アクションを実行すると、アクションの記録されたコマンドがアクティブなドキュメント内で実行されます。アクションには、実行する前に対象を選択する必要があるものと、ファイル全体に対して実行できるものがあります。アクション内の特定のコマンドだけを除外したり、1 つのコマンドだけを実行したりすることもできます。アクションにモードコントロールが挿入されている場合は、アクションが一時停止したときに、ダイアログボックスに値を指定したり、ツールを使用することができます。
ボタンモードでは、ボタンをクリックすると、除外されたコマンド以外のアクション全体が実行されます。
単一のアクション全体を実行するには、アクション名を選択してから、アクションパネルの選択項目を実行ボタン(Photoshop は選択項目を再生ボタン)をクリックするか、パネルメニューから「実行」(Photoshop は「再生」)を選択します。
アクションにショートカットキーを割り当てた場合は、そのキーの組み合わせを押すと、アクションが自動的に実行されます。
アクションの一部のみを実行するには、開始するコマンドを選択します。次に、アクションパネルの選択項目を実行ボタン(Photoshop は選択項目を再生ボタン)をクリックするか、パネルメニューから「実行」(Photoshop は「再生」)を選択します。
単一のコマンドを実行するには、コマンドを選択してから、Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、アクションパネルの選択項目を実行ボタン、あるいは選択項目を再生ボタン(Photoshop)をクリックします。Ctrl キー(Windows)または Command キー(Mac OS)を押しながら、実行するコマンドをダブルクリックすることもできます。
Photoshop でアクションを取り消すには、アクションを実行する前にヒストリーパネルでスナップショットを作成してから、そのスナップショットを選択してアクションを取り消します。
アクションの実行速度を調整したり、アクションを一時停止してアクションをデバッグすることができます。
高速
通常の速度でアクションを実行します(初期設定値)。
アクションを高速で実行する場合、アクションをより高速で実行できるように、アクションの実行中に画面が更新されないことがあります。例えば、ファイルを開く、変更、保存および閉じるなどの操作は、画面に表示されないことがあります。アクションの実行中にファイルを画面に表示するには、ステップごとを指定します。
ステップごと
アクションのコマンドを 1 つずつ実行し、画像を再描画してから次のコマンドに移ります。
一時停止
アプリケーションでアクションのコマンドを 1 つ実行するたびに一時停止します。このオプションでは停止時間を指定します。
アクションパネル内のアクションを管理して、アクションを整理し、プロジェクトに必要なアクションだけを使用できるようにします。アクションパネルのアクションに対して、並べ替え、複製、削除、名前の変更およびオプションの変更が可能です。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、アクションまたはコマンドをアクションパネルの新しい位置にドラッグします。移動先の境界線がハイライト表示されたときに、マウスボタンを放します。
アクションまたはコマンドを選択します。アクションパネルメニューから、「複製」を選択します。
アクションまたはコマンドを、アクションパネルの下にある新規アクションを作成ボタンにドラッグします。
同じ方法でセットを複製できます。
アクションパネルの削除アイコン をクリックします。「OK」をクリックして削除を完了します。
Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、削除アイコンをクリックします。確認のダイアログボックスを表示せずに、選択項目を削除できます。
選択項目をアクションパネルの削除アイコンにドラッグすると、確認のダイアログボックスを表示せずに削除されます。
アクションパネルメニューの「削除」を選択します。
アクションパネルメニューで「すべてを消去」を選択します。
すべてのアクションを消去した後でも、初期設定のアクションをアクションパネルに復元できます。
アクションパネル内のアクション名をダブルクリックすると、アクションパネルに新しい名前を直接入力できます。
関連したアクションセットを作成して整理し、ディスクに保存して別のコンピューターに転送することができます。
作成するすべてのアクションは、アクションパネルに自動的に表示されますが、アクションを確実に保存し、アクションパネルの初期設定ファイルを削除した場合でもアクションが失われないようにするには、アクションをアクションセットの一部として保存する必要があります。
単一のアクションを保存する場合は、まずアクションセットを作成し、アクションを新しいセットに移動します。
ファイルは任意の場所に保存できます。ここでは、アクションパネルで選択したセットの全アクションが保存されます。セット内のアクションを別々に保存することはできません。
プリセットフォルダー内のアクションフォルダーに保存アクションセットファイルを配置すると、アプリケーションを再起動した後に、アクションパネルメニューの一番下にアクションのセットが表示されます。
アクションをテキストファイルとして保存する場合は、Ctrl+Alt キー(Windows)または Command+Option キー(Mac OS)を押したまま「アクションの保存」コマンドを選択します。このファイルは、アクション内容の確認やプリントに使用できます。ただし、テキストファイルを Photoshop に再び読み込むことはできません。
初期設定では、あらかじめ定義済みのアクションとユーザー作成のアクションがアクションパネルに表示されます。アクションパネルには、その他のアクションを読み込むこともできます。
アクションパネルメニューの「アクションを読み込み」(Photoshop)または「アクションの読み込み」(Illustrator)を選択します。アクションセットファイルの場所を特定して選択し、「読み込み」をクリックします。
アクションパネルメニューの下から、アクションセットを選択します。
Photoshop アクションセットファイルの拡張子は .ATN です。
アクションを分かりやすいように管理するには、アクションのセットを作成し、ディスクに保存します。アクションのセットは、プリントメディアまたはオンラインメディア用の画像作成など、作業の種類別に整理して他のコンピューターに転送できます。
アクションを新規に作成して新規のセットにグループ化する場合は、セットの方を先に作成してください。そうすると、アクションを新規に作成するときに、新規セットがセットポップアップメニューに表示されるようになります。
アクションを別のセットに移動するには、アクションを移動先のセットにドラッグします。目的の場所の境界線がハイライト表示されたときに、マウスボタンを放します。
アクションのセットの名前を変更するには、アクションパネル内のセットの名前をダブルクリックするか、アクションパネルメニューから「セットオプション」を選択します。セットの新しい名前を入力し、「OK」をクリックします。
アクションパネル内のすべてのアクションを新しいセットに置き換えるには、アクションパネルメニューの「アクションの置き換え」を選択します。アクションファイルを選択して、「読み込み」をクリックします。
「アクションの置き換え」コマンドを使用すると、作業中のドキュメントの全アクションセットが置き換えられます。このコマンドを使用する前に、「アクションの保存」コマンドで現在のアクションセットを保存しておいてください。
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