次のいずれかの操作を行います。
スライスツールとスライス選択ツールは、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押して切り替えることができます。
Photoshop では、ユーザー定義スライスの移動とサイズ変更が可能ですが、Web およびデバイス用に保存ダイアログボックスでこれらの操作を行うことはできません。
1 つのスライスだけを移動するには、スライス選択範囲内でポインターを移動し、スライスを新しい位置にドラッグします。Shift キーを押すと、スライスの移動が、垂直、水平または 45 度の線上に制限されます。
スライスのサイズを変更するには、スライスのサイドまたはコーナーハンドルをつかんで、望みの大きさになるまでドラッグします。隣接するスライスを選択してサイズ変更すると、それらのスライスで共有されている共通の境界線も同時にサイズ変更されます。
X
スライスの左端からドキュメントウィンドウの定規の原点までの距離を、ピクセル単位で指定できます。
Y
スライスの上端からドキュメントウィンドウの定規の原点までの距離を、ピクセル単位で指定できます。
定規の原点は初期設定で画像の左上隅に設定されています。
W
スライスの幅を指定します。
H
スライスの高さを指定します。
スライスを分割ダイアログボックスを使用して、スライスを水平、垂直またはその両方に分割できます。分割されたスライスは、元のスライスがユーザー定義スライスでも自動スライスでも、常にユーザー定義スライスになります。
レイヤーベースのスライスは分割できません。
水平方向に分割
スライスが縦方向に分割されます。
垂直方向に分割
スライスが横方向に分割されます。
水平方向または垂直方向のスライス数を入力すると、各スライスが指定した数に均等に分割されます。
スライスあたりのピクセル数を入力すると、指定した数のピクセルに基づいて、各スライスが作成されます。指定したピクセル数でスライスを均等に分割できない場合、残余の部分は別のスライスになります。例えば、幅が 100 ピクセルある 1 つのスライスを 30 ピクセルの幅で 3 つに分割すると、残った 10 ピクセルの幅が新しいスライスになります。
元のスライスと同じ寸法および最適化設定を使用して、スライスを複製することができます。元のスライスがリンクされたユーザー定義スライスである場合、複製されるスライスも同じようにリンクされます。複製されたスライスは、元のスライスがユーザー定義スライスか、レイヤーベースのスライスか、自動スライスかに関係なく、常にユーザー定義スライスになります。
画像内の選択したスライスをコピーしたら、別の画像にペーストしたり、Dreamweaver などの他のアプリケーションにペーストしたりできます。スライスをコピーすると、アクティブなレイヤーだけでなく、そのスライスの境界線内にあるすべてのレイヤーがコピーされます。
ドキュメントにアクティブな選択範囲がある場合(ピクセルまたはパスが選択されている場合)、スライスをコピーすることはできません。
別の画像にスライスをペーストしたい場合は、その画像を開いて表示します。
Dreamweaver にペーストする場合は、Dreamweaver ドキュメントをアクティブウィンドウにします。
Dreamweaver にコピーされたスライスには、元の Photoshop ソースファイルのファイル名およびパスに関する情報が保持されます。これらの情報を Dreamweaver で表示するには、画像を右クリック(Windows)または Control キーを押しながらクリック(Mac OS)して「デザインノート」を選択し、「全情報」タブで「FilePathSrc」フィールドを確認します。
複数のスライスを 1 つに結合できます。結合後のスライスの寸法と位置は、結合前の各スライスの外側のエッジを連結して作成された四角形と同じになります。結合前のスライスが隣接していなかったり、縦横比または整列方法が異なる場合は、新たに結合されたスライスが、他のスライスの上に重なる場合もあります。
結合後のスライスの最適化設定は、選択した一連のスライスの中で、最初に選択したスライスの設定が受け継がれます。結合後のスライスは、元のスライスに自動スライスが含まれるかどうかに関わらず、常にユーザー定義スライスになります。
レイヤーベースのスライスは結合できません。
スライスが重なり合っている場合は、最後に作成したスライスが一番上に重ねられます。この重なり順を変更して、下にあるスライスにアクセスすることができます。重なりの一番上と一番下のスライスを指定して、スライスの重なり順を上下に移動することもできます。
自動スライスの重なり順を変更することはできません。
A. スライスを最前面へ B. スライスを前面へ C. スライスを背面へ D. スライスを最背面へ
ユーザー定義スライスを、端または中央に揃えて整列したり、垂直軸または水平軸に沿って均等に分布することができます。ユーザー定義スライスを整列および分布させると、不要な自動スライスを排除して、より小さく効率的な HTML ファイルを作成できます。
レイヤーベースのスライスを整列または分布するには、レイヤーの内容を整列または分布します。
A. 上端 B. 垂直方向中央 C. 下端 D. 左端 E. 水平方向中央 F. 右端
A. 上端 B. 垂直方向中央 C. 下端 D. 左端 E. 水平方向中央 F. 右端
ユーザー定義スライスまたはレイヤーベースのスライスを削除すると、それによって生じたドキュメント領域を埋めるために、自動スライスが再生成されます。
レイヤーベースのスライスを削除しても、それに関連付けられたレイヤーは削除されません。一方、レイヤーベースのスライスに関連付けられたレイヤーを削除した場合は、レイヤーベースのスライスも削除されます。
自動スライスは削除できません。画像のユーザー定義スライスとレイヤーベースのスライスをすべて削除しても、画像全体をカバーする自動スライスレイヤーが 1 つ残ります。
スライスをロックすると、不用意にサイズ変更や移動などの変更を加えてしまうことを防止できます。
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