注意:

2015 年 6 月リリースの Premiere Pro CC には、Adobe SpeedGrade と Adobe Lightroom のそれぞれのテクノロジーの利点を組み合わせて、まったく新しいカラーツールが導入されました。詳しくは、カラーワークフローを参照してください。

カラー補正エフェクトについて

色とルミナンスを調整するエフェクトは、ビデオエフェクトビン内のカラー補正ビンにあります。色とルミナンスを調整するエフェクトはほかにもありますが、カラー補正エフェクトは、色とルミナンスを高い精度で補正するために設計されたものです。

カラー補正エフェクトは、標準エフェクトと同じ方法でクリップに適用します。エフェクトのプロパティは、エフェクトコントロールパネルで調整します。カラー補正エフェクトとその他のカラーエフェクトはクリップベースです。ただし、シーケンスをネストさせれば、複数のクリップに適用することもできます。シーケンスのネストについて詳しくは、シーケンスのネストを参照してください。

カラー補正を行うとき、ベクトルスコープまたは波形スコープ(YC 波形、RGB パレードおよび YCbCr パレード)を使用すると、クリップ内のクロマとルミナンスを確認するのに役立ちます。これらのスコープは、プログラムモニターと連動する別のリファレンスモニターに表示できるので、調整を行いながらビデオレベルを確認することができます。

スコープについて詳しくは、波形モニターとベクトルスコープを参照してください。

露光量の補正:波形が IRE スケールの上限になっている露出過度の画像(左)、波形が 7.5 ~ 100 IRE の範囲内になっている補正後の画像(右)

カラー補正エフェクトの適用

以下に、カラー補正エフェクトを適用するための一般的な手順を示します。特定のコントロールを使用して調整を行う方法について詳しく説明しています。

  1. ウィンドウ/ワークスペース/カラー補正を選択します。可能な場合は、調整済みの NTSC または PAL の外部モニターを接続しておくことをお勧めします。
  2. タイムラインパネル上のクリップに、いずれかのカラー補正エフェクトを適用します。

    注意:

    タイムラインパネルで適用したいクリップが選択されている場合、エフェクトパネルからエフェクトをエフェクトコントロールパネルへドラッグして適用できます。

  3. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックして、カラー補正エフェクトを展開します。
  4. 時間インジケーターを最も調整しやすいフレームまで移動します。
  5. (オプション)カラー補正用にプレビューオプションを設定するには、次のいずれかの操作を行います。
    • クリップのルミナンスの値だけを表示するには、出力メニューから「ルミナンス」を選択します。このオプションで制御されるのは、プログラムモニターのプレビューだけです。このオプションによって、ビデオから色が削除されることはありません。
    • 1 つのモニターでクリップの調整前と調整後を表示するには、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  6. (オプション)階調範囲の定義コントロールを使用すると、クリップ内のシャドウ、ミッドトーンおよびハイライトの領域を定義できます。  

    注意:

    特定の階調範囲を調整できるのは、ルミナンス補正、RGB カラー補正および 3 ウェイカラー補正エフェクトだけです。

  7. (オプション)特定の色または色の範囲の露光量を補正する場合は、右向きの三角形をクリックして二次カラー補正コントロールを展開します。補正する色を指定するには、スポイトツールまたはほかの二次カラー補正コントロールを使用します。 

    注意:

    クイックカラー補正エフェクトとビデオリミッターエフェクトを除いて、すべてのカラー補正エフェクトには二次カラー補正コントロールがあります。

  8. 次のいずれかの操作を行います。
    • カラーホイールを使用してカラーバランスと彩度を調整するには、クイックカラー補正エフェクトや 3 ウェイカラー補正エフェクトの角度ホイールを調整したり、色相バランスの数値コントロールを調整します。 
    • カーブコントロールを使用してルミナンスまたは色を調整するには、ルミナンスカーブエフェクトや RGB カーブエフェクトの曲線調整を使用します。 
    • 黒レベル、グレーレベル、白レベルを設定してルミナンスを調整するには、クイックカラー補正エフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトのレベルコントロールを使用します。
    • 数値コントロールを使用してルミナンスや色を調整するには、ルミナンス補正エフェクトまたは RGB カラー補正エフェクトのコントロールを使用します。

    注意:

    カラー補正の調整をアニメートするには、キーフレームを使用します。このオプションは、クリップ内で照明を変更するときに特に便利です。詳しくは、キーフレームの追加、移動、設定を参照してください。

  9. (オプション)可能な限り高い画質を維持しながらビデオ信号が放送規定内に収まるように、カラー補正を行ってから、ビデオリミッターエフェクトを適用します。ビデオ信号を 7.5 ~ 100 IRE の範囲に収めるには、YC 波形スコープを使用することをお勧めします。

    詳しくは、ビデオリミッターエフェクトを参照してください。

クイックカラー補正と 3 ウェイカラー補正を使用する一次カラー補正

色かぶりの効率的な除去

クイックカラー補正エフェクトと 3 ウェイカラー補正エフェクトには、白、グレー、黒が中間色になるように色のバランスをすばやく調整するコントロールがあります。サンプリングした領域で色かぶりを中間色にする調整は、画像全体にも適用されます。この操作によって、すべての色で色かぶりを除去できます。例えば、画像の中に不必要な青っぽいキャストがある場合、白であるべき領域をサンプリングすると、ホワイトバランスコントロールによって黄色が追加され、青っぽいキャストが中間色に変更されます。この黄色による調整は、シーン全体で色かぶりを除去すべきすべての色に適用されます。

  1. タイムラインパネルでクリップを選択して、クイックカラー補正エフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトのどちらかを適用します。 

  2. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックしてクイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のコントロールを展開します。
  3. (オプション)プログラムモニターで調整前と後の違いを表示する場合は、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  4. ホワイトバランスのスポイトツールを選択し、プログラムモニター内の領域をクリックしてサンプリングします。白であるべき領域をサンプリングすることをお勧めします。

    注意:

    クリップ内の特定の色または色範囲に限定して適用する場合は、3 ウェイカラー補正の二次カラー補正コントロールを使用します。

  5. (3 ウェイカラー補正だけのオプション)次のいずれかの操作を行います。
    • 画像にある中間のグレーの領域を中間色にしてカラーバランスを整えるには、グレーバランスのスポイトを選択して、中間のグレーであるべき領域をクリックします。
    • 画像にある黒の領域を中間色にしてカラーバランスを整えるには、ブラックバランスのスポイトを選択して、黒であるべき領域をクリックします。

    グレーバランスコントロールは、サンプリングした領域を調整して中間のグレーに変え、ブラックバランスコントロールはサンプリングした領域を調整して黒に変えます。ホワイトバランスコントロールを使用する場合と同じで、これらの調整によってクリップ内のすべての色が変更されます。

    注意:

    また、スポイトの横にある色見本をクリックすると、カラーピッカーを使用してサンプリングする色を選択できます。

ルミナンスの効率的な補正

クイックカラー補正エフェクトと 3 ウェイカラー補正エフェクトには、クリップのルミナンス調節を自動的に行ってくれる機能があります。 

  1. タイムラインパネルでクリップを選択して、クイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のどちらかを適用します。詳しくは、エフェクトのクリップへの適用を参照してください。

  2. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックしてクイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のコントロールを展開します。
  3. (オプション)プログラムモニターで調整前と後の違いを表示する場合は、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  4. 次のいずれかのボタンをクリックすると、放送規定に合わせてルミナンスがすばやく調整されます。

    自動黒レベル

    最も暗いレベルが 7.5 IRE を超えるように、クリップの黒レベルを引き上げます。シャドウの一部がクリップされて、中間的なピクセル値が比例配分されます。自動黒レベルを使用すると、結果として、画像のシャドウが明るくなります。

    自動コントラスト

    自動黒レベルと自動白レベルを、両方とも同時に適用します。この操作によって、ハイライトは暗く、シャドウは明るくなります。

    自動白レベル

    最も明るいレベルが 100 IRE を超えないように、クリップ内の白レベルを引き下げます。ハイライトの一部がクリップされて、中間的なピクセル値が比例配分されます。自動白レベルを使用すると、結果として、画像のハイライトが暗くなります。

カラーバランス、角度および彩度のコントロール

クイックカラー補正エフェクトと 3 ウェイカラー補正エフェクトでは、ビデオのカラーバランスを調整するための色相バランスホイールと角度カラーホイールおよび彩度コントロールを利用できます。カラーバランスは、その名が示すとおり、赤、緑、および青の各要素のバランスを調整して、白と中間グレーの目的のカラーを画像に生成します。目的とする効果によっては、クリップのカラーバランスを完全に中間色にしたくないことがあります。例えば、一家団らんのシーンでは温かみのある(赤みがかった)色かぶりにしたり、犯罪ドキュメンタリのシーンでは冷たい印象を与える(青みがかった)色かぶりにしたりという場合が考えられます。

注意:

カラーホイールと彩度コントロールで調整を行う場合は、リファレンスモニターを開いて、プログラムモニター内のコンポジットビデオと連動するベクトルスコープを表示すると効率的に作業が行えます。

カラーホイールでは、次の調整が可能です。

色相角度

カラーを回転させて、ターゲットカラーに近づけます。外側のリングを左に移動すると、カラーが緑に近づくように変化し、外側のリングを右に移動すると、カラーが赤に近づくように変化します。

バランスの強さ

ビデオに適用するカラーの強さを制御します。外に向かって円を移動すると、強さが増加します。強さは、バランスゲインハンドルを使用して微調整できます。

バランスゲイン

バランスの強さおよびバランス角度調整の相対的な精密度を左右します。このコントロールの直角のハンドルをホイールの中心近くに移動すると、調整量が小さくなります(微調整)。ハンドルをホイールの外側のリングに向かって移動すると、調整量が大きくなります(荒調整)。

バランス角度

ビデオカラーをシフトして、ターゲットカラーに近づけます。バランスの強さホイールを特定の色相に向かって移動すると、それに従ってカラーがシフトします。シフトの強さは、バランスの強さおよびバランスゲイン調整の組み合わせによって制御されます。

彩度スライダーは、ビデオの色の彩度を制御します。スライダーを 0 に移動すると、画像の彩度が減少し、ルミナンスの値だけが表示されるようになります(白、グレー、および黒で構成された画像)。スライダーを右に移動すると、彩度が増加します。

彩度を下げた画像(左)、彩度を上げた画像(右)

カラーバランスと彩度の調整

ここではカラーホイールを使用した調整手順について説明しますが、クイックカラー補正エフェクトおよび 3 ウェイカラー補正エフェクトで数値を入力したり、スライダーコントロールを使用しても同じ調整を行うことができます。

  1. ウィンドウ/ワークスペース/カラー補正を選択します。
  2. タイムラインパネルでクリップを選択して、クイックカラー補正エフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトのどちらかを適用します。詳しくは、エフェクトのクリップへの適用を参照してください。

  3. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックしてクイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のコントロールを展開します。
  4. (オプション)プログラムモニターで調整前と後の違いを表示する場合は、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  5. (3 ウェイカラー補正だけのオプション)次のいずれかの操作を行います。
    • カラー補正の適用を特定の階調範囲に限定する場合、階調範囲メニューから、「シャドウ」、「ミッドトーン」または「ハイライト」を選択します。「マスター」を選択すると、カラー補正が画像の階調範囲全体に適用されます。必要に応じて、階調範囲の定義コントロールを使用して、異なる階調範囲を定義してください。
    • 特定の色または色範囲を指定して補正を行う場合は、右向きの三角形をクリックして、二次カラー補正コントロールを展開します。スポイトツールやスライダーコントロールを使用するか、数値を入力して色または色範囲を定義します。
  6. カラーバランスを調整するには、カラーホイールを使用して次のいずれかの操作を行います。
    • ゲインまたは強さを変更せずにすべてのカラーを変更するには、ホイールの外側のリングを回転します。リングを左に回転するとすべてのカラーが緑に近づくように変化し、右に回転するとカラーが赤に近づくように変化します。
    カラーホイールの外側のリングの回転(左)による、色相角度の変化(右)

    • ゲインおよび強さの調整とともにカラーをターゲットカラーにシフトするには、バランスの強さ円を、中心から、画像に適用したいカラーに向かってドラッグします。バランスの強さの円を多くドラッグするほど、適用されるカラーの強さが大きくなります。バランスの強さ調整の強さを微調整するには、バランスゲインハンドルをドラッグします。この操作で、わずかな微調整が行えます。
    バランスゲインの調整による、バランスの強さ設定の微調整

    注意:

    3 ウェイカラー補正エフェクトでは、シャドウ、ミッドトーンおよびハイライト用の個別のホイールを使用して、3 つの階調範囲を個別に調整できます。

  7. 彩度コントロールを使用して、画像の彩度を調整します。スライダーを左に移動すると、カラーの彩度が減少し、右に移動する(値を大きくする)と、彩度が増加します。

カーブカラー補正エフェクトを使用した色とルミナンスの調整

カーブツールはルミナンスカーブと RGB カーブを使って、クイックカラー補正エフェクトや 3 ウェイカラー補正エフェクト同様にシーケンス間のクリップの色を統一したり、クリップ全体の色調整を行います。ただし、調整が 3 点(黒レベル、グレーレベルおよび白レベル)に限られているレベル補正とは異なり、ルミナンスカーブと RGB カーブの場合は、画像の階調全体(シャドウからハイライトまで)を対象として、最大 16 ポイントを調整できます。

注意:

プログラムモニターと連動するリファレンスモニターでスコープを開くと、曲線を調整するときに、ルミナンス、クロミナンス、または両方の値を表示できます。ベクトルスコープを使用している場合、スコープの中心から外れた領域に小さい緑のシェーディングが表示されます。中心から外れた領域は、彩度のレベルを定義します。

  1. エフェクトパネルからビデオエフェクトビンの横にある右向きの三角形をクリックして展開し、さらにカラー補正ビンを展開します。
  2. タイムラインパネル内のクリップに、次のいずれかのエフェクトをドラッグします。

    ルミナンスカーブ

    主にルミナンスを調整します。ルミナンスはビデオの彩度に影響を及ぼすので、注意して調整します。

    RGB カーブ

    色とルミナンスの両方を調整します。

    注意:

    タイムラインパネルで適用したいクリップが選択されている場合、エフェクトパネルからエフェクトをエフェクトコントロールパネルへドラッグして適用することもできます。

  3. エフェクトコントロールパネルで、追加したルミナンスカーブエフェクトまたは RGB カーブエフェクトの名前の横にある右向きの三角形をクリックしてオプションを展開します。
  4. (オプション)プレビューオプションを設定するには、次のいずれかの操作を行います。
    • クリップのルミナンスの値だけを表示するには、出力メニューから「ルミナンス」を選択します。このオプションで制御するのは、プログラムモニターのプレビューだけです。このオプションによって、ビデオから色が削除されることはありません。
    • 1 つのモニターでクリップの調整前と調整後を表示するには、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  5. (オプション)特定の色または色の範囲の露光量を補正する場合は、右向きの三角形をクリックして二次カラー補正コントロールを展開します。補正する色を指定するには、スポイトツールまたはほかの二次カラー補正コントロールを使用します。
  6. 曲線を調整するには、次のいずれかの操作を行います。
    • ルミナンスを調整するには、ルミナンスグラフまたはマスターグラフで曲線をクリックしてポイントを追加し、ポイントをドラッグして曲線の形状を変更します。曲線を上に曲げるとクリップは明るくなり、下に曲げるとクリップは暗くなります。曲線の傾きが急な部分は、画像のコントラストが高い部分です。
    • RGB カーブエフェクトを使用して色とルミナンスの両方を調整するには、適切なグラフで曲線をクリックしてポイントを追加し、全カラーチャンネル(マスター)、赤チャンネル、緑チャンネルまたは青チャンネルを調整します。ドラッグして曲線の形状を変更します。曲線を上に曲げるとピクセル値が上がり(明るくなり)、下に曲げるとピクセル値が下がります(暗くなります)。曲線の傾きが急な部分は、画像のコントラストが高い部分です。

    曲線には最大 16 個のポイントを追加できます。ポイントを削除するには、グラフの外にドラッグします。

    注意:

    調整を行うときは、画像のバンディング、ノイズまたは偏光に十分に注意してください。これらの問題が生じた場合は、調整している値を引き下げてください。

    Jeff Sengstack のチュートリアル「Premiere Pro: Color Correction and Enhancement」より、RGB カラー補正エフェクトと RGB カーブエフェクトを使用してカラーチャンネルを調整する方法について解説したビデオが lynda.com で公開されています。

元の画像(左)、ルミナンスを調整(中央)、色を調整(右)

レベル補正エフェクトを使用したルミナンスの調整

クイックカラー補正エフェクトと 3 ウェイカラー補正エフェクトには、クリップのルミナンスを調整する入力レベルと出力レベルのコントロールがあります。これらのコントロールは、Photoshop のレベル補正ダイアログボックスのコントロールに似ています。クイックカラー補正エフェクトでは、コントロール設定がクリップにある 3 つすべてのカラーチャンネルに適用されます。3 ウェイカラー補正エフェクトでは、レベル調整をクリップ内の階調範囲全体、特定の階調範囲または特定の色範囲に適用できます。

  1. (オプション)ウインドウメニューからワークスペース/カラー補正を選択します。ルミナンスを調整する場合、リファレンスモニターのウィンドウメニューからプログラムモニターと連動を選択し、YC 波形を表示すると便利です。
  2. エフェクトパネルからビデオエフェクトビンの横にある右向きの三角形をクリックして展開し、さらにカラー補正ビンを展開します。
  3. クイックカラー補正エフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトをタイムラインパネル内のクリップにドラッグします。

    注意:

    タイムラインパネルで適用したいクリップが選択されている場合、エフェクトパネルからエフェクトをエフェクトコントロールパネルへドラッグして適用できます。

  4. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックしてクイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のコントロールを展開します。
  5. (オプション)プレビューオプションを設定するには、次のいずれかの操作を行います。
    • クリップのルミナンスの値だけを表示するには、出力メニューから「ルミナンス」を選択します。このオプションで制御されるのは、プログラムモニターのプレビューだけです。このオプションによって、ビデオから色が削除されることはありません。
    • 1 つのモニターでクリップの調整前と調整後を表示するには、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  6. (3 ウェイカラー補正だけのオプション)次のいずれかの操作を行います。
    • 補正の適用を特定の階調範囲に限定する場合、階調範囲メニューから、「シャドウ」、「ミッドトーン」または「ハイライト」を選択します。「マスター」を選択すると、補正が画像の階調範囲全体に適用されます。必要に応じて、階調範囲の定義コントロールを使用して、異なる階調範囲を定義してください。
    • 特定の色または色範囲を指定して補正を行う場合は、右向きの三角形をクリックして、二次カラー補正コントロールを展開します。スポイトツールやスライダーコントロールを使用するか、数値を入力して色または色範囲を定義します。
  7. 黒と白の最大レベルを設定するには、出力レベルスライダーコントロールを使用します。

    黒出力スライダー

    シャドウの出力を制御します。初期設定は 0 です。この場合、ピクセルは完全な黒になります。スライダーを右に動かすと、最も暗いシャドウの明度が増します。

    白出力スライダー

    ハイライトの出力を制御します。初期設定は 255 です。この場合、ピクセルは完全な白になります。スライダーを左に動かすと、最も明るいハイライトの暗度が増します。

    注意:

    リファレンスモニターで YC 波形を表示している場合、波形内の黒レベルと白レベルの最大値が 7.5 ~ 100 IRE の範囲に収まるように、黒と白の出力スライダーを調整します。そうすることで、レベルを放送規定に合わせることができます。

    元の画像(左)、放送規定に合わせて黒および白レベルを調整(右)

  8. 次のコントロールを使用して、黒、グレーおよび白の入力レベルを設定します。

    黒レベルのスポイトツール

    サンプリングしたトーンを黒出力スライダーの設定にマップします。プログラムモニターで、画像の中で最も暗くしたい領域をクリックします。また、色見本をクリックしてカラーピッカーを開き、ピッカーで色を選択しても、画像内で最も暗いシャドウを定義できます。

    グレーレベルのスポイトツール

    サンプリングしたトーンを中間のグレー(レベル 128)にマップします。この操作によって、ハイライトとシャドウを大幅に変更することなく、グレートーンの中間範囲の明度値が変更されます。また、色見本をクリックしてカラーピッカーを開き、ピッカーで色を選択しても、画像内で中間のグレーを定義できます。

    白レベルのスポイトツール

    サンプリングしたトーンを白出力スライダーの設定にマップします。プログラムモニター内で、画像の中で最も明るくしたい領域をクリックします。また、色見本をクリックしてカラーピッカーを開き、ピッカーで色を選択しても、画像内で最も明るいハイライトを定義できます。

    黒入力レベルスライダー

    入力黒レベルを黒出力スライダーの設定にマップします。初期設定では、黒出力スライダーは 0 になっています。この場合、ピクセルは完全な黒になります。黒出力を 7.5 IRE 以上に調整した場合、最も暗いシャドウがこのレベルにマップされます。

    グレー入力レベルスライダー

    ハイライトとシャドウを大幅に変更せずに、ミッドトーンを制御して、グレートーンの中間範囲の明度値を変更します。

    白入力レベルスライダー

    入力白レベルを白出力スライダーの設定にマップします。初期設定では、白出力スライダーは 255 になっています。この場合、ピクセルは完全な白になります。白出力を 100 IRE 以下に調整した場合、最も明るいハイライトがこのレベルにマップされます。

    注意:

    また、下線付きの数値をスクラブしたり、黒入力レベル、グレー入力レベル、白入力レベル、黒出力レベルおよび白出力レベルに値を入力したりして、入力レベルと出力レベルを調整できます。

カラーピッカーを使用したカラーの選択

カラーピッカーを使用して、一部のカラー調整エフェクトや階調調整エフェクトで用いる目的の色を設定できます。エフェクトのコントロールで色見本をクリックすると、カラーピッカーが開きます。

注意:

カラーピッカーで色を選択すると、HSB、RGB、HSL、YUV の各数値とその 16 進数が同時に表示されます。この機能は、それぞれのカラーモードでの色の表現を確認するときに便利です。

カラーピッカーでは、HSB(色相、彩度、明度)、RGB(赤、緑、青)、HSL(色相、彩度、輝度)または YUV(ルミナンスと色成分の差異チャンネル)のカラーモデルに基づいて色を選択したり、16 進数の値に基づいて指定したりします。「Web セーフカラーのみに制限」オプションを選択すると、ホイールベースのカラーだけを選択できるように、カラーピッカーの色が変更されます。カラーピッカーのカラーフィールドには、HSB、RGB、HSL または YUV のカラーモードで、色の構成要素を表示できます。

カラーピッカー

A. 選択した色 B. カラーフィールド C. カラースライダー D. 調整後の色 E. 元の色 F. カラー値 
  1. エフェクトコントロールパネルでエフェクトの色見本をクリックして、カラーピッカーを表示します。
  2. カラースペクトルを表示するために使用する色の構成要素を選択します。

    H

    カラースライダーにはすべての色相が表示され、カラースライダーで色相を選択すると、選択した色相の彩度と明度の範囲がカラースペクトルに表示されます。彩度は左から右に向かって増加し、明度は下から上に向かって増加します。

    S

    カラースペクトルにはすべての色相が表示され、カラースペクトルの上端が最大明度で、下端が最小明度になります。カラースライダーには、カラースペクトルで選択した色が表示されます。スライダーの上端が最大彩度で、下端が最小彩度になります。

    B(HSB セクション)

    カラースペクトルにはすべての色相が表示され、カラースペクトルの上端が最大彩度で、下端が最小彩度になります。カラースライダーには、カラースペクトルで選択した色が表示されます。スライダーの上端が最大明度で、下端が最小明度になります。

    R

    カラースライダーには赤の色構成要素が表示されます。スライダーの上端が最大明度で、下端が最小明度になります。カラースライダーを最小明度に設定すると、カラースペクトルには、緑と青の色構成要素で作成された色が表示されます。カラースライダーを使用して赤の明度を増やすと、カラースペクトルに表示される色の赤の量が多くなります。

    G

    カラースライダーには緑の色構成要素が表示されます。スライダーの上端が最大明度で、下端が最小明度になります。カラースライダーを最小明度に設定すると、カラースペクトルには、赤と青の色構成要素で作成された色が表示されます。カラースライダーを使用して緑の明度を増やすと、カラースペクトルに表示される色の緑の量が多くなります。

    B(RGB セクション)

    カラースライダーには青の色構成要素が表示されます。スライダーの上端が最大明度で、下端が最小明度になります。カラースライダーを最小明度に設定すると、カラースペクトルには、緑と赤の色構成要素で作成された色が表示されます。カラースライダーを使用して青の明度を増やすと、カラースペクトルに表示される色の青の量が多くなります。

  3. 次のいずれかの操作を行います。
    • カラースライダーに沿って三角形をドラッグするか、カラースライダーの内側をクリックして、カラースペクトルに表示される色を調整します。
    • 大きな四角形のカラースペクトルの内側をクリックまたはドラッグして、色を選択します。円形のマーカーがカラースペクトル内の色の位置を示します。

    注意:

    カラースライダーおよびカラースペクトルを使用して色を調整すると、数値は新しい色を表した値に変わります。カラースライダーの右側にある四角形の上部に新しい色が表示され、下部に元の色が表示されます。

    • HSB の色相(H)を 0°~ 360°の角度で指定します。この角度は、カラーホイールの位置に対応します。彩度(S)と明度(B)をパーセント単位(0 ~ 100)で指定します。
    • RGB に色の構成要素の値を指定します。
    • 「#」にカラー値を 16 進数で入力します。

クリップ内の階調範囲の定義

ルミナンス補正エフェクト、RGB カラー補正エフェクトおよび 3 ウェイカラー補正エフェクトでは、画像内の特定の階調範囲にカラー補正を適用できるように、シャドウ、ミッドトーンおよびハイライトに対して階調範囲を定義できます。さらに、二次カラー補正コントロールと併用すれば、階調範囲を細かく定義して、画像内の非常に限定された要素に対して調整を適用できます。

  1. タイムラインパネルで補正するクリップを選択して、ルミナンス補正エフェクト、RGB カラー補正エフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトのいずれかを適用します。
  2. エフェクトコントロールパネルで、適用されたエフェクトの右向きの三角形をクリックして展開します。
  3. 右向きの三角形をクリックして、階調範囲の定義コントロールを展開します。
    階調範囲の定義コントロール

    A. シャドウのしきい値 B. シャドウの柔らかさ C. ハイライトの柔らかさ D. ハイライトのしきい値 
  4. シャドウのしきい値とハイライトのしきい値のスライダーをドラッグして、シャドウとハイライトの階調範囲を定義します。

    ノート:画像の階調範囲を表示させながら操作すると、うまく調整できます。

  5. シャドウの柔らかさとハイライトの柔らかさのスライダーをドラッグして、階調範囲の境界をぼかします(柔らかくします)。

    減衰の量は、画像や適用するカラー補正の設定によって異なります。

    注意:

    階調範囲は、数値を変更することでも定義できます。または、シャドウのしきい値、シャドウの柔らかさ、ハイライトのしきい値、ハイライトの柔らかさなどのスライダーをドラッグしても定義できます。

調整する色または色の範囲の指定

二次カラー補正プロパティでは、エフェクトで補正する色の範囲を指定します。色相、彩度および輝度によって色を定義することができます。二次カラー補正プロパティを使用できるエフェクトは、ルミナンス補正、ルミナンスカーブ、RGB カラー補正、RGB カーブおよび 3 ウェイカラー補正です。

二次カラー補正を使用して色または色の範囲を指定すると、カラー補正エフェクトの適用が画像の特定領域に限定されます。この操作は、Photoshop で画像を選択したり、マスクを設定したりする操作に似ています。例えば、画像内の青いシャツだけを選択する色の範囲を定義しておけば、画像のほかの領域を変更することなく、シャツの色だけを変更できます。

  1. タイムラインパネルで補正したいクリップを選択して、ルミナンス補正エフェクト、ルミナンスカーブエフェクト、RGB カラー補正エフェクト、RGB カーブエフェクトまたは 3 ウェイカラー補正エフェクトのいずれかを適用します。
  2. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックして、これらのエフェクトを展開します。
  3. 右向きの三角形をクリックして、二次カラー補正コントロールを展開します。
  4. スポイトツールを選択して、プログラムモニターで選択したい色をクリックします。また、ワークスペースの任意を場所をクリックして色を選択したり、色見本をクリックしてカラーピッカーを開いて色を選択したりできます。
  5. 補正する色の範囲を広げたり狭めたりするには、次のいずれかの操作を行います。
    • + の付いたスポイトツールで色の範囲を拡大し、- の付いたスポイトツールで色の範囲から除外します。
    • 右向きの三角形をクリックして色相コントロールを展開し、しきい値(開始)としきい値(終了)スライダーをドラッグして、補正を 100 % 適用する色の範囲を定義します。柔らかさ(開始)と柔らかさ(終了)スライダーをドラッグしてぼかしを制御します。この設定により、色の範囲の境界がシャープになるか、柔らかくなるかが決まります。また、色相コントロールの下にあるコントロールを使用すると、数値で「開始」と「終了」のプロパティを指定できます。

    注意:

    スライダーで定義した色相は、色相の高域や低域をドラッグしても変更できます。

    色相コントロール

    A. 柔らかさ(開始) B. しきい値(開始) C. しきい値(終了) D. 柔らかさ(終了) 
    • カラー補正を適用する色の範囲に対して、彩度と輝度のプロパティを指定するには、彩度と輝度のコントロールを使用します。これらのコントロールでは、色の範囲を微調整できます。
  6. 手順のテキスト
  7. 次のコントロールを使用して、色または色の範囲にカラー補正をどのように適用するかを指定します。

    柔らかく

    二次カラー補正コントロールで選択した領域にブラー(ガウス)を適用します。有効な範囲は 0 ~ 100 で、初期設定は 50 です。このコントロールは、画像のほかの領域とブレンドされるように、選択した領域に柔らかくカラー補正を適用したい場合に便利です。

    エッジを細く

    二次カラー補正コントロールで選択した領域のエッジを細く、または太くします。値の範囲は、–100(エッジは細くシャープ)~ +100(エッジは太く拡散)で、初期設定値は 0 です。

  8. 二次カラー補正コントロールで指定した範囲に含まれないすべての色を調整するには、「制限範囲の反転」オプションを選択します。

色の置き換え

注意:

カラー置き換えエフェクトよりも高度な制御が必要な場合は、RGB 補正、RGB カーブおよび 3 ウェイカラー補正の二次カラー補正コントロールを使用してください。これらのコントロールでは、色または色の範囲に変更を適用できます。

  1. タイムラインパネルで調整したいクリップを選択し、クリップをプログラムモニターに表示させます。
  2. プロジェクト内の現在表示されているクリップとほかのクリップの色を統一させたい場合は、その他のクリップをソースモニターで開きます。
  3. 調整したいクリップにカラー置き換えエフェクトを適用します。
  4. エフェクトコントロールパネルで、カラー置き換えエフェクトの設定アイコン をクリックします。
  5. カラー置き換え設定ダイアログボックスで、ポインターをクリップサンプル画像の上に移動して、ポインターの形をスポイトに変えます。次に、置き換える色をクリックして選択します。また、ターゲットカラーの色見本をクリックして、カラーピッカーで色を選択することもできます。
  6. 置き換える色の色見本をクリックし、カラーピッカーで色を選択して、置き換え後の色を指定します。
  7. 類似性スライダーをドラッグして、置き換える色の範囲を調整します。
  8. 階調を維持せずに色を置き換える場合は、「単色」オプションを選択します。

クリップの色の削除

注意:

クリップの色をすばやく削除するには、ビデオエフェクトビン内のイメージコントロールビンから、モノクロエフェクトを適用します。

  1. ウィンドウ/ワークスペース/カラー補正を選択します。
  2. タイムラインパネルでクリップを選択して、クイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のどちらかを適用します。詳しくは、エフェクトのクリップへの適用を参照してください。

  3. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックしてクイックカラー補正または 3 ウェイカラー補正のコントロールを展開します。
  4. (オプション)プログラムモニターで調整前と後の違いを表示する場合は、「分割表示」オプションを選択します。レイアウトメニューでは、上下と左右のどちらに分割表示するかを指定できます。また、調整前と調整後の表示の割合を分割比で調整することもできます。
  5. (3 ウェイカラー補正だけのオプション)次のいずれかの操作を行います。
    • 特定の階調範囲を指定して補正を行う場合、階調範囲メニューから、「シャドウ」、「ミッドトーン」または「ハイライト」を選択します。「マスター」を選択すると、調整が画像の階調範囲全体に適用されます。必要に応じて、階調範囲の定義コントロールを使用して、異なる階調範囲を定義してください。
    • 特定の色または色範囲を指定して補正を行う場合は、右向きの三角形をクリックして、二次カラー補正コントロールを展開します。スポイトツールやスライダーコントロールを使用するか、数値を入力して色または色範囲を定義します。
  6. 下線付きの数値をスクラブするか、彩度コントロールに 100 未満の値を入力します。また、右向きの三角形をクリックしてコントロールを表示し、スライダーで変更することもできます。

クリップのカラーチャンネルの組み合わせ

  1. エフェクトパネルでビデオエフェクトビンの右向きの三角形をクリックして展開し、右向きの三角形をクリックして色調補正ビンを展開します。
  2. タイムラインパネル内のクリップに、チャンネルミキサーエフェクトをドラッグします。

    注意:

    タイムラインパネルで適用したいクリップが選択されている場合、エフェクトパネルからチャンネルミキサーエフェクトをエフェクトコントロールパネルへドラッグして適用できます。

  3. 出力チャンネルから特定のチャンネルの割合を増減するには、ソースカラーチャンネルに対して、次のいずれかの操作を行います。
    • 下線付きの数値を左右にスクラブします。
    • 下線付きの値をクリックして、-200 % ~ +200 % の範囲内で値ボックスに値を入力します。値を入力したら、Enter キー(Windows)または Return キー(Mac OS)を押します。
    • 右向きの三角形をクリックしてチャンネルミキサーコントロールを展開し、スライダーを左右にドラッグします。
  4. (オプション)スライダーをドラッグするか、下線付き数値をスクラブします。または、チャンネルの定数値(赤の定数値、緑の定数値または青の定数値)を入力します。この値は、出力チャンネルに出力されるチャンネルの基本量になります。
  5. (オプション)グレー値だけが含まれる画像を作成するには、「モノクロ」オプションを選択します。このオプションを選択すると、同じ設定がすべての出力チャンネルに適用され、グレー値だけが含まれた画像となります。

カラーパスを使用した色の区別

カラーパスエフェクトでは、色または色の範囲を区別できます。調整は、クリップサンプルと出力サンプルを表示するダイアログボックスで行います。また、エフェクトコントロールパネルでは、カラーパスエフェクトプロパティを調整できます。

注意:

クリップ内で色または色の範囲にカラー補正を適用したい場合は、カラー補正エフェクトの二次カラー補正コントロールを使用してください。

  1. エフェクトパネルでビデオエフェクトビンの右向きの三角形をクリックして展開し、イメージコントロールビンからカラーパスエフェクトをクリップにドラッグします。
  2. エフェクトコントロールパネルで、カラーパスエフェクトの設定アイコン をクリックします。
  3. カラーパス設定ダイアログボックスでは、次のいずれかの操作を行って、保持しておきたい色を選択します。
    • ポインターをクリップサンプル(ポインターはスポイトに変化)に合わせて、クリックして色を選択します。
    • 色見本をクリックしてカラーピッカーから色を選択し、「OK」をクリックしてカラーピッカーを閉じます。

    選択した色が出力サンプルに表示されます。

  4. 「類似性」オプションでは、スライダーをドラッグするか、値を直接入力して、保存したい色の範囲を広げたり狭めたりすることができます。
  5. 効果を反転させて、指定した色以外の色を残すには、「反転」オプションを選択します。

    注意:

    このエフェクトをアニメートするには、エフェクトコントロールパネルでキーフレーム機能を使用します。

明るさの値プリセットを使用した、輪郭、ブラーおよび輝度の調整

明るさの値エフェクトまたはそれに基づいたいずれかの明るさの値プリセットを適用して、ブラー、エンボス、シャープなどのエフェクトを微調整できます。明るさの値、および明るさの値に基づいたプリセットは、数値のマトリックスをピクセルのマトリックスにオーバーレイします。マトリックス内の各セルの値は、エフェクトコントロールパネルのスライダーを使用して設定できます。また、キーフレームを使用して、これらの値を時間の経過に応じて変化させることができます。ほとんどの場合、明るさの値エフェクト自体を適用して変更するよりも、いずれかの明るさの値プリセットを適用して変更したほうが簡単に目的の効果を得られます。

注意:

明るさの値プリセットは、エフェクトパネルのプリセットカテゴリの「明るさの値」というサブカテゴリにあります。このサブカテゴリには、名前がすべて「明るさの値」で始まるプリセットが存在します。

  1. エフェクトパネルでビデオエフェクトビンの右向きの三角形をクリックして展開し、右向きの三角形をクリックして色調補正ビンを展開します。
  2. タイムラインパネル内のクリップに、明るさの値エフェクトをドラッグします。

    注意:

    タイムラインパネルで効果を適用したいクリップを選択状態にし、エフェクトパネルから明るさの値エフェクトをエフェクトコントロールパネルに直接ドラッグすることもできます。

  3. エフェクトコントロールパネルで、明るさの値の隣の右向きの三角形をクリックします。

    「M」で始まる各設定は、3X3 のマトリックス内のセルを表します。例えば、「M11」は列 1、行 1 にあるセルを表します。「M22」は、マトリックスの中央のセルを表します。

  4. セル設定の横の番号をクリックします。
  5. このピクセルの明度の値にかける値を -999 ~ +999 の範囲内で入力します。
  6. 演算に含めるすべてのピクセルで、前の手順を繰り返します。すべてのセル設定の値を入力する必要はありません。
  7. 「スケール」の横の番号をクリックし、演算に含めるピクセルの明度の値の合計を除算する値を入力します。
  8. 「オフセット」の横の値をクリックして、スケールの計算結果に加算する値を入力します。
  9. 「OK」をクリックします。

    エフェクトがクリップ内の各ピクセルに 1 つずつ適用されます。

照明効果エフェクトの追加

最大 5 つの光源を利用して効果的な照明効果をクリップに適用できます。照明の種類、向き、強さ、色、照明の中心、照明範囲などのプロパティを制御できます。また、バンプレイヤーコントロールでは、表面に 3D のような表現効果を出すなどの特殊効果を追加するために、ほかのフッテージのテクスチャまたはパターンを使用できます。照明効果エフェクトと基本 3D エフェクトの使用に関するビデオチュートリアルについては、Digital Media Net の Web サイトにある Jeff Schell のブログ「Creating A Title On A Reflective Surface」を参照してください。

注意:

バンプレイヤーを除いて、すべての照明効果のプロパティは、キーフレームを使用してアニメートさせることができます。

プログラムモニターでも照明効果のプロパティを直接操作できます。エフェクトコントロールパネルで、照明効果の隣のトランスフォームアイコン をクリックすると、調整ハンドルとライトの中心が表示されます。

照明効果:元の画像(左)、スポットライトを適用した画像(中央)、全指向性の光源を適用した画像(右)

  1. エフェクトパネルで、ビデオエフェクトビンの右向きの三角形をクリックして展開し、色調補正ビンを展開し、照明効果エフェクトをタイムラインパネル内のクリップにドラッグします。

    注意:

    タイムラインパネルで効果を適用したいクリップを選択し、エフェクトパネルから照明効果エフェクトをエフェクトコントロールパネルに直接ドラッグすることもできます。

  2. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックして、照明効果エフェクトを展開します。
  3. ライト 1 の右向きの三角形をクリックしてオプションを展開します。
  4. メニューから「ライトの種類」を選択して、光源を指定します。

    なし

    光源をオフにします。

    単一指向性

    遠く離れた場所から光を照射し、太陽のように光の角度が変わりません。

    全指向性

    白熱電球で紙を照らした場合のように、画像の真上からあらゆる方向に光を照射します。

    スポットライト

    楕円形の光線を照射します。

  5. ライトの色を指定するには、次のいずれかの操作を行います。
    • 色見本をクリックし、カラーピッカーで色を選択して、「OK」をクリックします。
    • スポイトツールアイコンをクリックし、コンピューター画面上の任意の場所をクリックして色を選択します。
  6. (オプション)トランスフォームアイコンをクリックして、プログラムモニターに光源のハンドルとライトの中心を表示します。ハンドルやライトの中心 をドラッグして、光源の位置、スケールおよび回転を直接操作できます。

    注意:

    ライトの設定が複数ある場合、各光源の中心がプログラムモニターに表示されます。ライトの中心をクリックすると、選択されたライトのハンドルが表示されます。

  7. エフェクトコントロールパネルでは、次のコントロールを使用して各ライトのプロパティを設定します。

    中心

    光源の中心を表す X 座標と Y 座標の値を使用して、光源を移動します。また、プログラムモニターでライトの中心をドラッグしても光源の位置を変更できます。

    主半径

    全指向性の光源またはスポットライトの長さを調整します。また、プログラムモニターでいずれかのハンドルをドラッグすることもできます。

    投影半径

    単一指向性の光源とライトの中心 の距離を調整します。値が 0 の場合、ライトの中心に光源が配置され、画像には最も強い光が当てられます。値が 100 の場合、ライトの中心から遠くに光源が配置され、画像に照射する光量が少なくなります。また、プログラムモニターで光源のポイントをドラッグして、ライトの中心からの距離を調整することもできます。

    副半径

    スポットライトの幅を調整します。光源が円形になった場合、副半径の値を増やすと、主半径の値も大きくなります。また、プログラムモニターでいずれかのハンドルをドラッグして、このプロパティを調整することもできます。

    角度

    単一指向性の光源またはスポットライトの方向を変更します。このコントロールを調整するには、度数で指定します。また、プログラムモニターでハンドルの外側にポインターを合わせると、ポインターが両端に矢印が付いた曲線 に変わるので、これをドラッグして光源を回転させることもできます。

    照度

    光源の明るさを調整します。

    焦点

    スポットライトの最も明るい領域のサイズを調整します。

    注意:

    「ライトの種類」によって、使用できる照明効果のプロパティが決まります。トランスフォームアイコンをクリックして、プログラムモニターに光源のハンドルとライトの中心を表示させてください。

  8. 次のコントロールを使用して、照明効果のプロパティを設定します。

    環境光のカラー

    環境光の色を変更します。

    環境光の照度

    いろいろな光(日光や蛍光灯など)が室内にあるかのように、光を拡散します。値に 100 を指定すると、光源のみの光になり、-100 を指定すると光源の光がなくなります。環境光の色を変更するには、色見本をクリックして、カラーピッカーで色を選択します。

    光沢

    印画紙の表面を基準にして、-100(低反射) ~ 100(高反射)の範囲で、表面が光を反射する量を制御します。

    質感

    色として反映されるのは、光源と光が照射されるオブジェクトのどちらかであるかを指定します。値に -100 を指定すると光源の色が反映され、100 を指定するとオブジェクトの色が反映されます。

    露光量

    光源の明度を増やしたり(正の値)、減らしたりします(負の値)。値が 0 の場合は、光源の初期設定の明度となります。

  9. (オプション)手順 3 ~ 7 を繰り返して、ライト(ライト 2 ~ ライト 5)を増やします。
  10. (オプション)バンプレイヤー(照明効果テクスチャ)として使用するクリップを追加した場合、バンプレイヤーメニューからバンプレイヤークリップを含むトラックを選択します。コントロールを使用して、バンプレイヤーのプロパティを調整します。

照明効果テクスチャの適用

照明効果のバンプレイヤーでは、クリップのパターンまたはテクスチャを使用して、画像から光を反射する方法を制御できます。紙や水などのテクスチャのあるクリップを使用すると、3D に似た照明効果を引き出すことができます。

  1. バンプレイヤー(テクスチャ)として使用するクリップを、タイムラインパネルで、テクスチャレイヤーを適用したいシーケンス内の別のトラックに追加します。
  2. バンプレイヤークリップを含むトラックを非表示にするために、トラック出力の切り替えアイコン をクリックします。
  3. 同じシーケンスのクリップに照明効果エフェクトを追加します。
  4. エフェクトコントロールパネルで右向きの三角形をクリックして、照明効果エフェクトを展開します。
  5. (オプション)ライト 1 の隣にある右向きの三角形をクリックして、光源のプロパティを調整します。
  6. バンプレイヤーメニューからバンプレイヤーを含むビデオトラックを選択します。
  7. バンプチャンネルメニューから、バンプレイヤークリップの赤、緑、青またはアルファチャンネルのどれを使用して照明効果のテクスチャを作成するかを選択します。
  8. 「白を浮き上がらせる」オプションを選択すると、表面からチャンネルの白い部分が浮き上がります。このオプションを選択解除すると、暗い部分が浮き上がります。
  9. 下線付きの数値をスクラブすると、バンプの高さの値が平面(0)から山型(100)に変わります。

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