テキストアニメーションについて

テキストレイヤーのアニメートは、アニメートされたタイトル、ロアサード、クレジットロール、ダイナミックタイポグラフィーなど、様々な目的で便利です。

After Effects の他のレイヤーと同様に、テキストレイヤー全体もアニメートできます。ただし、テキストレイヤーには、レイヤー内のテキストをアニメートするための追加のアニメーション機能があります。以下の方法のいずれかを使用して、テキストレイヤーをアニメートできます。

注意:

テキストアニメーションのエッジと動きを滑らかにするには、テキストレイヤーのモーションブラーを有効にします。詳しくは、モーションブラーを参照してください。

テキストアニメーションプリセット

他のアニメーションプリセットと同様に、テキストアニメーションプリセットを参照し、適用します。After Effects のエフェクト&プリセットパネルまたは Adobe Bridge を使用して、アニメーションプリセットを参照し、適用できます。Presets フォルダーを Adobe Bridge で開くには、エフェクト&プリセットパネルメニューまたはアニメーションメニューから「アニメーションプリセットを参照」を選択します。(エフェクトまたはアニメーションプリセットを適用するおよびアニメーションプリセットの概要とリソースを参照)。

注意:

熟練したユーザーが After Effects をどのように使用しているかを確認するには、アニメーションプリセットを適用して、U または UU と入力します。これにより、アニメートまたは変更されたレイヤープロパティだけが表示されます。アニメートまたは変更されたプロパティを表示すると、アニメーションプリセットのデザイナーがアニメーションプリセットを作成するためにどのような変更を加えたかを確認できます。

テキストアニメーションプリセットに関するヒントと注意事項

テキストアニメーションプリセットは、NTSC DV 720 x 480 コンポジションで作成されており、各テキストレイヤーは 72 ポイント Myriad Pro を使用しています。プリセットアニメーションは、コンポジション上で、コンポジション外で、またはコンポジションを通してテキストを移動します。アニメーションプリセットの位置の値は、720 x 480 より著しく大きいまたは小さいコンポジションでは正しく適用されない場合があります。例えば、フレーム外から始まるはずのアニメーションがフレーム内で始まったりします。テキストが思ったとおりに配置されない、またはテキストが表示されない場合は、タイムラインパネルまたはコンポジションパネルでテキストアニメーターの位置の値を調節します。

3D テキストのアニメーションプリセットを適用した場合は、レイヤーを回転するか、レイヤーの回りを回転するカメラを追加して、3D アニメーションを確認してください。

「パス」カテゴリのテキストアニメーションプリセットは、ソーステキストを自動的にアニメーションプリセット名に置き換え、フォントカラーを白に変更します。これらのアニメーションプリセットでその他の文字のプロパティが変更される場合もあります。

アニメーションプリセットの「塗りと線」カテゴリには、適用するプリセットの塗りのカラーと線のプロパティを変更するプリセットが含まれています。アニメーションプリセットに線や塗りのカラーが必要な場合は、テキストに線や塗りのカラーを適用したときのみアニメーションが機能します。

アニメーションプリセットに関するオンラインリソース

After Effects に付属のアニメーションプリセットのリストについては、アニメーションプリセットのリストを参照してください。

テキストアニメーターを使ってテキストをアニメートする

アニメーターとセレクターを使ってテキストをアニメートする作業は、大きく次の手順に分かれます。

  • アニメーターを追加して、アニメートするプロパティを指定する。

  • セレクターを使用して、アニメーターによる文字ごとの影響度を指定する。

  • アニメータープロパティを調節する。

注意:

アニメーターの設定をレイヤー内のすべての文字に適用する場合は、初期設定のセレクターを削除します。その場合は、他のレイヤーとほとんど同じ方法でテキストレイヤーをアニメートします。

通常は、アニメータープロパティにキーフレームまたはエクスプレッションを設定する必要はありません。セレクターだけにキーフレームまたはエクスプレッションを設定し、アニメータープロパティに終了値を指定するのが一般的です。

  1. タイムラインパネルでテキストレイヤーを選択するか、コンポジションパネルでアニメートする特定の文字を選択します。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • アニメーション/テキストのアニメータープロパティを追加を選択し、メニューからプロパティを選択します。

    注意:

    「文字単位の 3D 化を使用」メニューではアニメーターは追加されません。このメニューは、アニメーターを追加する前にレイヤーと個々の文字に 3D プロパティを追加するためのものです。

    • タイムラインパネルのスイッチ/モード列にある、アニメーターポップアップメニューからプロパティを選択します。
    アニメーターポップアップメニュー
    アニメーターポップアップメニュー

  3. タイムラインパネルで、アニメータープロパティの値を調節します。通常は、アニメートするプロパティの終了値を設定してから、その他をすべてセレクターで制御します。
  4. 「範囲セレクター」プロパティグループを開き、「開始」と「終了」プロパティのストップウォッチをクリックしてキーフレームを設定します。次のいずれかを行います。
    • タイムラインパネルで、「開始」と「終了」に値を設定します。

    注意:

    範囲セレクターの「開始」と「終了」プロパティを指定するときに、パーセントよりも文字数で計算したほうが簡単な場合があります。これらのプロパティを文字数(空白文字も含む)で表示するには、範囲セレクターの「高度」プロパティの「単位」で「インデックス」を選択します。

    • コンポジションパネルで、範囲セレクターバーをドラッグします。ポインターをセレクターバーの真中に置くと、セレクターの移動ポインター に変わります。
  5. 詳細設定を行うには、「高度」を開き、必要に応じてオプションと値を指定します。

例えば、最初の文字から最後の文字に向かって徐々に不透明度をアニメートするには、不透明度のアニメーターを追加してから、アニメータープロパティグループの不透明度値を 0 に設定し、次に初期設定のセレクターの「終了」プロパティのキーフレームを 0 秒時に 0%、特定の時間が経過したときに 100%になるように設定します。

テキストレイヤーの不透明度のアニメート
不透明度アニメーターと「終了」プロパティを使用して、テキストレイヤーの不透明度をアニメートした例

アニメーターとセレクターを複数併用することで、複雑なテキストのアニメーションを作成できます。

テキストアニメータープロパティ

アニメータープロパティは、設定した値がアニメーターグループのセレクターで選択した文字だけに適用されることを除き、他のレイヤープロパティと同じように機能します。テキストレイヤーに 3D プロパティを追加する場合は、「文字単位の 3D 化を使用」メニューを選択します。このコマンドでは、アニメーターグループにプロパティは追加されません。

  • テキストレイヤーにアニメーターグループを追加するには、タイムラインパネルでテキストレイヤーを選択し、アニメーション/テキストのアニメータープロパティを追加メニュー、またはタイムラインパネルのスイッチ/モード列に表示されるレイヤーのアニメーターポップアップメニューからプロパティを選択します。追加した新しいアニメーターグループは、初期設定のセレクターや選択したアニメータープロパティとともに、タイムラインパネルに表示されます。
  • 既存のアニメーターグループに新しいアニメータープロパティを追加するには、タイムラインパネルでアニメーターグループを選択し、メインメニューのアニメーション/テキストのアニメータープロパティを追加、またはタイムラインパネルのアニメーターグループに表示される追加ポップアップメニューからプロパティを選択します。追加した新しいアニメータープロパティは、既存のアニメータープロパティグループの中に表示され、同じセレクターを共有します。
  • アニメータープロパティまたはアニメーターグループを削除するには、タイムラインパネルでこれらを選択して Delete キーを押します。
  • テキストレイヤーからアニメーターを削除するには、タイムラインパネルで、アニメーション/すべてのテキストアニメーターを削除を選択します。
  • アニメーターグループをコピーするには、タイムラインパネルでアニメーターグループを選択してから、編集/コピーを選択します。アニメーターグループをペーストするには、レイヤーを選択してから、編集/ペーストを選択します。
  • アニメーターグループの名前を変更するには、アニメーターグループだけが選択されていることを確認して Enter キー(Windows)または Return キー(Mac OS)を押すか、グループ名を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して「名前を変更」を選択します。
  • アニメーターグループを並べ替えるには、タイムラインパネルで目的の位置にドラッグします。

アニメータープロパティ

アンカーポイント

文字のアンカーポイント。スケール変更や回転などのトランスフォームを実行する中心となる点です。(テキストのアンカーポイントプロパティを参照)。

位置

文字の位置を指定します。このプロパティの値はタイムラインパネルで指定できます。また、タイムラインパネルでこのプロパティを選択してから、コンポジションパネルで選択ツールを使用してレイヤーをドラッグして位置を変更することもできます。選択ツールを文字の上に置くと、移動ツール に変わります。移動ツールでドラッグしても、Z 軸(深度)の位置は変わりません。

スケール

文字の伸縮比率を指定します。スケールはアンカーポイントに対する相対的な比率なので、スケールの Z の値を変更しても、テキストに 0 以外の Z 値を持つアンカーポイントアニメーターが存在しない限り、目に見える変化はありません。

歪曲

文字の傾斜を指定します。歪曲軸は、文字を歪曲する中心となる軸です。

回転、X 回転、Y 回転、Z 回転

文字単位の 3D 化を有効にしている場合は、X、Y、Z 軸で個別に回転を設定できます。このプロパティが無効な場合は、通常の回転(「Z 回転」と同じ)しか使用できません。

すべてのトランスフォームプロパティ

すべてのトランスフォームプロパティを一度にアニメーターグループに追加します。

ラインアンカー

各テキスト行のトラッキングの整列を指定します。値 0%は左に整列、50%は中央に整列、100%は右に整列です。

行間

複数のテキスト行を含むレイヤー内で、行と行の間隔を指定します。

文字のオフセット

Unicode 値を指定し、選択した文字をオフセットします。例えば、値 5 を指定すると、単語内の文字がアルファベット順で 5 文字分先へ移動します。例えば、単語「offset」は「tkkxjy」になります。

文字コード

選択表示した文字の新しい Unicode 値を指定し、各文字をこの新しい値で表示される文字に置き換えます。例えば、値を 65 に設定すると、単語内のすべての文字が 65 番目の Unicode 文字「A」に置き換わります。つまり、単語「value」は「AAAAA」になります。

文字の範囲

文字の制限を指定します。このプロパティは、文字のオフセットや文字コードプロパティをレイヤーに追加すると表示されます。「文字種別」を選択すると、文字がそれぞれのグループ内で維持されます。グループには、大文字のアルファベット、小文字のアルファベット、数字、記号、日本語のカタカナなどが含まれています。「すべての Unicode」を選択すると、文字の変更に制限がなくなります。

ブラー

文字に追加するブラー(ガウス)の量を指定します。水平および垂直のブラーの値は、別々に指定できます。

テキストセレクター

各アニメーターグループには、初期設定の範囲セレクターが用意されています。この初期設定のセレクターを別のセレクターに置き換えたり、別のセレクターをアニメーターグループに追加したり、グループからセレクターを削除したりできます。

セレクターはマスクのようなもので、テキストのどの部分に設定を適用するか、またどの程度適用するかを指定します。同じアニメーターグループに複数のセレクターを追加して、個々のセレクターにテキストや他のセレクターとの相互作用を定義したモード設定を指定できます。1 つのセレクターしか使用しない場合は、このモードは初期設定の「加算」になります。「減算」は、セレクターの設定を逆に作用させるという意味です。

注意:

アニメーターグループからすべてのセレクターを削除した場合は、アニメータープロパティの値がそのレイヤー内のすべての文字に適用されます。この方法によって、文字パネルで指定したテキストのプロパティもアニメートすることができます(「ソーステキスト」プロパティ自体に停止キーフレームを設定することによってアニメートすることもできます)。

ウィグリーセレクターは、時間が経過するにつれてアニメータープロパティの適用範囲を変更する場合に使用します。エクスプレッションセレクターは、アニメータープロパティをどの程度文字に適用するかを動的に指定するエクスプレッションを使用する場合に使用します。

  • タイムラインパネルを使用してセレクターを追加するには、タイムラインパネルでアニメーターグループを選択し、そのアニメーターグループの追加ポップアップメニューで「セレクター」を選択するか、メインメニューのアニメーション/テキストセレクターを追加を選択し、範囲、ウィグリー、エクスプレッションのいずれかのセレクターを選択します。
  • コンポジションパネルを使用してセレクターを追加するには、コンポジションパネルで文字範囲を選択し、右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)し、コンテキストメニューからテキストセレクターを追加を選択し、範囲、ウィグリー、エクスプレッションのいずれかのセレクターを選択します。
  • セレクターを削除するには、タイムラインパネルでセレクターを選択して Delete キーを押します。
  • セレクターの名前を変更するには、セレクターだけが選択されていることを確認して Enter キー(Windows)または Return キー(Mac OS)を押すか、セレクター名を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して「名前を変更」を選択します。
  • セレクターをコピーするには、タイムラインパネルでセレクターを選択してから、編集/コピーを選択します。セレクターをペーストするには、レイヤーを選択してから、編集/ペーストを選択します。
  • セレクターを並べ替えるには、タイムラインパネルでセレクターを目的の位置にドラッグします。
新しい範囲セレクターの追加
新しい範囲セレクターをアニメーターグループに追加

セレクターの共通プロパティ

モード

各セレクターを、テキストや上のセレクターとどのように合成するかを指定します。これは、マスクモードを適用するときに複数のマスクを合成する方法を指定するのに似ています。例えば、特定の 1 語だけをウィグラー制御したい場合は、その単語に範囲セレクターを設定し、さらにウィグリーセレクターを追加して、「交差」モードに設定します。

アニメータープロパティによる文字範囲への影響度を指定します。0%では、アニメータープロパティは文字に影響しません。50%では、各プロパティ値の半分が文字に影響します。このオプションは、時間の経過に応じてアニメータープロパティの結果をアニメートする場合に便利です。エクスプレッションセレクターを使うと、このオプションを動的に設定できます。

「単位」と「基準」

「開始」、「終了」および「オフセット」の単位を指定します。単位には、パーセントまたはインデックスのいずれかを選択します。基準には、文字、スペースを除いた文字、単語、行のいずれかを選択します。「文字」を選択した場合は、単語間のスペースを考慮して、アニメーションが単語から単語へ移動するタイミングが調整されます。

セレクターの共通プロパティ
オリジナル(左)と、範囲セレクターで VEN を選択し、基準を文字、シェイプを三角形、スケールを 40%に設定したイメージ(右)

範囲セレクターのプロパティ

範囲セレクターには、他のセレクターとの共通プロパティ以外に、次のプロパティが含まれています。

「開始」と「終了」

選択範囲の初めと終わりを指定します。タイムラインパネルで範囲セレクターを選択しているときは、コンポジションパネルでセレクターバーをドラッグして「開始」と「終了」プロパティを変更できます。

オフセット

「開始」と「終了」プロパティで指定した位置からどれだけオフセットするかを指定します。「開始」または「終了」の値の編集時にコンポジションパネルでオフセットを設定するには、Shift キーを押しながら選択ツールで開始または終了セレクターバーをクリックします。

シェイプ

範囲の開始と終了の間で文字を選択する方法を制御します。いずれかのシェイプを選択すると、選択した文字間のトランジションがそのシェイプ(形状)に従って作成され、選択範囲が変化します。例えば、上へ傾斜を使用してテキスト文字の Y 位置の値をアニメートする場合、文字は左下から右上の角度で徐々に移動します。矩形、上へ傾斜、下へ傾斜、三角形、円形、滑らかを指定できます。

異なるシェイプを使い分けることで、アニメーションの見た目を大幅に変化させることができます。

範囲セレクターのプロパティ
オリジナル(左)と、単語全体を選択した後、基準を文字に設定し、単語がフレームの一番下にくるように Y 位置の値をアニメートして、シェイプを下へ傾斜に設定したイメージ(右)

シェイプを三角形に設定
シェイプを三角形に設定

滑らかさ

矩形シェイプを使用するときに、1 つの文字から別の文字にアニメーションがトランジションする時間の長さを指定します。

イーズ(高く)とイーズ(低く)

選択した値が対象として完全に含まれる状態(高く)から完全に除外される状態(低く)に変化する速度を指定します。例えば、イーズ(高く)が 100%の場合、すべて選択から一部選択に変化するにつれて、文字の変化は段階的(ゆっくりと変化)になります。イーズ(高く)が -100%の場合、すべて選択から一部選択に変化するにつれて、文字の変化は速くなります。イーズ(低く)が 100%の場合、一部選択から選択なしに変化するにつれて、文字の変化は段階的(ゆっくりと変化)になります。イーズ(低く)が -100%の場合、一部選択から選択なしに変化するにつれて、文字の変化は速くなります。

順序をランダム化

範囲セレクターで指定した文字にプロパティを適用する際の順序をランダム化します(これに対して、ウィグリーセレクターを使用する場合、アニメータープロパティの値がランダム化されます)。

ランダムシード

「順序をランダム化」オプションをオンにした場合の、範囲セレクターのランダム化する順序を計算します。ランダムシードがゼロのとき、シードはアニメーターグループを基準として初期化されます。アニメーターのグループを複製して、元のアニメーターのグループでの順序と同じ順にランダム化する場合は、ランダムシードをゼロ以外の値に設定します。

ウィグリーセレクターのプロパティ

ウィグリーセレクターには、他のセレクターとの共通プロパティ以外に、次のプロパティが含まれています。

「最大量」と「最小量」

変化の量を指定します。

ウィグル/秒

変化の頻度を秒単位で指定します。

相関性

各文字間の変化量の相関性です。100%では、すべての文字が同時に同じ量でウィグルします。0%では、すべての文字がそれぞれ別々にウィグルします。

時間的フェーズと空間的フェーズ(回転 + 角度)

時間単位(時間的フェーズ)または文字単位(空間的フェーズ)のアニメーションのフェーズに基づいて、ウィグラーの変化を指定します。

次元を固定

ウィグルする選択範囲の各次元を同じ値によってスケールします。このオプションは、スケールプロパティをウィグルするときに便利です。

ランダムシード

詳しくは、ランダム度とランダムシードを参照してください。

Jonathan Fowler が、彼自身の Web サイトで、ウィグリーセレクターを使用して、文字をランダムにアニメート(オフセット)し、2 進数の文字列(1 と 0)を変動させる方法を示すビデオチュートリアルを公開しています。

エクスプレッションセレクターのプロパティ

タイムラインパネルで、「エクスプレッションセレクター」プロパティグループを開き、「量」プロパティグループを開くとエクスプレッションフィールドが表示されます。初期設定では、「量」プロパティは selectorValue * textIndex/textTotal というエクスプレッションで始まります。

エクスプレッションセレクターを使用すると、個々の文字にセレクター値を適用できます。エクスプレッションは、文字ごとに 1 回、値が計算されます。評値が計算されるたびに、textIndex という入力パラメーターが更新され、文字のインデックスと照合されます。

注意:

「テキストバウンス」または「シャクトリムシ」のアニメーションプリセットをテキストレイヤーに適用すると、エクスプレッションセレクターの使用方法が確認できます。レイヤーのすべてのエクスプレッションを表示するには、レイヤーを選択してから E キーを続けて 2 回押します。

他の場所で使用するエクスプレッション要素以外にも、次の属性を自由に使用して選択内容をアニメートできます。

textIndex

文字、単語または行のインデックスを返します。

textTotal

文字、単語または行の総数を返します。

selectorValue

前のセレクターの値を返します。この値は、タイムラインパネル上ですぐ上にあるエクスプレッションセレクターのことを指します。

注意:

textIndex、textTotal、 および selectorValue 属性は、エクスプレッションセレクターでしか使用できません。他の場所で使用すると構文エラーが出ます。

エクスプレッションセレクターのプロパティ
エクスプレッションアニメーターを使用すると、塗りのカラーがランダムに変化します。

テキストのアンカーポイントプロパティ

テキストアニメーターでは、アンカーポイントを基準として、文字の位置、回転、サイズに関連するプロパティをアニメートします。テキストプロパティである「アンカーポイントのグループ化」を使用すると、このようなトランスフォームを文字、単語、行、またはテキストブロック全体のどの単位で行うのかを指定できます。また、「アンカーポイントの配置」プロパティを使用すると、グループのアンカーポイントを基準にして、文字のアンカーポイントの位置を制御することができます。

テキストのアンカーポイントプロパティ
元のテキスト(一番左)と、「アンカーポイントの配置」プロパティを使って文字、単語、行のアンカーポイントを基準にテキストを回転した例

  1. タイムラインパネルでテキストレイヤーを開き、「詳細オプション」プロパティグループを開きます。
  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • アンカーポイントのグループ化ポップアップメニューから、文字のアンカーポイントをグループ化する単位を選択します。
    • 「アンカーポイントの配置」の値を下げると、個々のアンカーポイントが上または左に移動します。
    • アンカーポイントの配置」の値を上げると、個々のアンカーポイントが下または右に移動します。

    注意:

    大文字の文字列の中央にアンカーポイントを配置するには、「アンカーポイントの配置」の値を 0%と -50%にしてみてください。小文字の文字列の中央にアンカーポイントを配置する場合、または大文字と小文字を両方使用している場合は、0%と -25%にしてみてください。

テキストアニメーションのタイムラインパネルで所定のプロパティを選択すると、アンカーポイントがコンポジションパネルに表示されます。該当するプロパティは、「アンカーポイントのグループ化」、「アンカーポイントの配置」およびアニメータープロパティの「アンカーポイント」、「位置」、「スケール」、「回転」(文字ごとの 3D バージョンである「X 回転」、「Y 回転」、「Z 回転」を含む)です。

文字単位の 3D テキストプロパティ

3D アニメータープロパティを使って、個々の文字を 3 次元に移動、スケール変更、回転することができます。これらのプロパティは、レイヤーで文字単位の 3D 化を有効にすると使用できるようになります。位置、アンカーポイント、スケールに 3 つ目の次元が追加されるほか、回転ではさらに 2 つのプロパティ(X 回転と Y 回転)を使用できます。2D レイヤーの「回転」プロパティは、「Z 回転」という名前に変わります。

3D テキストレイヤーには、「各文字を個別に方向設定」という自動方向オプションもあります。このオプションを使用すると、それぞれの文字のアンカーポイントを基準に文字の向きを別々に変えて、アクティブなカメラの方向に向けることができます。レイヤーの文字単位の 3D プロパティが有効になっていなければ、「各文字を個別に方向設定」を選択したときに有効になります(自動方向オプションを参照)。

文字単位の 3D 化を有効にすると、テキストレイヤーに含まれる個々の文字がそのレイヤー内で独自の 3D レイヤーのように機能し、コラップストランスフォームが適用されたプリコンポジションのように動作します。文字単位の 3D 化を有効にしたレイヤーは、コラップストランスフォームが適用された 3D プリコンポジションの通常の規則に従って他の 3D レイヤーと交差します(3D レイヤー間のインタラクション、レンダリングの順序、コラップストランスフォームを参照)。

文字単位の 3D 化を有効にすると、そのテキストレイヤー自体が自動的に 3D レイヤーになります。したがって、テキストレイヤーは、他のレイヤーから「Y 回転」プロパティをコピー&ペーストしたり、3D テキストのアニメーションプリセットを適用した場合など、文字単位の 3D のプロパティが追加されたときに 3D レイヤーになります。

文字単位で 3D が適用されているレイヤーには、スイッチ列に特別なアイコン が表示されます。

「詳細オプション」プロパティグループの「文字間の描画モード」と「塗りと線」オプションは、文字単位の 3D 化を有効にしたレイヤーでは使用できません。

文字単位の 3D 化を有効にしたレイヤーを使用すると、レンダリングの処理速度が遅くなることがあります。また、文字単位の 3D 化を有効にしたレイヤーを 2D レイヤーに変換すると、文字単位の 3D 化レイヤー特有のアニメータープロパティと次元が削除されます。再度文字単位の 3D 化を有効にしても、これらのプロパティの値は元に戻りません。

  • テキストレイヤーで文字単位の 3D アニメータープロパティを有効にするには、テキストレイヤーを選択してから、アニメーション/テキストのアニメータープロパティを追加メニュー、またはタイムラインパネルのアニメーターポップアップメニューから「文字単位の 3D 化を使用」を選択します。
  • テキストレイヤーで文字単位の 3D アニメータープロパティを無効にして 2D レイヤーに変換するには、タイムラインパネルで目的のテキストレイヤーのスイッチ列にある文字単位の 3D 化スイッチ をクリックします。
  • テキストレイヤーで文字単位の 3D アニメータープロパティを無効にして、3D レイヤーとして維持するには、「文字単位の 3D 化を使用」をもう一度選択して、このオプションを選択解除します。

文字単位の 3D テキストアニメーションに関するオンラインリソース

Trish と Chris Meyer が、ProVideo Coalition の Web サイトで、文字単位の 3D テキストアニメーションを紹介するビデオを公開しています。

Eran Stern が、Creative COW の Web サイトで公開されているビデオチュートリアルで、文字単位の 3D テキストアニメーションを使用して 3D の竜巻形状のパスに沿ってテキストをアニメートする方法について説明しています。

Angie Taylor が、Digital Arts の Web サイトで、文字単位の 3D テキストアニメーションの使用方法と、押し出した 3D テキストのシミュレートに関する一般的な問題の解決方法について、チュートリアルを公開しています。

パスに沿ったテキストの作成とアニメート

テキストレイヤー内にマスクを作成すると、マスクをテキストのパスとして設定し、そのパスに沿ってテキストをアニメートしたり、そのパス自体をアニメートすることもできます。オープンマスクやクローズマスクを使用して、テキストのパスを作成できます。作成したパスは、いつでも変更できます。クローズマスクをテキストパスとして使用するには、マスクモードを「なし」に設定してください。

注意:

テキストレイヤーの「パスのオプション」プロパティグループを無効にするには、「パスのオプション」プロパティグループの表示 スイッチ(目玉)をクリックします。「パスのオプション」プロパティグループを一時的に無効にすると、テキストの編集や書式設定が容易になります。

マスクのパスに沿ったテキストの配置

  1. テキストレイヤーを作成して、テキストを入力します。
  2. テキストレイヤーを選択した状態で、ペンツールまたはマスクツールを使用し、コンポジションパネル内でマスクを描画します。
  3. タイムラインパネルで、テキストレイヤーの「パスのオプション」プロパティグループを開き、パスポップアップメニューからマスクを選択します。テキストは、段落パネルで指定したとおりに自動的に配置されます。
  4. パスのテキストの位置を調整するには、タイムラインパネルの「最初のマージン」と「最後のマージン」プロパティを使用するか、コンポジションパネルで次のいずれかの操作を行います。
    • 左マージンコントロール 、中央マージンコントロール 、または右マージンコントロール を使用してパスに沿うようにテキストを移動します。
    • Shift キーを押しながらマージンコントロールをドラッグして、マスクの頂点にスナップします。

    注意:

    コンポジションパネルでマージンコントロールを表示するには、タイムラインパネルで「テキスト」プロパティグループからプロパティを選択します。テキストの整列具合によって、表示されるコントロールが決まります。

    マスクのパスに沿ったテキストの配置
    コンポジションパネル内のパステキストの最後のマージンの変更

テキストパスプロパティ

「パスのオプション」プロパティを使用して、パスを指定したり、パスと直角、左右に整列、反転パスなど、個々の文字がパス上でどのように表示されるかを設定したりできます。「パスのオプション」プロパティをアニメートすることで、パスに沿ってテキストが移動するアニメーションを簡単に作成できます。

パスを反転

パスの方向を逆にします。

パスと直角

各文字をパスに対して直角になるように回転させます。

均等整列

パスの始点(または「最初のマージン」で指定した位置)に最初の文字を置き、パスの終点(または「最後のマージン」で指定した位置)に最後の文字を置き、その他のすべての文字を均等に配置します。

最初のマージン

最初の文字の位置を、パスの始点から相対的に、ピクセル単位で指定します。テキストが右揃えになっていて、均等整列がオフに設定されている場合は、最初のマージンの値は適用されません。

最後のマージン

最後の文字の位置を、パスの終点から相対的に、ピクセル単位で指定します。テキストが左揃えになっていて、均等整列がオフに設定されている場合は、最後のマージンの値は適用されません。

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