タイムラインでインポイントとアウトポイントを設定し、クリップの削除する部分を選択します。
シーケンスからクリップを削除するには、リフト操作や抽出、削除、リップル削除など、いくつかの方法があります。これを行う別の方法を参照するには、このビデオチュートリアルをご覧ください。
クリップの削除するすべての部分に対してこの手順を繰り返します。
モーフカットは Premiere Pro のビデオトランジションであり、サウンドビット間のジャンプカットを取り除くことによって、より洗練されたインタビューを作成できます。
「話し手」がいるフッテージの編集で発生する一般的な問題は、対象者が言葉に詰まったり、頻繁に「うーん」や「あー」と言ったりすることや、不要な一時停止などです。これらによって、ジャンプカットやクロスディゾルブを使用せずにクリーンな連続するシーケンスを作成することが困難になります。
現在では、クリップの不要な部分を削除して、モーフカットを適用し、気が散る原因となるジャンプカットを取り除くことによって、インタビューの会話を効率的にクリーンアップできます。また、モーフカットを使用すると、インタビューフッテージ内のクリップを効率的に並べ換え、連続したビジュアルの中でジャンプをなくし、流れをスムーズにすることができます。
モーフカットでは、顔のトラッキングとオプティカルフロー補間の高度な組み合わせを使用して、クリップ間のシームレスなトランジションを作成します。モーフカットトランジションを効果的に使用すると、ごくなめらかに切り替わるので、話の流れを途切れさせるような好ましくない休止や語句が元から存在しなかったかのように自然なビデオになります。
重要:最良の結果を得るには、話し手が 1 人で背景が静止している固定ショットにモーフカットを適用します。
タイムラインでインポイントとアウトポイントを設定し、クリップの削除する部分を選択します。
シーケンスからクリップを削除するには、リフト操作や抽出、削除、リップル削除など、いくつかの方法があります。これを行う別の方法を参照するには、このビデオチュートリアルをご覧ください。
クリップの削除するすべての部分に対してこの手順を繰り返します。
エフェクトパネルで、ビデオトランジション/ディゾルブ/モーフカットを選択し、エフェクトをタイムラインのクリップ間の編集ポイントにドラッグします。
クリップの同期の問題を回避するには、スピーチピークの最後と最初の語句の間にモーフカットを適用します。また、オーディオ波形を使用して、自然な一時停止がある領域を識別し、そこでカットすることができます。
モーフカットエフェクトを適用した後で、クリップの分析をバックグラウンドでただちに開始します。分析が開始されると、プログラムモニターに分析の実行中であることを示す「バックグラウンドで分析中」バナーが表示されます。
分析が行われている間も、フッテージを編集したり、プロジェクトの他の場所で作業したりできます。
分析が完了すると、対称トランジションが作成され、中心が編集ポイントになります。トランジションのデュレーションが、ビデオトランジションのデフォルトのデュレーションに指定されたデフォルトの 30 フレームと一致します。環境設定ダイアログを使用して、デフォルトのデュレーションを変更できます。
適切に動作する一般的なトランジションのデュレーションは約 10~20 フレームです。
口の動きと声が音声と同期していない場合や、望ましい結果が得られない場合、インポイントとアウトポイントを変更するか、またはトランジションのデュレーションを調整します。
選択したモーフカットを変更するか、または変更を取り消すたびに、Premiere Pro で新しい分析がトリガーされます。ただし、以前に分析したデータを削除する必要はありません。
モーフカットを適用すると、デフォルトの設定を使用してトランジションが作成されます。エフェクトコントロールパネルまたはタイムラインを使用して、トランジションを微調整できます。
エフェクトコントロールパネルでのトランジションの変更
エフェクトコントロールパネルのエフェクトコントロールを使用すると、トランジションのデュレーションを調整したり、正確に位置を合わせたりできます。
デュレーション
ビデオトランジションのデフォルトのデュレーションは 30 フレームです。
トランジションを適用する前にデフォルトのトランジションを変更するには、環境設定ダイアログを使用します。「一般」セクションで、ビデオトランジションのデフォルトデュレーションの新しいデフォルトを入力します。
トランジションの適用後にトランジションのデュレーションを変更するには、エフェクトコントロールパネルの「デュレーション」フィールドに新しいデュレーションを入力します。
配置
「クリップ A と B の中央」オプションを選択すると、トランジションの中心が自動的に 2 つのクリップ間の編集ポイントに配置されます。
微調整を行うために、エフェクトコントロールタイムラインでトランジションをわずかに左または右にドラッグできます。すると、編集ポイントを中心にしない非対称トランジションが作成されます。
エフェクトコントロールパネルを使用したトランジションの変更について詳しくは、トランジションの変更とカスタマイズを参照してください。
タイムラインを使用したトランジションの変更
タイムラインで、トランジションが見やすいようにズームインします。
デュレーション
トランジションのデュレーションを変更するには、タイムラインでトランジションをダブルクリックし、トランジションのデュレーションを設定ダイアログで新しいデュレーションを入力します。
また、必要に応じてトランジションのエッジをドラッグして、トランジションの長さを変更することもできます。
いいえ。モーフカットを「話し手」のいないクリップに適用すると、「分析エラー:顔と認識できる要素が見つかりませんでした」というエラーメッセージが表示されます。
モーフカットは、背景が固定されていて話し手がうまくフレームに収まっている固定ショットのみに適用できます。
モーフカットを話し手が複数いるクリップに適用すると、フレームに不具合が生じます。
モーフカットでは「顔のトラッキング」を使用してビデオフッテージを分析し、ビデオで最もはっきりとしている顔を見つけます。複数の顔が存在している場合は、「顔のトラッキング」で混乱が生じ、モーフカットでトランジション内の 1 つの顔が他の顔として描画される可能性があります。これによって、フレームに好ましくない不具合が生じます。
モーフカットは、固定された背景で最適に動作します。分析する背景が複数ある場合、フレームに不具合が生じます。ただし、風になびく木のように、背景の動きが最小限であれば構いません。
モーフカットは、似たようなショット間でスムーズなトランジションをおこなうために設計されています。そのため、編集ポイントの両側に異なるエフェクトが適用されたクリップにモーフカットを適用しても、期待どおりの効果が得られないことがあります。
良い結果を得るための役立ついくつかのヒントを次に示します。
ベストプラクティスについては、この記事を参照してください。