After Effects の 2020年5月リリース(バージョン 17.1)の新機能と機能強化について説明します。

新規パラメーター(テーパーとウェーブ)を使用して、丸みを帯びた、波状、および先の尖ったストロークを作成し、ストロークをアニメーション化して独自のグラフィックスを作成します。

「オフセットパス」シェイプエフェクトの新規パラメーターを使用すると、外側または内側に放射するパスのコピーを作成して、レトロな雰囲気のユニークな背景を作成できます。

macOS のオーディオハードウェア環境設定をシステムデフォルトに設定すると、USB 接続時など、OS オーディオデバイス設定の変更に自動的に切り替わります。

After Effects で ProRes RAW ファイルを読み込み、編集できるようになりました。

チームプロジェクトでは、プロジェクトメディアを共有の場所にコピーして、複数のユーザーでアクセスすることができます。

リモートで作業しながら、共有プロジェクトで共同作業をおこないます。
テーパーシェイプストローク
シェイプレイヤーストロークを作成する場合、新規パラメーターのテーパーとウェーブを使用して、波状、先の尖った、丸みを帯びたストロークを作成できます。シェイプストロークの太さを変更したり、テーパリングの強度を変更したり、ストロークの外観をアニメーション化して独自のグラフィック要素を作成したり、表現力豊かなシェイプアニメーションを作成したりできます。
詳しくは、「シェイプストロークにテーパーをつける方法」を参照してください。
同心シェイプリピーター
「パスのオフセット」シェイプエフェクトには、次の 2 つの新規パラメーターがあります。
- コピー数
- コピー数オフセット
これらの新規パラメーターを使用して、幾何学模様と同心円形状のシェイプの複製を作成します。これらを使用して、レトロな雰囲気とマンダラのパターンを持つデザインを作成することができます。
詳しくは、「パスのオフセットシェイプエフェクトを使用してシェイプを変更する」を参照してください。
ProRes RAW の読み込みサポート
After Effects は、適切に設定されたシステム上で Apple ProRes RAW メディアを読み込みおよび編集する機能を提供するようになりました。
詳しくは、「Adobe ビデオアプリケーションでの ProRes RAW のサポート」を参照してください。
オーディオデバイスの自動更新(macOS のみ)
ヘッドフォンや AirPods を接続する場合や USB マイクを接続する場合など、OS オーディオデバイス設定の変更を切り替えるには、macOS のオーディオハードウェア環境設定を「システムデフォルト」に設定します。入力デバイスと出力デバイスに対して個別に設定でき、さまざまな編集環境に対する制御と柔軟性を提供します。
メディアを共有場所にコピー
チームプロジェクトを使用する場合、ネットワーク接続ストレージ、Adobe Creative Cloud、複数のユーザーアクセス用の Dropbox フォルダーなどの共有場所にプロジェクトメディアをコピーできます。
詳しくは、「チームプロジェクトでメディアを追加および管理する 」を参照してください。
クラウドドキュメントでの共同作業の有効化
リモートで作業する場合は、複数のバージョンのプロジェクトを作成し、共有の進行状況を共同でおこないます。
その他の機能強化
- Minimax エフェクトは、高速な処理とレンダリングのための GPU アクセラレーションをサポートするようになりました。GPU アクセラレーションエフェクトの詳細については、「GPU アクセラレーションエフェクト」を参照してください。
- チャンネル設定エフェクトに 32 bpc カラーがサポートされるようになりました。
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