静止画および静止画シーケンスのレンダリングと書き出し

最終更新日 : 2026年10月2日

After Effects コンポジションから静止画像と画像シーケンスをレンダリングして書き出す方法を学習します。

静止画シーケンスをレンダリングして書き出す

ムービーを静止画のシーケンスとしてレンダリングして書き出すことができます。この場合は、ムービーの各フレームは個別の静止画ファイルとして出力されます。 ネットワーク上にある複数のコンピューターを使って 1 つのムービーをレンダリングする場合は、常に静止画シーケンスとして出力されます。 静止画シーケンスは、多くの 3D アニメーションプログラムで使用できます。 ビジュアル要素を After Effects から Flash Professional に変換するには、PNG ファイルのシーケンスにすると便利です。

ムービーを作成してフィルムに変換する場合は、静止画のシーケンスを作成してから、フィルムレコーダーを使用してフィルムに変換する必要があります。

PSD ファイルのシーケンスを作成すると、Photoshop で簡単に修正、編集できます。 その後、静止画シーケンスを After Effects に再度読み込みます。

静止画シーケンスの出力ファイル名は、一定の形式で指定します。 指定する名前は、角括弧で囲まれたポンド記号([#####])を含む必要があります。 各フレームがレンダリングされると、[#####] の部分がシーケンス内のフレーム順序を示す番号で置き換えられます。 例えば、mymovie_[#####].tga というファイル名を指定すると、出力ファイルには mymovie_00001.tga、filmout_00002.tga といった名前が付けられます。

静止画シーケンスには、最高で 32766 個のフレームを含めることができます。

コンポジションの 1 つのフレームをレンダリングして書き出す

コンポジションから 1 つのフレームをレイヤー情報を保持した Adobe Photoshop(PSD)ファイルまたはレンダリングされた画像のいずれかの形式で書き出せます。 Adobe Photoshop でのファイル編集、プロキシ作成、ムービーからポスターやストーリーボード用にイメージの書き出しの際に便利です。

「Photoshop レイヤー」コマンドでは、After Effects コンポジションの単一フレームのすべてのレイヤーが Photoshop ファイルに保存されます。 ネスト化したコンポジションは、PSD ファイルにレイヤーグループとして保持されます(最大で 5 レベルまで)。 PSD ファイルの色深度は、After Effects プロジェクトと同じになります。

Photoshop のレイヤーファイルには、すべてのレイヤーを埋め込んだ(統合された)イメージが含まれます。 この機能によって、Adobe Photoshop レイヤーに対応してしないアプリケーションでも、統合されたイメージが表示されます(レイヤーは無視されます)。

Photoshop でサポートされていない機能を使用しているフレームを Photoshop のレイヤーファイルとして保存すると、After Effects で表示したフレームと出力結果が異なることがあります。 例えば、Photoshop で使用できない描画モードは、最も類似する描画モードに置き換えられます。ただし、統合されたイメージ(Photoshop レイヤーに対応していないアプリケーションでのみ表示可能)は、同じように表示されます。 または、コンポジション/フレームを保存/ファイルのコマンドを使用してフレームをレンダリングし、フラット化およびレンダリングされたファイルのバージョンを PSD 形式で書き出すことができます。

プロジェクトのカラーマネジメントが無効な場合(プロジェクトの作業用カラースペースを「なし」に設定している場合)、フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択して生成した PSD ファイルには、sRGB IEC61966-2.1 ICC カラープロファイルが埋め込まれます。 プロジェクトのカラーマネジメントが有効な場合(プロジェクトの作業用カラースペースを「なし」以外に設定している場合)、フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択して生成した PSD ファイルには、プロジェクトの作業用カラースペースに対応するカラープロファイルが埋め込まれます。 

書き出すフレームを選択します。フレームがコンポジションパネルに表示されます。

次のいずれかの操作をおこないます。
  • 単一のフレームをレンダリングするには、コンポジション/フレームを保存/ファイルを選択します。 レンダーキューパネルで適切な設定を行い、必要に応じて「レンダリング」を選択します。

  • 単一のフレームをレイヤー情報を保持した Adobe Photoshop のファイルとして書き出すには、コンポジション/フレームを保存/Photoshop レイヤーを選択します。

メモ

フレームを保存/ファイルコマンドの初期設定の出力設定を変更するには、「フレームの初期設定」のレンダリング設定テンプレートの設定を変更します。

書き出し時の PNG 圧縮レベルを設定

新しいベータ版機能の使用

書き出し時の PNG 圧縮レベルの設定がテストおよびフィードバック用に利用可能になりました。After Effects(ベータ版)で今すぐお試しください。

PNG シーケンスのレンダリングは、プロジェクトによっては時間がかかったり、大量のディスク容量を使用したりする場合があります。最新の After Effects (beta) バージョンでは、新しい圧縮スライダーを使用して、レンダリング時間とファイルサイズのバランスをコントロールできます。PNG は可逆圧縮形式のため、すべての設定で画像の品質は同じままです。

タイムラインまたはプロジェクトパネルで書き出すシーケンスを選択します。

ファイル/書き出し/レンダーキューに追加を選択するか、Windows では Ctrl+M、macOS では Cmd+M を使用します。

レンダーキューパネルで、「出力モジュール」オプションを選択し、出力モジュール設定ダイアログを起動します。

レンダーキューでハイライト表示された出力モジュール (デフォルトの H.264 - レンダー設定に一致 - 15 Mbps に設定)。
レンダーキューのアウトプットモジュールリンクを選択して、形式をビデオから静止画像に変更します。

形式ドロップダウンメニューから「PNG シーケンス」を選択します。

形式が PNG シーケンスに設定され、その下にビデオ出力オプションが表示された出力モジュール設定。
各フレームを個別の静止画像としてレンダリングするには、形式として PNG Sequence を選択します。

ビデオ出力セクションから「形式オプション」を選択して、PNG オプションダイアログボックスを起動します。

圧縮スライダーを希望するレベルまでドラッグします。高圧縮の場合はファイルサイズ小、処理速度遅方向に、すばやい書き出しの場合はファイルサイズ大、処理速度速方向にドラッグします。

圧縮が 4 に設定され、ファイルサイズ大/処理速度速とファイルサイズ小/処理速度遅の間のスライダーが表示された PNG オプション。
PNG シーケンスのファイルサイズと書き出し速度のバランスを取るために圧縮を調整します。

選択した圧縮レベルで PNG シーケンスがレンダリングされました。高速レンダリングまたは小さなファイルサイズのどちらを選択しても、画像自体に影響はありません。