Premiere Pro でグラフィックワークスペースを使用して、タイトルとモーショングラフィックスを作成する方法について学習します。

Premiere Pro のグラフィックワークスペースおよびエッセンシャルグラフィックスパネルは、Premiere Pro 内でタイトル、ブランドアイデンティティおよびその他のグラフィックを直接作成できる強力なワークフローを提供しています。

エッセンシャルグラフィックスパネルを使用して、After Effect や Premiere Pro で作成されたモーショングラフィックステンプレート(.mogrt ファイル)をカスタマイズすることもできます。モーショングラフィックステンプレートについて詳しくは、Premiere Pro でのモーショングラフィックステンプレートの使用を参照してください。

Premiere Pro のエッセンシャルグラフィックスパネル

Premiere Pro のエッセンシャルグラフィックスパネル
Premiere Pro のエッセンシャルグラフィックスパネルを使用する方法について詳しくは、このビデオをご覧ください。

Premiere Pro でグラフィックの作成

グラフィックワークスペースを使用すると、タイトル、画面下部タイトル、バンパーなどのグラフィックを Premiere Pro 内で直接作成することができます。グラフィックは、文字ツールやシェイプツールを使用してプログラムモニターで直接作成し、エッセンシャルグラフィックスパネルの機能を使用して調整できます。

Premiere Pro でグラフィックワークフローを使用するには

  1. グラフィックワークスペースを開きます。

    画面上部にあるワークスペースバーで「グラフィック」をクリックするか、メインメニューでウィンドウ/ワークスペース/グラフィックを選択します。

  2. 独自のワークスペースを構成する場合は、ウィンドウ/エッセンシャルグラフィックスを選択して、直接エッセンシャルグラフィックスパネルを開くこともできます。

テキストとアピアランスを調整
テキストとアピアランスを調整
  • Photoshop のレイヤーと同様に、グラフィッククリップには複数のテキストおよびシェイプレイヤーを含むことができ、シーケンス内で単一のクリップとして編集できます。最初にテキストまたはシェイプレイヤーを作成すると、タイムラインの再生ヘッドの位置に、そのレイヤーを含むグラフィッククリップが作成されます。シーケンスで既にグラフィッククリップが選択されている場合は、作成したテキストまたはシェイプレイヤーが既存のグラフィッククリップに追加されます。
  • エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブを使用して、レイヤーを確認したり、グラフィックを調整したりできます(個別のレイヤーのアピアランスの調整、レイヤーの順序の変更、時間および位置に対するレスポンシブデザイン機能の利用など)。
  • エフェクトコントロールパネルで、レイヤーにキーフレームを設定して、グラフィックにアニメーションを追加します。エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブを使用して、各変形プロパティのアニメーションを切り替えることもできます。
  • Premiere Pro で作成する任意のグラフィックをモーショングラフィックステンプレート(.mogrt)として Creative Cloud ライブラリまたはローカルディスクに書き出して、共有または再利用できます。 
  • エッセンシャルグラフィックスパネルでは、ローカルまたは Creative Cloud ライブラリに保存されているモーショングラフィックステンプレート(.mogrt)を参照したり、Adobe Stock でモーショングラフィックステンプレートを検索したりすることもできます。詳しくは、Premiere Pro でのモーショングラフィックステンプレートの使用を参照してください。

テキストレイヤーの作成

Premiere Pro の文字ツール

Premiere Pro の文字ツール
Premiere Pro の文字ツールについて詳しくは、このビデオを視聴してください

  1. ツールパネルから横書き文字ツール(T) または縦書き文字ツールを選択します。

  2. テキストを配置するプログラムモニターをクリックして、入力を開始します。1 回クリックすると、1 つのポイントにテキストが作成されますが、クリックしてドラッグすると、ボックス内にテキストが作成され、ボックスの境界線内にテキストが自動的にラップされます。この動作は、従来のタイトルパネルのエリア内テキストツールと同じです。

  3. プログラムモニターでテキストレイヤーおよびシェイプレイヤーを直接操作するには、選択ツール(V) を使用します。レイヤーの位置の調整、アンカーポイントの変更、スケールの変更、テキストボックスのサイズ変更、回転が可能です。

  4. エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブを使用して、テキストのアピアランスを調整します(フォント、フォントサイズ、その他の形式およびアピアランスの制御など)。

    横書き文字ツール
    横書き文字ツール

シェイプレイヤーの作成

Premiere Pro には、長方形ツール、楕円ツール、自由な形状のシェイプやパスを作成するためのペンツールがあります。

  1. ペンツールをクリックしたままにして、長方形ツールとシェイプツールを表示します。次に、ツールバーから目的のシェイプツールを選択し、シェイプを描画します。 

    注意:

    正方形、円などのシェイプをロックされたサイズで作成するには、Shift キーを押しながらドラッグします。

    シェイプツール
    シェイプツール
  2. 位置、スケール、回転、アンカーポイントへの変更など、シェイプを直接操作するには、選択ツール(V) を使用します。

  3. ペンツール(P) は、シェイプの頂点およびハンドルを操作するのに使用できます。

  4. エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブを使用して、シェイプのアピアランスを編集します。

クリップレイヤーの作成

グラフィック内のレイヤーとして、画像およびビデオソースを追加できます。 

次のいずれかの方法を使用して、クリップレイヤーを作成できます。

  • エッセンシャルグラフィックスパネルの編集ウィンドウで、新規項目アイコンを選択し、ファイルからを選択します。
  • アプリケーションメニューバーで、グラフィック/新規レイヤー/ファイルからを選択します。
  • タイムラインでグラフィッククリップを選択して、ビデオまたは画像のマスタークリップをプロジェクトパネルからエッセンシャルグラフィックスパネルのレイヤーペインにドラッグします。

グラフィックレイヤーの整列と分布

グラフィッククリップ内で複数のレイヤーを選択して、エッセンシャルグラフィックスパネルで整列または分布をおこなうことができます。

「上端」、「垂直方向中央」、「下端」、「左端」、「水平方向中央」または「右端」に整列させることができます。
 

レイヤーを水平方向または垂直方向に分布させることができます。

エッセンシャルグラフィックスパネルでレイヤーを整列および分布させるオプション
エッセンシャルグラフィックスパネルでレイヤーを整列および分布させるオプション

注意:

レイヤーを 1 つだけ選択した状態で整列ボタンを使用すると、ビデオフレームに対するシェイプまたはテキストレイヤーの位置が整えられます。2 つ以上のレイヤーを選択しているときにボタンを使用すると、レイヤー相互の位置が整えられます。

分布コマンドは、3 つ以上のレイヤーを選択しないと有効になりません(グレーアウトされます)。

グラフィックのレイヤーのアニメート

テキストレイヤー、シェイプレイヤーおよびパスは、キーフレームを使用してアニメートさせることができます。エッセンシャルグラフィックスパネル内から、またはエフェクトコントロールパネルを使用して、アニメーションを直接追加できます。

エッセンシャルグラフィックスパネルを使用したアニメート

エッセンシャルグラフィックスパネルを使用してアニメーションをグラフィックに追加するには:

  1. エッセンシャルグラフィックスパネルで、アニメートするレイヤーを選択します。

  2. アニメートするプロパティの横にあるアイコンをクリックします(位置、アンカーポイント、スケール、回転または不透明度)。

    このアクションにより、プロパティのアニメーションが切り替わります。選択したプロパティのアイコンは、アニメーションがアクティブであることを示す青に変わります。

    グラフィックレイヤーのアニメーションの切り替え
    グラフィックレイヤーのアニメーションの切り替え

    注意:

    エッセンシャルグラフィックスパネルのアイコンのクリックは、エフェクトコントロールパネルのストップウォッチをクリックするのと同じです。ある場所でアニメーションを切り替えると、他のビューでもそのアニメーションがアクティブになります。

  3. エッセンシャルグラフィックスパネルまたは直接プログラムモニターで再生ヘッドを移動し、このプロパティを調整して、キーフレームを記録します。

  4. エフェクトコントロールパネルを使用するか、クリップキーフレームを表示オプションを使用してタイムラインのキーフレームを調整し、アニメーションを微調整します。

エフェクトコントロールパネルを使用したアニメート

エフェクトコントロールパネルを使用してアニメーションをグラフィックに追加するには:

  1. エフェクトコントロールパネルで、アニメートするレイヤーを指定します。

  2. 目的のプロパティのアニメーションを切り替えるには、ストップウォッチアイコンをクリックします。

  3. キーフレームの追加/削除をクリックして、目的のエフェクトを設定します。

  4. ベジェ曲線イーズイン/イーズアウトなどの補間設定にアクセスするには、キーフレームを右クリックします。

レスポンシブデザイン機能のグラフィックへの追加

モーショングラフィックスのレスポンシブデザインによって、デュレーションやレイヤーの位置の変化にインテリジェントに反応するロールやグラフィックをデザインできます。

レスポンシブデザイン - 時間

ロールの作成

ロールを有効にすると、画面上を垂直方向に移動するタイトルやクレジットロールを作成できます。ロールが有効になっている場合、プログラムモニターに透明な青のスクロールバーが表示されます。

このスクロールバーを使用すると、タイムラインで再生ヘッドを特定の場所に移動する必要なしに、クレジットロールのテキストおよびグラフィックスをスクロールして、簡単に編集できます。

グラフィックに対してロールを有効にするには

注意:

ロールの速度は、シーケンス内のタイトルクリップの長さによって決定されます。グラフィッククリップの表示時間を長くするほど、動きは遅くなります。

  1. タイムラインでグラフィッククリップを選択し、エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブに移動します。

    ロールの有効化
    ロールの有効化
  2. 選択したグラフィックで、個々のレイヤーが選択されていないことを確認します。

  3. クレジットロールを有効にするには、「ロール」の横にあるチェックボックスをオンにします。

  4. グラフィックのオフスクリーンを開始するか終了するかを指定します。

  5. 各プロパティのタイムコードを使用して、プリロールポストロールイーズインイーズアウトのタイミングを調整します。

    ロールスクロールバー
    ロールスクロールバー

イントロおよびアウトロのアニメーションの保持

たとえグラフィックの全体的なデュレーションが変更される場合でも、イントロおよびアウトロのアニメーションを保持するグラフィックのセグメントを定義できます。これらの時間範囲内にあるキーフレームは、クリップの先頭と最後に固定されます。キーフレームは固定されているので、開始および終了のアニメーションを維持して、グラフィッククリップの全体的なデュレーションを変更できます。

タイムラインとエフェクトコントロールパネルのグラフィッククリップ上の透明な白いオーバーレイは、クリップのイントロおよびアウトロセグメントを示します。これらのセグメントは、エッセンシャルグラフィックスパネルまたはエフェクトコントロールパネルで定義できます。キーボードショートカットを使用して、イントロとアウトロのデュレーションを指定することもできます。

レスポンシブデザインの設定 - 時間
レスポンシブデザインの設定 - 時間

エッセンシャルグラフィックスパネルを使用してイントロおよびアウトロのセグメントを定義し、アニメーションを保持するには

  1. タイムラインでグラフィックを選択し、エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブに移動します。

     

  2. 選択したグラフィックで、個々のレイヤーが選択されていないことを確認します。

  3. イントロの長さ」で、タイムコードコントロールを使用して、イントロ/開始セクションとして定義する時間を指定します。

  4. アウトロの長さ」で、タイムコードコントロールを使用して、アウトロ/終了セクションとして定義する時間を指定します。

エフェクトコントロールパネルを使用してイントロおよびアウトロのセグメントを定義し、アニメーションを保持するには

  1. タイムラインでグラフィックを選択し、エフェクトコントロールパネルに移動します。

  2. エフェクトコントロールパネルの上部に、選択したクリップの先頭と末尾に小さな青いハンドルが表示されます。

  3. 左ハンドルを外側へドラッグして、イントロ/開始セグメントを定義します。指定した時間範囲内に含まれるすべてのキーフレームをカバーする透明な白いオーバーレイが表示されます。

  4. 右ハンドルを外側へドラッグして、アウトロ/終了セグメントを定義します。指定した時間範囲内に含まれるすべてのキーフレームをカバーする透明な白いオーバーレイが表示されます。

キーボードショートカットを使用したイントロとアウトロのデュレーションの指定

Premiere Pro/キーボードショートカットで表示されるキーボードショートカットのマップを使用して、イントロとアウトロのデュレーションを指定するためのキーボードショートカットを設定できます。初期設定では、これらのキーボードショートカットは割り当てられていません。以下のコマンドを使用して、キーボードショートカットを割り当てます。

  • イントロの終了を設定
  • アウトロの開始を設定

イントロとアウトロのデュレーションのキーボードショートカットを使用するには

  1. イントロまたはアウトロのアニメーションを保持するタイムラインでグラフィッククリップを選択します。

  2. イントロまたはアウトロを設定する位置に再生ヘッドを配置し、割り当てたキーボードショートカットを押します。

    注意:

    このキーボードショートカットは、タイムラインが選択されている場合にのみ有効になります。

レスポンシブデザイン - 位置

グラフィックをデザインして、ビデオフレームの縦横比の変化や、別のグラフィックレイヤーの位置またはスケールのプロパティ(タイトルやサブタイトルの文字数の変更時など)に自動的に適応させることもできます。

プログラムモニター上の小さな青いピンは、現在選択されているレイヤーが別のレイヤーに固定されているかどうかを示します。

レイヤー間の位置関係を定義するには

  1. タイムラインでグラフィッククリップを選択し、エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブに移動します。

  2. 別のレイヤーの変更に反応させるレイヤーを選択します。

  3. レスポンシブデザイン - 位置/固定先で、現在選択されているレイヤーを固定するレイヤーを指定します。現在選択されているレイヤーが、ドロップダウンリストで選択したレイヤーの子になります。

  4. 右側の図を使用して、子レイヤーを固定するエッジを、親のとして定義します。

    注意:

    一度にすべてのエッジの固定のオンとオフを切り替えるには、中央にある四角形を使用します。

  5. 選択されたレイヤーが、親レイヤーの位置、長さ/幅、スケールの変化に反応するようになります。プログラムモニターでこのレイヤーを選択すると、その親レイヤーの固定されたエッジ上に小さな青いピンが表示されます。

    レスポンシブデザインの設定 - 位置
    レスポンシブデザインの設定 - 位置

マスタースタイルの作成

マスタースタイルでは、フォント、カラー、サイズなどのテキストのプロパティをプリセットとして定義できます。この機能を使用すると、タイムライン内の様々なグラフィックの複数のレイヤーに対して同じスタイルをすばやく適用できます。

グラフィッククリップやグラフィッククリップ内のテキストレイヤーにマスタースタイルを適用すると、マスタースタイルに対するすべての変更がテキストに自動的に継承され、複数のグラフィックを一度に変更できます。

レイヤーをマスタースタイルに更新
レイヤーをマスタースタイルに更新

マスタースタイルを作成するには:

  1. タイムラインでグラフィッククリップを選択し、エッセンシャルグラフィックスパネルの「編集」タブに移動します。

  2. テキストレイヤーを選択し、フォント、サイズ、アピアランスに関するスタイルのプロパティを指定します。

  3. 目的の外観を設定する場合、「マスタースタイル」セクションでドロップダウンリストからマスターテキストスタイルを作成を選択します。

  4. テキストスタイルの名前を付けて、「OK」をクリックします。

  5. マスタースタイルは、プロジェクトパネルに表示され、マスタースタイルのドロップダウンリストで使用できます。その後、このスタイルをプロジェクトの他のテキストレイヤーやグラフィッククリップに適用できます。

    グラフィックへのマスタースタイルの適用
    グラフィックへのマスタースタイルの適用

マスタースタイルを作成すると、スタイルのサムネール画像がプロジェクトパネルに追加されます。グラフィック内のすべてのテキストレイヤーを一度に更新するには、このサムネールをクリックして、タイムラインの 1 つ以上のグラフィックオブジェクトにドラッグします。

また、エッセンシャルグラフィックスパネルでテキストレイヤーを選択し、ドロップダウンリストから目的のマスタースタイルを選択することで、タイトルの個々のテキストレイヤーを特定のスタイルに更新することもできます。

マスターグラフィックの作成

マスターグラフィックにアップグレード」オプションを使用して、シーケンス内のグラフィッククリップからプロジェクトパネルにマスタークリップ項目を作成できます。マスターグラフィックから作成されたグラフィッククリップは、アップグレードしたものも含めて、互いの複製です。マスターグラフィックのインスタンスのテキスト、スタイルまたはコンテンツに対する変更は、マスターグラフィックの他のすべてのインスタンスに反映されます。

マスターグラフィックを作成するには、グラフィック/マスターグラフィックにアップグレードを選択します。

モーショングラフィックステンプレートとしてのグラフィックの書き出し

今後の再利用または共有のために、すべてのレイヤーとアニメーションを含むグラフィッククリップをモーショングラフィックステンプレートとして書き出します。 

  1. グラフィック/モーショングラフィックステンプレートを書き出しを選択するか、シーケンスでグラフィッククリップを右クリックしてモーショングラフィックステンプレートとして書き出しを選択します。

    注意:

    この書き出し機能は、After Effects で作成された .mogrt ファイル用ではなく、Premiere Pro で作成されたグラフィックに対してのみ使用できます。 

    モーショングラフィックステンプレートとして書き出し
    モーショングラフィックステンプレートとして書き出し

ヒント:

モーショングラフィックステンプレートを自分が今後再利用するために作成する場合は、ローカルテンプレートフォルダーにモーショングラフィックステンプレートを保存します。エッセンシャルグラフィックスパネルの「参照」タブで自動的に使用可能になり、インストールする必要はありません。 

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