ビューの変更と使用

最終更新日 : 2026年9月9日

Adobe After Effectsでビューとレイアウトをカスタマイズして、コンポジションの表示とナビゲーション方法を調整し、より正確なプレビューと効率的なワークスペースコントロールを実現します。

コンポジションパネルには、一度に 1 画面、2 画面、または 4 画面のビューを表示できます。 初期設定では、ビューアーオプション(グリッドや定規など)は、現在アクティブなビューだけに適用されます。

  • ビューのレイアウトを選択するには、コンポジションパネルの下端にあるビューのレイアウトを選択メニューからオプションを選択します。
コンポジションパネルの下部にあるビューのレイアウトを選択メニューが開き、様々なビューのレイアウトオプションを選択できます。
「ビューのレイアウトを選択」オプションを使用すると、After Effects のコンポジションパネルの表示方法を選択してカスタマイズできます。

  • ビューのレイアウトをスクロールするには、ビューのレイアウトを選択メニューにポインターを合わせてマウスホイールを回します。
  • ビューの設定を現在のレイアウトにあるすべてのビューに適用するには、ビューのレイアウトを選択メニューで「ビューを共有オプション」を選択します。 この設定を一時的に無効にするには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押したままにします。
メモ

コンポジション内のレイヤーの選択に影響を与えることなくビューをアクティブにするには、コンポジションパネルのビューのペイン内でマウスの中央ボタンをクリックします。

3D ビューの選択

直交ビュー、遠近法のカスタムビューまたはカメラビューを使用すると、様々な角度から 3D レイヤーを表示できます。

作業用 3D ビューには、カスタムビューと、固定の正投影ビュー(フロントレフトトップバックライトボトム)が含まれます。 正投影ビューは、コンポジションでのレイヤーの位置を示しますが、遠近感は付きません。 作業用 3D ビューはカメラビューに関連付けられません。 作業用 3D ビューは、3D シーン内の要素の配置やプレビューに便利です。 3D レイヤーは作業用 3D ビューに表示されますが、2D レイヤーは表示されません。

メモ

コンポジションパネルでは各ビューにラベル(「トップ」や「ライト」など)が表示され、それぞれのビューに設定されているカメラの視点がわかるようになっています。 このラベルを表示しないようにするには、コンポジションパネルのメニューで「3D ビューラベルを表示」を選択します。

カメラツールを使用してカスタムビューの視点や視野方向を調整できます。また、選択したレイヤーやすべてのレイヤーを表示することもできます。 

  • コンポジションパネルの下部にある 3D ビューメニューからビューを選択します。
3D ビューメニューが開き、様々なプリセットとカスタムビューオプションを選択できます。
3D ビューオプションを使用すると、様々なビュープリセットやカスタムビュープリセットを使用して、3D レイヤーを様々な角度から表示できます。

  • ビュー3D ビューを切り替えを選択し、メニューからビューを選択します。
  • ビュー最後の 3D ビューに切り替えを選択します。
  • 直前の 3D ビューに切り替えるには、キーボードの Esc キーを使用します。
  • キーボードショートカットを使用して 3D ビューの 1 つを選択するには、キーボードの F10F11F12 キーを押します。
メモ

3D ビューのショートカットキーを変更するには、そのビューに切り替えて、Shift キーとキーボードショートカットを押します。 例えば、トップビューのショートカットキーを F12 キーにするには、トップビューに切り替えてから Shift + F12 キーを押します。 また、ビューショートカットを割り当てメニューコマンドを使用することもできます。

コンポジションパネルで レイヤーコントロールの表示/非表示を切り替える

コンポジションパネルのビューごとに別々のオプションを割り当てられるので、カメラとライトワイヤーフレーム、レイヤーハンドル、マスクパスとシェイプパス、エフェクトコントロールポイント、モーションパスのコントロールを自由に組み合わせることができます。

  • ビューに表示するレイヤーコントロールを選択するには、ビュー表示オプションを選択するか、Ctrl + Alt + U キー(Windows)または Command + Option + U キー(macOS)を使用します。
3D ビューオプションを使用すると、様々なビュープリセットやカスタムビュープリセットを使用して、3D レイヤーを様々な角度から表示できます。
表示オプションダイアログボックスを使用すると、コンポジションパネル内の各ビューに表示するレイヤーコントロールを選択できます。

  • ビューのレイヤーコントロールの表示と非表示を切り替えるには、ビューレイヤーコントロールを表示を選択するか、Ctrl + Shift + H キー(Windows)または Command + Shift + H キー(macOS)を押します。 このコマンドを使用すると、3D 参照軸の表示と非表示を切り替えることもできます。
  • ビューでマスクとシェイプのパスの表示と非表示を切り替えるには、コンポジションパネルの下部にある「マスクとシェイプのパスを表示」ボタン をクリックします。

プレビュー中のズームの調整

拡大率コントロールは、コンポジションパネル、レイヤーパネル、フッテージパネルの左下隅にあり、現在の拡大率を表示および制御します。 デフォルトでは、拡大率はパネルの現在のサイズに合わせて設定されています。 拡大率を変更すると、コンポジションの実際の解像度やピクセルではなく、パネル内のプレビューの外観が変更されます。

メモ

ベクトルオブジェクトは、ズーム(プレビュー用に拡大縮小)する前にレンダリングされるので、ズームインするとギザギザに見える場合があります。 ただし、ズーム時のピクセル化はレイヤーの拡大縮小や最終出力のレンダリングには影響しません。

  • アクティブなビューの中心にズームインまたは中心からズームアウトするには、ピリオド(.) キーまたはコンマ(,)キーを押します。 キーを押すたびに、拡大率が増減します。
  • デフォルトでは、マウスのスクロールホイールでズームインまたはズームアウトすると、カーソル位置がフォーカスされます。 ビューの中心にズームインまたは中心からズームアウトするには、Alt キー(Windows)または Optionキー(macOS)を押しながらスクロールします。
  • マウスのスクロールホイールを使用して特定のポイントにズームインまたはポイントからズームアウトするには、ポインターをパネルに合わせ、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながらスクロールホイールを動かします。
  • ズームツール を使用して特定の点にズームインするには、パネル内の拡大するエリアを選択します。 クリックするたびに、拡大率が上がり、クリックした箇所を中心にして表示されます。 また、ツールをドラッグして特定の範囲を拡大することもできます。
  • ズームツールを使用して特定の点からズームアウトするには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら、ズームアウトの中心にする点をクリックします。 クリックするたびに、拡大率が下がり、クリックした箇所を中心にして表示されます。
  • アクティブなビューを 200%(macOS)と 100%(Windows)にズームするには、ツール パネルの「ズーム」ツールボタンをダブルクリックします。
  • 全体表示したり、プリセットの拡大率にズームしたりするには、拡大率メニューでズームレベルを選択します。 コンポジションパネルのすべてのビューの拡大率を変更するには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながら、メニューからズームレベルを選択します。 
  • コンポジションパネルに合わせて画像を表示するには、「全体表示」を選択します。ズームレベルを 200%(macOS)までに制限するには、「全体表示(最大 200%)」、100%までに制限するには、「全体表示(最大 100%)」を選択します。 
  • コンポジションレイヤーまたはフッテージパネルでズームインした状態でパンするには、手のひら ツールをドラッグします。このツールは、スペースバー、H キーまたはマウスの中央のボタンを押したままにすると、使用できるようになります。 Shift キーも押すと、パンを高速化できます。
ヒント

スムーズズーム

スムーズズームを使用すると、コンポジションパネル、レイヤーパネルおよびフッテージパネルで精度の高いスムーズな拡大が実現します。ここでは、 33%、50%、100% などの固定の拡大率以外の拡大も可能です。

ビューアーのホットテキストコントロールを使用して、小数点の精度で有効な値に拡大率を調整できます。 さらに、スクロールホイールのズームにより、より滑らかで正確な調整が可能です。

ズームのタイプ動作トラックパッドのスクロールを調整する設定は、環境設定プレビュー拡大率に移動します。 詳しくは、拡大率の環境設定を参照してください。

環境設定ダイアログボックスが開きます。 「プレビュー」タブの「拡大」セクションで、タイプ設定の「スムーズ」オプションがハイライト表示されます。
「スムーズ」を選択すると、より滑らかなズームとより正確な拡大率調整が可能になります。

After Effects では、画像バッファーサイズを許可した場合、以前の制限を超えてズームできます。 例えば、固定の拡大率レベルで設定した以前の 3200%の制限ではなく、そのレベルと次の固定レベル 6400%の間で最大ズームにできるようになりました。

プレビュー中にスムーズズーム拡大を使用してズームを調整します。

ヒント

スクロールズームで Shift キーを押すとズームが高速になり、Ctrl(Windows)または Command(macOS)を押すとズームが減速します。

解像度

固定のリニアサイズを使用した印刷やその他のメディアの場合、解像度はリニアピクセルの密度を意味します。特定のスパンでのピクセル数またはドット数は、ppi(インチあたりのピクセル数)および dpi(インチあたりのドット数)で表されます。

ビデオ、フィルムおよびコンピューターグラフィックスのコンテキストでは、イメージのリニア値は変動するため、インチあたりのピクセル数やその他のリニア値で表すのは意味がありません。 例えば、640 x 480 ピクセルの同じムービーをモバイルデバイス、デスクトップコンピューターのモニターおよび巨大なモーションビルボードに表示できます。 インチあたりのピクセル数は、数値が同じであっても再生デバイスによって異なります。

この場合、解像度という用語は、ソースイメージのピクセル数に対するレンダリングされたピクセル数の比率を表す相対的な数値を意味します。 各ビューは、水平サイズと垂直サイズの 2 種類の比率で表されます。

各コンポジションには独自の解像度設定があり、プレビューや最終出力をレンダリングする場合のコンポジションの画質に影響します。 各フレームのレンダリングにかかる時間と必要なメモリの量は、レンダリングするピクセル数にほぼ比例します。

最終出力でコンポジションをレンダリングする場合、現在のコンポジションの解像度設定を使用するか、レンダリング設定ダイアログボックスで解像度の値を設定してコンポジション設定を上書きします。

解像度の設定

コンポジション設定(コンポジションコンポジション設定)ダイアログボックスの解像度設定、またはコンポジションパネルの下部にある「解像度/ダウンサンプリング因子」メニューで選択します。

選択できるさまざまな解像度オプションがリストされた「解像度/ダウンサンプリング因子」メニューが開きます。
解像度/ダウンサンプリング因子メニューでは、解像度を様々なレベルに調整することで、コンポジションのプレビュー解像度を制御します。

自動

(プレビューの場合のみ使用可能)コンポジションパネルのビューの解像度に合わせて、コンポジションを現在のズームレベルでプレビューするのに必要なピクセルのみをレンダリングします。

例えば、ビューが 25%に縮小されている場合、解像度は手動で「1/4 画質」を選択した場合と同じく 1/4 の値が自動的に採用されます。 パネルに複数のビューが含まれている場合、解像度はズームレベルの最も高いビューに合わせられます。 この設定によって最適な画質が保たれ、現在のズームレベルに不要なピクセルがレンダリングされるのを防ぎます。

メモ

高度なコンポジション設定で「ネスト時に解像度を保持」が選択されているコンポジションは、「自動」の設定が無視されます。

フル画質

コンポジションの各ピクセルをすべてレンダリングします。 最高の画質になりますが、レンダリングの時間が最も長い設定です。

1/2 画質

フル画質のピクセルの 4 分の 1 をレンダリング します(縦横半分ずつ)。

1/3 画質

フル画質のピクセルの 9 分の 1 をレンダリング します。

1/4 画質

フル画質のピクセルの 16 分の 1 をレンダリングします。

カスタム

指定した水平解像度および垂直解像度で画像をレンダリング します。

メモ

レイヤービューアの解像度(ダウンサンプリング因子)は、そのレイヤーを含んでいるコンポジション用のコンポジションビューアの解像度と関連しています。

カラーチャンネルとアルファチャンネルを表示

フッテージパネル、レイヤーパネル、またはコンポジションパネルで赤、緑、青およびアルファチャンネルを一緒にまたは個別に表示するには、パネルの下端にある「チャンネルを表示 ボタンをクリックします。 1 つのカラーチャンネルを表示する場合は、画像の各ピクセルのカラー値が黒(0)から白(最大値)のスケールにマッピングされ、グレースケールで表示されます。

アルファチャンネルをプレビューする場合は、各ピクセルの透明度の値が黒(完全に透明)から白(完全に不透明)のスケールにマッピングされ、画像がグレースケールで表示されます。

RGB ストレート」を選択すると、アルファチャンネルのマット(合成)を適用する前のストレート RGB 値が表示されます。完全に透明なピクセルは定義されていないので、予期しないカラーのピクセルが含まれていることがあります。

ヒント
  • カラー値を白ではなくチャンネル独自のカラーで表示するには、チャンネルを表示メニューから「色付き」を選択します。
  • チャンネルコンバイナーエフェクトを適用してからメニューから「明度」を選択すると、彩度や色相など、他のチャンネルの値を表示できます。
  • アルファチャンネルとすべての RGB チャンネルとの表示を切り替えるには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら「チャンネルを表示」ボタンをクリックします。

アルファ境界線表示モードとアルファオーバーレイ表示モードは、レイヤーパネルのみで使用できる、ロトブラシエフェクトとの使用を目的としたモードです。 

プレビューの露光量を調整する

コンポジションパネル、レイヤーパネルまたはフッテージパネル下部の「露光量をリセット 」ボタンの右側にある露光量を調整コントロールでプレビューの露光量を(F-Stop 単位で)調整できます。 ビューアーごとに露光量を調整の設定を指定できます。 

露出を調整コントロールをゼロ以外の値に設定すると、「露出をリセット」ボタンが青になります。

露出を調整コントロールは、最終出力には影響しません。プレビューするビデオの露出だけが調整されます。 最終出力に表示されるレイヤーの色調を調整するには、露光量エフェクトを使用します。

「露光量をリセット」オプションがアクティブになり、プレビュー中にレイヤーの色調を調整するための値がボックスに入力されます。
「露光量をリセット」オプションを使用して、プレビュー中にレイヤーの色調を調整します。

  • ビューアの露出を調整するには、露出を調整コントロールを左右にドラッグするか、コントロールを選択してボックスに値を入力します。
  • 露出をリセットするには、「露出をリセット」ボタンを選択します。 最後に行ったゼロ以外の設定に戻すには、ボタンをもう一度選択します。
メモ
  • 露出を調整コントロールは、画像のブラックポイントやホワイトポイントを見つけるときに便利です。 例えば、値コントロールを右(正の値)にドラッグすると、ある領域を除いて画像全体が白くなります。その残った部分が画像の最も暗い部分です。
  • 合成の画質を確認するには、露出を調整コントロールを左端と右端までそれぞれドラッグし、合成された要素のカラーや輝度が著しく異なるところがないかどうかを確認します。 この手法はガンマスラミングと呼ばれる手法で、合成が問題なく表示されていることと、作業している場所以外のコンテキストに違和感がないことを確認するときに便利です。 例えば、色調を補正して明るくなったシーンに対して、暗いシーンに合わせた合成は適切でないことがあります。

セーフゾーン、グリッド、ガイド、 定規

フッテージパネル、レイヤーパネルおよびコンポジションパネルでは、セーフゾーンマージン、グリッド、定規、ガイドラインを表示して、ビジュアルな要素を整列および配置できます。 セーフゾーンのマージン、グリッド、およびガイドは、プレビュー または最終出力のいずれにもレンダリングされません

プロポーショナルグリッドのサイズは、コンポジションのサイズに合わせて伸縮しますが、標準グリッドのサイズは、コンポジションのサイズに関係なく常に同じです。

グリッド&ガイド環境設定

  • セーフゾーンマージン、グリッドおよびガイドの設定を変更するには、編集環境設定グリッド&ガイド(Windows)または After Effects環境設定グリッド&ガイド(macOS)を選択します。

ガイドの作成と管理

After Effects のガイドは、コンポジションレイヤーフッテージ パネル内でレイヤー、テキスト、その他の要素を正確にアラインメントするために使用する、印刷されず、レンダリングされない基準線です。最終的なレンダリングに影響を与えることなく、一貫した正確なレイアウトを提供します。

ガイドの作成、編集、整理、共有について詳細を見る。

タイトルセーフゾーンとアクションセーフ ゾーンについて

コンポジションパネルのセーフゾーンとグリッド。
コンポジションパネルのグリッドとガイドのオプションを使用して、セーフゾーンを表示または非表示にします。

A. グリッド B. センターカットタイトルセーフゾーン C. センターカットアクションセーフゾーン D. タイトルセーフゾーン E. アクションセーフゾーン  

テレビは、ビデオイメージを引き延ばし、画面のエッジに合わせてイメージの端の一部をカットします。 このようなクロップをオーバースキャンといいます。 オーバースキャンの量は、テレビによって異なるため、ビデオイメージの重要な部分をセーフゾーンと呼ばれる領域内の特定マージンの内側に配置する必要があります。 セーフゾーンのマージンは、セーフゾーンに含まれない画像の寸法です。 コンピューターのモニターやテレビではフレーム全体を表示する場合があるため、必ずフレームのエッジからエッジまでをデザインする必要があります。

一般的なアクションセーフゾーンは、フレームの幅と高さの 90%で、各辺に 5%のマージンが設けられます。 重要なビジュアル要素をこの範囲内に収めてください。

一般的なタイトルセーフゾーンは、フレームの幅と高さの 80%で、各辺に 10%のマージンが設けられます。 画面に表示するテキストは、この範囲内に収めてください。

コンポジションのフレーム縦横比が 16:9 と等しいかそれに近い場合、別にセンターカットセーフゾーンインジケーターが 2 つあります。 センターカットインジケーターは、4:3 ディスプレイにイメージを表示した場合に 16:9 コンポジションのどの部分がカットされるかを示します。 このようなクロップは、高精細形式のディスプレイ用に作成されたイメージを標準精細形式のテレビに表示する場合に問題になります。 初期設定では、センターカットアクションのセーフマージンは 32.5%(各辺に 16.25%)で、センターカットタイトルのセーフマージンは 40%(各辺に 20%)です。

メモ

センターカットセーフゾーンのマージンは、コンポジションのフレーム縦横比が 16:9 と等しいか近い場合にのみ表示されます。