オブジェクトを選択
コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースを使用して、画像の選択部分を、画像の他の部分からサンプリングされたコンテンツでシームレスに塗りつぶす方法について説明します。
コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースでは、インタラクティブな編集環境を使用して、画像を最大限に制御できます。コンテンツに応じた塗りつぶしで使用するサンプリング領域を微調整しながらフル解像度のライブプレビューを使用し、設定を調整して素晴らしい結果を得ることができます。
Photoshop の革新的な選択範囲の作成とコンテンツに応じた塗りつぶしの機能強化について Julieanne Kost が説明するビデオ「AI Improvements to Photoshop(Photoshop への AI の改善)」をご覧ください。
4 つの簡単な手順で、コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースでオブジェクトを削除する方法を説明します。
オブジェクトを選択
被写体を選択、オブジェクト選択ツール、クイック選択ツールまたは自動選択ツールを使用して、削除するオブジェクトを簡単に選択します。
コンテンツに応じた塗りつぶしを開く
選択範囲を調整
左のツールバーからなげなわツールを選択し、上部のオプションバーの拡大ボタンを 1 回以上クリックして、オブジェクトの周囲の選択範囲の境界線を簡単に拡大できます。選択範囲を拡大しすぎた場合は、縮小ボタンまたは「取り消し」を使用して、選択範囲の境界線を縮小します。
満足のいく塗りつぶしの結果が得られたら、「OK」をクリックします。
サンプリングブラシツールを使用してドキュメントウィンドウ内をペイントし、選択範囲の塗りつぶしに使用するサンプル画像領域を追加または削除します。
なげなわツールまたは多角形選択ツールを使用して、ドキュメントウィンドウの元の選択範囲(塗りつぶし領域)を変更または修正します。
詳しくは、なげなわツールによる選択を参照してください。
選択範囲を変更すると、サンプリング領域がリセットされますが、前回のブラシストロークは保持されます。塗りつぶしを確定した後、コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースを終了すると、ドキュメント内の選択範囲も更新されます。
手のひらツール:ドキュメントウィンドウとプレビューパネルで画像のさまざまな部分に移動します。他のツールの使用中にスペースバーキーを押したまにすると、手のひらツールにすばやく切り替えることができます。
ズームツール:ドキュメントウィンドウまたはプレビューパネルで画像の表示を拡大または縮小します。詳しくは、ズームインまたはズームアウト
を参照してください。
プレビューパネルで表示倍率を変更するには、パネルの下部にあるズームスライダーをドラッグするか、テキストボックスにズームのパーセント値を手動で入力します。
コンテンツに応じた塗りつぶしパネルでは、次の設定を調整できます。
サンプリング領域を表示
このオプションを選択して、ドキュメントウィンドウに、画像に対するオーバーレイとしてサンプリング領域または除外された領域を表示します。
不透明度
ドキュメントウィンドウに表示されるオーバーレイの不透明度を設定します。不透明度を調整するには、スライダーをドラッグするか、テキストボックスにパーセント値を入力します。
カラー
ドキュメントウィンドウに表示されるオーバーレイの色を割り当てます。カラー選択ボックスをクリックし、Adobe カラーピッカーから色を選択します。
表示
サンプリング領域内または除外された領域内のオーバーレイを表示します。ドロップダウンリストから、オプション(サンプリング領域または除外領域)を選択します。
Photoshop でコンテンツを塗りつぶすためのソースピクセルを検索する画像のサンプリング領域を決定します。
自動
このオプションを選択して、周囲の塗りつぶし領域と同様の内容を使用します。
長方形
このオプションを選択して、塗りつぶし領域の周囲の長方形の領域を使用します。
カスタム
このオプションを選択して、サンプリング領域を手動で定義します。サンプリング領域に追加するには、サンプリングブラシツールを使用します。
全レイヤーを対象
このオプションを選択して、ドキュメント内のすべての表示レイヤーからソースピクセルをサンプリングします。
カラー適用
うまく調和するようにコントラストと明るさを適用できます。この設定は、段階的な色やテクスチャの変化があるコンテンツで塗りつぶす場合に便利です。ドロップダウンリストから、適切なオプション(なし、初期設定、高またはさらに高)を選択します。
回転適用
うまく調和するようにコンテンツを回転できます。この設定は、回転またはカーブしたパターンがあるコンテンツで塗りつぶす場合に便利です。ドロップダウンリストから、適切なオプション(なし、低、高またはすべて)を選択します。
拡大・縮小
このオプションを選択して、うまく調和するようにコンテンツのサイズを変更できます。さまざまなサイズの繰り返しパターン、または遠近法を使用してコンテンツを塗りつぶすのに役立ちます。
ミラー
このオプションを選択して、より調和するように水平方向に反転できます。水平方向の対称性を持つ画像に便利です。
初期設定の塗りつぶしの設定にリセットするには、塗りつぶしの設定メニューの横にあるリセット()アイコンをクリックします。
出力先
現在のレイヤー、新規レイヤー、または複製レイヤーに、コンテンツに応じた塗りつぶしを適用します。
サンプリング領域および塗りつぶし領域を微調整し、塗りつぶし設定を調整すると、プレビューパネルに変更内容のプレビューがフル解像度で描画されます。
Photoshop ではまず、プレビューパネルに変更内容の低解像度の初期プレビューが描画されます。その直後に、フル解像度のプレビューが生成されます。このフル解像度のプレビューが生成されている間、プレビューパネルの右下隅にあるスピナーの横に警告アイコンが表示されることがあります。
Photoshop 21.1 で導入(2020 年 2 月リリース)
コンテンツに応じた塗りつぶしワークスペースを離れずに、画像の複数の部分を塗りつぶすことができます。画像内の選択範囲で塗りつぶしを調整したら、次の操作を行います。
すべてのコンテンツに応じた塗りつぶし設定をリセットするには、コンテンツに応じた塗りつぶしパネルの左下隅にあるリセット()アイコンをクリックします。
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