受信者は、最初に電子メール通知によって契約書を認識します。この通知には、契約書の内容にアクセスするための「確認して署名」ボタンが含まれています。
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サポートとトラブルシューティング
政府発行の文書を使用した受信者の認証方法を有効にします。
概要
Adobe Acrobat Sign の Government ID プロセスは、高度な機械学習アルゴリズムを使用して、世界中の企業がその受信者の ID を高品質に認証できるように支援します。
Government ID は、政府発行の ID 文書(運転免許証、国民 ID、パスポート)の画像をアップロードするように受信者に指示し、信頼性についてその文書を評価するプレミアム ID 認証方法です。
サポートされる文書は次のとおりです。
- グローバルパスポート
- すべての ICAO 準拠パスポート
- 運転免許証/国民識別番号/居住許可証
このサービスでは、文書内の次のような多数の要素を検証することで、信頼性について文書の画像を評価します。
- 文書構造
- 生体情報データ
- PDF417 バーコード(該当する場合)
- 機械可読領域(該当する場合)
- セキュリティ機能
- 写真領域
- 署名
利用対象:
Government ID 認証は、エンタープライズ ETLA ライセンスプランでのみご利用いただけます。VIP ライセンスプランにはアクセス権がありません。
Government ID は、使用ごとに課金されるプレミアム認証方法です。
- トランザクションは、アドビ営業担当者から購入する必要があります。
- トランザクションは、アカウントレベルのリソースです。グループ消費はすべて、同じグローバルプールから取得されます。
設定範囲:
この機能は、アカウントレベルとグループレベルで有効にすることができます。
生体比較:文書検証に加えて、必要に応じてオプションの生体比較を有効にできます。生体比較では、リアルタイム画像(自分の顔写真)を撮影するように受信者をガイドして、その画像とアップロードされた文書の画像を比較して評価します。生体比較では、受信者は画面上の指示に応答して「ライブネス(現存性)」を示す必要があります。これにより、前もって撮影された静止画像が使用されることを防止します。
使用方法
-
「確認して署名」ボタンが選択されると、認証要求がトリガーされます。
-
受信者は、テキストメッセージを受信できるスマートフォンの電話番号を指定するように求められます。
この手順は、ID 文書と政府データベースを比較する画像キャプチャアプリケーションに必要です。
- 電子メールのリンクを選択してから認証プロセスを完了するまで 15 分以内という時間制限があります。
- テキストメッセージが送信されると、メッセージが送信されたことを示す青いメッセージが表示されます。メッセージ内のリンクの有効期限は 5 分間です。
注意:スマートフォンで署名プロセスを開始した場合、この電話番号手順はスキップされます。
-
ID サービスへのリンクを含むテキストメッセージが、指定された電話番号に配信されます。
リンクをクリックすると、受信者は運転免許証/ID カードまたはパスポートで認証できます。
注意:文書コンテンツの収集および検証プロセスの間、元の通知ページには、詳細が検証されていることを示すステータスメッセージが表示されます。
-
運転免許書または ID カードを使用する場合は、次の写真を撮影するよう求められます。
- カードの表面
- カードの裏面
- 顔写真(アカウント設定に基づくオプション項目)
パスポートを使用する場合は、パスワードの顔写真入りのページのみが必要となります。
-
オプションのリアルタイム本人画像により、文書の画像との生体比較が可能になります。
アカウントでリアルタイムの「自分の顔写真撮影」オプションが有効になっている場合、受信者はいくつかのライブアクションを実行して、受信者が実在しており、画像キャプチャアプリケーションの要求に応答していることを示すように指示されます。
この「ライブネス」テストに合格すると、アプリケーションは画像をキャプチャし、ID 文書の画像との生体比較を実行します。
-
身元が確認されるた受信者は、電子メールを開いた元のデバイス上の契約書を操作できるようになります。
- ID に示された受信者の名前が署名フィールドに読み込まれます。この名前を変更することはできません。
受信者には、ID が正常に確認されるまで 5 回の試行回数が与えられます。5 回すべての試行に失敗すると契約書はキャンセルされ、送信者に通知が届きます。
新しい契約書の作成時の Government ID 認証方法の設定
Government ID が有効になっている場合、送信者は受信者の電子メールアドレスの右側にある「認証」ドロップダウンから Government ID を選択できます。
Government ID がリストにない場合、ユーザーが契約書を送信するグループで Government ID が有効になりません。管理者はこれを有効にする必要があります。
プレミアム認証トランザクションの消費
Government ID 認証は、受信者ごとに課金されるプレミアム認証方法です。
- このオプションを使用するには、Government ID トランザクションを購入してインストールする必要があります。
- Government ID トランザクションは、Government ID 認証方法で設定された受信者ごとに消費されます。
- 1 つの契約書に 3 人の受信者が設定され、そのうち 2 人が Government ID で認証される場合は、2 つの認証トランザクションが消費されます。
- 認証トランザクションは、契約書が(下書きの契約書として)オーサリングに送信される、または(進行中の契約書として)最初の受信者に送信されると、アカウント合計から差し引かれます。
- 下書きの契約書をキャンセルすると、認証トランザクションがアカウント合計に返されます。
- 進行中の契約書をキャンセルしても、認証トランザクションは返されません。
- 既存の認証方法を Government ID に変更すると、1 つのライセンスが消費されます。
- Government ID から認証方式を変更しても、認証トランザクションは返されません。
- Government ID との間で何度か認証を変更しても、(指定された各受信者に対して)1 つのトランザクションしか消費されません。
>署名者の ID レポート(SIR)
Acrobat Sign では、Government ID 認証中に収集された ID 情報はデフォルトでは保持されません。ただし、アカウントレベルの管理者は、署名者の ID レポート(SIR)を使用して Acrobat Sign システム内に ID 情報を保存するように要求できます。
SIR には、Government ID の検証時に収集されたデータ(署名者の Government ID 画像、顔の画像、電話番号、Government ID から抽出されたデータなど)が含まれます。
SIR には次の特徴があります。
- 監査レポートと同時に保持される
- 送信者は、管理ページインターフェイスまたは v6 REST API 呼び出しを使用してアクセス可能
- 監査レポートを削除する場合と同じデータガバナンスアクションまたは GDPR の削除アクションを使用して破棄できる
監査レポート
監査レポートには、受信者の ID が Government ID 認証を使用して確認されたことが明記されます。
受信者が認証できないために契約書が取り消された場合、理由が明示されます。
ベストプラクティスと考慮事項
- 内部署名に 2 要素署名認証が必要でない場合は、Government ID の代わりに Acrobat Sign 認証方法を使用して、署名の手間を減らし、プレミアム認証トランザクションの消費を節約することをお勧めします。
- Government ID:
- 規定のある、または価値の高い電子サインワークフローやユースケースを意図していません。
- 詐欺または「偽造」の身分証明書を特定することはできません。
- ヒューマンレビューの必要性を代替するものではありません。
設定オプション
送信設定で認証方法を有効にする
Government ID 認証にアクセスするには、年間受信者数について契約を結ぶ必要があります。このオプションは、これがバックエンドで設定されるまで、管理者のインターフェイスには表示されません。
ID トランザクションの購入がシステムに入力されると、管理者は、「送信設定」ページに他の ID 認証方法と共に Government ID 認証を表示させるためのコントロールを見つけることができます。
「Government ID 認証」ボックスをオンにして、この方法を有効にします。
- この方法を有効にすると、管理者は Government ID 認証を新しい契約書のデフォルト値として設定できます。このオプションは、該当する方法を明示的に有効にするまで表示されません。
オプションの「自分の顔写真撮影」による生体比較
ID 文書と受信者のリアルタイムの顔写真撮影の間の生体比較を含める場合は、サポートチームに連絡してこの機能を有効にすることができます。
受信者が認証に失敗した場合の契約書の自動キャンセル
Government ID サービスは、受信者の ID を認証するために連続して最大 4 回失敗できるように設定されています。5 回目の失敗の後、システム内で契約書が自動的にキャンセルされ、認証が失敗したために契約書がキャンセルされたことが契約書の所有者に通知されます。
この閾値を設定するオプションは、顧客側のインターフェイスにはありません。アカウント管理者は、サポートチームを通じてキャンセルの閾値を別の値に調整するように要求できます。