「取り消し」コマンド、「やり直し」コマンドおよびヒストリーパネルを使用すると、画像を簡単に制御できます。

「取り消し」コマンドと「やり直し」コマンドの使用

「取り消し」コマンドと「やり直し」コマンドを使用すると、操作の取り消しまたはやり直しを行うことができます。ヒストリーパネルを使用して操作の取り消しまたはやり直しを行うこともできます。

  • 編集/取り消し、または編集/やり直しを選択します。

    操作を元に戻せない場合、このコマンドはグレー表示されます。

最後に保存した状態への復帰

  • ファイル/復帰を選択します。

    注意:

    「復帰」は、ヒストリーパネルにヒストリー画像として追加され、元に戻すことができます。

画像の一部を前に保存したバージョンに復元

  • 次のいずれかの操作を行います。
    • ヒストリーブラシツール を使用して、ヒストリーパネルで選択したヒストリー画像またはスナップショットで塗りつぶします。

    • 消しゴムツール を選択し、「消去してヒストリーに記録」オプションを選択します。

    • 復元する範囲を選択して、編集/塗りつぶしを選択します。「使用」で「ヒストリー」を選択して、「OK」をクリックします。

    注意:

    ドキュメントの最初のヒストリー画像のスナップショットを使用して画像を復元するには、パネルメニューの「ヒストリーオプション」を選択して、「最初のスナップショットを自動的に作成」オプションがオンになっていることを確認してください。

操作のキャンセル

  • 進行中の操作が停止するまで Esc キーを押し続けます。Mac OS では、Command+ ピリオドキーを押すこともできます。

操作の完了時に通知を表示

プログレスバーには、操作が進行中であることが表示されます。処理を中断したり、処理の完了時にプログラムから通知されるように設定できます。

  1. 編集/環境設定/一般(Windows)、または Photoshop/環境設定/一般(Mac OS)のいずれかを選択します。

  2. 「終了をビープ音で知らせる」を選択します。
  3. 「OK」をクリックします。

ヒストリーパネルの使用

ヒストリーパネルを使用すると、現在の作業セッションで作成した画像の、以前のヒストリー画像に移動できます。画像に変更を加えるたびに、その画像の新規のヒストリー画像がパネルに追加されます。

例えば、画像の一部を選択、塗りつぶし、回転した場合、それぞれの処理を行った後の状態が別々のヒストリー画像としてパネルに表示されます。パネルから目的のヒストリー画像を選択すると、画像は変更を適用した時点の状態に復帰します。つまり、その状態から作業をやり直すことができます。

ヒストリーパネルでは、ヒストリー画像を削除することもできます。さらに、Photoshop では、ヒストリー画像やスナップショットからドキュメントを作成することもできます。

ヒストリーパネルを表示するには、ウィンドウ/ヒストリーを選択するか、ヒストリーパネルのタブをクリックします。

Photoshop ヒストリーパネル
Photoshop ヒストリーパネル

A. ヒストリーブラシのソースの設定 B. スナップショットのサムネール C. ヒストリー D. ヒストリースライダー 

ヒストリーパネルを使用するときは、次の点を参考にしてください。

  • パネル、カラー設定、アクション、環境設定などのプログラム全体の変更は、特定の画像に固有のものではないので、ヒストリーパネルには追加されません。

  • ヒストリーパネルは、最近の 20 個のヒストリー画像を一覧表示するように初期設定されています。記憶するヒストリー画像の数は、環境設定/パフォーマンスで環境設定を設定することで変更できます。Photoshop の空きメモリ容量を増やすために、古いヒストリー画像は自動的に削除されます。作業セッション中に特定のヒストリー画像を保存するには、そのヒストリー画像のスナップショットを作成します(画像のスナップショットの作成)を参照してください。

  • ファイルを閉じると、前回の作業セッションのヒストリー画像とスナップショットがすべてパネルから消去されます。

  • 初期設定では、最初のヒストリー画像のスナップショットがパネルの一番上に表示されます。

  • ヒストリー画像は、リストの一番下に追加されます。つまり、最も古いヒストリー画像がリストの一番上に表示され、最新のヒストリー画像が一番下に表示されます。

  • 各ヒストリー画像には、使用したツールやコマンド名が表示されます。

  • 初期設定では、あるヒストリー画像を選択すると、それ以降のヒストリーがグレー表示されます。このため、選択したヒストリー画像から作業を続ける場合に、破棄される変更が簡単にわかります。

  • 初期設定では、ヒストリー画像を選択してから画像を変更すると、それ以降のヒストリー画像がすべて削除されます。

  • ヒストリー画像を選択してから画像を変更し、それ以降のヒストリー画像が削除された場合は、「元に戻す」コマンドを使用して最後の変更を元に戻し、削除されたヒストリー画像を復元することができます。

  • 初期設定では、1 つのヒストリー画像を削除すると、そのヒストリー画像自体とそれ以降のヒストリー画像がすべて削除されます。「ノンリニアヒストリーを許可」オプションを選択しておくと、削除したヒストリー画像以外の画像は削除されません。

以前のヒストリー画像への復帰

  • 必要に応じて次のいずれかの操作を行います。
    • ヒストリー画像の名前をクリックします。

    • ヒストリーパネルメニューまたは編集メニューから「1 段階進む」または「1 段階戻る」を選択して、次のヒストリー画像または前のヒストリー画像に移動します。

ヒストリー画像の削除

  • 次のいずれかの操作を行います。
    • ヒストリー画像の名前をクリックし、ヒストリーパネルメニューの「削除」を選択すると、そのヒストリー画像で加えた変更とそれ以降のヒストリー画像が削除されます。

    • 選択したヒストリー画像を、現在のヒストリーを削除ボタン にドラッグして、そのヒストリー画像で加えた変更とそれ以降のヒストリー画像を削除します。

    • ヒストリーパネルメニューの「ヒストリーを消去」を選択すると、ヒストリーパネルからヒストリー画像のリストが消去されます。画像は変更されません。このオプションでは、Photoshop が使用するメモリの量は減少しません。

    • Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら、ヒストリーパネルメニューの「ヒストリーを消去」を選択すると、ヒストリー画像のリストが完全に消去されますが、画像は変更されません。このコマンドによって「元に戻す」バッファーからヒストリー画像が削除されてメモリが解放されるので、Photoshop でメモリ不足を示すメッセージが表示された場合にこの操作は効果的です。「ヒストリーを消去」コマンドは元に戻せません。

    • 編集/メモリをクリア/ヒストリーを選択して、開いているドキュメントすべてのヒストリー画像のリストを消去します。この操作は元に戻せません。

ヒストリー画像を使用したドキュメントの作成または置換

  • 次のいずれかの操作を行います。
    • ヒストリー画像またはスナップショットをヒストリーパネルの「現在のヒストリー画像から新規ファイルを作成」ボタン にドラッグします。新規に作成されたドキュメントのヒストリーリストには、「ヒストリー画面を複製」のエントリのみが含まれます。

    • ヒストリー画像またはスナップショットを選択し、「現在のヒストリー画像から新規ファイルを作成」ボタン をクリックします。新規に作成されたドキュメントのヒストリーリストには、「ヒストリー画面を複製」のエントリのみが含まれます。

    • ヒストリー画像またはスナップショットを選択して、ヒストリーパネルメニューの「新規ドキュメント」を選択します。新規に作成されたドキュメントのヒストリーリストには、「ヒストリー画面を複製」のエントリのみが含まれます。

    • ヒストリー画像を既存のドキュメント上にドラッグします。

    注意:

    今後の編集作業用に、スナップショットやヒストリー画像を保存するには、保存するヒストリー画像ごとに、新しいファイルを作成して保存しておきます。元のファイルを開くときに、保存しておいた他のファイルも一緒に開きます。それぞれのファイルの最初のスナップショットを元の画像にドラッグすると、元の画像のヒストリーパネルでこれらのスナップショットを再び使用できるようになります。

ヒストリーオプションの設定

ヒストリーパネルにリストするアイテムの最大数や他のオプションを設定して、ヒストリーパネルをカスタマイズすることができます。

  1. ヒストリーパネルメニューの「ヒストリーオプション」を選択します。
  2. オプションを選択します。

    最初のスナップショットを自動的に作成

    ドキュメントを開いたときにスナップショットが自動的に作成されます。

    保存時に新規スナップショットを自動的に作成

    保存するたびにスナップショットを作成します。

    ノンリニアヒストリーを許可

    特定のヒストリー画像に戻ってから変更を加えても、その後のヒストリー画像は削除されません。通常、ヒストリー画像を選択して画像を変更すると、選択したヒストリー画像の以降のヒストリー画像はすべて削除されます。このため、ヒストリーパネルには、編集した順番どおりにヒストリー画像が表示されることになります。ノンリニア方式でヒストリー画像を記録すると、ヒストリー画像を選択して画像に変更を加えるときに、そのヒストリー画像だけを削除することができます。編集したヒストリー画像は、リストの最後に追加されます。

    デフォルトで新規スナップショットダイアログを表示

    パネルのボタンを使用する場合でも、スナップショット名を入力するダイアログが表示されます。

    レイヤーの表示 / 非表示の変更を取り消し可能にする

    初期設定では、レイヤーの表示をオンまたはオフにしても、ヒストリーには記録されないので、取り消すことができません。このオプションを選択すると、レイヤーの表示と非表示の変更がヒストリーに記録されます。

ヒストリーログのオプションの設定

自分自身またはクライアント用の記録として、または法律上の目的のために、Photoshop で行った編集を詳細に追跡する必要が生じることがあります。ヒストリーログを使用すると、画像に行った操作の詳しい履歴を作成することができます。Adobe Bridge またはファイル情報ダイアログボックスを使用して、ヒストリーログのメタデータを表示できます。

外部ログファイルにテキストを書き出すか、編集されたファイルのメタデータに情報を保存することができます。多数の編集操作をファイルのメタデータとして記録すると、ファイルサイズが大きくなり、ファイルを開いたり保存したりするのに時間がかかることがあります。

注意:

ログファイルが不正に変更されていないことを証明することが必要な場合は、ヒストリーログをメタデータに保存し、Adobe Acrobat でログファイルをデジタル署名してください。

初期設定では、各セッションに関するヒストリーログデータは画像ファイルに埋め込まれたメタデータとして保存されます。ヒストリーログデータの保存場所とヒストリーログ内に含まれる詳細レベルを指定できます。

  1. 編集/環境設定/一般(Windows)、または Photoshop/環境設定/一般(Mac OS)を選択します。
  2. 「ヒストリーログ」をクリックして、オン / オフを切り替えます。
  3. 「ログ項目の保存先」で次のオプションのいずれかを選択します。

    メタデータ

    ヒストリーログを各ファイルに埋め込むメタデータとして保存します。

    テキストファイル

    ヒストリーログをテキストファイルに書き出します。テキストファイルに名前を付け、保存先を指定することを要求されます。

    両方

    メタデータをファイルに保存し、テキストファイルを作成します。

    注意:

    テキストファイルを別の場所に、または新たに保存する場合は、「選択」ボタンをクリックして、テキストファイルの保存先を指定します。必要に応じて、ファイルに名前を付けて「保存」をクリックします。

  4. ログ項目の編集ポップアップメニューから、次のオプションのいずれかを選択します。

    セッションのみ

    Photoshop を起動または終了するたびに、およびファイルを開いたり閉じたりするたびに情報を記録します(各画像のファイル名が記録されます)。ファイルに加えられた編集内容に関する情報は記録されません。

    簡略

    セッションの情報に加えて、ヒストリーパネルに表示されるテキストを記録します。

    詳細

    「簡略」の情報に加えて、アクションパネルに表示されるテキストを記録します。ファイルの編集を細かく追跡する必要がある場合は、「詳細」を選択してください。

画像のスナップショットの作成

「スナップショット」コマンドを使用すると、画像の一時的なコピー(スナップショット)を作成できます。新しく作成したスナップショットは、ヒストリーパネルの一番上にあるスナップショットのリストに追加されます。スナップショットを選択すると、その状態の画像に戻って作業を続けることができます。

スナップショットは、ヒストリーパネルに一覧表示されるヒストリー画像に似ていますが、次の点でヒストリー画像よりもさらに便利です。

  • 識別しやすいように名前を付けることができます。

  • 作業セッション全体に対して保存できます。

  • 効果を簡単に比較できます。例えば、フィルターの適用前と適用後のスナップショットを作成します。その後で、最初のスナップショットを選択し、設定を変えて同じフィルターを適用してみます。これらのスナップショットを切り替えれば、どちらの設定が適しているかを比較できます。

  • スナップショットを使用すると、作業を簡単に復元できます。複雑なテクニックを試したり、何らかのアクションを適用したりするときは、最初にスナップショットを作成します。満足する結果が得られない場合は、そのスナップショットを選択して、手順をすべて元に戻すことができます。

注意:

スナップショットは画像と一緒に保存されるわけではありません。画像を閉じるとスナップショットは削除されます。また、「ノンリニアヒストリーを許可」オプションを選択しない場合は、スナップショットを選択して変更すると、ヒストリーパネル内のヒストリー画像がすべて削除されます。

スナップショットの作成

  1. ヒストリー画像を選択して、次のいずれかの操作を行います。
    • スナップショットを自動的に作成するには、ヒストリーパネルの新規スナップショットを作成ボタン をクリックします。または、ヒストリーオプションで「保存時に新規スナップショットを自動的に作成」が選択されている場合は、ヒストリーパネルメニューの「新規スナップショット」を選択します。

    • スナップショット作成時にオプションを設定するには、ヒストリーパネルメニューの「新規スナップショット」を選択するか、Alt キー(Windows)または Option キー(Mac OS)を押しながら新規スナップショットを作成ボタンをクリックします。

  2. 「スナップショット名」テキストボックスにスナップショットの名前を入力します。

  3. 対象メニューからスナップショットの内容を選択します。

    ドキュメント全体

    画像内の全レイヤーのスナップショットが作成されます。

    統合レイヤー

    画像内の全レイヤーを統合した状態のスナップショットが作成されます。

    現在のレイヤー

    選択中のレイヤーだけのスナップショットが作成されます。

スナップショットの使用

  • 次のいずれかの操作を行います。
    • スナップショットを選択するには、その名前をクリックするか、スナップショットの左にあるスライダーを目的のスナップショットまで上下にドラッグします。

    • スナップショットの名前を変更するには、目的のスナップショットをダブルクリックして、名前を入力します。

    • スナップショットを削除するには、削除するスナップショットを選択して、パネルメニューから「削除」を選択するか、現在のヒストリーを削除アイコン をクリックします。または、削除するスナップショットを、現在のヒストリーを削除アイコンまでドラッグします。

ヒストリー画像またはスナップショットを使用したペイント

ヒストリーブラシツール を使用すると、ヒストリー画像またはスナップショットのコピーを現在の画像ウィンドウにペイントできます。このツールは、画像のコピー、つまりサンプルを作成し、それを使用してペイントします。

例えば、ペイントツールまたはフィルターを使用して変更した画像のスナップショットを作成します(「ドキュメント全体」を選択してスナップショットを作成します)。画像に加えた変更を取り消してから、ヒストリーブラシツールを使用すると、画像の特定の範囲だけに変更内容を適用することができます。統合レイヤーのスナップショットを選択しない限り、ヒストリーブラシツールは、選択した画像のレイヤーだけを別の画像の同じ名前のレイヤーにペイントします。

ヒストリーブラシツールは、ヒストリー画像またはスナップショットをコピーしますが、同じレイヤーだけを処理します。Photoshop では、アートヒストリーブラシツールを使用してペイントし、画像に特殊効果を付けることもできます。

  1. ヒストリーブラシツール を選択します。
  2. オプションバーで、次のいずれかの操作を行います。
    • 不透明度と描画モードを指定します。

    • ブラシを選択し、ブラシオプションを設定します。

  3. ヒストリーパネルで、ヒストリーブラシツールでペイントするヒストリー画像またはスナップショットの左の列をクリックします。
  4. ヒストリーブラシツールで画像の上をドラッグしてペイントします。

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