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再生とパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティング

Premiere Pro の使用時に、再生とパフォーマンスに関する問題が発生することがあります。ここでは、一般的な問題のトラブルシューティング手順を説明します。

再生が断続的になり、パフォーマンスが低下します。なぜですか?

再生とパフォーマンスに関する多くの問題は、メディアキャッシュメディアキャッシュデータベースに関係しています。メディアキャッシュには、プロジェクトビンに初めてクリップをインポートする際に Premiere Pro で生成される .CFA ファイルと .PEK ファイルが入っています。キャッシュファイルをクリアすると、このような問題が解決することがあります。

ビデオを見るか、説明を参照してください。

所要時間:2 分 21 秒

レンダリングが遅くなる理由

レンダリングに関連する問題が発生した場合は、レンダラーを変更してみてください。  

ファイルプロジェクト設定一般レンダラーを選択して、設定を「Mercury Playback Engine - GPU アクセラレーション」に変更します。

レンダラーの設定の変更
レンダラーの設定の変更

注意:

Mercury Playback Engine - GPU アクセラレーション」オプションがグレー表示になっていたり、使用できない場合は、GPU ドライバーのアップデートがあるかどうか確認してください。

タイムラインにビデオプレビューが表示されない理由

プレビューファイルを削除して、プレビューが機能しているかどうか確認してください。Premiere Pro でレンダリングファイルを削除するか、ファイルが保存されているフォルダーに移動して、その場所にあるファイルを削除します。

プレビューに問題がある場合は、プレビューファイルを削除してみてください。

注意:

キャッシュをクリアした後にプロジェクトを開くと、Premiere Pro がキャッシュファイルを再生成します。これらのキャッシュファイルと PEK ファイルの生成中は、Premiere Pro での再生やプレビューに時間がかかることがあります。

再生パフォーマンスを最適化するにはどうしたらよいですか?

パフォーマンスが低下する原因としては、次の 2 つの問題が考えられます。

以下では、問題の原因を特定する方法とトラブルシューティングのガイドラインについて説明します。

適用されたエフェクトが原因かどうか確認する

エフェクトが原因でパフォーマンスが低下しているかどうか確認するには、シーケンスに適用されているオーディオエフェクトまたはビデオエフェクトを無効にして、処理の負荷を軽減します。書き出しを行うときに、これらのエフェクトを再度有効にします。

プログラムモニターのグローバル FX ミュートボタンを使用して、すべてのエフェクトを同時に無効にします。あるいは、エフェクトコントロールパネルでエフェクトを個別に無効にします。

すべてのエフェクトと同時に無効化
すべてのエフェクトと同時に無効化

エフェクトを個別に無効化
エフェクトを個別に無効化

詳細については、Premiere Pro の「オーディオ/ビデオエフェクトの削除」を参照してください。

プラグインが原因かどうかを確認する

  1. MediaCore フォルダーをチェックして、インストールされているプラグインが Premiere Pro と互換性があるかどうかを確認します。

    Windows の場合、ファイルは次の場所にあります。

    C:\ProgramFiles\Adobe\Common\Plug-ins\7.0\MediaCore

    macOS の場合、ファイルは次の場所にあります。

    Macintosh HD⁩/ ⁨Library⁩/⁨Application Support⁩/Adobe⁩/⁨Common⁩/⁨Plug-ins⁩/⁨7.0⁩/MediaCore

  2. この場所から別のフォルダーにプラグインを一時的に移動し、サードパーティプラグインなしで Premiere Pro が正常に動作するかどうか確認します。問題が解決した場合は、プラグインをアップデートするか、プラグインの提供元から互換性のあるバージョンを入手してください。

ハードウェアの設定が最適でないようです。どうすればよいですか?

  1. Premiere Pro でシステムの互換性レポートを開き(ヘルプシステムの互換性レポートを選択)、ハードウェアの互換性に問題がないかどうか確認します。あるいは、Premiere Pro の必要システム構成を確認します。

  2. 適用されたメディアやエフェクトがリアルタイムで処理されない場合、これがパフォーマンス低下の原因となっている可能性があります。その場合は、Premiere Pro でプロキシワークフローを使用してプロキシ機能を使用し、ネイティブフォーマットとプロキシフォーマットを切り替え、ジョブ処理の効率化を行ってください。

注意:

ビデオ制作では高速なストレージが必要です。ソリッドステートの NVMe または SSD ストレージを使用してください。システムを最適化する方法については、Premiere Pro および After Effects 用にシステムを最適するを参照してください。

オーディオが再生されません。なぜですか?

再生ボタンを押しても再生が始まらない場合があります。通常、このような問題はオーディオハードウェアの設定が原因で発生します。

h.264/h.265 メディアのパフォーマンスを改善するには、どうすればよいですか?

Premiere Pro は Intel® Quick Sync に対応しています。これは、Intel® Graphics Technology の専用のメディア処理機能を使用して、h.264/h.265 メディアのデコードとエンコードを高速に処理します。

h.264/h.265 メディアを使用する場合は、ハードウェアアクセラレーションによるデコード/エンコードを有効にすると、再生パフォーマンスを改善し、書き出し時間を短縮することができます。

再生パフォーマンスを改善するには、ハードウェアアクセラレーションによるデコードを有効にします。

  1. 編集環境設定メディア の順に選択します。
  2. ハードウェアによる高速処理のデコードを有効にする(再起動が必要)」を選択します。
  3. Premiere Pro を再起動します。

書き出し時間を短縮するには、ハードウェアアクセラレーションによるエンコードを有効にします。

  1. ファイル書き出しメディア の順に選択します。
  2. 「形式」ドロップダウンリストで、「H.264」または「HEVC (H.265)」を選択します。
  3. ビデオ」タブで、「エンコード設定」に移動し、「パフォーマンス」を「ハードウェアエンコーディング」に設定します。

ハードウェアアクセラレーションによるデコードまたはエンコードを利用するには、Intel® Quick Sync をサポートする Intel® CPU が必要です。詳しくは、必要システム構成GPU アクセラレーションレンダリングとハードウェアエンコーディングを参照してください。

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