上にドラッグします(先にオブジェクトを選択しておく必要はありません)。
-
オブジェクトの既存のスタイル属性をスタイルと結合したり、オブジェクトに複数のスタイルを適用したりするには、次のいずれかの操作を行います。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、スタイルをグラフィックスタイルパネルからオブジェクトにドラッグします。
オブジェクトを選択して、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、グラフィックスタイルパネルのスタイルをクリックします。
注意:グラフィックスタイルの適用時に文字カラーを保持するには、グラフィックスタイルパネルメニューの「文字カラーを無視」の選択を解除します。
グラフィックスタイルライブラリの使用
グラフィックスタイルライブラリは、プリセットのグラフィックスタイルの集まりです。グラフィックスタイルライブラリを開くと、グラフィックスタイルパネルではなく、新しいパネルに表示されます。グラフィックスタイルライブラリの項目は、グラフィックスタイルパネルの項目と同じように、選択したり、並べ替えたり、表示したりできます。ただし、グラフィックスタイルライブラリの場合、項目の追加、削除、編集は行うことができません。
グラフィックスタイルライブラリを開く
-
グラフィックスタイルパネルのメニューで、ウィンドウ/グラフィックスタイルライブラリサブメニューまたはグラフィックスタイルライブラリを開くサブメニューからライブラリを選択します。
Illustrator を起動したときライブラリを自動的に開くには、ライブラリのパネルメニューで「固定」を選択します。
グラフィックスタイルライブラリの作成
-
グラフィックスタイルパネルに必要なグラフィックスタイルを追加し、不要なグラフィックスタイルを削除します。
注意:ドキュメントで使用されていないグラフィックスタイルをすべて選択するには、グラフィックスタイルパネルメニューの「未使用項目を選択」を選択します。
-
グラフィックスタイルパネルメニューから「グラフィックスタイルライブラリを保存」を選択します。
ライブラリは任意の場所に保存できます。ただし、ライブラリファイルをデフォルトの場所に保存する場合は、グラフィックスタイルライブラリメニューのユーザー定義サブメニューおよびグラフィックスタイルライブラリを開くメニューにライブラリ名が表示されます。
ライブラリからグラフィックスタイルパネルへのグラフィックスタイルの移動
グラフィックスタイルライブラリからグラフィックスタイルパネルにグラフィックスタイルをドラッグします。
追加するグラフィックスタイルを選択し、ライブラリのパネルメニューの「グラフィックスタイルに追加」を選択します。
グラフィックスタイルをドキュメント内のオブジェクトに適用します。グラフィックスタイルが自動的にグラフィックスタイルパネルに追加されます。
グラフィックスタイルの操作
グラフィックスタイルパネルでは、グラフィックスタイルの名前変更または削除、グラフィックスタイルへのリンクの解除、グラフィックスタイル属性の置き換えなどを行うことができます。
グラフィックスタイルの名前の変更
-
パネルメニューの「グラフィックスタイルオプション」を選択して、ファイル名を変更し、「OK」をクリックします。
グラフィックスタイルの削除
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パネルメニューの「グラフィックスタイルを削除」を選択して「はい」をクリックするか、スタイルを削除アイコン上にドラッグします。
グラフィックスタイルを削除しても、そのグラフィックスタイルを使用しているオブジェクト、グループまたはレイヤーのアピアランス属性は変わりません。ただし、それらの属性とグラフィックスタイルとの関連付けは解除されます。
グラフィックスタイルへのリンクの解除
-
グラフィックスタイルが適用されたオブジェクト、グループまたはレイヤーを選択します。
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次のいずれかの操作を行います。
グラフィックスタイルパネルメニューの「グラフィックスタイルへのリンクを解除」を選択するか、パネルでグラフィックスタイルへのリンクを解除ボタン
をクリックします。
選択したオブジェクト、グループまたはレイヤーのアピアランス属性(塗り、線、不透明度、効果など)を変更します。
オブジェクト、グループ、レイヤーは同じアピアランス属性を保持したまま、独立して編集できるようになります。属性を変更した場合、グラフィックスタイルへの関連付けは解除されています。
グラフィックスタイル属性の置き換え
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、現在のグラフィックスタイルの上に新しく使用するグラフィックスタイルをドラッグします。
使用する属性を持つオブジェクトまたはグループを選択します(またはレイヤーパネルでレイヤーをターゲットとして指定します)。Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、アピアランスパネルの上にあるサムネールを、グラフィックスタイルパネル上の置き換えるスタイルにドラッグします。
置き換えるグラフィックスタイルを選択します。次に、使用する属性を持つアートワークを選択し(またはレイヤーパネルで使用する属性を持つ項目をターゲットにし)、アピアランスパネルメニューの「グラフィックスタイルを更新 "スタイル名"」を選択します。
置き換えたグラフィックスタイルは元の名前のままですが、新しいアピアランス属性が適用されます。Illustrator ドキュメント内で、そのグラフィックスタイルが使用されているすべての部分が新しい属性に更新されます。
別のドキュメントからのすべてのグラフィックスタイルの読み込み
-
ウィンドウ/グラフィックスタイルライブラリ/その他のライブラリを選択するか、グラフィックスタイルパネルメニューのグラフィックスタイルライブラリを開く/その他のライブラリを選択します。
-
グラフィックスタイルを読み込むファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
読み込んだグラフィックスタイルは、グラフィックスタイルライブラリパネルに表示されます(グラフィックスタイルパネルには表示されません)。
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