Premiere Pro CC 2017 (11.1)の使用時に、メディアファイルが削除されてしまう可能性がある
問題:新しい Premiere Pro CC 2017 (11.1)リリースで作業しているとき、メディアファイルが誤って削除される可能性があります。Premiere Pro に、経年劣化した不要なメディアキャッシュファイルを管理して自動削除する新機能が搭載されました。この機能の目的は、既存のプロジェクトメディアキャッシュファイルの管理をさらに簡素化する上で、ユーザーを支援することでした。メディアキャッシュの環境設定のデフォルトの場所には、問題はありません。ただし、この機能を誤って使用すると、意図しないファイル削除が行われてしまう可能性があります。
回避策:この問題を回避するには、Premiere Pro CC 2017.1.1 (11.1.1)にアップグレードします。
アップデートしたプロジェクトを開いている際に、またはメディアを読み込むときに Premiere Pro がクラッシュすることがある
アップデート後に、「Premiere Pro が使用可能なビデオ再生モジュールを見つけられなかった」というエラーが表示されて、Premiere Pro がクラッシュすることがある
問題:新しいバージョンにアップデートした後、「Premiere Pro が使用可能なビデオ再生モジュールを見つけられなかった」というエラーが表示されることがあります。
回避策:使用可能なビデオ再生モジュールが見つからないことに関するスタートアップエラーは、多くに場合、旧式または破損したドライバーに関係しています。アドビは、ご使用のカードに関して最新のドライバーに更新することを推奨いたします。
また、詳細については、この KB 記事 Premiere Pro でビデオ再生モジュールが見つかりませんでしたもご覧ください。
新しいリリースに更新した後でグラフィックワークスペースを表示できない
4K モニターで作業時にカラーピッカーツールを使用できない
問題: 4K 以上の解像度のモニターで作業すると、カラーピッカーツールを使用できません。
回避策:この問題を解決するには、以下の 2 つの方法のいずれかを行います。
- macOS を使用している場合は、ポインターサイズを復元します。詳細については、Mac OS X Yosemite:ポインターを拡大するを参照してください。Windows OS を使用している場合は、コントロールパネル/コンピューターの簡単操作/マウスを使いやすくしますを選択します。
- 複数のモニターを接続している場合は、DVI コネクタおよび VGA コネクタを使用せずに、HDMI 接続のみを使用します。
macOS では、「このプロジェクトに古い要素が含まれています」というエラーメッセージが表示される
最新リリースにアップデートした後、インポートしたクリップにオーディオがない
問題: Premiere Pro CC を使用して AVCHD (MTS)、mp3、mp4 などの形式の音声ファイルをインポートしようとすると、「このファイルにはサポートされていない圧縮形式が含まれています」というエラーメッセージが表示されることがあります。 このエラーは、After Effects、Media Encoder など、アドビの他のオーディオ製品やビデオ製品でも表示される場合があります。
回避策:メディアキャッシュデータベースフォルダーをクリーニングします。問題が引き続き発生する場合は、AVCHD ファイルが常駐するファイルディレクトリを変更して、問題が解決されているかどうかを確認します。 また、この問題が Creative Cloud (CC)のアクティベーションに関連しているかどうかも確認します。 詳細については、「Premiere Pro CC へのアップグレード後の AVCHD (MTS)および MP4 ファイルでのリンクエラーとインポートエラーのトラブルシューティング」を参照してください。
Lumetri エフェクトを使用する古いプロジェクトでアップグレード後に赤いチェッカーボードエラーが表示される
問題:アップグレード後に Lumetri エフェクトを使用する古いプロジェクトを表示すると、赤いチェッカーボードが表示されることがあります。
回避策: Premiere Pro ソフトウェアを Premiere Pro CC 2017.0.2 の最新リリース(2017年1月)にアップデートします。 最新バージョンにアップデートしていない場合は、Lumetri エフェクトを削除し、エフェクトを再適用します。 詳細については、「Lumetri エフェクトを使用する古いプロジェクトでの赤と白のチェッカーとして表示されるクリップに関するエラーのトラブルシューティング」を参照してください。
Premiere Pro と Audition 間の動的リンクが機能しない
問題:最新リリースにアップグレードした後、Premiere Pro タイムラインからの Audition を使用して音声ファイルを編集できないことがあります。
回避策: Premiere Pro ソフトウェアを Premiere Pro CC 2017.0.2 の最新リリース(2017年1月)にアップデートします。最新バージョンにアップデートしていない場合は、Adobe Premiere Pro CC と Adobe Audition CC をアンインストールし、アプリケーションを再インストールするときに環境設定をリセットします。 環境設定とプラグインキャッシュを同時にリセットするには、アプリケーションの起動中に Shift キーを押しながら Alt キー(Windows の場合)を、Shift キーを押しながら Option キー(MacOS の場合)を押します。
Premiere Pro または Adobe Media Encoder との間でダイナミックリンク経由で送信されたコンポジションは低解像度で表示される
問題: After Effects コンポジションを Premiere Pro に、または Premiere Pro から After Effects にダイナミックリンク経由で送信すると、コンポジションは低解像度で表示されます。 例えば、1920 x 1080 サイズのコンポジションを Premiere Pro に送信すると Premiere Pro では 960 x 540 の解像度で表示されます。 After Effects コンポジションを Adobe Media Encoder を使用してダイナミックリンク経由でレンダリングすると、出力は低解像度でレンダリングされます。 例えば、1280 x 720 サイズのコンポジションは 640 x 360 サイズの出力としてレンダリングされます。
回避策: Premiere Pro ソフトウェアを Premiere Pro CC 2017.0.2 の最新リリース(2017年1月)にアップデートします。 まだアップデートしていない場合は、After Effects の「コンポジション」パネルの下部にある解像度を「フル」に変更して Premiere Pro にダイナミックリンク経由で送信します。
注意:
コンポジションを新しいテキストテンプレートとしてaecap 形式でエクスポートする場合は、エクスポートを開始する前に解像度を「フル」に設定します。
macOS において、Premiere Pro は、最新リリースにアップグレードした後に他のコンピューターで作成されたプロジェクトを開かない
クローズドキャプションファイルを読み込む際に、Premiere Pro がデフォルトで 720x480 の解像度になることがある
オープンキャプションを編集できない
タイトラーを南アジア言語に変更してタイトルを作成すると、クラッシュすることがある
.txt 形式を使用してマーカーを書き出すことができない
macOS X 10.12.2 では、レンダリングエンジンとして「メタル」を選択した場合、ビデオを再生ができない
問題: Mercury Playback Engine GPU Acceleration (Metal)をレンダラーとして使用しながら、macOS X Sierra 10.12.2 で Premiere Pro CC 2017 を使用してレンダリングするとき、ビデオの再生が動作しません。
解決策: Mercury Playback Engine GPU Acceleration (Metal)をレンダラーとして使用するには、macOS Sierra 10.12.3 アップデートにアップグレードしたことを確認します。また、Premiere Pro ソフトウェアを Premiere Pro CC 2017.0.2 の最新リリース(2017 年 1 月)にアップデートします。 別の解決策では、プロジェクト/プロジェクト設定/一般でレンダラーを変更して、Open CL レンダリングオプションを使用します。 「ビデオレンダリングおよび再生」を選択し、レンダラーを Mercury Playback Engine GPU Acceleration (Metal)から Mercury Playback Engine GPU Acceleration (OpenCL)に変更します。
その他の問題が発生した場合、または投稿、意見交換、および知識コミュニティへの参加を希望する場合は、「Premiere Pro フォーラム」をご覧ください。Adobe 製品にバグがあると思われる場合に報告したり、既存の機能の修正を求めたりするには、「製品への要望/不具合報告フォーム」を使用してください。