印鑑の画像フィールドは、Individual、Team、Business および Enterprise レベルのサービスで利用できます。

機能の説明

印鑑の画像により、電子署名で、文書の「押印」を公式な社印に置き換えたり、文書を「受領済み」、「完了」などのカスタム画像の印鑑でマークしたりできます。

印鑑の画像は、署名としての画像の使用と、受信者からの画像データの収集用に設計されたインライン画像の隙間を埋めるものです。

使用例:

  • はんこを署名としてのみ使用する必要がある文書。
  • 署名の横にはんこ(日本の印鑑)が必要な文書。署名者が既に手書き署名用に署名フィールドを使用しており、はんこの添付用に別の画像フィールドが必要な場合です。
  • 法的な手続きの一環として、署名するすべての契約書に社印でマークしたい会社。
  • 認証プロセスの一環として、文書に「印鑑」で押印する必要がある政府機関。
  • 会社の印鑑画像のみを使用して契約書に電子サインをおこないたい会社。

使用方法

送信者の場合、Acrobat でフォームを作成する際に、オーサリング環境を使用して印鑑を配置したり、テキストタグを使用したり、テキストフィールドの名前を編集したりすることで、印鑑をテンプレートに追加できます。

印鑑の画像は、印鑑が必須の会社の署名プロセスをサポートしたり、社印で署名することを好む会社の署名フィールドを置き換えたりするために設計されています。そのため、印鑑の画像は、署名フィールドの多くのプロパティを継承します。

  • 文書全体で複数の印鑑のインスタンスを持つことができますが、署名者 1 人に対して許可される印鑑の画像は 1 つです。1 つの印鑑の画像がすべての印鑑フィールドに複製されます。
  • 印鑑の画像は、文書から抽出できません。
  • 受信者の印鑑の画像が含まれているが、署名フィールドが含まれていない場合、印鑑の画像は、署名フィールドとして認められ、署名ブロックは文書に追加されません(そのように設定されている場合)。
  • 署名者がブラウザーを閉じた場合、印鑑の画像は自動的に保存されません。
  • 署名者の名前の値は、(署名と同じように)キャプチャできます。
  • 印鑑フィールドは、印鑑プレースホルダーの幅と高さに限り、調整できます。
  • 署名者は、画像をプレースホルダーのサイズに合わせて調整することができます。
  • 印鑑フィールドを使用すると、署名者は、クロスデバイス署名キャプチャで画像をアップロードできます。

現在、印鑑オブジェクトは、.png または .jpg/.jpeg ファイルのみ使用できます。


ドラッグ&ドロップオーサリングの使用

印鑑フィールドの文書への配置は、オーサリング環境でおこなうと、フィールドの領域を正確に制御できます。

オーサリング環境では、印鑑オブジェクトは「署名フィールド」セクションにあります。

印鑑フィールドは、左上隅に固定されており、右下隅をつかみ、フィールドを目的の幅と高さにドラッグすることで調整できます。

最終的な画像サイズは、印鑑フィールド内に表されます。

オーサリング環境を使用して印鑑フィールドを配置すると、フィールドはデフォルトで必須としてフラグ付けされます。これは、フィールドのプロパティを開いて(フィールドをダブルクリックして)、「必須」チェックボックスをオフにすることで、変更できます。


テキストタグの構文

印鑑テキストタグは、一般的ではありません。なぜなら、このタグは、タグを作成するのに使用されるフォントよりも、プレースホルダーの高さを大きく指定する必要があるためです(これがフィールドの高さが決定される通常の仕組みです)。

印鑑フィールドを作成するための引数は、:stampimage(X) です。

ここで、X はフィールドの高さに追加される行数です。

「行」の高さは、タグを作成するのに使用されるフォントのサイズによって決定されます。

例:{{Stamp1_es_:signer1:stampimage(28)}}:フィールドの高さ = 28 行

以下に、テキストタグ(右側)および結果のフィールド(左側)の例を示します。

タグは、フィールドの上部に固定されており、追加された行数はタグが記述された行の下に拡張されることに注意してください。

そのため、フィールドのサイズを正確に調整することが多少難しくなります。フィールドサイズを正確に設定する必要がある場合、テンプレートを保存したり契約書を送信したりする前に、オーサリング環境でフィールドを調整する必要があることがあります。

注意:

印鑑フィールドは、「読み取り専用」として定義できないことがあります。

テキストタグの先頭に ! を追加しても効果はなく、指定された受信者はフィールドにアクセスできます。


Acrobat でのフォームの作成

Acrobat でフォームを作成する際に印鑑フィールドを追加するには、テキストフィールドの名前プロパティにテキストタグ構文を挿入する必要があります(両端の中括弧は不要)。

このハイブリッドアプローチは、2 つの点で便利です。

  1. フォームに配置するテキストフィールドのサイズと形は、文書が Adobe Sign で生成される場合に優先されます。これは、追加する必要のある行数を推測することなしに、割り当てられた領域のサイズに合わせてフィールドが適切に調整されるので便利です。
  2. テキストタグに追加された引数が優先されます。これは、Showif/Hideif 引数や、その他の一般的なほとんどのテキストタグ引数を使用できることを意味します。

注意:

Acrobat でフィールドを配置する場合、フィールドのサイズおよび形を変更する引数はありません。テキストタグ構文に任意の行数を含めても、それらは無視され、フィールドサイズは明示的に配置したとおりに維持されます。


受信者によるフィールドの操作方法

受信者が印鑑のグラフィックをアップロードするには、フィールドをクリックして、2 つの読み込み方法から選択します。

  • 画像」オプションを使用したローカルシステムからのアップロード
    • 「画像」オプションにより、参照ウィンドウが開くので、ローカルシステム上の画像に移動して選択します。
  • モバイル」オプションを使用したモバイルデバイスからのアップロード(これによりクロスデバイスアップロードが実行されます)
    • 「モバイル」オプションでは、受信者は、モバイルデバイスの電話番号を入力するように指示されます。これにより、デバイスのギャラリーから画像を添付でき、契約書に中継できます。

画像が配置されると、フィールドの右上隅に大きな黒い X が表示されます。これをクリックすると、画像がフィールドから削除され、元の状態に戻ります。

どのような場合でも、アップロードされたグラフィックは、その幅と高さのサイズの比率が維持されます。画像は、フィールドの領域にフィットさせるために、ストレッチや圧縮でゆがめられることはありません

画像がフィールドの領域よりも小さい場合、画像はアップロードされた実際の寸法で表示され、フィールド領域の中央に配置されます。

以下に、小さいサイズのグラフィックがフィールドの中央に配置されている例を示します。

画像の幅または高さがフィールドの領域よりも大きい場合、画像は、グラフィック全体がフィールド領域に収まるまで縮小されます。これにより、どちらか一方の寸法が許可されたフィールド領域よりも小さくなる可能性があります。

以下に、幅がフィールドに収まるまで縮小されたグラフィックを示します。グラフィックの高さは、フィールドよりも相対的に小さくなり、グラフィックがフィールドの中央に配置されて、グラフィックの上下はスペースが空きます。


印鑑フィールドの署名フィールドとしての使用

アカウント管理者によって有効にされると、印鑑の画像は、署名フィールドの代わりに使用できます。

監査ログは、引き続き電子メールと、画像の適用者の名前をキャプチャしますが、活字組みまたは手書き署名画像が社印または会社が実装すると決めた任意のグラフィックに置き換わります。

印鑑フィールドを署名として使用する際に覚えておくべきことがいくつかあります。

  • 印鑑フィールドは必須です。
    • 署名フィールドの場合と同じように、すべての印鑑フィールドが「オプション」として残っている場合、署名がキャプチャされるように署名ブロックが配置されます。
  • 印鑑の画像は、ユーザーの署名として保存できません。印鑑は、署名のグラフィックとして使用されている場合、毎回アップロードする必要があります。
  • 印鑑は、テキスト署名のサポートに使用できます。
    • 例えば、署名者がテキスト署名およびはんこを使用して署名する必要がある場合。
  • 1 人の受信者に割り当てることができる印鑑フィールドは 1 つのみです。画像などの複数の印鑑を適用する必要がある場合、インライン画像を使用できます。

 

便利なヒント...


測定単位の調整

アプリケーションでのデフォルトの測定単位はインチ(in)ですが、ユーザーが個別にセンチメートルに簡単に変更できます。

個々のユーザーは、プロファイルページでこの変更をおこなうことができます。ウィンドウの右上にある名前の上にマウスポインターを置いて、マイプロファイルを選択し、「編集」をクリックしてプロファイルを編集モードで開きます。

目的の尺度に単位を変更して、「保存」をクリックします。

管理者は、Adobe Sign サポートまたはサクセスマネージャーに問い合わせて、Account または Group レベルでデフォルトの変更を依頼できます。

注意:

測定単位の変更は、画像フィールドだけでなく、アプリケーションで表示されるすべての測定単位に適用されます。


デフォルトの最小サイズの調整

印鑑フィールドのデフォルトの最小サイズは、1.6 平方(インチまたはセンチメートル)です。 

オーサリング中、印鑑をこのサイズよりも大きくすることはできますが、小さくすることはできません。

Adobe Sign サポートチームに依頼することで、印鑑フィールドのデフォルトの最小サイズを別の値に変更できます。この絶対的な最小サイズは、1 センチメートルまたは 0.393700787401575 インチより小さく設定することはできません。

フィールドサイズを強制的に絶対的な最小サイズよりも小さくしようとすると、1 cm のフィールドになります。

有効化/無効化の方法

アカウント/アカウント設定/署名の環境設定/受信者による署名とイニシャル記入を許可に移動します。

印鑑設定は、Adobe Sign サポートチームに依頼することで、Group レベルで有効/無効を切り替えることができます。

 

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