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ボリュームレベルの調整

Premiere Pro でオーディオをモニター、調整およびノーマライズする方法を学習します。キーフレームを使用してトラックボリュームを調整する方法を学習します。

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キャプチャ中の音量レベルのモニター

DV または HDV フッテージをキャプチャしているときに、クリップのオーディオレベルをモニターすることができます。

DV または HDV フッテージをキャプチャしているときに、オーディオレベルをモニターすることができます。

  1. オーディオメーターパネルを開くには、ウィンドウ/オーディオメーターを選択します。

  2. DV または HDV ソースからビデオをキャプチャします。

オーディオメーターパネルに、キャプチャしているフッテージのオーディオレベルが表示されます。

タイムラインまたはプログラムモニターからのボリュームレベルのモニター

タイムラインパネル内のクリップのオーディオレベルをモニターできます。

  1. オーディオメーターパネルを開くには、ウィンドウ/オーディオメーターを選択します。

  2. プログラムモニターまたはタイムラインパネルでクリップを選択します。

  3. クリップを再生するには、次のいずれかの操作をおこないます。

    • スペースバーを押します。
    • プログラムモニターで、「再生/停止」切替ボタンをクリックします

オーディオメーターパネルに、キャプチャしているフッテージのオーディオレベルが表示されます。

新しいベータ版機能の使用

テストとフィードバックでダイナミックオーディオ波形を使用できるようになりました。Premiere Pro(ベータ版)で今すぐお試しください。

ダイナミックオーディオ波形(ベータ版)

Premiere Pro(ベータ版)では、オーディオ波形は、クリップのボリューム調整を反映します。デフォルトでは有効になっていますが、表示ダイナミックオーディオ波形を選択して、オンとオフを切り替えることができます。

また、キーボードショートカットを割り当てて、オンとオフを切り替えることもできます。この切替スイッチは、オーディオゲイン調整(G)の波形スケーリングにも適用されます。

以下を使用すると、波形に関するライブフィードバックを確認できます。

  • クリップのラバーバンドとキーフレーム(クリップとチャンネルのボリューム、増幅)
  • エッセンシャルサウンドパネル(ボリューム、ミュート、自動ダッキング)
  • エフェクトコントロールパネルのボリュームパラメーター調整(クリップとチャンネルのボリューム、増幅)
  • プロパティパネル(ボリュームとミュートのコントロール)
  • オーディオゲイン
UI には、表示メニューにダイナミックオーディオ波形が表示され、タイムラインパネルにオーディオ波形を表示されます。
オーディオ波形は、クリップの調整を反映します。

スクラブ中にオーディオを削除

初期設定では、オーディオが含まれているクリップまたはシーケンスをソースモニター、プログラムモニターまたはタイムラインパネル内でスクラブすると、オーディオが再生されます。次の操作を実行して、オーディオのスクラブを削除できます。

  1. 編集/環境設定/オーディオ(Windows)または Premiere Pro/環境設定/オーディオ(macOS)を選択します。

    環境設定オーディオコマンドにキーボードショートカットを割り当てることができます。詳しくは、キーボードショートカットを見つけるを参照してください。

  2. スクラブ中にオーディオを再生の選択を解除します。

    環境設定ダイアログが開き、オーディオパネルが表示され、スクラブ中にオーディオを再生するオプションがハイライト表示されます。
    タイムラインのスクラブ中にオーディオ再生を無効にして、より静かな編集エクスペリエンスを実現します

  3. 「OK」をクリックします。

ゲインおよびボリュームの調整

一般的に、ゲインの対象は、クリップの入力レベルまたはボリュームです。1 つまたは複数の選択されたクリップのゲインレベルを調整するには、「オーディオゲイン」コマンドを使用します。「オーディオゲイン」コマンドは、オーディオトラックミキサーやタイムラインパネルの出力レベル設定とは独立に動作しますが、その値は最終ミックスでトラックレベルと組み合わせて使用されます。「ミックストラックをノーマライズ」(以前は「マスタートラックをノーマライズ」と呼ばれていました)コマンドを使用して、シーケンス全体のゲインを調整できます。

ボリュームの対象は、シーケンスクリップまたはトラックの出力レベルまたはボリュームです。シーケンスクリップのボリュームは、エフェクトコントロールパネルまたはタイムラインパネルで調整することができます。エフェクトコントロールパネルでは、ほかのエフェクトオプションを設定するのと同じ方法でボリュームを調整します。ボリュームエフェクトは、通常はタイムラインパネルで調整するほうが簡単です。

ゲインまたはボリュームのレベルを設定して、トラック間のレベルを揃えたり、トラックのボリュームを変更したりできます。ただし、デジタル化したときのオーディオクリップのレベルが低すぎると、ゲインまたはボリュームを上げてもノイズだけが強調されてしまいます。最適な結果を得るためには、ソースオーディオの録音またはデジタル化の時点で標準的な方法にしたがって最適なレベルで録音しておく必要があります。これにより、トラックレベルの調整に集中することができます。

1 つまたは複数のクリップのノーマライズ

  1. 次のいずれかの操作をおこないます。
    • プロジェクトパネルで、ソースクリップ(以前はマスタークリップと呼ばれていました)を選択します。 ソースクリップのゲインを調整して、タイムラインパネルに追加されるクリップのすべてのインスタンスを同じゲインレベルにできます。
    • タイムラインパネルのクリップを選択します。シーケンスにすでに存在するソースクリップの、1 つのインスタンスのみのゲインを調整できます。
    • シーケンスは、Shift キーを押しながらクリップをクリックして選択します。複数のソースクリップまたはクリップインスタンスのゲインを調整する場合は、プロジェクトパネルまたはシーケンスでクリップを選択します。プロジェクトパネルで、Shift キーを押しながらクリックして連続していないクリップを選択します。Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらクリックして、連続していないクリップを選択します。
  2. クリップ/オーディオオプション/オーディオゲインを選択するか、キーボードショートカット G を押します。

    オーディオゲインダイアログボックスが開きます。Premiere Pro が選択したクリップのピーク振幅を自動的に計算します。この値はピーク振幅フィールドに表示されます。一度算出された値は、選択できるように保存されます。この値は、ゲインを調整する際の目安として使用できます。

    オーディオゲインダイアログボックスが表示され、「ピーク振幅」オプションがハイライト表示されます。
    オーディオレベルの調整とノーマライズを正確に行います。

  3. 次のいずれかのオプションを選択して、値を設定します。

    ゲインを指定 

    初期設定値は 0.0 dB です。このオプションではゲインを特定の値に指定できます。この値は、オプションがオフで値がグレー表示されている場合でも、現在のゲインに常時更新されます。 

    ゲインの調整

    初期設定値は 0.0 dB です。このオプションでは、指定した dB 分ゲインを増減できます。このフィールドに 0 以外の値を入力すると、「ゲインを指定」の dB 値が自動的に更新されて、クリップに適用された実際のゲイン値が表示されます。

    最大ピークをノーマライズ

    初期設定値は 0.0 dB です。この値は 0.0 dB 未満の任意の値に設定できます。このオプションで、選択したクリップの最大ピークの振幅を、指定した値に調整します。 

    Premiere Pro のすべてのピークをノーマライズする方法

     

     

    すべてのピークをノーマライズ

    初期設定値は 0.0 dB です。この値は 0.0 dB 未満の任意の値に設定できます。このノーマライズオプションで、選択したクリップのピークの振幅を、指定した値に調整します。 

ミックストラックのノーマライズ

シーケンスのミックストラックのピークボリュームレベルを設定できます。Premiere Pro では、ミックストラック全体のフェーダーが自動的に調整されます。トラック内で最も大きな音が、指定値になります。Premiere Pro では、ボリューム全体に対する調整に比例して、ミックストラックのすべてのキーフレームが上下に拡大縮小されます。

注意:

Adobe Premiere Pro では、ピークが 0 dB を超えるボリュームの調整は許可されません。

  1. ノーマライズするシーケンスを選択します。

  2. シーケンス/ミックストラックをノーマライズを選択します。

  3. トラックをノーマライズダイアログボックスで、「dB」フィールドに振幅の値を入力します。

    2024年10月リリース(バージョン 25.0)で修正された問題

    トラックをノーマライズダイアログボックスが開き、dB フィールドに振幅値を入力します。
    一定のオーディオレベルに合わせてピークボリュームを設定します。

  4. 「OK」をクリックします。

キーフレームを使用したトラックボリュームの調整

タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルで、現在の時間位置にキーフレームを追加できます。キーフレームでは、クリップの音量を操作できます。

タイムラインパネルでトラックボリュームを調整

タイムラインパネルのオーディオトラックにあるラバーバンドを使用して、トラックのボリュームレベルを調整したり、時間の経過に合わせてボリュームを変化させたりすることができます。

  1. オーディオトラックをダブルクリックして展開します。 

  2. オーディオトラックヘッダーで、キーフレームを表示ボタンをクリックし、メニューから次のいずれかを選択します。

    タイムラインパネルのキーフレーム
    タイムラインパネルのキーフレーム

    • クリップキーフレーム:ボリュームレベルなどのオーディオエフェクトをアニメートできます。これらのキーフレームは選択したクリップにのみ適用されます。
    • トラックのキーフレーム:音量、ミュートなどのオーディオトラックエフェクトをアニメーション化できます。これらのキーフレームはトラック全体に適用されます。
    • トラックパンニング:トラックの音量レベルを変更できます。詳細については、パンおよびバランスを参照してください。
  3. Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながらクリックして、キーフレームを作成します。また、ペンツールを使用してキーフレームを作成することもできます。

  4. 選択ツールまたはペンツールを使用して、ボリュームレベルのラバーバンドを上(ボリュームを上げる)または下(ボリュームを下げる)に移動します。

    注意:

    時間の経過に従ってボリュームエフェクトを変化させるには、変化させる場所に時間インジケーターを配置し、オーディオトラックヘッダーのキーフレームの追加/削除ボタンをクリックして、キーフレームを上(ボリュームを上げる)または下(ボリュームを下げる)に移動します。

複数のクリップへのボリュームレベルの適用

複数のクリップに同じエフェクトを適用するには、次の操作をおこないます。

  1. タイムラインパネルで、1 つのクリップの音量を目的のレベルに調整します。

  2. 編集/コピーを選択します。

  3. 変更を適用するほかのクリップを囲むようにドラッグします。また、Shift キーを押しながらクリックして複数のクリップを選択することもできます。

  4. 編集/属性をペーストを選択します。

  5. フィールドを選択し、「OK」をクリックします。

    複数のクリップへのボリュームレベルの適用
    複数のクリップへのボリュームレベルの適用

注意:

この手順を行うと、選択した最初のクリップの音量設定だけでなく、すべてのエフェクトと属性が貼り付けられます。

エフェクトコントロールでの音量の調整

エフェクトコントロールパネルで 1 つのクリップの音量を調整するには、次の操作を行います。

  1. シーケンス内のオーディオクリップを選択します。

  2. エフェクトコントロールパネルで音量の横にある三角形をクリックし、エフェクトを展開します。

  3. 次のいずれかの操作をおこないます。

    • レベルの値を入力します。負の値を入力するとボリュームレベルが下がり、正の値を入力するとボリュームレベルが上がります。値 0.0 は、調整をしない、オリジナルのクリップのボリュームレベルを表します。
    • レベルの隣の三角形をクリックしてエフェクトオプションを表示し、スライダーを使用してボリュームレベルを調整します。

    エフェクトコントロールパネルの時間インジケーターの位置に、キーフレームが自動的に作成されます。

  4. (オプション)時間の経過に従ってボリュームエフェクトを変更する場合には、エフェクトコントロールパネルで時間インジケーターを移動し、ボリュームレベルのグラフを調整します。

    エフェクトコントロールでのボリュームの調整
    エフェクトコントロールでのボリュームの調整

    時間インジケーターを移動して調整を行うたびに、新しいキーフレームが作成されます。キーフレームグラフを編集して、キーフレーム間の補間を調整することもできます。必要に応じてこの手順を繰り返します。


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