標準 - 標準トラックは以前のステレオトラックタイプに代わるものです。このトラックは、モノラルとステレオの両方のオーディオクリップに対応できます。
Premiere Pro を使用して、オーディオを編集し、それにエフェクトを追加して、オーディオのトラックをシーケンスでミキシングします。
Adobe Premiere Pro では、オーディオを編集し、エフェクトを追加して、コンピューターシステムで処理できる数のオーディオトラックをシーケンスとしてミキシングすることができます。トラックには、モノラル、5.1 サラウンドチャンネルを含めることができます。さらに、標準トラックとアダプティブトラックがあります。
標準オーディオトラックは同じトラックのモノラルとステレオの両方に対応できます。つまり、オーディオトラックを標準に設定した場合、同じオーディオトラックの異なるタイプのオーディオトラックにフッテージを使用できます。
メディアの種類ごとに異なるトラックの種類を選択できます。例えば、モノラルのクリップはモノラルトラックでのみ編集するよう選択できます。マルチチャンネルモノラルオーディオを、デフォルトでアダプティブトラックに送るように選択することができます。
オーディオを操作するには、まずオーディオをプロジェクトに読み込むか、オーディオをトラックに直接録音します。オーディオクリップまたはオーディオを含むビデオクリップを読み込むことができます。
オーディオクリップはプロジェクトに読み込み、シーケンスに追加して、ビデオクリップと同じように編集することができます。オーディオをシーケンスに追加する前に、ソースモニターでオーディオクリップの波形を表示し、トリミングしておくこともできます。
タイムラインパネルまたはエフェクトコントロールパネルでオーディオトラックのボリュームおよびパン/バランスの設定を直接調整できます。オーディオトラックミキサーを使用して、リアルタイムでミキシングの変更を行うことができます。シーケンス内のオーディオクリップにエフェクトを追加することもできます。複数のトラックを使用する複雑なミキシングが必要になりそうな場合は、サブミックストラックやシーケンスをネストしてトラックを構成することも検討します。
シーケンスには、次のオーディオトラックをさまざまな組み合わせで 含めることができます。
標準 - 標準トラックは以前のステレオトラックタイプに代わるものです。このトラックは、モノラルとステレオの両方のオーディオクリップに対応できます。
モノラル - モノラルトラックには 1 つのオーディオチャンネルが含まれます。 モノラルトラックでは、左右のチャンネルが同じ均質化された録音を再生するか、または左右のチャンネルのうちの 1 つだけが再生されるようチャンネルが再現されます。ステレオクリップがモノラルトラックに追加される場合、ステレオクリップチャネルはモノラルトラックによって合計され、モノラルになります。
ステレオトラック - ステレオトラックはデュアルチャネルオーディオです。ステレオトラックは、2 つのチャンネル(左右各 1 つ)で録音されるオーディオです。
アダプティブトラック - アダプティブトラックにはモノラル、ステレオ、およびアダプティブのクリップを含めることができます。アダプティブトラックを使用すると、ワークフローに最適な形でソースオーディオを出力オーディオチャンネルにマッピングすることができます。このトラックタイプが役に立つのは、カメラからのオーディオに複数のオーディオトラックが記録されている場合です。アダプティブトラックは、統合クリップ、つまりマルチカメラシーケンスの操作をおこなう際にも使用できます。
5.1 - 次が含まれます。
5.1 トラックで保持できるのは、5.1 クリップのみです。
Adobe Audition を使用した高度な編集をおこなうには、編集/Audition で編集を選択します。
クリップには、オーディオチャンネル 1 つ(モノラル)、左右用にオーディオチャンネル 2 つ(ステレオ)、オーディオサラウンド用に 5 つのオーディオチャンネルと 1 つの低音効果音オーディオチャンネル(5.1 サラウンド)を含めることができます。クリップは任意に組み合わせてシーケンス内で使用することができます。ただし、すべてのオーディオは、ミックストラック(以前はマスタートラックと呼ばれていました)のトラック形式(モノラル、ステレオまたは 5.1 サラウンド)にミキシングされます。
ステレオクリップを 1 つのトラックに配置するか、2 つのトラックに配置するかを指定できます。プロジェクトパネルのクリップを右クリックして、変更/オーディオチャンネルを選択します。1 つのステレオクリップを 2 つのトラックにまたいで配置するように選択した場合は、クリップパンナーは初期設定の動作(左から左、右から右)を使用します。オーディオチャンネルについて詳しくは、Premiere Pro のオーディオチャンネルのマッピングを参照してください。
Premiere Pro では、オーディオクリップのトラック形式(オーディオチャンネルのグループ化)を変更できます。例えば、ステレオまたは 5.1 サラウンドクリップ内の個々のチャンネルのオーディオに異なるオーディオエフェクトを適用できます。ステレオまたは 5.1 サラウンドクリップのトラック形式は変更できます。この場合、クリップがシーケンスに追加されたときにオーディオが別々のモノラルトラックに配置されます。
Premiere Pro では、クリップのオーディオチャンネルの出力チャンネルまたはトラックをマップし直すことができます。例えば、ステレオクリップの左チャンネルオーディオをマップし直して、右チャンネルに出力することができます。
読み込んだ 5.1 オーディオクリップのマトリクスを保持するには、シーケンス内の 5.1 オーディオトラックのクリップを使用します。シーケンス内の個別のマルチモノラルトラックとしてコンポーネントチャンネルを使用するには、クリップをモノラルチャンネルに読み込むか、マップし直します。
ミキシングとは、シーケンス内のオーディオトラックを合成したり調整することです。シーケンスのオーディオトラックには、複数のオーディオクリップとビデオクリップのオーディオトラックを含めることができます。オーディオをミキシングする操作は、シーケンスのさまざまな段階で適用することができます。例えば、あるクリップを特定のオーディオレベルに設定し、そのクリップを含むトラックに別の値を適用することができます。ネスト化されているシーケンスのオーディオが含まれているトラックに、ソースシーケンスのトラックに適用されているボリュームの変更およびエフェクトが既に含まれていてもかまいません。最終的なミキシングでは、こうしたすべてのレベルに適用されている値が組み合わされて適用されます。
クリップまたはそのクリップを含むトラックにエフェクトを適用して、オーディオクリップを変更することができます。エフェクトは計画的かつ論理的に適用し、同じクリップに必要以上の設定や矛盾する設定が適用されないようにしてください。
シーケンスを編集すると、Premiere Pro はオーディオを最初から最後への順序で 処理します。
クリップ/オーディオオプション/オーディオゲインを使用してクリップに適用されたゲイン調整
クリップに適用されたエフェクト
トラック設定(プリフェーダーエフェクト、プリフェーダーセンド、ミュート、フェーダー、メーター、ポストフェーダーエフェクト、ポストフェーダーセンド、パン/バランスポジションの順序で処理されます)
トラック出力ボリューム(オーディオトラックミキサーの左から右、オーディオトラックからサブミックストラック、最後にミックストラックという順序で処理されます)。
センドを使用したり、トラックの出力設定を変更したりすることで、初期設定の信号パスを変更できます。
Premiere Pro のオーディオトラックミキサーには多彩な機能が用意されていますが、一部の機能で十分な効果が得られる場合があります。例えば、DV フッテージから一緒にキャプチャしたビデオとオーディオを使用してラフカットを作成し、ステレオトラックとして出力する場合、以下のガイドラインに従ってください。
まず、オーディオトラックミキサーのオーディオメーターとボリュームフェーダーを使用します。レベルが 0 dB を下回っていたり上回っていた場合(赤いクリッピングインジケーターが点灯します)、必要に応じてクリップまたはトラックのレベルを調節します。
トラックを一時的にミュートするには、オーディオトラックミキサーの「トラックをミュート」ボタンまたはタイムラインパネルのトラックをミュートアイコンを使用します。一時的にほかのすべてのオーディオトラックをミュートするには、オーディオトラックミキサーのソロトラックボタンを使用します。
どのようにオーディオを調整する場合でも、変更内容を適用する範囲(トラック全体またはクリップ)に注意します。オーディオトラックとオーディオクリップでは編集方法が異なります。
オーディオトラックミキサーメニューの「トラックの表示切り替え」を使用すると、必要な情報のみを表示して画面領域を節約することができます。エフェクトおよびセンドを使用しない場合は、オーディオトラックミキサーの左端にある三角形をクリックして非表示にすることができます。
様々なクリップやトラックのオーディオ設定の表示および編集を行うために、Premiere Pro では同じオーディオデータを複数のビューで表示することができます。トラックやクリップのボリュームまたはエフェクトの値は、オーディオトラックミキサーまたはタイムラインパネルで表示および編集することができます。トラックの表示が「オーディオのキーフレームを表示」または「トラックボリュームを表示」に設定されている必要があります。
また、タイムラインパネルのオーディオトラックには、時間の経過に従ってクリップのオーディオを表した波形が表示されます。波形の高さは、オーディオの振幅(音の大きさや小ささ)を示します。波形が大きいほど、オーディオの音量が大きいことを意味します。オーディオトラックの波形表示は、クリップ内の特定のオーディオを見つけるのに便利です。
波形を表示するには、マウスホイールを使用するか、またはトラックヘッダーの空白領域をダブルクリックします。
タイムラインパネルでは、オーディオクリップのボリューム、ミュート、またはパン時間の変化を示すグラフと波形を表示することができます。また、オーディオクリップはソースモニターでも表示することができます。ソースモニターは、インポイントおよびアウトポイントを正確に設定する場合に使用すると便利です。シーケンスを表示する時間単位は、フレーム単位ではなくオーディオ用の詳細な単位を使用することもできます。この設定は、オーディオをフレームより細かい単位で編集する場合に便利です。
オーディオトラックミキサー、プログラムモニター、ソースモニター、またはタイムラインパネルで、パネルメニューから「オーディオユニット時間で表示」を選択します。
タイムラインパネルにオーディオ波形が表示されている状態で 音量の詳細を表示するには、トラックの高さを高くします。 より詳細な時間を確認するには、オーディオユニットで時間を表示します。
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