マニュアル キャンセル

広角補正フィルターの使用

広角補正フィルターを使用して、広角レンズの使用によるレンズ収差を補正します。パノラマ、または魚眼レンズや広角レンズで撮影した写真の湾曲した線をまっすぐにできます。例えば、広角レンズで撮影すると、建物は内側に傾いているように見えます。

このフィルターは、カメラとレンズモデルを検出し、レンズの特性を用いて画像をまっすぐにします。複数のコンストレイントを追加して、写真の複数箇所の直線を指定できます。この情報を使用して、広角補正フィルターはゆがみを除去します。

少し手間がかかりますが、カメラやレンズ情報が含まれていない画像にこのフィルターを使用することもできます。

後でフィルター設定を編集したい場合は、レイヤーをスマートオブジェクトに変換します。レイヤーを選択し、レイヤー/スマートオブジェクト/スマートオブジェクトに変換を選択します。

レンズ焦点距離

レンズの焦点距離を指定します。写真のレンズ情報が検出されると、この値は自動的に読み込まれます。

切り抜き係数

値を指定して、最終画像の切り抜き方法を決定します。この値と「拡大・縮小」を組み合わせて、フィルターの適用時に表示される空白領域を補正します。 

  1. フィルター広角補正を選択します。

  2. 補正タイプを選択します。

    魚眼レンズ

    魚眼レンズによって発生する極端な湾曲を補正します。

    遠近法

    画角とカメラの傾きによって発生する収束線を補正します。

    パノラマ

    Photomerge パノラマを補正します。

    完全な球面

    360 度パノラマを補正します。パノラマの縦横比は 2:1 でなければなりません。

    自動

    適切な補正を自動的に検出します。

  3. その他のフィルターの設定を指定します。画像にレンズデータが含まれている場合、その値は自動的に検出されますが、一部のオプションは表示されません。

    拡大・縮小

    値を指定して、画像を拡大・縮小します。この値を使用して、フィルターの適用後に表示される空白領域を最小化します。

    レンズ焦点距離

    レンズの焦点距離を指定します。写真のレンズ情報が検出されると、
    この値は自動的に読み込まれます。

    切り抜き係数

    値を指定して、最終画像の切り抜き方法を決定します。この値と「拡大・縮小」を組み合わせて、フィルターの適用時に表示される空白領域を補正します。

    撮影時の設定

    このオプションを有効にして、レンズプロファイルで定義した値を使用します。レンズ情報が検出されない場合、このオプションは無効になります。


  4. 写真の直線を指定するコンストレイントを定義します。

    次のいずれかの操作を行います。

    • コンストレイント ツールを選択し、主要オブジェクト内の線をドラッグしてまっすぐにします。
    • 多角形コンストレイント ツールを選択し、オブジェクト沿いに多角形を描画してまっすぐにします。

    フィルターは、湾曲を検出すると、オブジェクトの輪郭に沿った線を引きます。

    Photoshop 湾曲の検出

    注意:

    垂直方向または水平方向に固定するには、線のドラッグ時に Shift キーを押します。既存の線の方向を定義するには、画像のコンストレイント線を右クリックし、ポップアップメニューから方向を選択します。

広角補正が完了した後に、写真に空白の領域ができる場合があります。画像を切り抜いてこうした領域を削除したり、コンテンツに応じた塗りつぶしを使用してこうした領域にコンテンツを追加したりすることもできます。

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