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ビデオファイルと画像シーケンスの読み込み

注意:

Photoshop CC より前の Photoshop バージョンにおいて、この記事で説明している機能の一部は Photoshop Extended をお持ちの場合のみ使用できます。Photoshop には、別個の Extended バージョンはありません。Photoshop には、Photoshop Extended のすべての機能が含まれています。

ビデオファイルのオープンまたは読み込み

Photoshop では、ビデオファイルを直接開いたり、開いているドキュメントにビデオを追加したりできます。ビデオを読み込むと、画像フレームはビデオレイヤーで参照されます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。
    • ビデオファイルを直接開くには、ファイル/開くを選択します。

    • 開いているドキュメントにビデオを追加するには、レイヤー/ビデオレイヤー/新規ビデオレイヤーをファイルから作成を選択します。

  2. 開くダイアログボックスの「ファイルの種類」(Windows)または「選択対象」(Mac OS)で、「すべての形式」(Windows)、「すべての読み込み可能なドキュメント」(Mac OS) または「QuickTime ムービー」を選択します。
  3. ビデオファイルを選択し、「開く」をクリックします。
注意:

ビデオファイルを Bridge から直接開くこともできます。この場合は、ビデオファイルを選択し、ファイル/アプリケーションを指定して開く/Adobe Photoshop を選択します。

画像シーケンスの読み込み

Photoshop では、参照先のフォルダーから画像シーケンスファイルを読み込むと、各画像はビデオレイヤーのフレームになります。

  1. 画像ファイル群が 1 つのフォルダーに格納され、順番に名前が付いていることを確認します。

    このフォルダーには、フレームとして使用する画像だけが含まれている必要があります。アニメーションの作成時に、すべてのファイルのピクセル寸法が揃っている場合、アニメーションファイルとして好ましい結果が得られます。アニメーションのフレームの順序を保つには、ファイルにアルファベット順または数字順の名前を付けておきます。例えば、ドキュメント名001ドキュメント名002ドキュメント名003 などの名前を付けると、順序が保てます。

  2. 次のいずれかの操作を行います。
    • 画像シーケンスを直接開くには、ファイル/開くを選択します。

    • 開いているドキュメント内に画像シーケンスを読み込むには、レイヤー/ビデオレイヤー/新規ビデオレイヤーをファイルから作成を選択します。

  3. ダイアログボックスで、画像シーケンスファイルがあるフォルダーに移動します。
  4. 1 つのファイルを選択し、「画像シーケンス」チェックボックスを選択して、「開く」をクリックします。
    注意:

    画像シーケンスの複数のファイルを選択すると、「画像シーケンス」チェックボックスが無効になります。

  5. フレームレートを指定して「OK」をクリックします。

ビデオまたは画像シーケンスの配置

Photoshop では、ドキュメントに読み込むビデオまたは画像シーケンスを変形したい場合は、「配置」コマンドを使用します。配置されたビデオフレームは、スマートオブジェクトに変換されます。ビデオをスマートオブジェクトに変換した後で、アニメーションパネルを使用してフレーム間を移動したり、スマートフィルターを適用したりすることができます。

注意:

スマートオブジェクト内のビデオフレームに直接ペイントしたり、フレームを複製したりすることはできません。ただし、スマートオブジェクトに重ねて空白のビデオレイヤーを追加し、空白のフレームにペイントすることは可能です。コピースタンプツールで「すべてのレイヤー」オプションを指定し、空白のフレームにペイントすることもできます。これによって、スマートオブジェクト内のビデオをコピー元として使用できます。

  1. ドキュメントを開いた状態で、ファイル/配置を選択します。

  2. 配置ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
    • ビデオファイルを選択し、「配置」をクリックします。

    • 1 つの画像シーケンスファイルを選択し、「画像シーケンス」チェックボックスを選択して、「配置」をクリックします。

    注意:

    すべての画像シーケンスファイルが 1 つのフォルダーに格納されていることを確認してください。

  3. (オプション)コントロールポイントを使用して、読み込んだコンテンツを拡大・縮小、回転、移動またはワープします。
  4. オプションバーの確定ボタン をクリックし、ファイルを配置します。
注意:

Adobe Bridge から直接ビデオを配置することもできます。ビデオファイルを選択し、ファイル/配置/Photoshop 内を選択します。

ビデオレイヤーでのフッテージの再読み込み

ビデオレイヤーのソースファイルが別のアプリケーションで変更された場合は、その変更されたソースファイルを参照するビデオレイヤーを含むドキュメントを開いたときに、フッテージが再読み込みされて更新されます。ドキュメントが開いているときにソースファイルが変更された場合は、「フレームを再読み込み」コマンドを使用してアニメーションパネルの現在のフレームを再読み込みして更新できます。ビデオレイヤー内を移動するには、アニメーションパネルの次のフレームを選択ボタン、前のフレームを選択ボタンまたは再生ボタンを使用します。

ビデオレイヤーでのフッテージの置換

Photoshop では、ソースを移動または名前変更した場合でも、ビデオレイヤーとソースファイルとのリンクが保持されます。何らかの理由でリンクが解除された場合は、警告アイコン  がレイヤーパネルのそのレイヤー上に表示されます。ビデオレイヤーをソースファイルに再リンクするには、「フッテージを置き換え」コマンドを使用します。このコマンドでは、ビデオレイヤー内のビデオや画像シーケンスのフレームを、別のソースのビデオや画像シーケンスのフレームに置き換えることもできます。

  1. タイムラインパネルまたはレイヤーパネルで、ソースファイルに再リンクするビデオレイヤーまたは内容を置き換えるビデオレイヤーを選択します。

  2. レイヤー/ビデオレイヤー/フッテージを置き換えを選択します。
  3. 開くダイアログボックスで、ビデオまたは画像シーケンスファイルを選択し、「開く」をクリックします。

ビデオフッテージの変換

ビデオフッテージの変換

Photoshop では、開いたビデオまたは読み込んだビデオのアルファチャンネルやフレームレートを変換する方法を指定できます。

  1. タイムラインパネルまたはレイヤーパネルで、変換するビデオレイヤーを選択します。

  2. レイヤー/ビデオレイヤー/フッテージを変換を選択します。
  3. フッテージを変換ダイアログボックスで、次のいずれかの操作を行います。
    • ビデオレイヤーのアルファチャンネルを変換する方法を指定するには、「アルファチャンネル」オプションを選択します。このオプションを使用するには、フッテージにアルファチャンネルが含まれている必要があります。「合成チャンネル - マット」を選択すると、チャンネルと合成するマットカラーを指定できます。

    • 1 秒当たりに再生するビデオフレーム数を指定するには、「フレームレート」右のポップアップメニューから選択するか、テキストボックスに入力します。

    • ビデオレイヤーのフレームまたは画像のカラーマネジメントを行うには、カラープロファイルポップアップメニューからプロファイルを選択します。

ビデオと画像シーケンスのアルファチャンネルの変換

ビデオおよび画像シーケンスのアルファチャンネルは、ストレートチャンネルの場合と合成チャンネルの場合があります。アルファチャンネルを含むビデオまたは画像シーケンスを操作する場合、期待どおりの結果を得るには、Photoshop でアルファチャンネルを変換する方法を指定することが重要です。ドキュメントの合成ビデオまたは合成画像に特定の背景色が使われている場合、ゴースト現象やハロー現象が発生する場合があります。マットカラーを指定すると、ハローを起こさずに半透明のピクセルと背景を合成(乗算)できます。

無視

ビデオのアルファチャンネルを無視します。

ストレート - マットなし

アルファチャンネルをストレートアルファ透明部分として変換します。ビデオを作成したアプリケーションがカラーチャンネルを合成しない場合は、このオプションを選択します。

合成チャンネル - マット

アルファチャンネルを使用してマットカラーをカラーチャンネルに混合する量を指定します。必要に応じて、フッテージを変換ダイアログボックスでカラースウォッチをクリックして、マットカラーを指定します。

Photoshop 合成チャンネルのある画像
合成チャンネルのあるアイテム(上)をストレート - マットなし(左下)として変換された場合、黒いハローが現れる。背景色にブラックを指定して合成チャンネル - マットとして解釈された場合、ハローは現れない(右下)

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