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プレビュー

After Effects でのプレビューとレンダリングについて説明します。これには、フッテージ、レイヤー、コンポジションのプレビュー方法、プレビューの速度に影響を与える要因などが含まれます。

ビデオとオーディオのプレビュー

レンダリングという言葉は最終出力にのみ適用されるかのように語られるのが一般的ですが、フッテージレイヤーコンポジションパネルのプレビューを作成するプロセスもレンダリングの一種です。

作業の途中で最終出力をレンダリングせずに、コンポジションのすべてまたは一部をプレビューできます。プレビュー用コントロールの多くは、プレビューパネルにあります。

ディスクキャッシュの改善により、よりスムーズで長時間の再生が可能

新しいベータ版機能の使用

テストとフィードバックで、より長時間の再生を可能にする改善されたキャッシュを使用できるようになりました。After Effects(ベータ版)で今すぐお試しください。

After Effects(ベータ)バージョン 25.2.0.079 の長時間再生を可能にするキャッシュの改善により、After Effects がレンダリングされたすべてのフレームを RAM に保存するという制限がなくなったため、プレビュー再生の継続時間と応答性が向上しました。RAM だけに頼るのではなくディスクキャッシュを活用することで、次のことが可能になります。

  • 再生時間の延長:かなり長い時間のコンポジションをプレビューします。
  • パフォーマンスの向上:低い仕様のシステムで特に有益です。

After Effects では、キャッシュマークによってフレームが保存されている場所を把握できます。

A. 青いキャッシュマークは、ディスクキャッシュに保存されているフレームを示します。 B. 緑のキャッシュマークは、RAM キャッシュに保存されているフレームを表します。  

この機能はデフォルトで有効になっており、追加の設定は必要ありません。ただし、これをオフにするには、環境設定メディアとディスクのキャッシュ詳細オプション/チェックを外すディスクキャッシュからのプレビューを有効にするに移動します。

メディアとディスクキャッシュの環境設定で、「ディスクキャッシュからのプレビューを有効にする」がチェックされています。
ディスクキャッシュからのプレビューを有効にすると、システムは使用可能な RAM に制限されることなくフレームを保存し、必要に応じてディスクとメモリ間を動的に循環できるようになります。

After Effects(ベータ版)コミュニティの長時間再生を可能にするキャッシュの改善に関するディスカッションに参加してください。

プレビューを使用してビデオとオーディオを再生する

After Effects では、タイムラインパネル、レイヤーパネル、またはフッテージパネルのビデオやオーディオを実際の速度で再生できるように RAM が割り当てられます。リアルタイムでの再生用に保存できるフレームの数は、プレビューパネルの設定によって決まります。

デフォルトのプレビューの動作は、リアルタイムの再生を表すプレビューを生成するように構成されています。スペースバー(デフォルトのキーボードショートカット)を押すと、After Effects でオーディオ付きのプレビューが開始され、使用可能な RAM の空き容量がなくなるまで、フレームがキャッシュされます。

ビデオおよびオーディオのプレビューを開始するには、次のいずれかの操作を行います。

  • プレビューのキーボードショートカット(スペースバーShift + スペースバーテンキー0Shift + テンキーの 0Option または Alt + テンキーの 0)を押します。各キーボードショートカットキーに割り当てられたプレビューの設定に基づいて、ショートカットキーごとにプレビューの動作が異なります。プレビューパネルで設定を変更すると、各キーボードショートカットのプレビュー動作を設定できます。
ヒント :

詳しくは、After Effects のプレビュー動作の設定を参照してください。

  • プレビューパネルの再生 ボタンを選択します。再生ボタンをクリックすると、プレビューパネルに現在表示されている、ショートカットに割り当てられた設定が使用されます。
  • コンポジションプレビュー再生を選択します。再生オプションを選択すると、プレビューパネルに現在表示されている、ショートカットに割り当てられた設定が使用されます。

プレビューの動作を設定する

作業スタイルに適したプレビューオプションを設定できます。プレビューパネルのコントロールでは、オーディオ、ループ、キャッシュ、範囲およびレイヤーコントロールの各キーボードショートカット(スペースバーShift + スペースバーテンキー0Shift + テンキー0テンキーまたは Option または Alt + テンキー)のプレビュー動作を設定できます。

プレビューを設定するには、次の操作を行います。

  1. デフォルトでは、After Effects 内のほとんどのワークスペースでプレビューパネルが開かれています。ただし、プレビューパネルが閉じられている場合は、ウィンドウプレビューを選択して開きます。

  2. プレビューパネルで、次の設定を変更すると、プレビューの動作を設定できます。

    ショートカット

    プレビューを再生/停止するキーボードショートカットを選択:スペースバーShift + スペースバーテンキーの 0Shift + テンキーの 0、または Option または Alt + テンキーの 0。プレビューの動作は、現在選択されているキーボードショートカットに指定されている設定によって異なります。

    リセット

    すべてのショートカットキーのデフォルトのプレビュー設定をリストアします。

    注意:

    以前のバージョン(After Effects CC 2014 およびそれ以前)での動作に近づけるためにすべてのキーボードショートカットキーのプレビュー設定を復元するには、Option キー(macOS)または Alt キー(Windows)を押しながら、「リセット」ボタンをクリックします。

    オーディオをミュート

    プレビュー中にオーディオをミュートします。

    ビデオを含める

    有効にすると、プレビューでビデオが再生されます。

    オーディオを含める

    有効にすると、プレビューでオーディオが再生されます。

    オーバーレイとレイヤーコントロールを含める

    有効にすると、プレビューには、選択したレイヤーに対して、表示表示オプションダイアログボックスで定義されたオーバーレイ(グリッドやガイドなど)およびレイヤーコントロールが表示されます。このオプションは、「ビデオを含める」が有効であるかどうかにかかわらず有効にできます。

    ビューアパネルのオーバーレイには、ガイド、セーフマージン、グリッド、および 3D 参照軸が含まれます。現在のビューアに表示するオーバーレイを選択するには、ビューアパネルの下部にあるグリッドとガイドを選択オプションメニューを開きます。

    プレビューの再生中に、Cmd + Shift + H(macOS)または Ctrl + Shift + H(Windows)を使用してレイヤーコントロールの表示と非表示を動的に切り替えることができます。

    ループ

    プレビューをループ再生するかどうかを指定します。

    注意:

    プレビュー中にレイヤーコントロールを表示または非表示にしても、プレビューパネルの「レイヤーコントロール」オプションの状態には影響しません。

    含める」ボタンを 3 つ同時に無効にすることはできません。1 つ以上のボタンを有効にする必要があります。3 つ目のボタンを無効にした場合は、他のボタンのいずれかが有効になります。

    再生前にキャッシュ:このオプションを有効にすると、After Effects によって再生開始前にフレームがキャッシュされます。このオプションは、プレビューショートカットのいずれに対しても、デフォルトで有効化されていません。プレビューパネルで Option キー(macOS)または Alt キー(Windows)を押しながら「リセット」ボタンを選択すると、テンキーの 0 に対して「再生前にキャッシュ」が有効になります。

    範囲

    プレビューされるフレームの範囲を定義します:

    • ワークエリア:ワークエリア内のフレームのみ。
    • ワークエリア - 現在の時刻によって拡張:ワークエリアは時間インジケーター(CTI)の位置への参照によって動的に拡張されます。
      • CTI がワークエリアの前に配置される場合、範囲の長さは現在の時間からワークエリアのエンドポイントになります。
      • CTI がワークエリアの後に配置される場合、範囲の長さは開始点から現在の時間になります。「現在の時間から」が有効の場合、範囲の長さは開始点からコンポジション、レイヤー、またはフッテージの最後のフレームになります。
      • CTI がワークエリア内に配置される場合、範囲は拡張なしのワークエリアになります。
    • デュレーション全体:コンポジション、レイヤーまたはフッテージのすべてのフレーム。
    • 現在時間の前後を再生:「現在時間の前後を再生」を有効にしてプレビューを開始すると、プリロールの値が現在時間から減算され、ポストロールの値が現在時間に加算されて、その間のフレームがプレビューされます。

      プリロールとポストロールの値を設定するには:

      1. 範囲/現在時間の前後を再生を選択します。
      2. 現在時間で再生設定ダイアログボックスで、プリロールとポストロールの値を秒単位で設定します。
      3. OK」を選択します。

    フレームレート

    プレビューのフレームレートを指定します。プレビューとコンポジションのフレームレートを同じにする場合は、「自動」を選択します。

    スキップ

    再生パフォーマンスを向上させるためにプレビュー中にスキップするフレーム数を選択します。

    解像度

    プレビューの解像度を指定します。解像度ドロップダウンリストで指定した値によって、コンポジションの解像度の設定が上書きされます。

    次の動作から、現在のショートカットまたは再生ボタンでプレビューを停止した際に起こる 1 つ以上の動作を選択します。

    • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:このオプションを有効にし、このショートカットを使用してキャッシュが完了する前にプレビューを停止すると、キャッシュのみが停止します。キャッシュされているフレームの再生が範囲の最初から再開されます。このオプションを無効にした場合、このショートカットを使用してプレビューを停止すると、キャッシュと再生の両方が停止します。
    • 時間をプレビュー時間に移動:このオプションを有効にし、このショートカットを使用してプレビューを停止すると、現在の時間プレビュー時間の位置に移動します。

プレビューを停止する

次のいずれかを使用して、プレビューを停止できます。

  • プレビューのキーボードショートカット(スペースバーShift + スペースバーテンキーの 0Shift + テンキーの 0 または OptionAlt + テンキーの 0)を押します。
     
  • プレビューパネルの再生/停止ボタンをクリックします。
  • コンポジションプレビュー現在のプレビューを再生を選択します。
  • Esc キーを押します。

また、次の操作も After Effects のプレビューを停止します。

  • プレビュービューアパネルを選択します。 ビューアーパネルのタブを選択してもプレビューは停止しません。
  • ワークエリアバーまたはタイムナビゲーターバーなどの時間のプロパティを調整します。
  • Option キー(macOS)または Alt キー(Windows)を押さずに現在の時間インジケーター(CTI)をドラッグするかタイムルーラーをクリックします。また、この操作は現在の時間を変更します。
  • プレビュー中のコンポジションのコンポジション設定を変更します。
  • プレビュー中のビューアパネルをワークスペースの別のパネルの背後に隠します。例えば、同じグループの別のパネルをクリックしたり、同じグループで新しいビューアパネルを開いたりします。
  • レンダーキューを開始します。

プレビューパネルとコンポジションプレビュー現在のプレビューを再生の「再生」ボタンまたは「停止」ボタンは、プレビューパネルに現在表示されているショートカットにリンクされています。これらのアクションを使用してプレビューを停止すると、現在表示されているキーボードショートカットを押した場合と同じ結果になります。

デフォルトのプレビュー設定

各プレビューのキーボードショートカットのデフォルトのプレビュー設定は次のとおりです:

スペースバー

Shift + スペースバー

テンキーの 0

  • プレビューでビデオを再生:オン
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オフ
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリアを現在の時刻によって拡張
  • 途中から再生:現在の時間
  • フレームレート:自動.
  • スキップ:0
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するためにスペースバーが使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:有効
  • プレビューでビデオを再生:オン
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オフ
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリアを現在の時刻によって拡張
  • 途中から再生:現在の時間
  • フレームレート:自動
  • スキップ:0
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するために Shift + スペースバーが使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:無効
  • プレビューでビデオを再生:オン
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オフ
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリア
  • 途中から再生:範囲の先頭
  • フレームレート:自動
  • スキップ:0
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するためにテンキーの 0 が使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:無効

Shift + テンキーの 0

テンキーの 0

Alt + テンキーの 0

  • プレビューでビデオを再生:オン
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オフ
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリアを現在の時刻によって拡張
  • 途中から再生:範囲の先頭
  • フレームレート:自動
  • スキップ:1
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するために Shift + テンキーの 0 が使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:無効
  • プレビューでビデオを再生:オフ
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オフ
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリアと現在の時間
  • 途中から再生:現在の時間
  • フレームレート:自動
  • スキップ:0
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するためにテンキーの + 0 が使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:無効
  • プレビューでビデオを再生:オフ
  • プレビューでオーディオを再生:オン
  • オーバーレイおよびレイヤーコントロールを表示:オン
  • 再生前にキャッシュ:オフ
  • 範囲:ワークエリア
  • 途中から再生:範囲の先頭
  • フレームレート:自動
  • スキップ:0
  • 解像度:自動
  • フルスクリーン:無効

プレビューを停止するために Alt + テンキーの 0 が使用される場合:

  • キャッシュする場合、キャッシュされたフレームを再生:有効
  • 時間をプレビュー時間に移動:無効

オーディオのみをプレビューする

オーディオのみをプレビューすると実際の速度で直ちに再生されます。ただし、「ステレオミキサー」以外のオーディオエフェクトが適用されていると、オーディオがレンダリングされるまで再生が遅れることがあります。

プロジェクト全体のオーディオのサンプルレートは、プロジェクト設定ダイアログボックス(ファイルプロジェクト設定)で設定します。

オーディオハードウェア」と「オーディオ出力マッピング」の環境設定によって、オーディオプレビューの動作が決まります。最終出力の音質は、出力モジュール設定によって決まります。環境設定ダイアログボックスの「オーディオハードウェア」ペイン(編集環境設定オーディオハードウェア)で、デバイスクラスの選択、デフォルトのアウトプットのマッピング、設定の変更および待ち時間の設定を行うことができます。

ビデオおよびオーディオを手動でプレビュー(スクラブ)

  • タイムラインパネルでビデオを手動でプレビュー(スクラブ)したり、特定のフレームに移動したりするには、現在の時間インジケーターをドラッグします。
  • タイムラインパネルでオーディオをスクラブするには、Ctrl + Alt キー(Windows)または Command + Option キー(macOS)を押しながら 、現在の時間インジケーター(CTI)をドラッグします。
  • タイムラインパネルでオーディオとビデオをスクラブするには、Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながら、現在の時間インジケーター(CTI)をドラッグします。

オーディオのスクラブ中に、マウスボタンを押した状態で現在の時間インジケーター(CTI)の移動を停止すると、短いオーディオセクションがループします。

注意:

レンダリング済みで RAM キャッシュにキャッシュされているフレームのみを手動でプレビュー(スクラブ)するには、現在の時間インジケーター(CTI)をドラッグする前に Caps Lock キーを押します。これにより、他のフレームの上や他のフレームを越えてドラッグした場合に、After Effects が他のフレームをレンダリングするのを防止できます。このテクニックは、1 つおきのフレームをスキップするオプションを使用するプレビュー設定を使用して、レンダリングしたいくつかのフレームを手動でプレビューする場合に便利です。

オーディオパネルのオプション

プレビュー中は、オーディオパネルのボリュームユニット(VU)メーターにオーディオのボリュームレベルが表示されます。VU メーターの上端に、オーディオがクリッピングしたことを示す信号があります。クリッピングとは、オーディオ信号がオーディオ機器で処理できる最大レベルを超えたときに発生するディストーションです。

VU メーターとレベルコントロールの詳細を表示するには、オーディオパネルを上下に伸ばします。

オーディオパネルメニューで「オプション」を選択し、次のオプションを指定します。

単位

オーディオレベルを、デシベルとパーセントのどちらで表示するかを指定します。100% が 0 デシベル(0 dB)に相当します。

スライダー最小値

オーディオパネルに表示する最小のオーディオレベル。

プレビューに関するその他のヒントとオプション

  • どの方法でプレビューする場合も、最終出力へのレンダリング時と同様、ビデオレイヤースイッチ が選択されている場合にのみレイヤーがレンダリングされたプレビューに表示されます。
  • プレビューがレンダリングされる速度に影響する要因を次に示します。
    • レイヤースイッチ
    • 高速プレビュー設定
    • 環境設定
    • コンポジション設定

解像度設定メニューを使用します。これは、最も簡単で最も効果的なプレビュー設定コントロールの 1 つです。このメニューで「フル画質」以外を選択すると、低解像度でプレビューできます。

解像度設定
プレビューの解像度の設定

注意:

プレビューのピクセルの縦横比の補正のオンとオフを切り替えるには、パネルの下部にある「ピクセル縦横比補正の切り替え」ボタンを選択します。ピクセル縦横比補正の品質は、「ズームの画質」環境設定で決まります。詳しくは、After Effects での画質の環境設定の表示を参照してください。

  • 可能な場合は、オーディエンスが最終出力を表示するために使用するのと同じ種類のデバイスでプレビューしてください。例えば、外付けのビデオモニターでプレビューします。
  • カラーマネジメントが有効な場合、出力先のカラースペースに表示されるのと全く同じように、コンポジション、レイヤーまたはフッテージアイテムをプレビューできます。After Effects での出力デバイスでのカラーの表示のシミュレート方法について説明します。
注意:

プレビューや最終出力のレンダリング中に、情報パネルやプロジェクトのフローチャートパネルに詳細情報を表示するには、編集環境設定ディスプレイ設定(Windows)または After Effects環境設定ディスプレイ設定(macOS)を選択し、「情報パネルとフローチャートにレンダリングの進行状況を表示」を選択します。

現在の時間インジケーター(CTI)の移動

タイムラインパネルには、現在の時間インジケーター(CTI)があり、ハイライト表示されます。
タイムラインパネルで現在の時間インジケーター(CTI)を移動またはドラッグして、手動でプレビューします。

フレームのプレビューする最も基本的な方法は、現在の時間インジケーター(CTI)を手動で移動またはドラッグすることです。

タイムルーラーでは、コンポジション、レイヤーまたはフッテージアイテムの時間のディメンションが視覚的に示されます。時間スケールは、レイヤーパネルとフッテージパネルでは、パネルの下部に表示されます。コンポジションパネルでは、対応するタイムラインパネル内に表示されます。時間スケールに表示されるデュレーションは、パネルによって異なります。レイヤーパネルとフッテージパネルのタイムルーラーは、パネルのコンテンツのデュレーションを表すのに対して、タイムラインパネルのタイムルーラーは、コンポジション全体のデュレーションを表します。

タイムルーラーにある現在の時間インジケーターは、現在表示または変更しているフレームの位置を示します。

  • 1 つ後ろか前のフレームに移動するには、プレビューパネルで「次のフレーム」ボタンまたは「前のフレームボタンを選択するか、Page Down キーまたは Page Up キーを押します。

  • 10 フレーム前または後ろに移動するには、Shift キーを押しながら「次のフレーム」ボタンまたは「前のフレーム」ボタンをクリックするか、Shift + Page Down キーまたは Shift + Page Up キーを押します。

  • 特定の時間またはフレーム数だけ進むには、現在の時間表示を選択して、プラス記号(+)の後に移動分のタイムコードまたはフレーム数を入力します。例えば、フレームを 20 個進めるには + 20、1 秒後に進むには + 1:00 と入力します。前に戻す場合は、プラス記号( + )の後にマイナス記号(-)を付けます。例えば、フレームを 20 個戻すには + -20、1 秒前に戻るには + -1:00 と入力します。

  • 最初または最後のフレームに移動するには、プレビューパネルで「最初のフレームまたは「最後のフレームボタンを選択するか、Home キーまたは End キーを押します。

  • ワークエリアの最初のフレームまたは最後のフレームに移動するには、Shift + Home キーまたは Shift + End キーを押します。

  • 特定のフレームに移動するには、タイムルーラーを選択し、フッテージレイヤーコンポジションまたはタイムラインパネルで現在の時間表示を選択するか、Alt + Shift + J キー(Windows)または Option + Shift + J キー(macOS)を押します。タイムラインパネルの現在の時間表示をドラッグして値を変更することもできます。

  • キーフレーム、マーカー、インポイントとアウトポイント、コンポジションまたはワークエリアの開始点または終了点にスナップするには、Shift キーを押しながら、現在の時間インジケーターをドラッグします。
  • Shift を押しながら J および K ホットキーを押すと、選択したレイヤーとプロパティのキーフレームとマーカーの間をすばやくジャンプできます。
  • 複数のレイヤーが選択されているときに、CTI を最も古い イン ポイント に移動するには、キーボードショートカット I キーと O キーを使用して、最新の アウト ポイントを選択します。
注意:

プレビューの再生中に CTI をスクラブした場合、プレビューが停止します。プレビューを停止せずに CTI をスクラブするには、Option キーまたは Alt キーを押しながらスクラブします。

コンポジションの時間スケールのズームインおよびズームアウト

  • タイムラインパネルで、ズームインボタン  またはズームアウトボタン  をクリックするか、両ボタン間にあるズームスライダーをドラッグします。
  • メインキーボードの ^(ハット)キーを押すと時間スケールがズームインし、-(ハイフン)キーを押すとズームアウトします。
  • タイムナビゲーター開始ブラケットまたはタイムナビゲーター終了ブラケットをドラッグして、コンポジションの時間スケールの一部をズームインまたはズームアウトします。
注意:

タイムラインパネルのタイムナビゲーターをクリックすると、情報パネルにタイムナビゲーターのデュレーションの開始時間と終了時間が表示されます。

  • ズームアウトしてコンポジションデュレーション全体を表示するには、コンポジションパネルまたはタイムラインパネルがアクティブな状態で Shift + ;(セミコロン)キーを押します。タイムナビゲーターで指定されているデュレーションにズームインするには、再度 Shift + ; キーを押します。
  • ズームアウトしてコンポジションデュレーション全体を表示するには、Shift キーを押しながらタイムナビゲーターをダブルクリックします。タイムナビゲーターで指定されているデュレーションにズームインするには、再度 Shift キーを押しながらダブルクリックします。
  • ズームインして時間スケールで個別のフレームを表示するには、タイムナビゲーターをダブルクリックします。ズームアウトしてコンポジションデュレーションを表示するには、再度タイムナビゲーターをダブルクリックします。
  • コンポジションレイヤーフッテージおよびタイムラインパネルで 2 本の指を使用したマルチタッチジェスチャでズームするには、指を近付ける方向にピンチしてズームアウトし、指を離す方向に移動してズームインします。

マウスのスクロールホイールを使用して時間スケールをズームしたりスクロールしたりする方法については、「マウスホイールを使用したスクロールとズーム」を参照してください。

注意:

時間スケールをズームインした状態で D キーを押すと、タイムグラフの中心が現在の時間に設定されます。

初期設定のプレビューするビューアを選択する

ビューアをプレビュー用の初期設定パネルとして指定しておくと、他のパネルで設定を変更しながらも、最終的な出力内容を示すコンポジションビューアを常にプレビューしたい場合に特に便利です。

プレビューするときに、この初期設定パネルは常に最前面に表示されます。

  • コンポジションパネル設定から「常にこのビューをプレビュー」を選択します。
  • コンポジションパネル設定からプライマリビューアを選択します。

プライマリビューアボタン

プライマリビューア」ボタンは、コンポジションパネル、レイヤーパネルおよびフッテージビューアパネルの左下にある「常にこのビューをプレビュー」ボタンの横に表示されます。

プライマリビューアは常に「このビューをプレビュー」と同様に機能しますが、プライマリビューアはオーディオおよび外部ビデオプレビューに使用されるビューアまたはビューのみを定義します。

  • プライマリビューアとして設定できるビューは 1 つだけで、ビューアまたはビューに対して有効にすると、それまでに有効になっていた他のビューアまたはビューが無効になります。
  • プライマリビューアが無効になっている場合、最後にアクティブになっていたビューアまたはビューがオーディオおよび外部ビデオプレビューに使用されます。
  • 別のビューアまたはビューに切り替えると、そのビューアまたはビューがオーディオおよび外部ビデオのプレビューを制御します。
注意:

複数のビューを開いている場合は、2D のコンポジションでは最前面のコンポジションビュー、3D のコンポジションではアクティブカメラビューがプレビューに使用されます。アクティブカメラをオフにするには、プレビューパネルのメニューで「アクティブカメラを優先してプレビュー」の選択を解除します。

プレビューモードとビューアの画質の環境設定

After Effects にはプレビューのオプションが何種類かあり、 速度と精度のバランスの取り方は様々です。

プレビューモードと高速プレビューの環境設定

プレビューモードごとに、再生したり作業中(コンポジションパネルでレイヤーをドラッグしたり、タイムラインパネルでプロパティの値を変更するなど)にイメージを更新したりするときの画質と速度のバランスが異なります。

ドラフト 3D モードとライブ更新モードは、コンポジションのすべてのビューで使用できます。

ドラフト 3D

カメラのライト、シャドウおよび被写界深度ブラーを無効にします。ドラフト 3D モードのオンとオフを切り替えるには、タイムラインパネルの上部にある「ドラフト 3D」ボタンを選択します。

ライブ更新

作業中に、コンポジションパネルまたはレイヤーパネルのイメージを更新します。ライブ更新の選択を解除すると、作業中に After Effects でワイヤーフレームが表示されます。

注意:
  • ライブ更新モードのオンとオフを一時的に切り替えるには、レイヤーを移動、プロパティ値を変更、現在時間インジケーター(CTI)を移動するときに、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押します。
  • After Effects のフッテージパネル、レイヤーパネルおよびコンポジションパネルで画像が更新されないようにするには、Caps Lock キーを押します。パネルに表示されるような変更を行った場合は、下部に赤いバーが追加され、画像の更新が無効になっていることを知らせるテキストが表示されます。モーションパス、アンカーポイント、マスクアウトラインなどのパネルコントロールは、動かすたびに更新されます。パネルの更新を再開してすべての変更を表示するには、Caps Lock キーをもう一度押します。最終出力のレンダリング中に各フレームのビューが更新されないようにするには、Caps Lock キーを押します。
  • OpenGL を使用してプレビューをレンダリングし、ビデオモニターでプレビューする場合、コンポジションの要素を操作しても、操作の最後にマウスを放すまで、ビデオモニターに表示されるプレビューは更新されません詳しくは、After Effects の外部ビデオモニターのプレビューを参照してください。

高速プレビュー

高速プレビュー」オプションの範囲は、高画質で低処理速度(オフ)から、低画質で高処理速度(ワイヤーフレーム)まであります。

オフ(最終画質)

高速プレビューはオフです。コンポジションの最終画質をプレビューする場合にこのモードを使用します。

適応解像度

レイヤーのドラッグやプロパティ値のスクラブ中に、フッテージのダウンサンプルを試みます。レイトレース 3D コンポジションの場合は、「適応解像度」の設定によって、現在の適応解像度に基づいてレイトレースの画質が削減されます。

  • 1/2 では、レイトレースの画質値は半分に削減されます。
  • 1/4 では、レイトレースの画質値は最大 4 に削減されます。
  • 1/8 または 1/16 では、レイトレースの画質値は最大 2 に削減されます。

適応解像度の制限は、編集環境設定プレビュー(Windows)または Premiere Pro環境設定プレビュー(macOS)で変更できます。

ドラフト

レイトレース 3D コンポジションでのみ使用できます。このオプションを指定すると、レイトレース画質(レイトレーサーによるレイ数)が 1 に削減されます。

高速ドラフト

複雑なシーンのレイアウト時や、レイトレース 3D コンポジションで作業している場合に、高速ドラフトモードを使用してプレビューすることができます。レイトレース 3D コンポジションでは、高速ドラフトモードでベベル、押出およびカーブが適用された 3D レイヤーをレンダリングします。プレビューの際に、GPU へのテクスチャのロードを高速化するためにシーンがダウンサンプルされます。高速ドラフトモードでは、ビデオの各フレームが必要に応じてレンダラーに読み取られます。ダウンサンプル係数は 1/4 の解像度に設定され、エフェクトとトラックマットはオンになります。

ワイヤーフレーム

複雑なコンポジションの設定とプレビューに便利です。

  • ドラフトモード、高速ドラフトモードおよびワイヤーフレームモードでは、現在のレンダラーメニューボタンの稲妻アイコンがオレンジで表示されます。適応解像度では、コンポジションがダウンサンプルされているときに、このアイコンがオレンジで表示されます。これらのモードでは、モード名がコンポジションビューの右上隅に表示されます。
  • 最終画質モード、適応解像度モードまたはドラフトモードで、タイムラインでのプロパティの調整やスクラブに時間がかかる場合、シーンは一時的にワイヤーフレームの表示に切り替わります。マウスの移動を停止すると、フレームのレンダリングが終了します。
  • ドラフトモードのレイトレース 3D コンポジションで作業している場合に、クラシック 3D コンポジションに切り替えると、高速プレビューモードが自動的に適応解像度に切り替わります。
  • Ctrl キー(Windows)または Command キー(macOS)を押しながらスクラブしている際に、複数のアクティブなビューを更新する場合は、ビューのレイアウトを選択ポップアップメニューで「同じ表示オプションを使用」オプションをオンにします。
  • コンポジションパネルの右上隅にある現在のレンダラーメニューボタンをクリックすると、コンポジション設定ダイアログボックスで現在のレンダラー設定をすぐに開くことができます。この方法は、3D レイヤー、カメラまたはコンポジションのライトに適用されます。
注意:

ワークフローに合うように高速プレビューモードを変更することは、特にレイトレース 3D コンポジションを操作する場合に重要です。

高速プレビューのショートカットキー

画質名

ショートカット

オフ(最終画質)

Ctrl + Alt + 1(Windows)または Command + Option + 1(macOS)

適応解像度

Ctrl + Alt + 2(Windows)または Command + Option + 2(macOS)

ドラフト

Ctrl + Alt + 3(Windows)または Command + Option + 3(macOS)

高速ドラフト

Ctrl + Alt + 4(Windows)または Command + Option + 4(macOS)

ワイヤーフレーム

Ctrl + Alt + 5(Windows)または Command + Option + 5(macOS)

ビューアの画質の環境設定

プレビュー環境設定カテゴリーで、プレビューで使用するカラーマネジメントとズーム処理の品質と速度を選択できます。

ズームの画質メニューまたはカラーマネジメントの画質メニューから、次のいずれかを選択します。

  • 速度を優先
  • キャッシュされたプレビュー時以外、精度を優先
  • 精度を優先

ズームの画質」環境設定の設定内容は、コンポジションパネルとレイヤーパネルのピクセル縦横比補正に対して実行されるスケールの品質に影響を与えます。

注意:

チャンネルを表示メニューを、ストレートカラー(RGB ストレート、アルファオーバーレイ、アルファ境界線)を表示するオプションに設定している場合、ビューアの画質環境設定は無視されます。プレビューは、ビューアの画質設定を「速度を優先」に設定したときと同じように作成されます。

目標範囲(ROI)

目標範囲(ROI)は、プレビュー用にレンダリングされたコンポジション、レイヤー、またはフッテージアイテムの領域です。目標範囲を狭めると、少ない電力とメモリ容量でプレビューできるので、処理が向上し、プレビューのデュレーションが増えます。

初期設定では、目標範囲を変更してもファイルの出力には影響しません。コンポジションを目標範囲にクロップしてサイズを変更し、レンダリングする部分を指定することもできます。

注意:

目標範囲を選択すると、目標範囲の上(T)、左(L)、下(B)、右(R)のエッジに対して、コンポジションの左上隅からの水平および垂直距離が情報パネルに表示されます。

  • 目標範囲を指定するには、コンポジションレイヤーまたはフッテージパネルの下部にある「目標範囲」ボタンを選択してから、ドラッグしてパネルの表示可能領域を選択します。
注意:

選択ツールで最初から指定し直すには、Alt キー(Windows)または Option キー(macOS)を押しながら、「目標範囲」ボタンをクリックします。

  • 目標範囲とコンポジション、レイヤーまたはフッテージフレーム全体の表示を切り替えるには、「目標範囲」ボタンをクリックします。
  • 目標範囲の移動やサイズ変更を行う場合は、エッジまたはハンドルをドラッグします。Shift キーを押しながらコーナーハンドルをドラッグすると、サイズを変更してもアスペクト比が維持されます。
  • コンポジションを目標範囲にクロップするには、コンポジションコンポジションを目標範囲にクロップを選択します。
  • 出力を目標範囲にクロップするには、出力モジュール設定 ダイアログボックスの「クロップ」セクションで「目標範囲を使用」を選択します。
注意:

1 つのレイヤーの目標範囲の等価範囲を作成するには、作業を行っているレイヤー部分の周囲に一時的なマスクを描画します。マスクの外側の領域はレンダリングされません。これにより、サイズの大きいレイヤーの小さい部分で作業を行う場合に、作業時間を大幅に短縮できます。ただし、マスクの外側のピクセルがレンダリングされないため、コンポジションの表示方法が大幅に変わる可能性があることに注意してください詳しくは、After Effects でのマスクの作成を参照してください。

目標範囲に対するコンポジションの切り抜き

ワークエリア

ワークエリアは、プレビューまたは最終出力用にレンダリングするコンポジションのデュレーションの一部です。タイムラインパネルで、ワークエリアは明るいグレー階調で表示されます。

  • ワークエリアの始点または終点を現在の時間に設定するには、それぞれ B キー(開始)もしくは N キー(終了)を押します。
  • ワークエリアを設定するには、時間スケールでワークエリアの始点および終点のマーカーを移動します。
  • ワークエリアを移動するには、ワークエリアバーの中央部分を左または右にドラッグします。
  • ワークエリアをコンポジションと同じサイズに拡張するには、ワークエリアバーの中央をダブルクリックします。

  • ワークのデュレーションと、開始時間と終了時間を情報パネルに表示するには、ワークエリアバーを選択します。

スナップショット

コンポジションパネル、レイヤーパネルまたはフッテージパネルで、あるビューを別のビューと比較するには、スナップショットを撮影します。例えば、ムービーの異なる時間のフレームを 2 つ比較できます。

あるパネルで撮影したスナップショットを、別の種類のパネルで表示することができます。例えば、レイヤーパネルのスナップショットを、コンポジションパネルやフッテージパネルで表示できます。スナップショットを表示しても、パネルの内容が置き換わるわけではありません。スナップショットと、それを表示するパネルのサイズまたは縦横比が異なる場合は、スナップショットのサイズが現在のビューに合わせて変更されます。

スナップショットは参照用で、レイヤー、コンポジションまたはレンダリングされたムービーの一部にはなりません。

スナップショットを撮影するときに、音が聞こえます。

  • スナップショットを撮影するには、パネルの下端にあるスナップショットボタン を選択するか、Shift + F5 キー、Shift + F6 キー、Shift + F7 キーまたは Shift + F8 キーを押します。
  • スナップショットボタンまたは Shift + F5 キーを押して撮影した最新のスナップショットを表示するには、パネル下部のスナップショットを表示ボタンをクリックして押したままにします。
  • 特定のスナップショットを表示するには、F5 キー、F6 キー、F7 キーまたは F8 キーを押したままにします。
  • スナップショットを削除するには、Ctrl + Shift キー(Windows)または Command + Shift キー(macOS)を押しながら、F5 キー、F6 キー、F7 キーまたは F8 キーを押します。
  • スナップショットを保存するのに使用したすべてのメモリを解放するには、編集キャッシュの消去スナップショットを選択します。

外部ビデオモニターでプレビュー

レイヤーパネル、フッテージパネルまたはコンポジションパネルの内容を外部ビデオモニターでプレビューできます。ビデオモニターでプレビューするには、ビデオキャプチャカードや FireWire ポートなどの追加のハードウェアが必要です。

DVI、DisplayPort、HDMI などを介して、ビデオディスプレイカードに接続された 2 台目のモニターにプレビューを表示できます。ビデオキャプチャカードを使用して外部ビデオモニターを接続する場合は、適切なドライバーをインストールしモニターを接続して、プレビューを表示します。FireWire ポートを使用する場合は、まずデジタルビデオカメラまたは類似のデバイスをポートに接続してから、ビデオモニターをデバイスに接続します。FireWire プレビューの設定についての詳細は、デジタルカムコーダ、VCR またはその他のデバイスのマニュアルを参照してください。

  1. 編集環境設定ビデオプレビュー(Windows)を選択するか、After Effects環境設定ビデオプレビュー(macOS)を選択します。

  2. 外部デバイスへのビデオ出力を有効にするには、次のオプションから選択します:

    • Adobe DV:これは FireWire オプションです。
    • Adobe Monitor x:これらは、グラフィックカードを介してビデオプレビューデータを受信できる、接続されたコンピューターモニターです。
    • サードパーティ製ビデオハードウェア:これらのエントリは、接続されているサードパーティ製ハードウェアに応じて異なります。AJA Kona 3GBlackmagic Playback および Matrox Player がその例です。
  3. After Effects がフォアグラウンドアプリケーションではない場合にビデオフレームが外部モニターに送信されるのを防ぐには、「バックグラウンド動作時のビデオ出力を無効にする」オプションを選択します。

  4. After Effects がレンダーキューでフレームをレンダリング中に、ビデオフレームが外部モニターに送信されるのを防ぐには、「レンダーキューでレンダリング中にビデオプレビュー」オプションをオンにします。

Mercury Transmit を使用して外部モニターに送信されたビデオプレビューはカラーマネジメントされます(外部ビデオプレビューモニターを HDTV Rec.709 デバイスとして扱う)。詳しくは、Mercury Transmit を使用したビデオプレビュー記事を参照してください。

注意:

ワイヤフレームプレビューモードでは、すべてのビデオプレビューモニターでプレビューするわけではありません(プレビューモードおよび作業用カラースペースを選択して、カラーマネジメントを有効にする を参照。)

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