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Photoshop での Touch Bar の使用

Photoshop で、MacBook Pro の Touch Bar を操作する方法について説明します。

Photoshop は、Touch Bar(新しい MacBook Pro キーボードの上部にあるマルチタッチディスプレイ)をサポートします。Touch Bar を使用すると、メイン画面の現在のタスクのコンテキストに合わせて、Photoshop の機能およびコントロールにアクセスできます。Touch Bar は、タップ、ドラッグ、スライドなど、使い慣れたジェスチャーをサポートしています。

Photoshop で現在 Touch Bar がサポートされているのは、テクノロジープレビュー機能です。

注意:

Touch Bar の基本情報については、この Apple ドキュメントページを参照してください。

Touch Bar インターフェイス

デフォルトでは、Touch Bar インターフェイスの一部が macOS システムコントロール用に予約されています。Touch Bar インターフェイス中央のアプリ固有領域に、Photoshop のコントロールが表示されます。

デフォルトの Touch Bar インターフェイス

A. Photoshop コントロール B. macOS システムのコントロール(コントロールストリップと Esc) 

注意:

必要に応じて、アプリケーション固有のコントロールのみを表示するように Touch Bar を設定できます。この設定では、Touch Bar インターフェイスの中央と右側の部分(右側の B と A)に、Photoshop のコントロールが表示されます。そのためには、macOS のシステム環境設定/キーボードダイアログで、「Touch Bar に表示する項目 : App コントロール」を選択します。

Photoshop の Touch Bar モード

次の 3 つの使用可能なモードのいずれかを選択するには、Touch Bar の アイコンをタップします。

レイヤープロパティ

)デフォルトモードでは、レイヤープロパティと関連機能の操作が可能

ブラシ

)ブラシとペイントのプロパティの操作が可能

お気に入り

)お気に入りのコントロールを追加できる、カスタマイズ可能なモード

コンテキスト依存操作

3 つのモードで使用できるコマンドに加え、Photoshop での作業内容に応じて、複数のコンテキスト固有の操作が使用できます。

  • テキストや変形などのモーダルツールがアクティブな場合、Touch Bar には OKキャンセルが表示されます。
  • 選択とマスクタスクスペースがアクティブな場合、Touch Bar には選択の実行に関連するコントロールが表示されます。

Touch Bar での Photoshop のコントロール

デフォルトモード アイコン コントロール名 説明
3 つすべて
ヒストリースクラバー

Photoshop のヒストリーパネルと同じように動作します。このコントロールを使用して、現在のセッションで作成したドキュメントの最近の任意の状態にジャンプします。ドキュメントに変更を加えるたびに、新しいドキュメントの状態が追加されます。

履歴スクラバーアイコンをタップすると、ドキュメントの状態を表すサムネールが表示されます。サムネールをスクロールするかタップして、ドキュメントの履歴に移動します。

関連情報については、ヒストリーパネルの使用を参照してください。

レイヤープロパティ
コンテンツを追加 「埋め込みを配置」コマンドを使って、現在開いているドキュメントにファイルを読み込みます。Photoshop でのファイルの配置を参照してください。

レイヤーの表示と不透明度

レイヤーの不透明度と表示を調整します。 

  • スライダーを使って、レイヤーの不透明度(0 ~ 100%)を調整します。スライダーの両端にあるボタンは、プリセットされた数値分、値を増減します。
  • アイコンをタップすると、レイヤーが完全に非表示になります。

タップするか、単にタップジェスチャーを押し続けることで、このコマンドを使用できます。Touch Bar で行った変更は、直ちにレイヤーパネルに反映されます。


描画モード 使用可能な描画モード(標準ディザ合成比較(暗)など)をスクロールして、目的のモードを選択できます。詳しくは、Photoshop の描画モードを参照してください。

クリッピングマスク レイヤーをクリッピングマスクにしたり、元の状態に戻したりします。関連情報については、クリッピングマスクによるレイヤーの表示を参照してください。

選択とマスク 選択とマスクタスクスペースを起動します。
ブラシ
カラー

描画色のカラーピッカーを表示します。最初の 16 個のスウォッチはデフォルトで表示されます。

  • 色相を取得するスウォッチを長押しします。
  • 色相、彩度、輝度(HSB)を個々に調整して微調整を行うには、アイコンをクリックします。

ブラシサイズ

現在のブラシのサイズを指定します。複数のサイズが可能なブラシが選択されると、このコマンドがアクティブになります。

ブラシオプションについて詳しくは、次を参照してください。


ブラシの硬さ 現在のブラシの硬さを指定します。複数の硬さが可能なブラシが選択されると、このコマンドがアクティブになります。

ブラシの不透明度 現在のブラシの不透明度を指定します。不透明度をサポートするブラシが選択されると、このコマンドがアクティブになります。 

ブラシの流量 現在のブラシの流量を指定します。流量をサポートするブラシが選択されると、このコマンドがアクティブになります。 
お気に入り
スクリーンモード 標準スクリーンモードとフルスクリーンモードを切り替えます

新しいレイヤー 「新しいレイヤー」コマンドを呼び出します

上下に反転 選択されているレイヤーの現在のセットの内容を垂直方向に反転します

左右に反転 選択した現在のレイヤーセットの内容を水平に反転します
デフォルトではなし *
塗りつぶしモード 「コンテンツに応じた塗りつぶし」オプションが事前に選択されている場合、「塗りつぶし」コマンドが起動します。詳細については、コンテンツに応じた塗りつぶしを参照してください。

レイヤーを複製 現在選択されているレイヤーを複製します
共有 現在のドキュメント状態のプレビューを JPEG 形式で共有します。共有可能な最大サイズは 1024 x 1024 px です。

* これらのコントロールをカスタマイズして、Touch Bar モードに追加できます。

Touch Bar モードのカスタマイズ

環境設定

Photoshop では、環境設定/テクノロジープレビューで、Touch Bar 用の 3 つの設定が提供されます。これらの設定はデフォルトで有効です。

Touch Bar を有効にする

Photoshop での作業中に、Touch Bar を有効/無効にします

Touch Bar プロパティ調整を表示

Touch Bar を使って、プロパティ(ブラシサイズなど)を変更する場合に表示される情報ポップアップウィンドウの表示/非表示を切り替えます

Touch Bar からコマンドを追加および削除

Photoshop では、 3 つの Touch Bar モードのすべてに対して、コマンドを追加および削除できます。次の手順に従います。

  1. 項目を追加または削除する Touch Bar モード(レイヤープロパティブラシお気に入り)を選択します。

  2. Photoshop で表示/Touch Bar のカスタマイズを選択します。

    Photoshop は、Touch Bar をカスタマイズするための標準 macOS インターフェイスを呼び出します。このインターフェイスについて詳しくは、この Apple ドキュメントページ「Touch Bar のカスタマイズ」 を参照してください。

  3. MacBook Pro のメインディスプレイの下端の Touch Bar にコマンドをドラッグします。Touch Bar 内にコマンドをドラッグして配置したり、コマンドを Touch Bar の上から外方向にドラッグして削除したりすることもできます。

    Touch Bar を変更する場合、アイコン(スペース)に、空のスロットが表示され、ここにコマンドを追加することができます。

    注意:
    • 入力に関連する特定のテキスト(レイヤー名など)の入力または編集時に、自動入力候補を表示する場合は、入力候補を表示を選択します。
    • モードレイアウトをデフォルトの状態に戻すには、対象のモードが有効な間にデフォルトセットストリップを Touch Bar にドラッグします。
  4. 変更が終わったら、完了をクリックします。

    macOS により、Photoshop に戻ります。

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