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ワークスペースとヘッダーバー

Premiere Pro で編集ワークフロー間を移動するには、ヘッダーバーを使用します。 初期設定のワークスペースレイアウトを使用するか、または独自の作業スタイルに合わせてカスタマイズすることができます。

Adobe ビデオアプリケーションとオーディオアプリケーションは、様々なタスクに応じてカスタマイズ可能なワークスペースを提供します。 各アプリケーションには独自のパネル(プロジェクトメタデータタイムライン)がありますが、パネルの移動やグループ化の方法はすべての製品で共通です。

プログラムのメインウィンドウはアプリケーションウィンドウと呼ばれます。このウィンドウでは、ワークスペースと呼ばれる構成でパネルが表示されます。初期設定のワークスペースには、グループ化されたパネル、およびグループに属さない単独のパネルが表示されます。

作業スタイルに適したレイアウトにパネルを並び替えて、ワークスペースをカスタマイズできます。パネルを再び整列すると、他のパネルはウィンドウに収まるように自動的にサイズ変更されます。タスクごとに複数のカスタムワークスペース(例えば、編集用のワークスペースとプレビュー用のワークスペースなど)を作成および保存できます。

ホーム画面のナビゲーションと使用

ホーム画面は、Premiere Pro を開始する際の画面です。左側のオプションを使用して、新しいプロジェクトを開始したり、既存のプロジェクトを開いたりできます。ホーム画面の右側には、アプリケーション内のチュートリアルや、オンラインで使用できるその他のチュートリアルやドキュメントへのリンクが表示されます。

Premiere Pro を使用していると、ホーム画面のコンテンツが次第に増えていきます。作業するプロジェクト数が増え、経験を積んでいくなかで、ホーム画面には最近使用したプロジェクトが表示され、チュートリアルの表示数は減少していきます。

初回起動時の Premiere Pro ホーム画面
初回起動時の Premiere Pro ホーム画面

Premiere Pro 内を移動するためのヘッダーバー

ヘッダーバーを使用して、アプリケーションの各部間を移動したり、編集中に別のワークスペースを開くことができます。

ヘッダーバー
ヘッダーバー

A. ホーム画面を開くためのホームボタン B. 「読み込み」タブ C. 「編集」タブ D. 「書き出し」タブ E. プロジェクト名 F. ワークスペース G. クイック書き出し H. ビデオ出力を最大化 

新規プロジェクト」を選択すると、Premiere Pro が読み込みモードで開きます。新規プロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを開くと、Premiere Pro が編集モードで開きます。ビデオを書き出す準備ができたら、書き出しモードを開きます。

ワークスペース

Premiere Pro インターフェイスは、レイアウトに整理されワークスペースとして保存されたパネルで構成されています。 Premiere Pro には 15 個のデフォルトワークスペースが用意されています。 ワークスペースのほとんどは、特定のポストプロダクションタスク(カラー、オーディオ、グラフィックなど)に基づいていますが、ここでは、一般的なワークスペースを使用するためのヒントを次に示します。

  • 初期設定 - 必要な情報がすべて、容易にアクセスできるように整理されています。 特に、1 台のモニターを使用している場合の使用にお勧めです。
  • スターター - このワークスペースは、初心者がソフトウェアに慣れるのを手助けするために設計されています。
  • 縦型 - 縦型ビデオでの作業時に最適です。同じパネルでソースモニタープログラムモニターを切り替えることができます。
  • ラーニング - 編集中にアプリ内のチュートリアルやラーニングコンテンツを使用したい場合に最適です。
  • アセンブリ - 大きなプロジェクトパネルを備えたこのワークスペースは、ホバースクラブ、インポイントとアウトポイントの設定、ラフカットの迅速な作成を行う場合に最適です。
  • キャプションとグラフィック - キャプショングラフィックを操作する場合に最適です。
  • テキストベースの編集 - ラフカットを作成する場合に最適です。テキストベースの編集を使用すると、元の脚注を転写し、テキストをコピーして貼り付けてシーケンスを構築できます。
  • レビュー - レビュー用に Frame.io を使用する場合は、このワークスペースを使用してください
  • プロダクション - プロダクションについてチームと共同作業している場合は、このワークスペースを使用してください。

ワークスペースの変更

ドロップダウンメニューのワークスペース名をクリックして、ワークスペースにアクセスします。

また、ウィンドウメニューまたはキーボードショートカットを使用してワークスペースを開くこともできます。

  1. 作業対象のプロジェクトを開き、ウィンドウワークスペースを選択して、目的のワークスペースを選択します。
  2. 個々のワークスペースを開くには、Alt + Shift + 1(最大 9)キーを押します。

ワークスペースレイアウトのリストが表示されます。様々なワークスペースレイアウトを管理および切り替えることができます。
Premiere Pro のワークスペース

優先するワークスペース(カスタムワークスペースなど)を開くよう、キーボードショートカットをカスタマイズすることができます。

プロジェクトでのワークスペースの読み込み

初期設定では、Premiere Pro は現在開いているワークスペースでプロジェクトを開きます。プロジェクトを最後に使用したワークスペースで開くこともできます。このオプションは、プロジェクトごとにワークスペースを頻繁に再配置する場合に便利です。

プロジェクトを開く前に、ウィンドウワークスペースプロジェクトからワークスペースを読み込むを選択します。

注意:

プロジェクトを読み込んだときにワークスペースが空白の場合は、プロジェクトを閉じます。「プロジェクトからワークスペースを読み込み」の選択を解除します。プロジェクトをもう一度読み込み、プロジェクトに既存のワークスペースを選択します。

ワークスペースの並べ替えと削除

ワークスペースの表示順序を変更したり、ワークスペースメニューに表示されないようにワークスペースを非表示にしたりすることができます。不要になったカスタムワークスペースを削除することもできます。

  • ワークスペースメニューの下部にある、「ワークスペースの編集」を選択します。ワークスペースを編集ダイアログが表示されます。
    また、ウィンドウワークスペースワークスペースを編集からワークスペースを編集ダイアログにアクセスすることもできます。
  • ここでは、ワークスペースの順序を変更したり、非表示にしたり、カスタムワークスペースを削除したりできます。
  • 変更を元に戻すには、「キャンセル」をクリックします。
ワークスペースを編集ダイアログが表示され、ワークスペースの順序を変更したり、非表示にしたり、カスタムワークスペースを削除したりできます。
「ワークスペースを編集」を選択します。

カスタムワークスペースの作成

ワークスペースを変更して、最新のレイアウトをカスタムワークスペースとして保存できます。 保存したカスタムワークスペースは、後でアクセスできるようにワークスペースメニューに表示されます。

必要に応じてグループやパネルを並べ替えて、次のいずれかの操作を行います。

  1. ワークスペースドロップダウンメニューを開き、「新規ワークスペースとして保存」を選択します。または
  2. ウィンドウワークスペース新規ワークスペースとして保存を選択します。

元のデフォルトのワークスペースに変更を加えて、変更を保存した場合、元に戻す唯一の方法は、レイアウトフォルダーからワークスペースの設定ファイルを削除することです。

新しいワークスペースダイアログに、ワークスペースの名前を入力するオプションが表示されます。
カスタムワークスペースの保存

カスタムワークスペースの保存

Premiere Pro は、好みに合わせて並べ替えることができます。カスタムレイアウトを保存し、ワークスペースメニューに表示される順序を編集するには、次の手順に従います。

Premiere Pro でカスタムワークスペースを保存する方法について説明します。

ワークスペースのリセット

現在のワークスペースをリセットして、元の保存済みパネルのレイアウトに戻します。

次のいずれかの操作を行います。

  • ワークスペースドロップダウンメニューを開き、「保存済みレイアウトにリセット」を選択します。または、
  • ウィンドウワークスペース 保存したレイアウトにリセットを選択します。

パネルのドッキング、グループ化、フローティング

パネル同士をドッキングしたり、グループの中または外に移動したり、パネルのドッキングを解除してアプリケーションウィンドウ上にフローティング表示することができます。パネルをドラッグすると、ドロップゾーン(パネルの移動可能な領域)がハイライトされます。選択したドロップゾーンによって、パネルの挿入位置と、他のパネルとドッキングするかグループ化するかが決まります。

ドッキングゾーン

ドッキングゾーンはパネル、グループまたはウィンドウの端に沿って存在します。パネルをドッキングすると、既存のグループの近くに配置されます。新しいパネルを表示するために、すべてのグループのサイズが変更されます。

パネル(A)をドッキングゾーン(B)にドラッグしてドッキングします(C)

グループ化ゾーン

グループ化ゾーンは、パネルまたはグループの中央、およびパネルのタブ領域に沿って存在します。パネルをグループ化ゾーンにドロップすると、そのパネルは他のパネルと重なります。

パネル(A)をグループ化ゾーン(B)にドラッグして、既存のパネル(C)とグループ化します

パネルのドッキングまたはグループ化

  1. ドッキングまたはグループ化するパネルが表示されていない場合は、ウィンドウメニューでそのパネルを選択します。

  2. 目的のパネルを目的のドロップゾーンにドラッグします。ドロップゾーンのタイプに応じて、ドッキングまたはグループ化されます。

    Ctrl キーを押しながらパネルをドラッグすると、パネルが浮動になります。

     

    パネルグループのパネルは、スタック形式またはタブ形式で表示することができます。スタック形式のパネルは、パネルヘッダーをマウスでクリック(タッチパネルの場合は指でタップ)すると、展開したり、折りたたんだりできます。パネルグループ設定で、いずれかのオプションを選択してください。

フローティングウィンドウでのパネルのドッキング解除

フローティングウィンドウでパネルのドッキングを解除すると、アプリケーションウィンドウと同様に、ウィンドウにパネルを追加して変更できます。フローティングウィンドウを使用して、セカンドモニターを使用したり、以前のバージョンのアドビアプリケーションのワークスペースのようなワークスペースを作成したりできます。

  1. ドッキングを解除したいパネルを選択し(表示されていない場合は、ウィンドウメニューから選択)、次のいずれかの操作を行います。

    • パネルメニューから「パネルのドッキングを解除」または「パネルグループのドッキングを解除」を選択します。「パネルグループのドッキングを解除」を選択すると、パネルグループのドッキングが解除されます。

    • Ctrl キー(Windows®)または Command キー(Mac OS®)を押しながらパネルまたはグループを現在の場所からドラッグします。マウスのボタンを放すと、パネルまたはグループが新しいフローティングウィンドウとして表示されます。

    • パネルまたはグループをアプリケーションウィンドウの外側にドラッグします(アプリケーションウィンドウを最大化している場合は、パネルを Windows のタスクバーにドラッグします)。

パネルグループのサイズ変更

パネルグループ間の境界線にポインターを置くと、サイズ変更アイコンが表示されます。そのアイコンをドラッグすると、その境界線を共有するすべてのグループのサイズが変更されます。例えば、ワークスペースに縦に 3 つのパネルグループが表示されているとします。下の 2 つのグループ間の境界線をドラッグすると、その 2 つのグループのサイズが変更されますが、一番上のグループは変更されません。

注意:

ポインターの下にあるパネルを素早く最大化するには、アクセントキーを押します。(Shift キーは押さないでください。)パネルを元のサイズに戻すには、もう一度アクセントキーを押します。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • 縦方向または横方向のいずれか一方向にサイズを変更するには、2 つのパネルグループの間にポインターを合わせます。ポインターが二重矢印 に変わります。
    • 一度に両方向のサイズを変更するには、3 つ以上のパネルグループの交点にポインターを置きます。ポインターが四方向矢印 に変わります。
  2. マウスボタンを押してドラッグし、パネルグループのサイズを変更します。
    パネルグループ間の境界線をドラッグしてサイズを水平方向に変更

    A. 元のグループとサイズ変更アイコン B. サイズが変更されたグループ 

パネルを開く、閉じる、スクロール

アプリケーションウィンドウでパネルグループを閉じると、他のグループのサイズが変更され、新しく使用可能になったスペースを使用します。フローティングウィンドウを閉じると、そのウィンドウ内のパネルも閉じます。

  • パネルを開くには、ウィンドウメニューからパネルを選択します。
  • パネルやウィンドウを閉じるには、Ctrl+W(Windows)または Command+W(Mac OS)を押すか、閉じるボタン をクリックします。
  • 幅の狭いパネルグループ内のすべてのパネルタブを見るには、水平スクロールバーをドラッグします。
  • パネルをパネルグループの前面に移動するには、次のいずれかの操作を行います。
    • 前面に移動するパネルのタブをクリックします。

    • タブ領域上にカーソルを置き、マウスのスクロールホイールを回します。スクロールすると、各パネルが次々と前面に表示されます。

    • タブを水平方向にドラッグして、順序を変えます。

  • 狭いパネルグループ内の隠れたパネルを表示するには、パネルグループの上にあるスクロールバーをドラッグします。
狭いグループ内のパネルをすべて表示するには水平スクロールバーをドラッグ

マルチモニターの操作

使用可能な画面上のスペースを増やすには、複数のモニターを使用します。複数のモニターを使用する場合、アプリケーションウィンドウを一方のモニターに表示し、フローティングウィンドウをセカンドモニターに配置します。モニターの設定はワークスペースに保存されます。

インターフェイスの明るさ/暗さの調節

暗い編集室で作業する場合や、カラー補正を行う場合は、明るさを下げることができます。明るさを変更すると、パネル、ウィンドウおよびダイアログボックスには影響しますが、パネルの内部に位置していないスクロールバー、タイトルバーおよびメニューには影響しません。また、この変更は Windows 上のバックグラウンドアプリケーションにも影響しません。

  1. 編集環境設定アピアランス(Windows)または Premiere Pro設定アピアランス(macOS)を選択します。

  2. カラーテーマを選択します。

  3. コントラストをアクセシビリティガイドラインに準拠させる場合は、「アクセシブルなカラーコントラスト」を切り替えます。

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