オペレーティングシステム、ハードウェア、Photoshop のセットアップを最適化して、パフォーマンスを最大化する方法を説明します。

概要

以下の情報を活用して Photoshop のパフォーマンスを向上させてください。

一般に、ユーザーのニーズに合わせて Photoshop のパフォーマンスを最適化するために全体的なアプローチを行ってください。ここに記載されたすべての提案をお読みください。使用しているコンピュータのセットアップのコンテンツ、使用するファイル形式、および個別のワークフロー内にどれを実装するか検討してください。環境はそれぞれ独自のものであり、Photoshop から最も効率のよいパフォーマンスを得るために必要となる技術の組み合わせは異なります。

Photoshop のパフォーマンスに影響を与える主な 4 つの方法があります。

  • Photoshop のパフォーマンス環境設定を指定する
  • Photoshop で手本となる作業習慣を使用する
  • 使用しているハードウェアのセットアップを最適化する
  • オペレーティングシステムを Photoshop 用に最適化する

費用をかけずに、パフォーマンスを向上させる最も簡単な方法は、作業のやり方と通常使用するファイルのタイプをうまく利用するように Photoshop 環境設定を設定し、機能を微調整することです。

パフォーマンスを最も劇的に向上させる方法は、ハードウェアの高速化と強化に投資することです。

Photoshop のパフォーマンス環境設定

メモリ使用量の調整

メモリの割り当てを調整することでパフォーマンスを向上できます。パフォーマンス環境設定ダイアログボックスの「メモリの使用状況」セクションには、Photshop に使用できる RAM の容量が表示されています。システム構成に応じた推奨の容量も表示されています。初期設定で、Photoshop は使用可能な RAM の 70% を使用します。

Photoshop で使用する容量」テキストボックスの値を変更することによって、Photoshop に割り当てる RAM の容量を増減できます。またはスライダーをドラッグして増減することもできます。Photoshop を再起動して変更内容を反映にします。

RAM 不足またはメモリ不足でエラーになる場合は、使用する RAM の割り当てを追加てください。他のアプリケーションが実行されていなければ、RAM の割り当てを 100% にして Photoshop のパフォーマンスを向上することもできます。

5% ずつ割り当てを増やして、「効率」インジケーターをモニターすることで、理想的な RAM の割り当て容量を確認することもできます。詳細については、「効率」インジケーターら目を離さないを参照してください。

Photoshop のパフォーマンス環境設定

仮想記憶ディスクの管理

仮想記憶ディスクとは、空き容量のあるドライブまたはドライブパーティションです。Photoshop は、オペレーティングシステムがインストールされているハードディスクを一次仮想記憶ディスクとして使用するように初期設定されています。

パフォーマンスを最大にするため、使用可能なすべてのポートのうち、最大帯域幅制限がある互換性のあるポートに仮想記憶ディスクを接続します。各種ポートの帯域幅制限を以下にリストします。

  • Thunderbolt = 10GB/秒
  • eSATA = 600MB/秒
  • PCIe = 500MB/秒
  • USB3 = 400MB/秒
  • USB2 = 35MB/秒

パフォーマンスを向上させるには、大量の未使用容量と高速の読み取り/書き込み機能のあるデフラグされたハードディスクに、仮想記憶ディスクを設定します。複数のハードドライブを使用している場合は、追加の仮想記憶ディスクを指定できます。Photoshop は、最大 4 つのボリュームで最大 64 エクサバイトの仮想記憶ディスク領域をサポートします。(1 エクサバイトは 10 億 GB に相当します。)

起動ディスクがソリッドステートドライブ(SSD)ではなくハードディスクである場合、一次仮想記憶ディスクには別のハードディスクを使用してください。SSD は一次起動/仮想記憶ディスクの両方に最適です。通常、一次仮想記憶ディスクとして別のハードディスクを使用するより、SSD を使用する方がパフォーマンスが向上します。

仮想記憶ディスクの割り当てと管理を行うには、次のガイドラインを参考にしてください。

  • 仮想記憶ディスクは、大きなファイルを編集するドライブとは別のドライブに割り当てます。
  • OS が仮想メモリに使用するドライブとは別のドライブに仮想記憶ディスクを割り当てます。
  • RAID ディスクやディスクアレイを仮想記憶ディスク専用のボリュームとして使用すると効果的です。
  • 仮想記憶ディスクのあるドライブは、定期的に最適化してください。

 

  1. 編集/環境設定/「仮想記憶ディスク」(Windows)または Photoshop/環境設定/「仮想記憶ディスク」(Mac OS)を選択します。
  2. 仮想記憶ディスクの順序を変更するには、矢印ボタンをクリックします。
  3. 仮想記憶ディスクを有効または無効にするには、「有効」チェックボックスをオンまたはオフにします。
  4. 「OK」をクリックします。変更を適用するには、Photoshop を再起動します。

注意:

仮想記憶ディスクがいっぱいになったために、Photoshop を起動できない場合は、起動時に Cmd キー + Opt キー(Mac)または Ctrl + Alt キー(Windows)を押したままにして、新しい仮想記憶ディスクを設定します。

キャッシュレベルの調整

Photoshop では、高解像度イメージの再描画の速度を向上させるために、イメージキャッシングを使用します。画像データのキャッシュレベルは、最大 8 レベルまで指定できます。キャッシュレベルを追加すると、作業中の Photoshop のレスポンスは向上しますが、画像の読み込みに要する時間が長くなります。

「パフォーマンス」環境設定パネルには、3 つのキャッシュプリセットが用意されています。ご使用のキャッシュレベルとタイルサイズ(Photoshopが一度に処理するデータの量)を、編集するドキュメントの種類と現在の RAM の容量に基づいて設定します。タイルサイズを大きくすると、複雑な処理(シャープフィルターなど)の速度が向上します。小さな変更(ブラシストロークなど)は、小さなタイルを使用するとレスポンスが向上します。

  • 小さくて複雑:レイヤー数が多く、寸法の小さい画像を編集する場合に適しています。
  • 大きくて平坦:寸法が大きく、レイヤー数の少ない画像を編集する場合に適しています。
  • 初期設定:中間の画像に適しています。

キャッシュレベルは手動で微調整することもできます(デフォルト値は4)。

  • 比較的小さいファイル(およそ 1 メガピクセル、または 1280 × 1024 ピクセル)でレイヤーを多数(50 以上)使用する場合、キャッシュレベルを 1 または 2 に設定します。キャッシュレベルを 1 に設定すると、イメージキャッシングは無効になり、現在のスクリーンイメージのみがキャッシュされます。
  • 大きな寸法(例えば 50 メガピクセル以上)のファイルを使用する場合は、キャッシュレベルを 4 よりも高く設定します。キャッシュレベルを上げると、再描画の速度が上がります。

注意:

キャッシュレベルを 1 に設定すると、一部の Photoshop 機能において品質が低下する可能性があります。

ヒストリー数の制限

Photoshop でヒストリーパネルに保存できるヒストリーの数を制限することにより、仮想記憶ディスク領域を確保し、パフォーマンスを改善することができます。確保される容量は、作業中に変更するピクセル数によって異なります。例えば、小さなペイントストロークまたは非破壊的な操作(調整レイヤーの作成または変更など)のヒストリーでは、ほとんど領域を使用しません。画像全体にフィルターを適用すると、はるかに大きな容量を使用します。

Photoshop では、最大 1,000 のヒストリーを保存できます(デフォルト数は 20)。この数を変更するには、「パフォーマンス」環境設定ダイアログボックスで、「ヒストリー数」の値を直接入力するか、またはスライダーで調整します。 ヒストリー状態ポップアップメニューで、低い値に引き下げます。

グラフィックプロセッサ(GPU)設定の変更

画面の再描画を高速化する GPU アクセラレーションは、常に最新のビデオカードドライバーを使用することで最適化されます。GPU アクセラレーションとビデオカードドライバーのアップデート手順の詳細は、「Photoshop GPU とビデオカードに関する FAQ」を参照してください。

以下の Photoshop 機能を使用する場合は、OpenCL(アプリケーションが GPU を活用するための技術)を有効にすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。

  • ビデオパノラマ
  • ぼかしギャラリー(虹彩絞り、フィールド、チルシフトぼかし)

「パフォーマンス」環境設定パネルで OpenCL をオンにするには、「詳細設定」をクリックして「OpenCL を使用」を選択します。

Photoshop の機能を微調整する

作業スタイルに合わせて Photoshop をカスタマイズし、パフォーマンスを向上させます。

復元とバックグラウンド保存のオプションを調整する

初期設定では、「バックグラウンドで保存」環境設定が有効になっています。この設定が有効の場合、Photoshop で保存関連のコマンドを実行したときに、処理の完了を待たずに継続して作業を行うことができます。「復元情報を次の間隔で自動保存」環境設定は、「バックグラウンドで保存」が有効な場合のみ利用可能です。有効になっている場合は、開いているそれぞれのファイルに対し、指定した間隔で復元情報が保存されます(復元情報は未使用のバックアップとして保存され、元のファイルは変更されません)。

通常、バックグラウンド保存操作は通常の Photoshop 動作のパフォーマンスや応答性に大きく影響を与えることはありません。ただし、使用可能な RAM の容量よりも大幅に大きなファイルを編集している場合は、保存処理がパフォーマンスに影響することがあります。

Photoshop の処理速度が断続的に低下する場合は、バックグラウンドの保存処理がパフォーマンスに影響しているかどうか確認します。画像ウィンドウの左下にあるステータスのポップアップメニューで、「保存の進捗状況」を選択します。

「保存の進行状況」バーの移動中にパフォーマンスの問題が発生する場合は、環境設定ファイル操作を選択し、復元情報を保存する間隔を広げます。または、この環境設定を無効にしてください。

Photoshop の微調整

復元情報の保存間隔を低い値に設定すると、強制終了に対する保護が強化されます。通常、復元情報の保存処理が Photoshop のパフォーマンスに影響することはありません。ただし、編集中のファイルが使用可能な RAM 容量よりも大きい場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。

復元情報は Photoshop のスクラッチファイルと同じ場所に保存されます。サイズの大きいファイルを多数同時に開いていると、ディスク容量が圧迫される可能性があります。保存以外のコマンドの実行中にディスク容量が不足しているというエラーが表示される場合、仮想記憶ディスク容量を追加してください。または、復元情報の自動保存設定を無効にしてください。

ファイルサイズの制限について

サイズの大きいファイルによってパフォーマンスの問題が発生することがあります。Photoshop は、最大 300,000 x 300,000 ピクセルのファイルサイズをサポートします。PDF ファイルの場合は、30,00x30,000ピクセルおよび 200x200 インチに制限されています。

Photoshop で処理できるファイルサイズ:

  • PSDファイル: 2GB
  • TIFFファイル:4 GB
  • PSB ファイル: 4 エクサバイト(4,096ペタバイト、または 400 万テラバイト)
  • PDF ファイル:10 GB(ページごとに最大サイズが 200 インチに制限されています)

効率インジケーター

Photoshop での作業中は、効率インジケーターに表示される値に注意して、パフォーマンスを監視します。イメージウィンドウ最下部のポップアップメニューから「効率」を選択します。

インジケーターの値が 100% 未満の場合、Photoshop が使用可能な RAM をすべて使い果たし、仮想記憶ディスクを使用しているため、パフォーマンスが低下しています。この効率が 90% 未満の場は、「パフォーマンス」環境設定で Photoshop に RAM を追加して割り当ててください。または、システムに RAM を追加してください。

効率インジケーター

不要なドキュメントウィンドウを閉じる

「RAM 不足」のエラーメッセージが表示されたり、Photoshop の実行速度が低下していたりする場合、開いている画像が多過ぎる可能性があります。複数のウィンドウを開いている場合は、いくつか閉じてみてください。

パターンとブラシ先端のプリセットを減らす

パターンとブラシ先端のプリセット数を最小化することにより、仮想記憶ディスクへのアクセスを最小化します。不要なプリセットはプリセットファイルとして保存してください。または、プリセットファイルから読み込んだ場合は、削除してください。

注意:

プリセットマネージャーの操作」を参照してください。

パネルプレビューのサムネイルを最小化、または無効にする

ドキュメントを変更するたびに、Photoshop はレイヤーとチャンネルパネルのサムネイルをすべて更新します。この処理によって、レイヤーのペイントや移動などのレスポンスが低下する可能性があります。表示されているサムネイルが多いほど、この影響は大きくなります。

サムネールプレビューの設定を変更するには、パネルメニューから「パネルオプション」を選択します。小さなサムネイルサイズを選択するか、「なし」を選択して、「OK」をクリックします。

レイヤーパネル

ファイルの互換性オプションを変更する

古いバージョンの Photoshop やレイヤーをサポートしないアプリケーションで PSD と PSB のファイルを操作する必要がない場合は、ファイル互換性機能をオフにして文書の保存速度を上げることができます。

  1. 「環境設定/ファイル操作」で、16 ビットおよび 32 ビット PSD および PSB ドキュメントの場合、「PSD および PSB ファイルの圧縮を無効にする」をオンにします。

  2. 「PSD および PSB ファイルの互換性を優先」メニューから、「常にオン」または「常にオフ」を選択します。

    PSD および PSB ファイルの互換性を優先

    詳細は、「ファイル保存時に互換性を優先する」を参照してください。

8 ビットイメージモードで作業する

Photoshop には、16/32 ビットの画像をサポートする機能が多数用意されていますが、8 ビット画像と比較すると、より多くのメモリ、仮想記憶ディスクの容量、処理時間が必要です。

画像をチャンネルごとに 8 ビットに変換するには、「イメージモード8 ビット/チャネル」を選択します。詳細情報については、 Photoshop のヘルプでビット深度を参照してください。

注意:

8 ビット/チャネルに変換すると、画像から一部データが削除されます。変換する前に、オリジナルの 16 ビットイメージまたは 32 ビットイメージのバックアップを保存しておいてください。

WYSIWYG フォントプレビューを無効にする

Photoshop のフォント処理の速度を上げるには、書式設定フォントプレビューサイズなしを選択して WYSIWYG フォントプレビューリストを無効にします。

解像度を下げる

画像解像度が高くなるほど、イメージの表示、処理、および印刷に必要とするメモリやディスク容量が増加します。解像度を高く設定することにより、パフォーマンスが低下し、仮想記憶ディスクの容量を圧迫し、印刷の処理にも影響しますが、用途によっては必ずしも高解像度である必要はありません。使用する画像に最適な解像度は、画像の表示や印刷の方法に依存します。

ディスプレイ表示が目的の画像については、合計のピクセル面積を目安にしてください。例えば、Web に使用する画像であれば、通常は最大でも 725 ピクセル程度で十分です。画像サイズを小さくするには、イメージ画像解像度を選択します。画像解像度ダイアログボックスで、「再サンプル」オプションが選択されていることを確認します。サイズの「幅」または「高さ」に新しい値を入力します(入力した値に比例して、もう一方の値も自動的に調整されます)。

解像度を下げる

印刷が目的の画像の場合、360 DPI 以上に設定しても利点はほとんどありません。部数印刷する場合は、最善の結果を得るためにさまざまな設定をお試しください。Photoshop で画像解像度を下げるには、イメージ画像解像度を選択します。画像解像度ダイアログボックスで、「再サンプル」を選択します。「幅」と「高さ」の値を変更し、印刷するドキュメントの実サイズに反映させます。次に、「解像度」の値を小さくして、「OK」をクリックします。

印刷する画像の解像度を下げるのではなく上げる場合、画像を印刷する直前に解像度を上げてください。そうすることで、不要な操作を省略することができます。

詳細は、「高度なクロッピング、サイズ変更、再サンプリング」を参照してください。

メモリの解放

使用していないメモリと仮想記憶ディスクを Photoshop から解放して他のプログラムで使用できるようにすることで、システムパフォーマンスを向上できます。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 編集/解放/すべて
  • 編集/解放/取り消し
  • オプションキー(Mac OS)または Alt キー(Windows)を押しながら、「Photoshop CCについて」を選択します

他のプログラムがメモリにアクセスしている場合、Photoshop でメモリを解放することにより、パフォーマンスが向上します。ディスクボリュームの容量が不足している場合、仮想記憶ディスクを解放すると効果的です。大量のメモリまたはディスク容量を解放した場合、次回、大きなファイルを開くと、Photoshop が容量を割り当てる間、パフォーマンスが低下します。

Photoshop でメモリ使用量を常に抑えるようにするには、編集/環境設定/「パフォーマンス」(Windows)、またはPhotoshop /環境設定/「パフォーマンス」(Mac OS)を選択し、メモリ使用量スライダーを左にスライドさせます。メモリ使用量を調整するを参照してください。

注意:

アクティビティモニター、タスクマネージャー、ディスクユーティリティでは、変更の登録に数秒かかることがあります。一部のユーティリティについては、この更新を明示的に要求する必要があります。

クリップボードの解放

サイズの大きいファイル内でデータのコピー&ペーストを行うと、クリップボードのデータも大きくなることがありますが、ペースト後は必要の無いデータです。クリップボードの内容を消去するには、編集メモリをクリアクリップボードを選択します。

注意:

「メモリをクリア」コマンドを取り消すことはできません。

フィルターギャラリーの使用

フィルターギャラリーを使用すると、フィルターを適用する前に、1 つまたは複数のフィルターをイメージに適用した結果をプレビューできるため、大幅に時間とメモリを節約できます。詳細は、「フィルターギャラリーの概要」を参照してください。

コピー&ペーストでなく、ファイルからファイルへドラッグする

ファイル間でデータをコピーする場合、レイヤーをコピー&ペーストするよりも、ドラッグする方がより効率的です。ドラッグすることで、クリップボードを経由することなくデータを直接移動できます。 コピー&ペーストは、より多くのデータ転送を伴う可能性があるので、パフォーマンスに影響します。

レイヤーを広く使用する

レイヤーは Photoshop の作業において基本的なものですが、ファイルサイズが大きくなり、再描画の処理にも影響します。Photoshop はイメージに変更があるたびに各レイヤーを再構成します。必要な作業を終えたら、レイヤーを結合してファイルサイズを減らします。レイヤーパネルでレイヤーを選択し、右クリック(Windows)、または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して「レイヤーをマージ」を選択します。 単一のファイル内にあるすべてのレイヤーを統合するには、「レイヤー/イメージ統合」を選択します。また空のレイヤーが含まれている場合はすべて削除してください。

注意:

Photoshop では結合したレイヤーを再分割することはできません。「編集」/「取り消しを選択するか、またはヒストリーパネルを使用して、結合前の状態に戻してください。

レイヤーを頻繁に変更しないのであれば、レイヤーまたはレイヤーセットをスマートオブジェクトに変換することを検討してください。スマートオブジェクトに変換することによりディスク容量の節約となり、パフォーマンスが改善されます。レイヤーパネルでレイヤーまたはレイヤーセットを選択し、右クリック(Windows)または Control キーをクリックしながら(Mac OS)、「スマートオブジェクトに変換」を選択します。「スマートオブジェクトの操作」を参照してください。

レイヤーなしの TIFF ファイルを保存する

Photoshop ではレイヤー構造を維持した TIFF ファイルを保存できますが、フラットな画像と比較するとファイルサイズが大きく、処理やプリントにはより多くのリソースが必要になります。レイヤー構造の TIFF ファイルで作業する場合は、オリジナルのレイヤー付きのファイルを Adobe Photoshop(.psd)ファイルとして保存します。 それから、ファイルを TIFF 形式に保存する準備ができたら、「ファイル」 > 「名前を付けて保存」を選択します。 名前を付けて保存ダイアログボックスで、「形式/TIFF」、「コピーとして保存」を選択し、レイヤーの選択を解除して、「保存」をクリックします。

TIFF ファイルを書き出すとき、処理速度を向上するために ZIP 圧縮を選択しないでください。(ただし、ZIP 圧縮を行うと最小の TIFF ファイルになります。)

クリップボードの転送を無効化する

「クリップボードへ転送」オプションによって、クリップボードの内容が他のプログラムで使用できるようになります。Photoshop でコピーしたデータを他のアプリケーションで使用する必要が無い場合は、このオプションを無効にしてください。

  1. Photoshop/環境設定/一般(Mac OS)、または編集/環境設定/一般(Windows)を選択します。

  2. 「クリップボードへ転送」を選択解除します。

  3. 「OK」をクリックします。

ライブラリパネルを無効にする

  1. ライブラリフライアウトメニューから、「閉じる」を選択します。

    ライブラリフライアウトメニュー
  2. Photoshop を再起動します。

デバイスプレビューを無効にする

  1. デバイスを無効にするフライアウトメニューから、「閉じる」を選択します。

    デバイスを無効にするフライアウトメニュー
  2. Photoshop を再起動します。

Generator を無効にする

  1. 編集環境設定プラグイン」を選択します。

  2. Generator を有効にする」の選択を解除します。

  3. OK」をクリックします。

定規を無効にする

定規を無効にするには、ビューメニューで、「定規」の選択を解除します。

Creative Cloud デスクトップアプリケーションを再起動します。

Creative Cloud デスクトップアプリケーションの再起動」に関する情報を参照してください。

ハードウェアのセットアップを Photoshop 用に最適化する

現在使用しているハードウェアのセットアップを変更したい(あるいは、新しいシステムを購入する)場合は、以下の情報を参考にして、ハードウェアを Photoshop 用に最適化してください。

高速なプロセッサを使用する

CPUの速度は Photoshop の処理速度に影響します。Photoshop はマルチコア Intel プロセッサー(Mac OS)、または 2GHz 以上のプロセッサー(Windows)を必要とします。

Photoshop は一般にプロセッサのコア数が多いほど高速に実行でき、一部の機能ではコア数の増加の効果が他の機能に比べて顕著です。ただし、複数のプロセッサコアは利点を逓減させます。コアを多く使用するほど、各追加コアから得られる利点が減ります。したがって Photoshop は、4 個のコアを持つコンピューターより 16 個のコアを持つコンピューターで実行したほうが 4 倍高速に実行できるというわけではありません。ほとんどのユーザーにとって、6 個を超えるコアによってもたらされるパフォーマンスの向上はコストに見合うものではありません。

注意:

仮想環境で Photoshop を実行する場合は、Photoshop の GPU を使用するためパフォーマンスの問題が発生します。仮想マシンは GPU にアクセスできません。

RAM の追加

Photoshop はランダムアクセスメモリ(RAM)を使用してイメージを処理します。Photoshop でメモリが不足した場合は、ハードディスクを仮想記憶ディスクとして使用し、情報を処理します。ハードディスク上の情報にアクセスするより、メモリ内の情報にアクセスする方が高速です。それゆえに、Photoshop は RAM 内のすべて、またはほとんどのイメージ情報を処理できるとき最高速となります。

Photoshop の最新版では、少なくとも 8 GB の RAM をお勧めします。

Photoshop に割り当てる RAM 量を指定する方法については、メモリ使用量を調整するを参照してください。

高速で大容量のハードディスクを使用

Photoshop は、システムに画像情報のすべてを格納するためのRAM 容量が不足すると、ディスクを利用して読み書きを行います。高速なハードディスクまたはソリッドステートディスクを使用することでパフォーマンスが向上するかどうかは、効率インジケーターを参考にしてください。効率数が通常 95% を上回る場合は、高速な仮想記憶ディスクから得られる利点はほとんどありません。

Photoshop のパフォーマンスを向上させるには、データ転送率の高いディスクを使用してください。例えば、内蔵ハードディスクまたは Thunderbolt、FireWire 800、eSATA、USB3 などの高速インターフェイスを介して接続された外付けディスクを使用します。ネットワークサーバー(ネットワークを介してアクセスされるハードディスク)は、データ転送速度が高速ではありません。

Photoshop の最新版では、少なくとも 2.5 GB (Windows)または 3.2 GB (Mac OS)を必要とします。インストールには追加の容量が要求されるため、弊社は仮想メモリおよび仮想記憶ディスク領域向けに余裕のあるハードディスク容量を推奨しています。

高速 RAID 0 アレイは優れた仮想記憶ディスクになります。アレイをスクラッチディスク専用に使用すると効果的です。また、アレイは定期的にデフラグし、起動ボリュームとして使用しないようにしてください。

ソリッドステートディスクを使用する

SSD から最大限の利点を得るためには、SSD を仮想記憶ディスクとして使用します。SSD を仮想記憶ディスクとして使用すると、RAM の容量を超える画像を処理する場合、パフォーマンスが著しく改善されます。たとえば、RAM と SSD 間のタイルのスワップは、RAM とハードディスク間のスワップよりも極めて高速です。

SSD の空き容量が不足した場合(仮想記憶ファイルが SSD に納まりきらないほど大きくなる場合)、第 2、または第 3 のハードディスクを追加します。(SSD の後に追加。)これらのディスクは、パフォーマンス環境設定で仮想記憶ディスクとして必ず選択してください。

また、SSDは、ハードディスクの変化をはるかに超えて、パフォーマンスが大きく変わります。旧バージョンの速度の遅いドライブでは、十分な効果を得られない可能性があります。

注意:

SSD の追加よりも、RAM の追加のほうがコスとを抑えて十分な効果を得られます。

効率インジケーターの値がすでに高い場合は、SSD でパフォーマンスが改善されることはありません。効率インジケーターの値が低ければ低いほど、SSD による改善が大きくなります。

パフォーマンスと 64 ビット版 Photoshop の詳細は、「64 ビット版 OS の利点と制限」を参照してください。

オペレーティングシステムを Photoshop 用に最適化する

以下の情報を使用して、オペレーティングシステムをセットアップし、Photoshop で効率的に使用してください。

不要なアプリケーションおよびスタートアップ項目を閉じる

起動中の他のアプリケーションやスタートアップ項目によって、Photoshop で使用できるメモリの容量が減少します。 メモリをさらに解放するには、不要なアプリケーション、スタートアップ項目、エクステンションを終了します。次に、Photoshop で利用できるメモリを増やします

App Nap を無効にする(Mac)

ディスククリーンアップを実行する(Windows)

「ディスククリーンアップ」を実行し、一時ファイルや未使用のファイルを削除します。

  1. 「スタート」ボタンをクリックし、検索テキストボックスに「Disk Cleanup」(ディスククリーンアップ)と入力し、プログラムリストから「Disk Cleanup」(ディスククリーンアップ)を選択します。

  2. クリーンアップするドライブを選択します。

  3. 「一時ファイル」と、削除するすべてのファイルを選択します。

  4. 「OK」をクリックします。

ハードディスクを最適化する

断片化したファイルは、連続した場所に保存されているファイルより、Photoshop で読み書きするのに時間が長くかかります。

Windows でハードディスクを最適化する手順については。Microsoft のヘルプでこれらに関するトピックを参照してください:

  • (Windows Vista と Windows 7)「お使いのハードディスクのデフラグを実行してパフォーマンスを改善する」
  • (Windows 8)「お使いのハードディスクを最適化する」

注意:

Mac OS では、ハードディスク空き容量が不足している状態で使用していない限り、断片化が問題になることはありません。

SSD では、一般的なレベルの断片化でパフォーマンスが著しく悪化することはないため、デフラグは不要です。

注意:

RAID アレイは断片化されません。断片化は、1 台のディスクですべてを実行している場合に問題となります。また、永続的なファイルと Photoshop の仮想記憶ディスクが 1 つのボリュームを共有している場合(特に、そのボリュームに空き容量があまりない場合)にも問題となります。このような場合、ディスクの最適化を行うことで顕著な効果が得られます。

OS の自動更新をcにする

Windows または Mac OS X オペレーティングシステムを更新することで、パフォーマンスとアプリケーションとの互換性が向上します。

Windows の場合は、Windows Update を有効にします。

Mac OS X の場合は、Software Updateを使用します。

固定の仮想メモリを指定する(Windows)

仮想メモリ設定を固定することで、Photoshop の仮想記憶ディスクファイルとシステムの仮想メモリの競合を防止できます(プライマリ仮想記憶ディスクとは異なるドライブ上に仮想メモリを設定する場合に特に有効です)。最良のパフォーマンスを得るために、必ず十分な空き領域のあるドライブを使用してください。また、ページングファイルを保存するドライブには、個別に最適化された空のハードディスクを指定します。

仮想メモリのディスクと仮想記憶ディスクはそれぞれ別のドライブを割り当てるのが一般的ですが、SSD は例外です。SSD には主に使用するファイルをすべて SSD に格納しても、デメリットはほとんどありません。

仮想メモリを変更するには、すべてのアプリケーションを終了後、以下を行います:

  1. スタートコントロール パネルを選択し、「システム」をダブルクリックします。

  2. システムの詳細設定」を選択し、「詳細設定」タブをクリックします。

  3. 「パフォーマンス」セクションで、「設定」をクリックします。

  4. 詳細設定」タブをクリックし、次に「変更」をクリックします。

  5. すべてのドライブのページングファイルサイズを自動的に管理する」の選択を解除します。

  6. ハードディスクのドライブレターをクリックし、それぞれの使用可能な領域を表示します。ご使用のコンピューターに搭載されている RAM の 3 倍の容量を持ち、仮想記憶ディスクを含まないハードディスクドライブを選択します。

  7. カスタムサイズ」を選択し、「初期サイズ」ボックスに、物理 RAM に 300MB を加えた値を入力します。「最大サイズ」ボックスに、ご使用のコンピューターに搭載済みの RAM の 3 倍の値を入力します。

  8. 設定」をクリックし、「OK」をクリックします。「OK」を何回かクリックしてすべてのダイアログボックスを終了します。

  9. コンピューターを再起動します。起動しているアプリケーションがある場合は、「後で再起動」を選択してアプリケーションを閉じ、Windows を再起動します。それ以外の場合は、「今すぐ再起動」をクリックします。

Windows 8 で仮想メモリを変更するためには、すべてのアプリケーションを終了し、それから以下を行います:

  1. Windows キーを押しながら X キーを押し、「コントロールパネル」を選択します。「スタート」ボタンが表示されない場合は、フォルダーアイコンを選択し、ご使用のコンピュータを検索して「コントロールパネル」を見つけてください。

  2. システムとセキュリティシステムを選択します。

  3. 上記の手順をステップ 3 から繰り返します。

電源設定オプション

  • (Mac OS)「システムの環境設定省エネルギー」を選択してから、「自動グラフィック切り替え」の選択を解除します。
  • (Windows)「コントロールパネル電源オプション」を選択してから、「ハイパフォーマンス」を選択します。

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