Premiere Pro のプロジェクトパネルをカスタマイズすることで、編集ワークフローを高速化できます。パネルの様々な設定やコントロールについて説明します。

プロジェクトパネルの表示形式の変更

アセット(使用するクリップやデータといった素材全般)をプロジェクトに取り込むと、その名前がプロジェクトパネルに表示されます。プロジェクトパネルには、プロジェクト内の各アセットの詳細情報が表示されます。リスト表示アイコン表示を使用して、アセットの表示や並べ替えが行えます。リスト表示では、各アセットの補足的な情報も表示されます。プロジェクトに合わせて、表示させる情報をカスタマイズできます。

プロジェクトパネルの設定とコントロールについて詳しくは、Maxim Jago によるビデオチュートリアル「Introducing the Project panel」と「Learn by Video」を参照してください。

プロジェクトパネル
A. リスト表示 B. ズームスライダー C. シーケンスへオート編集 D. 検索 E. 新規ビン F. 新規項目 G. 消去 
プロジェクトパネル
プロジェクトパネルのリスト表示(左)とアイコン表示(右)
A. リスト表示 B. ズームスライダー C. シーケンスへオート編集 D. 検索 E. 新規ビン F. 新規項目 G. 消去 H. アイコン表示 I. シーケンスで使用されているクリップ J. シーケンスで使用されているオーディオ K. サムネールをスクラブするための再生ヘッド 

 

  • 表示を切り替えるには、パネルの下部にあるリスト表示 ボタンまたはアイコン表示 ボタンをクリックします。または、プロジェクトパネルのメニューからリストまたはアイコンを選択します。

リスト表示での操作

  • リスト表示で項目を並べ替えるには、並べ替えの基準となる項目の見出しをクリックします。ビンが展開されている場合、各アイテムはプロジェクトパネルでの階層に従い、最上層から下層に向かって並べ替えられます。並べ替えの順序を逆にするには、その見出しをもう一度クリックします。
  • サムネールビューアおよびクリップ情報の表示と非表示を切り替えるには、プロジェクトパネルのメニューからプレビューエリアを選択します。
  • サムネールの表示と非表示を切り替えるには、プロジェクトパネルのメニューからサムネールを選択します。サムネールのサイズを変更するには、ズームスライダーをドラッグします。
  • クリップの上にマウスポインターを合わせるとクリップの情報が表示されるツールヒントが提供されています。
  • 項目の見出しにマウスポインターを合わせると、項目の情報がツールヒントとして表示されます。

アイコン表示での操作

Premiere Pro でのアイコン表示には、次の機能があります。

  • ズームスライダーを使用して、アイコンのサイズを変更します。アイコンをズームして拡大すると、メディアの内容がより見やすくなります。
  • クリップの内容をスクラブするには、次のいずれかの操作を行います。
    • カーソルをムービークリップのサムネール上で移動します(クリックしてドラッグではありません)。この操作は「動画をスクラブに合わせて表示する」と呼ばれます。動画をスクラブに合わせて表示すると、クリップをシーケンスで編集する前にクリップの内容をプレビューするのにとても役立ちます。
      • プロジェクトパネルメニューで「動画をスクラブに合わせて表示する」をオフにするか、Shift + H を押します。
      • 「動画をスクラブに合わせて表示する」がオフになっている場合、Shift キーを押すと「動画をスクラブに合わせて表示する」を一時的に有効にできます。
      • キーボードショートカット I および O を使用して、動画をスクラブに合わせて表示している間にクリップのインポイントとアウトポイントを設定します。
      • 動画をスクラブに合わせて表示している時に、アイコン部分をダブルクリックすると、アイコンで表示されていた場面がソースパネルに表示されます。この方法を使用すると、タイムラインへの挿入または上書き編集を簡単に行うことができます。
    • アイコンをクリックします。スライダーで再生ヘッドをドラッグして、クリップをスクラブします。
      • サムネールをクリックすると、クリップの再生ヘッドが表示されます。次の操作が可能です。
        • 再生ヘッドをドラッグして、クリップの内容を確認、またはオーディオをモニターします。
          キーボードショートカット J、K、L を使用して、クリップをシャトルします。
        • キーボードショートカット I および O を使用して、一時停止中またはシャトル中にクリップのインポイントとアウトポイントを設定します。インポイントとアウトポイントでクリップをマークすると、インポイントからアウトポイントまでの範囲に黄色いバーが表示されます。
  • アイコン用のポスターフレームを設定するには、目的のフレームまで再生ヘッドをドラッグするかシャトルして、Shift + P キー(Windows)または Command + P(Mac OS)キーを押します。ポスターフレームを消去するには、Ctrl + Shift +P キー(Windows)または Option + P(Mac OS)キーを押します。
  • クリップがシーケンスで使用されているかどうかを確認するには、フィルムストリップアイコン上にマウスを置き、ツールヒントを表示します。また、インジケーターにもクリップがシーケンスで使用されている回数が表示されます。
  • シーケンス内でクリップを探すには、フィルムストリップアイコンをクリックし、コンテキストメニューからシーケンスおよびシーケンスの位置(タイムコード内)を選択します。再生ヘッドが適切なシーケンスのクリップにジャンプします。
  • アイコン表示でアイテムを並べ替えるには、グリッド内で別の位置にドラッグします。ドラッグする際、アイテムの移動先は縦棒によって示されます。アイテムをビンにドラッグすると、そのビンの中に入ります。

注意:

サムネールを左から右へスクラブして動画を表示すると、クリップのデュレーション全体を確認できます。サムネールの左がクリップのメディア開始ポイント、右がメディア終了ポイントです。クリップの境界より外へマウスを移動したり、プロジェクトパネルからフォーカスを移動したりすると、サムネールはポスターフレームにリセットされます。動画をスクラブに合わせて表示する間、オーディオは再生されません。

注意:

MacBook Pro を使用している場合は、マルチタッチトラックパッドをピンチでズームして、プロジェクトパネルやメディアブラウザーでサムネールのサイズを変更できます。

注意:

アイコン表示を使用してストーリーボードの順序でクリップを並べ替え、「シーケンスへオート編集」機能を使用すると、ストーリーボードの内容をシーケンスに移動できます。詳しくは、Layers Magazine Web サイトで Franklin McMahon 氏によるビデオチュートリアルを参照してください。

アイコン表示のアイコンの並べ替え

アイコン表示のアイコンを並べ替えるには、プロジェクトパネルの下部の「アイコンの並び替え」ボタン をクリックします。並べ替えオプションのリストが表示されます。

  • ユーザー指定:アイコンの周辺にドラッグして、必要な任意の順序でアイコンを並べ替えることができます。
  • リスト表示並び:リスト表示で選択した並べ替え順序でアイコンを並べ替えます。たとえば、リスト表示で「メディアデュレーション」でクリップを並べ替えた場合、アイコン表示に切り替えると、並べ替え順序が保持され、アイコンがメディアデュレーションで並べ替えられます。
  • 名前、ラベル、メディアタイプなどの一般的に使用されるメタデータプロパティを使用して、並べ替えることができます。昇順または降順の並べ替え順序を選択できます。
プロジェクトパネルの並べ替えアイコン
アイコン表示の並べ替えオプション

リスト表示する項目のカスタマイズ

プロジェクトパネルのリスト表示のメタデータの項目には、表示されているアセットについてのさまざまな情報が示されます。プロジェクトパネルには、クリップデータのフィールドだけでなく、任意の XMP メタデータのフィールドを選択して表示できます。表示するメタデータ項目を選択したり、スキーマにプロパティを追加したり、項目の順序を変更したりできます。選択した項目はプロジェクトファイルに保存されます。プロジェクトを開くと、同じ選択項目がプロジェクトパネルに表示されます。

プロジェクトパネルの項目の表示の編集

  1. プロジェクトパネルのメニューから「メタデータの表示」を選択して、次のいずれかの操作を行います。

    • メタデータスキーマ内のすべての項目をプロジェクトパネルに表示するには、スキーマ名の横のチェックボックスをオンにします。
    • 1 つまたは複数のスキーマから選択した項目を表示するには、スキーマ名の横の三角形をクリックしてスキーマを開きます。次に、表示する項目の横のチェックボックスをオンにします。

    注意:

    メタデータの表示設定ダイアログボックスで検索または変更が許可されていないプロパティは、変更できないように Adobe Premiere Pro によってロックされます。例えば、追加したプロパティは削除できますが、Adobe Premiere Pro プロジェクトのメタデータに組み込まれているプロパティは削除できません。

  2. 「OK」をクリックします。

表示項目の並べ替え

  1. プロジェクトパネルのリスト表示で、項目の見出しを目的の位置まで横にドラッグします。

表示項目幅の変更

  1. プロジェクトパネルのリスト表示で、項目の見出しの間にある区切り線上にマウスを合わせます。サイズ変更アイコン が表示されたら横にドラッグします。

表示項目別の並べ替え

  1. プロジェクトパネルのリスト表示で、表示項目の名前をクリックすると、表示項目の内容に基づいて昇順または降順に並べ替わります。

表示項目の追加

  1. プロジェクトパネルメニューから、「メタデータの表示」を選択します。

  2. プロパティを追加」をクリックします。

  3. 項目の名前を入力します。
  4. 種類を選択します。

    整数値

    項目には、整数だけを入力できます。

    実数値

    項目には、小数点以下 2 桁までの 10 進数を入力できます。

    テキスト

    項目には、任意のテキストを入力できます。

    ブール値

    項目には、オン/オフができるチェックボックスを表示します。

  5. OK」をクリックし、もう一度「OK」をクリックします。

リスト表示の項目

プロジェクトパネルでは、ほとんどの項目には、その内容がすぐに分かる名前が付いています。次に、内容が分かりにくい項目について説明します。

名前

初期設定でアセットのファイル名が表示されます。プロジェクト内でアセットに使用する名前を変更できます。リスト表示から「名前」フィールドは削除できません。

ラベル

アセットの識別や関連付けに役立つ色が表示されます。

メディアデュレーション

ソースファイルの長さです。その時点で指定されている表示オプションで表示されます。

注意:

Premiere Pro では、任意のパネルでインポイントとアウトポイントを使ってフレーム単位でのデュレーションを指定します。例えば、インポイントとアウトポイントを同じフレームに設定すると、デュレーションは 1 フレームになります。

ビデオデュレーション

クリップのビデオコンポーネントの長さです。ビデオデュレーションを決定するために、ビデオのインポイントとアウトポイントの差が計算されます。これを受けて、クリップ速度の変更など関連する調整が組み込まれます。

オーディオデュレーション

クリップのオーディオコンポーネントの長さです。オーディオデュレーションを決定するために、オーディオのインポイントとアウトポイントの差が計算されます。これを受けて、クリップ速度の変更など関連する調整が組み込まれます。

ビデオ情報

アセットのフレームサイズと縦横比やアルファチャンネルの有無の情報です。

ビデオの使用回数

プロジェクト内のシーケンスでアセットのビデオコンポーネントが使用されている回数です。

オーディオの使用回数

プロジェクト内のシーケンスでアセットのオーディオコンポーネントが使用されている回数です。

テープ名

クリップのログまたはキャプチャのときに入力したソーステープの名前です。

説明

クリップのログまたはキャプチャのときに任意に入力したアセットの説明です。

コメント

識別や並べ替えなどに使用するために、アセットのログまたはキャプチャのときに任意に入力したコメントです。

ログの注釈

キャプチャパネルまたはオフラインファイルを編集ダイアログボックスで入力した任意のテキストを表示するフィールドです。

ファイルパス

ディスク上のファイルの場所で、フォルダーパスとして表示されます。

キャプチャ設定

Premiere Pro で割り当てられたキャプチャ設定の有無を示します。

ステータス

アセットのステータスです(オンラインまたはオフライン)。クリップがオフラインの場合は、ステータスに「オフライン」と表示されます。

オフラインのプロパティ

オフラインクリップのソースに含まれている素材です(ビデオ、オーディオまたはその両方)。

シーン

キャプチャパネルまたはオフラインファイルを編集ダイアログボックスで入力したシーン名を表示するフィールドです。スクリプトからシーン名を使用すると、作品を整理するのに役立ちます。

ショット

キャプチャパネルまたはオフラインファイルを編集ダイアログボックスで入力したショット名を表示するフィールドです。

良好

優先するアセットを示します。

プロジェクトパネルでのタイムコードの表示形式の選択

初期設定では、環境設定で選択されている形式で、プロジェクトパネルにクリップのタイムコードが表示されます。この初期設定は、ほかの任意のタイムコード表示形式に変更できます。

  1. プロジェクトプロジェクト設定一般を選択します。

  2. プロジェクト設定ダイアログボックスの「ビデオ」セクションで、表示形式メニューから「タイムコード」を選択します。

  3. 「OK」をクリックします。

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