オペレーティングシステム、ハードウェア、アプリケーションの設定を微調整して、最適な速度で Photoshop の動作を安定させることができます。ご使用のコンピューターで Photoshop の動作が予想よりも遅い場合、または Photoshop の使用中にシステムのラグが発生する、フリーズする、または動作が遅くなる場合は、この文書に記載されているヒントとテクニックをお試しください。

注意:

Photoshop を最適に実行するには、コンピューターが一定の最小システム要件を満たしている必要があります。例えば、互換性のないグラフィックプロセッサー(GPU)を搭載したコンピューターなど、パワー不足の、またはサポート対象外のハードウェアで Photoshop を実行すると、パフォーマンスの問題が発生することがあります。 

パフォーマンス向上のための幅広い対応の手順

一般に、ユーザーのニーズに合わせて Photoshop のパフォーマンスを最適化するために全体的なアプローチを行ってください。この記事に記載されている推奨ソリューションから、ご使用のコンピューターのセットアップのコンテンツ、使用するファイル形式、および個別のワークフローにどのソリューションを実装するか検討してください。セットアップはユーザーごとにそれぞれ独自のものであり、Photoshop から最も効率のよいパフォーマンスを得るために必要となる技術の組み合わせは異なります。

Photoshop のパフォーマンスに影響を与える主な方法は 4 つあります。

費用をかけずに、パフォーマンスを向上させる最も簡単な方法は、作業のやり方と通常使用するファイルのタイプをうまく利用するように Photoshop 環境設定を設定し、機能を微調整することです。

パフォーマンスを最も劇的に向上させる方法は、ハードウェアの高速化と強化に投資することです。

パフォーマンス関連の環境設定

Photoshop には、メモリ、キャッシュ、グラフィックプロセッサー、ディスプレイなど、コンピューターのリソースを最適に使用するための一連の環境設定(環境設定/パフォーマンス)があります。Photoshop を使用する際の主な使用事例と、一般に扱う文書の種類によって、これらの設定をさまざまに組み合わせて、最適化することができます。

環境設定ダイアログの他のタブで利用できる別の設定(仮想記憶ディスクなど)も、コンピューターの動作速度と安定性に直接反映させることができます。

Photoshop のパフォーマンス環境設定
Photoshop のパフォーマンス環境設定

Photoshop に割り当てられたメモリの調整

Photoshop に割り当てられたメモリ/RAM の容量を増やすことで、パフォーマンスを向上させることができます。パフォーマンス環境設定ダイアログの「メモリ使用量」領域(環境設定/パフォーマンス)には、Photoshop に使用できる RAM 容量が表示されます。また、ご使用のシステム構成に応じた Photoshop に理想的なメモリ割り当て範囲も示されます。

初期設定で、Photoshop は使用可能な RAM の 70% を使用します。

  1. Photoshop で使用する容量」ボックスの値を変更することによって、Photoshop に割り当てる RAM 容量を増やすことができます。または、メモリ使用量スライダーで調整します。
  2. Photoshop を再起動して変更内容を反映にします。

5% ずつ割り当てを増やして「効率」インジケーターをモニタリングし、理想的な RAM の割り当て容量を確認します。 

コンピューターのメモリの 85%以上を Photoshop に割り当てることはお勧めしません。メモリの 85%以上を Photoshop に割り当てると、他の必須のシステムアプリケーションに割り当てるメモリがなくなるため、パフォーマンスに悪影響を及ぼすことが考えられます。

注意:

Photoshop で RAM 不足エラーまたはメモリ不足エラーが発生した場合は、Photoshop に割り当てる RAM の容量を増やしてください。ただし、Photoshop に対する RAM 割り当ての設定値が高すぎる(85%以上)と、実行中の他のアプリケーションのパフォーマンスが低下し、システムが不安定になることがあります。 

この問題を解決する最善の方法は、コンピューターの RAM 増設することです。RAM の仕様と互換性については、コンピューターの製造元にお問い合わせください。

キャッシュレベルの調整

キャッシュの基本事項

Photoshop では、イメージキャッシングを使用して、高解像度文書の再描画速度を実際の作業中に向上させます。最大 8 段階のレベルのキャッシュイメージデータを指定し、使用可能な 4 つのキャッシュタイルサイズのいずれかを選択できます。

キャッシュレベルを上げると、作業中の Photoshop のレスポンスは向上しますが、画像の読み込みに要する時間が長くなります。キャッシュタイルサイズは、Photoshop で一度に処理するデータ量を決定します。タイルサイズを大きくすると、複雑な操作(シャープ化フィルターなど)の速度が上がります。小さな変更(ブラシストロークなど)は、小さなタイルサイズを使用するとレスポンスが向上します。

キャッシュプリセット

「パフォーマンス」環境設定で、3 つのキャッシュプリセットを使用できます。Photoshop を使用するそれぞれの主な使用事例/目的に合うものを選択します。

  • Web/UI デザイン: Photoshop を主に Web、アプリ、または画面などのデザインに使用する場合は、このオプションを選択します。このオプションは、低〜中ピクセルのディメンションアセットの多数のレイヤーのある文書に適します。
  • デフォルト/写真: Photoshop を主に使用して中規模サイズの画像をレタッチまたは編集を行う場合は、このオプションを選択します。例えば、Photoshop で通常、モバイルカメラまたはデジタルカメラで撮影した写真を編集する場合は、このオプションを使用します。
  • 巨大なピクセルディメンション: Photoshop で重い文書(パノラマ、マットペインティングなど)を大々的に扱う場合は、このオプションを選択します。

キャッシュレベル

微調整する場合は、キャッシュレベルを手動で指定します(デフォルト値は 4)。

  • 比較的小さいファイル(およそ 1 メガピクセル、または 1,280 × 1,024 ピクセル)でレイヤーを多数(50 以上)使用する場合、キャッシュレベルを 1 または 2 に設定します。キャッシュレベルを 1 に設定すると、イメージキャッシングは無効になり、現在のスクリーンイメージのみがキャッシュされます。
  • 大きな寸法(例えば 50 メガピクセル以上)のファイルを使用する場合は、キャッシュレベルを 4 よりも高く設定します。キャッシュレベルを上げると、再描画の速度が上がります。

注意:

キャッシュレベルを 1 に設定すると、一部の Photoshop 機能において品質が低下する可能性があります。

ヒストリー数の制限

Photoshop でヒストリーパネルに保存できるヒストリーの数を制限することにより、仮想記憶ディスク領域を確保し、パフォーマンスを改善することができます。確保される容量は、作業中に変更するピクセル数によって異なります。例えば、小さなペイントストロークまたは非破壊的な操作(調整レイヤーの作成または変更など)のヒストリーでは、ほとんど領域を使用しません。画像全体にフィルターを適用すると、はるかに大きな容量を使用します。

Photoshop では、最大 1,000 のヒストリーを保存できます(デフォルト数は 50)。

この数を減らすには、パフォーマンス環境設定ダイアログに移動しますヒストリー&キャッシュ
」セクションで、「ヒストリー数」の値を小さくします。

グラフィックプロセッサー(GPU)設定の変更

画面の再描画を高速化する GPU アクセラレーションは、常に最新のビデオカードドライバーを使用することで最適化されます。  ビデオアダプタードライバーの更新手順

グラフィックドライバーの更新」を参照してください。

Photoshop でグラフィックプロセッサーが使用される方法、動作確認済みのカード、グラフィックプロセッサーとディスプレイに関する必要最小要件。 

Photoshop GPU とビデオカードに関する FAQ」を参照してください。

GPU 環境設定

Photoshop には、環境設定ダイアログの「パフォーマンス」セクションと「3D」セクションの両方に専用の GPU 設定があります。

環境設定/パフォーマンスセクションにおける設定

システムでグラフィックカードが検出されると、その名前とモデルが「パフォーマンス」の「グラフィックプロセッサーの設定」領域にある「検出されたグラフィックプロセッサー」の下に表示されます。

  • グラフィックカードがサポートされている場合、「グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスが有効になり、デフォルトでオンになっています。
  • グラフィックカードがサポートされていない場合、チェックボックスはグレー表示され、デフォルトではオンになっていません。
  • グラフィックカードがサポートされ、「グラフィックプロセッサーを使用」チェックボックスがオフになっている場合、グラフィックドライバーの不良や構成の問題で Photoshop がクラッシュを検出している可能性があります。詳しくは、「Photoshop グラフィックプロセッサー(GPU)とグラフィックドライバーの問題に関するトラブルシューティング」を参照してください。

グラフィックプロセッサーの詳細設定

グラフィックカードのパフォーマンスを微調整するには、「詳細設定」ボタンをクリックします。 

描画モードの調整:

  • 基本:このモードでは、グラフィックプロセッサーメモリの使用量が最も少なく、OpenGL の基本機能のみを実行します。このモードは、標準モードや詳細モードでパフォーマンスに滑らかさを欠く場合に使用します。この状況は、グラフィックプロセッサーメモリを占有する他のプログラムを日常的に実行する場合に発生する可能性があります。GPU の高速処理機能を使用している場合は、画面の再描画が遅いか、パフォーマンスが低いときに、このオプションを選択します。
  • 標準:グラフィックプロセッサーメモリを多く使用し、高度な OpenGL 機能を使用してカラーマッチング、階調マッピング、チェッカーボード描画を実行します。CPU は他のタスクを実行できます。
  • 詳細:このモードでは、グラフィックプロセッサーの使用率が最も高くなります。使用するメモリ量は標準モードと同じですが、より高度なテクニックを使用でき、描画のパフォーマンスが向上します。この設定は、3D で作業する際や、GPU アクセラレーション機能に依存する処理を行う際に最適です。このモードでパフォーマンスが滑らかさを欠く場合は、標準モードまたは基本モードに切り替えてみてください。

注意:

描画モードの変更は、Photoshop の再起動後にのみ有効になります。

その他の詳細設定:

  • グラフィックプロセッサーを使用して計算を高速化:ワープ、パペットワーププレビューの双方向性が向上します。
  • OpenCL を使用:ぼかしギャラリー、スマートシャープ、焦点領域の選択、または保存された詳細情報を使った画像サイズが想定通りに動作しない場合はオフにします。
  • アンチエイリアスのガイドとパス:ガイドとパスがスムーズでなかったり、広すぎたりする場合は無効にします。
  • 30 bit ディスプレイ:30 bit 対応のモニターで、カラーをより正確に表示します。
  • ネイティブのオペレーティングシステム GPU アクセラレーションを使用:有効にすると、必要に応じて MacOS Metal および Windows DirectX 12 を使用できます。

注意:

Photoshop の次の機能を使用する場合、OpenCL をオンにすると、パフォーマンスが向上する可能性があります。

  • ぼかしギャラリー - フィールドぼかし、光彩絞りぼかし、チルトシフト、パスぼかし、スピンぼかし(OpenCL の加速化)
  • スマートシャープ(ノイズ削減 - OpenCL の加速機能)
  • 選択およびマスク(OpenCL の加速機能)

環境設定/3D セクションにおける設定

パフォーマンスダイアログボックスの 3D セクションには、「パフォーマンス」セクションにあるメモリコントロールと同様の VRAM スライダーがあります。このスライダーを使用して、Photoshop 3D エンジンで使用できるビデオ RAM (VRAM)容量の上限を決めます。合計値は、使用可能な VRAM 容量全体のパーセント値です。設定値を 100%にしても、オペレーティングシステムで使用する容量として VRAM 全体の一部が予約されます。値が高いほど 3D パフォーマンス全体は向上しますが、他の GPU 対応アプリケーションと競合することがあります。

memory-usage-3D
3D:メモリ使用量

仮想記憶ディスクの管理

注意:

仮想記憶ディスクがいっぱいになったために、Photoshop を起動できない場合は、起動時に Cmd キー + Option キー(macOS)または Ctrl + Alt キー(Windows)を押したままにして、新しい仮想記憶ディスクを設定します。

仮想記憶ディスクとは、Photoshop の実行中に一時的なストレージに使用されるディスクドライブまたは SSD です。Photoshop では、このスペースを使用してドキュメントの一部と、RAM メモリに収まらないヒストリーパネルの状態を保存します。仮想記憶ファイルは、ドライブのルートディレクトリにある OS 指定の非表示フォルダー(Windows の起動しないボリュームを除く)に入ります。起動しないドライブを仮想記憶ディスクとして使用すると、一時ファイルはドライブのルートディレクトリに配置されます。

Photoshop は、オペレーティングシステムがインストールされているハードディスクを一次仮想記憶ディスクとして使用するように初期設定されています。 

仮想記憶ディスク環境設定の管理、推奨の設定、トラブルシューティングの詳細については、「仮想記憶ディスクの設定」を参照してください。

効率インジケーター

Photoshop での作業中は、効率インジケーターに表示される値に注意して、パフォーマンスを監視します。イメージウィンドウ最下部のポップアップメニューをクリックし、ポップアップメニューから「効率」を選択します。

インジケーターの値が 100% 未満の場合、Photoshop が使用可能な RAM をすべて使い果たし、仮想記憶ディスクを使用しているため、パフォーマンスが低下しています。この効率が 90% 未満の場は、「パフォーマンス」環境設定で Photoshop に RAM を追加して割り当ててください。または、システムに RAM を追加してください。

効率インジケーター
効率インジケーター

パフォーマンスに対する Photoshop 機能の微調整

定規とオーバーレイを無効にする

定規やオーバーレイ(グリッド、スライス、スマートガイドなど)を表示すると、カンバス上のレイヤーのペイント、変形、ドラッグなどの操作に時間がかかる場合があります。

  • 定規を無効にするには、ビューメニューで、「定規」の選択を解除します。
  • オーバーレイを無効にするには、表示/表示・非表示を選択して「なし」を選択するか、個々の項目を無効にします。

プリントしないエクストラの表示または非表示」を参照してください。

ファイルサイズの制限について

サイズの大きいファイルによってパフォーマンスの問題が発生することがあります。

Photoshop では、30,000 x 300,000 ピクセルまでのファイルサイズをサポートしています。ただし、PDF の場合は、30,000 x 300,000 ピクセルと 200 x 200 インチに制限されています。Camera Raw では長さまたは幅が 65,000 ピクセルまで、512 メガピクセルまでがサポートされます。

Photoshop で処理できるファイルサイズ:

  • PSDファイル: 2GB
  • TIFFファイル:4 GB
  • PSB ファイル: 4 エクサバイト(4,096ペタバイト、または 400 万テラバイト)
  • PDF ファイル:10 GB(ページごとに最大サイズが 200 インチに制限されています)

不要なドキュメントウィンドウを閉じる

「RAM 不足」のエラーメッセージが表示されたり、Photoshop の実行速度が低下していたりする場合、開いている画像が多過ぎる可能性があります。複数のウィンドウを開いている場合は、いくつか閉じてみてください。

プリセットの数を減らす

プリセット数を最小化することにより、仮想記憶ディスクへのアクセスを最小化します。プリセットの大半はパターンとブラシ先端です。不要なプリセットをプリセットファイルに保存し、削除します。必要なときにのみ、ファイルから読み込みます。

プリセットの管理方法については、「プリセット」を参照してください。

パネルプレビューのサムネイルを最小化、または無効にする

ドキュメントを変更するたびに、Photoshop はレイヤーとチャンネルパネルのサムネイルをすべて更新します。この処理によって、レイヤーのペイントや移動などのレスポンスが低下する可能性があります。表示されているサムネイルが多いほど、この影響は大きくなります。

サムネールプレビューの設定を変更するには、パネルメニューから「パネルオプション」を選択します。小さなサムネイルサイズを選択するか、「なし」を選択して、「OK」をクリックします。

レイヤーパネル

ファイルの互換性オプションを変更する

古いバージョンの Photoshop やレイヤーをサポートしないアプリケーションで PSD と PSB のファイルを操作する必要がない場合は、ファイル互換性機能をオフにして文書の保存速度を上げることができます。

  1. 「環境設定/ファイル操作」で、16 ビットおよび 32 ビット PSD および PSB ドキュメントの場合、「PSD および PSB ファイルの圧縮を無効にする」をオンにします。

  2. 「PSD および PSB ファイルの互換性を優先」メニューから、「常にオン」または「常にオフ」を選択します。

    PSD および PSB ファイルの互換性を優先

    ファイル保存時の互換性の最大化」を参照してください。

8 ビットイメージモードで作業する

Photoshop には、16/32 ビットの画像をサポートする機能が多数用意されていますが、8 ビット画像と比較すると、より多くのメモリ、仮想記憶ディスクの容量、処理時間が必要です。

画像をチャンネルごとに 8 ビットに変換するには、「イメージモード8 ビット/チャネル」を選択します。

ビット数と環境設定」を参照してください。

注意:

8 ビット/チャネルに変換すると、画像から一部データが削除されます。変換する前に、オリジナルの 16 ビットイメージまたは 32 ビットイメージのバックアップを保存しておいてください。

フォントプレビューを無効にする

Photoshop のフォント処理の速度を上げるには、書式設定フォントプレビューサイズなしを選択して、フォントプレビューリストを無効にします。

解像度を下げる

画像解像度が高くなるほど、イメージの表示、処理、および印刷に必要とするメモリやディスク容量が増加します。解像度を高く設定することにより、パフォーマンスが低下し、仮想記憶ディスクの容量を圧迫し、印刷の処理にも影響しますが、用途によっては必ずしも高解像度である必要はありません。使用する画像に最適な解像度は、画像の表示や印刷の方法に依存します。

ディスプレイ表示が目的の画像については、合計のピクセル面積を目安にしてください。画像サイズを小さくするには、イメージ画像解像度を選択します。画像解像度ダイアログボックスで、「再サンプル」オプションが選択されていることを確認します。サイズの「幅」または「高さ」に新しい値を入力します(入力した値に比例して、もう一方の値も自動的に調整されます)。

解像度を下げる

印刷が目的の画像の場合、360 DPI 以上に設定しても利点はほとんどありません。部数印刷する場合は、最善の結果を得るためにさまざまな設定をお試しください。Photoshop で画像解像度を下げるには、イメージ画像解像度を選択します。画像解像度ダイアログボックスで、「再サンプル」を選択します。「幅」と「高さ」の値を変更し、印刷するドキュメントの実サイズに反映させます。次に、「解像度」の値を小さくして、「OK」をクリックします。

印刷する画像の解像度を下げるのではなく上げる場合、画像を印刷する直前に解像度を上げてください。そうすることで、不要な操作を省略することができます。

メモリの解放

使用していないメモリと仮想記憶ディスクを Photoshop から解放して他のプログラムで使用できるようにすることで、システムパフォーマンスを向上できます。以下のオプションのいずれかを選択します。

  • 編集/解放/すべて
  • 編集/解放/取り消し
  • Option(macOS)またはAlt(Windows)を押しながら、「Photoshop について」を選択します。

他のプログラムがメモリにアクセスしている場合、Photoshop でメモリを解放することにより、パフォーマンスが向上します。ディスクボリュームの容量が不足している場合、仮想記憶ディスクを解放すると効果的です。大量のメモリまたはディスク容量を解放した場合、次回、大きなファイルを開くと、Photoshop が容量を割り当てる間、パフォーマンスが低下します。

Photoshop でメモリ使用量を常に抑えるようにするには、編集/環境設定/パフォーマンス(Windows)または Photoshop/環境設定/パフォーマンス(macOS)を選択し、メモリ使用量スライダーを左にスライドさせます。

メモリ使用量を調整する」を参照してください。

注意:

アクティビティモニター、タスクマネージャー、ディスクユーティリティでは、変更の登録に数秒かかることがあります。一部のユーティリティについては、この更新を明示的に要求する必要があります。

クリップボードの解放

サイズの大きいファイル内でデータのコピー&ペーストを行うと、クリップボードのデータも大きくなることがありますが、ペースト後は必要の無いデータです。クリップボードの内容を消去するには、編集メモリをクリアクリップボードを選択します。

注意:

「メモリをクリア」コマンドを取り消すことはできません。

フィルターギャラリーの使用

フィルターギャラリーを使用すると、フィルターを適用する前に、1 つまたは複数のフィルターをイメージに適用した結果をプレビューできるため、大幅に時間とメモリを節約できます。

フィルターギャラリーの概要」を参照してください。

コピー&ペーストでなく、ファイルからファイルへドラッグする

ファイル間でデータをコピーする場合、レイヤーをコピー&ペーストするよりも、ドラッグする方がより効率的です。ドラッグすることで、クリップボードを経由することなくデータを直接移動できます。コピー&ペーストは、より多くのデータ転送を伴う可能性があるので、パフォーマンスに影響します。

ZIP 圧縮を使用せずに TIFF ファイルを保存する

TIFF ファイルを書き出すとき、処理速度を向上するために ZIP 圧縮を選択しないでください。(ただし、ZIP 圧縮を行うと最小の TIFF ファイルになります。)

クリップボードの転送を無効化する

「クリップボードへ転送」オプションによって、クリップボードの内容が他のプログラムで使用できるようになります。Photoshop でコピーしたデータを他のアプリケーションで使用する必要が無い場合は、このオプションを無効にしてください。

  1. Photoshop/環境設定/一般(macOS)、または編集/環境設定/一般(Windows)を選択します。

  2. クリップボードへ転送」を選択解除します。

  3. OK」をクリックします。

ライブラリパネルを無効にする

  1. ライブラリフライアウトメニューから、「閉じる」を選択します。

    ライブラリフライアウトメニュー
  2. Photoshop を再起動します。

Generator を無効にする

  1. 編集環境設定プラグイン」を選択します。

  2. Generator を有効にする」の選択を解除します。

  3. 最後に「OK」をクリックします。

ハードウェアのセットアップを Photoshop 用に最適化する

現在使用しているハードウェアのセットアップを変更したい(あるいは、新しいシステムを購入する)場合は、以下の情報を参考にして、ハードウェアを Photoshop 用に最適化してください。

高速なプロセッサーを使用する

CPU の速度は Photoshop の処理速度に影響します。

Photoshop は一般にプロセッサーのコア数が多いほど高速に実行でき、一部の機能ではコア数の増加の効果が他の機能に比べて顕著です。ただし、複数のプロセッサーコアは利点を逓減させます。コアを多く使用するほど、各追加コアから得られる利点が減ります。したがって Photoshop は、4 個のコアを持つコンピューターより 16 個のコアを持つコンピューターで実行したほうが 4 倍高速に実行できるというわけではありません。ほとんどのユーザーにとって、6 個を超えるコアによってもたらされるパフォーマンスの向上はコストに見合うものではありません。

注意:

仮想環境で Photoshop を実行する場合は、Photoshop の GPU を使用するためパフォーマンスの問題が発生します。仮想マシンは GPU にアクセスできません。

RAM の追加

Photoshop はランダムアクセスメモリ(RAM)を使用してイメージを処理します。Photoshop でメモリが不足した場合は、ハードディスクを仮想記憶ディスクとして使用し、情報を処理します。ハードディスク上の情報にアクセスするより、メモリ内の情報にアクセスする方が高速です。それゆえに、Photoshop は RAM 内のすべて、またはほとんどのイメージ情報を処理できるとき最高速となります。

Photoshop の最新版では、少なくとも 8 GB の RAM をお勧めします。

Photoshop に割り当てる RAM 量を指定する方法については、メモリ使用量の調整を参照してください。

専用のグラフィックカードを使用する

専用のグラフィックカードは、専用のメモリ(VRAM)を使用しているため、処理能力が高く、RAM が不足することはありません。

超軽量のノートパソコンやローエンドデスクトップの多くは、バッテリの消費電力を抑え、CPU とメモリを共有するため、統合グラフィックカードが採用されています。

高速で大容量のディスクを使用

Photoshop は、システムに画像情報のすべてを格納するためのRAM 容量が不足すると、ディスクを利用して読み書きを行います。高速なハードディスクまたはソリッドステートディスクを使用することでパフォーマンスが向上するかどうかは、効率インジケーターを参考にしてください。効率数が通常 95% を上回る場合は、高速な仮想記憶ディスクから得られる利点はほとんどありません。

Photoshop のパフォーマンスを向上させるには、データ転送率の高いディスクを使用してください。例えば、内蔵ハードディスクか、コンピューターに直接接続された外部ディスクを使用します。

注意:

ネットワークサーバ(ネットワークを介してアクセスされるハードディスク)はデータ転送レートが遅いため、Photoshop での使用はおすすめしません

ソリッドステートディスクを使用する

SSD から最大限の利点を得るためには、SSD を仮想記憶ディスクとして使用します。SSD を仮想記憶ディスクとして使用すると、RAM の容量を超える画像を処理する場合、パフォーマンスが著しく改善されます。たとえば、RAM と SSD 間のタイルのスワップは、RAM とハードディスク間のスワップよりも極めて高速です。

SSD の空き容量が不足した場合(仮想記憶ファイルが SSD に納まりきらないほど大きくなる場合)、第 2、または第 3 のハードディスクを追加します。(SSD の後に追加。)これらのディスクは、パフォーマンス環境設定で仮想記憶ディスクとして必ず選択してください。

また、SSDは、ハードディスクの変化をはるかに超えて、パフォーマンスが大きく変わります。旧バージョンの速度の遅いドライブでは、十分な効果を得られない可能性があります。

注意:

通常、SSD の追加よりも、RAM の追加のほうがコストを抑えて十分な効果を得られます。

効率インジケーターの値がすでに高い場合は、SSD でパフォーマンスが改善されることはありません。効率インジケーターの値が低ければ低いほど、SSD による改善が大きくなります。

また、高速 RAID 0 アレイは優れた仮想記憶ディスクになります。アレイをスクラッチディスク専用に使用すると効果的です。

モニターの解像度を下げる

オペレーティングシステムを Photoshop 用に最適化する

以下の情報を使用して、オペレーティングシステムをセットアップし、Photoshop で効率的に使用してください。

不要なアプリケーションおよびスタートアップ項目を閉じる

起動中の他のアプリケーションやスタートアップ項目によって、Photoshop で使用できるメモリの容量が減少します。メモリをさらに解放するには、不要なアプリケーション、スタートアップ項目、エクステンションを終了します。

Photoshop に割り当てられたメモリの調整」を参照してください。

ディスククリーンアップを実行する(Windows)

「ディスククリーンアップ」を実行し、一時ファイルや未使用のファイルを削除します。

Windows 10 のディスク クリーンアップ」を参照してください。

ハードディスクを最適化する

断片化したファイルは、連続した場所に保存されているファイルより、Photoshop で読み書きするのに時間が長くかかります。

Windows 10 PC を最適化する」を参照してください。

注意:

SSD では、一般的なレベルの断片化でパフォーマンスが著しく悪化することはないため、デフラグは不要です。

macOS では、ハードディスク空き容量が不足している状態で使用していない限り、断片化が問題になることはありません。

OS の自動更新を有効にする

Windows または macOS をアップデートすると、パフォーマンスが改善され、アプリケーションとの互換性が高まります。

Windows:

macOS:

電源設定オプション

グラフィックカードを 2 枚搭載したコンピューターで、Photoshop が処理能力の低い統合グラフィックカードではなく、高性能グラフィックカードを使用していることを確認します。

コンピューターに複数のグラフィックカードが搭載されている場合」を参照してください。

注意:

この設定を変更すると、バッテリの消費が速くなります。