このドキュメントでは、After Effects に用意されている VR/360 度ビデオの合成ツールについて説明します。

概要

VR コンポジションエディターを使用すると、After Effects で 360 度フッテージを通常のフッテージとして操作できます。このエディターでは、ビューを基準にして編集をおこなえ、VR ヘッドセットを通じて見ているかのようにフッテージを表示できます。VR コンポジションエディターの合成ツールでは、2D および 3D 編集を使用して球面コンポジットを作成できます。このエディターを使用すると、球面コンポジットの編集を切り替えたり、最終出力を表示したりすることができます。

VR コンポジションエディターの操作

VR コンポジションエディターを操作するには、次の手順に従います。

  1. VR コンポジションエディターを起動するには、ウィンドウ/VR Comp Editor.jsx を選択します。

  2. VR コンポジションエディターダイアログで、「2D 編集を追加」または「3D 編集を追加」を選択して対応するダイアログを開きます。

    VR コンポジションエディターのオプション
    VR コンポジションエディターのオプション
  3. コンポジションの幅」と「縦横比」を調整します。この設定は、コンポジションウィンドウのサイズと縦横比に影響しません。編集が完了したら、「3D 編集を追加」または「2D 編集を追加」をクリックします。2D 編集の場合は、球の内側にコンポジットが配置されます。3D 編集の場合は、複数のカメラ方向からレンダリングがおこなわれた後、球の背景の上に編集結果がステッチされます。

    「2D 編集を追加」の設定
    「2D 編集を追加」の設定
    「3D 編集を追加」の設定
    「3D 編集を追加」の設定
  4. After Effects のプロジェクトパネルに に 2 つのコンポジションタイムライン(Edit1 コンポジションと出力コンポジション)が作成されます。Edit 1 コンポジションには、ワープされていない 16:9 のフッテージが表示されます。出力コンポジションには、フッテージの正距円筒ビューが表示されます。

    プロジェクトパネルの Edit1 および出力コンポジション
    プロジェクトパネルの Edit1 および出力コンポジション
  5. VR コンポジションエディターダイアログで、「Edit 1」をクリックして Edit 1 コンポジションをアクティブにします。After Effects の Edit 1 コンポジションウィンドウでは、各種の操作を実行できます。没入型ビデオエフェクト、マスク、シェイプ、外部グラフィックスなどの要素をコンポジションに追加できます。結果を表示するには、「出力を開く/レンダリング」をクリックします。

    現在のコンポジション設定
    現在のコンポジション設定
  6. コンポジション設定はさらに調整することができます。VR コンポジションエディターダイアログで、「プロパティ」をクリックします。プロパティを調整し、「保存」をクリックします。保存した設定を削除するには、「削除」をクリックします。

    2D プロパティの編集
    2D プロパティの編集
    3D プロパティの編集
    3D プロパティの編集
  7. 視野を回転させて、VR ヘッドセットを装着したユーザーにフッテージがどのように表示されるかを確認できます。Edit 1 コンポジションを選択し、カメラツールを使用してコンポジションをドラッグして動かします。フッテージの 360 度ビューを使用して視野を変えて、要素を追加するポイントを探すことができます。異なるカメラアングルを表示するには、ビューの数を変更します。

    異なるビューの視野
    異なるビューの視野
  8. グラフィックス、テキスト要素、エフェクトなどの要素をコンポジションに追加し、その結果を出力コンポジションに表示します。結果が出力コンポジションに反映されない場合は、VR コンポジションエディターの「出力を開く/レンダリング」をクリックしてコンポジションを更新します。

    ヒント:3D 編集の場合は、コンポジションに追加する要素を 3D レイヤーに変更します。タイムラインパネルの 3D レイヤーのトグルを有効にします。

    Edit 1 のワープされていないコンポジション
    Edit 1 のワープされていないコンポジション
    出力の正距円筒コンポジション
    出力の正距円筒コンポジション

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