マニュアル キャンセル

Photoshop の環境設定

Photoshop の環境設定にアクセスして変更し、使用頻度の高いワークフローに合わせてカスタマイズする方法について説明します。

記事のトピック:

Adobe Photoshop logo

まずは無料で試してみる
世界中で利用されている画像編集ツールを試そう

Photoshop の環境設定の概要

Photoshop を特定のワークフローに合わせてカスタマイズし、可能な限りスムーズに実行するには、環境設定を目的に合わせて設定する必要があります。

Adobe Photoshop 環境設定ファイルには、一般表示オプション、ファイル保存オプション、パフォーマンスオプション、カーソルオプション、透明度オプション、テキストオプション、プリセット、プラグインと仮想記憶ディスクのオプションなど、様々なプログラム設定が保存されています。

これらのオプションのほとんどは、環境設定ダイアログボックスで設定します。 

環境設定は、Photoshop を終了するたびに保存されます。Photoshop がクラッシュした場合、または強制終了した場合、環境設定、プリセット、ワークスペースへの変更はすべて失われます。

プロのヒント現在、以前のバージョン/アップデートにロールバックする場合、環境設定は保持されません。ロールバックを行う前に、環境設定をバックアップしてください。

必要な環境設定を検索して取得

新しい「環境設定検索」オプションには関連する検索と提案が表示され、Photoshop で環境設定を見つけるのに役立ちます。

2022 年 8 月リリースの Photoshop 23.5 では、環境設定ダイアログ内で環境設定検索機能を使用して、検索項目を簡単に見つけられるようになりました。

環境設定ダイアログボックスの検索パネルにアクセスするには、次の手順に従います。

  1. キーボードショートカット Cmd/Ctrl + K を使用して、環境設定ダイアログを起動します。
  2. キーボードショートカット Cmd/Ctrl + F を使用して、環境設定ダイアログの検索オプションを選択します。

新しい検索バーの使用方法

新しい検索バーは、環境設定ダイアログの右上隅にあります。キーボードショートカット Cmd/Ctrl + F を使用するか、ボックス内をクリックして、環境設定で検索するキーワードを入力します。 

提案された検索フレーズとともにドロップダウンが表示されます。この検索語句は、検索ボックスにテキストを入力すると更新されます。入力が完了したら、Enter キーを押すか、「すべての結果を表示」を選択します。結果は、検索フィールドの下のドロップダウンに表示されます。目的のオプションをクリックして、対応するセクションに移動します。このセクションは一時的にハイライト表示され、数秒後に元に戻ります。

環境設定検索バーのキーボードを使用したクイック検索
環境設定検索バーのキーボードを使用したクイック検索

環境設定検索バーでの詳細検索
環境設定検索バーでの詳細検索

環境設定で macOS におけるネイティブフルスクリーンモードのサポートを有効にする

Photoshop 25.4 で導入(2024 年 1 月リリース)

macOS におけるネイティブフルスクリーンモードがサポートされるようになりました。
macOS でこのサポートを有効または無効にするには、Photoshop の環境設定/ワークスペースに移動して、「ネイティブフルスクリーンを有効にする」をオンにします。

環境設定で有効になっている macOS のネイティブフルスクリーンモードのサポート

選択の安定性を向上させる環境設定

Photoshop 24.0 の 2022 年 10 月のリリースでは、新しい環境設定を使用して、NVidia GPU を使用する Windows ユーザーのオブジェクト選択ツール、被写体の選択、空の置換の安定性を向上させることができます。

Photoshop デスクトップ版(Windows 版)の一部のユーザーは、NVidia Windows ディスプレイドライバーが原因で、パフォーマンスの低下、クラッシュ、または予期しない選択を経験していました。このような問題に直面していた Windows ユーザー向けに、アプリケーションのパフォーマンスを向上させるための変更を行いました。また、選択範囲の安定性を向上させる環境設定も導入しました。

選択の安定性を向上させるために、選択の環境設定を切り替える

Windows デバイスの新しい環境設定にアクセスするには、環境設定/画像処理を選択します。選択の処理高速(デフォルト)から安定性を向上に切り替えます。

環境設定を使用した Photoshop のニュートラルカラースキームの設定

編集モードで、青い「共有」ボタンなどのインターフェイス上の要素を、選択したニュートラルカラーモードに変更します。

ニュートラルカラーモードを有効にするには、環境設定インターフェイスを選択し、「ルックアンドフィール」セクションで「ニュートラルカラーモード」のチェックボックスを選択します。

Photoshop で、環境設定/インターフェイスからニュートラルカラーモードを選択します
環境設定/インターフェイスからニュートラルカラーモードを選択します

Photoshop での環境設定の調整

  1. 環境設定ダイアログを開き、次のいずれかの操作を実行します。

    Windows:編集/環境設定を選択し、サブメニューから目的の環境設定を選択します。

    macOS:Photoshop/設定を選択し、サブメニューから目的の環境設定を選択します。

  2. 他の環境設定に切り替えるには、次のいずれかの操作を行います。

    • 環境設定ダイアログボックスの左のリストから環境設定の項目を選択します。
    • 「次へ」をクリックして、リストに次の環境設定の項目を表示します。「前へ」をクリックして前の項目を表示します。
注意:

タスクの固有項目に、特定の環境設定の設定に関する詳細情報が表示されます。例えば、ヘルプで「透明部分の環境設定」を検索して、レイヤーなどの関連機能についての説明を参照できます。

環境設定のバックアップ

  1. Photoshop を終了します。

  2. Photoshop の環境設定フォルダーに移動します。

    macOS:Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    Windows 10:Users/[ユーザー名]/AppData/Roaming/Adobe/Adobe Photoshop [バージョン]/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    注意:

    macOS で、ユーザーライブラリフォルダーはデフォルトで非表示になっています。非表示のユーザーライブラリフォルダーにあるファイルアクセスするには、非表示のユーザーライブラリファイルにアクセスする方法を参照してください。

    また、AppData ディレクトリは、WinARM ではデフォルトで非表示になっています。

  3. Adobe Photoshop [バージョン] Settings フォルダー全体を、デスクトップまたは設定のバックアップ用に安全な場所にドラッグします。

Photoshop の環境設定をバックアップから復元する

予期しない動作によって、環境設定が破損する場合があります。Photoshop で予期しない動作をトラブルシューティングする場合、環境設定を初期設定に戻すことをおすすめします。

  1. Photoshop を終了します。

  2. Photoshop の環境設定フォルダーに移動します。

    macOS:Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    Windows 10:Users/[ユーザー名]/AppData/Roaming/Adobe/Adobe Photoshop [バージョン]/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    注意:

    macOS で、ユーザーライブラリフォルダーはデフォルトで非表示になっています。非表示のユーザーライブラリフォルダーにあるファイルアクセスするには、非表示のユーザーライブラリファイルにアクセスする方法
    を参照してください。

  3. 最新の Adobe Photoshop [バージョン] Settings フォルダーを、デスクトップまたは設定のバックアップ用に安全な場所にドラッグします。

  4. 目的のバージョンの Adobe Photoshop [バージョン] Settings フォルダーをバックアップ場所から上記の環境設定フォルダーにドラッグします。

Photoshop 環境設定のリセット

環境設定をリセットする前に、環境設定をバックアップしてください。

キーボードショートカットを使用または終了時に環境設定を削除して環境設定をリセットすると、環境設定ダイアログ、カスタムショートカット、ワークスペース、カラー設定の設定を含む環境設定ファイルのサブセットが完全に削除されます。削除される具体的なファイルの一覧については、macOS および Windows 環境設定ファイルの機能、名前および場所を示すこれらの表を参照してください。

環境設定の手動での復元は、問題の原因となるプラグイン環境設定とユーザープリセットが読み込まれないようにすることで、Photoshop を初期状態に復元する完全な方法です。

Photoshop で素早く環境設定をリセットする方法については、以下のビデオをご覧ください。

キーボードショートカットを使用する場合

  1. Photoshop を終了します。

  2. 次のキーボードショートカットを押したまま、Photoshop を起動します。

    macOS:Command+Option+Shift

    Windows:Ctrl+Alt+Shift

  3. Photoshop を開きます。

  4. Adobe Photoshop 設定ファイルを削除しますか?」というダイアログで「はい
    」をクリックします。

    新しい環境設定ファイルが元の場所に作成されます。

    設定ファイルの削除

環境設定ダイアログを使用する場合

  1. Photoshop の環境設定を開きます。

    macOS:Photoshop/設定/一般

    Windows:編集/環境設定/一般

  2. 終了時に環境設定をリセット」をクリックします。

    終了時に環境設定をリセット

  3. Photoshop を終了するときに環境設定をリセットしますか?」のダイアログボックスで「OK」をクリックします。

  4. Photoshop をいったん終了し、再起動します。

    新しい環境設定ファイルが元の場所に作成されます。

手動

環境設定ファイルを手動で削除する方法は、Photoshop を初期状態に復元する最も完全な方法です。この方法では、問題の原因になり得るすべての環境設定とユーザープリセットが読み込まれなくなります。

  1. Photoshop を終了します。

  2. Photoshop の環境設定フォルダーに移動します。

    macOS:Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    Windows:Users/[ユーザー名]/AppData/Roaming/Adobe/Adobe Photoshop [バージョン]/Adobe Photoshop [バージョン] Settings

    注意:

    macOS で、ユーザーライブラリフォルダーはデフォルトで非表示になっています。非表示のユーザーライブラリフォルダーにあるファイルアクセスするには、非表示のユーザーライブラリファイルにアクセスする方法
    を参照してください。

  3. Adobe Photoshop [バージョン] Settings フォルダー全体を、デスクトップまたは設定のバックアップ用に安全な場所にドラッグします。

  4. Photoshop を開きます。

    新しい環境設定ファイルが元の場所に作成されます。

警告メッセージの無効化

警告または指示がメッセージとして表示される場合があります。メッセージの「再表示しない」オプションを選択すると、このようなメッセージは表示されなくなります。非表示にしていたメッセージを、すべて初期状態に戻すこともできます。

  1. 次のいずれかの操作を行います。

    Windows:編集/環境設定/一般

    macOS:Photoshop/設定/一般

  2. すべての警告ダイアログボックスを初期化」をクリックして、「OK」をクリックします。

Photoshop でのその他の環境設定


解決しない場合

アドビコミュニティは、アドビ製品についてユーザー同士で助け合ったり、学ぶことができる場所です。アドビ認定の Community Expert や、他の詳しいユーザーに質問してみましょう。

acrobat-community

ヘルプをすばやく簡単に入手

新規ユーザーの場合