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ペイントツール

ペイントツール、プリセットおよびオプションについて

Adobe Photoshop には、画像のカラーをペイントおよび編集するためのツールがいくつかあります。ブラシツールと鉛筆ツールでは、従来の描画ツールのように、ブラシストロークでカラーを適用します。消しゴムツール、ぼかしツール、指先ツールなどのツールでは、画像の既存のカラーを変更します。これらの各ペイントツールのオプションバーで、画像にカラーを適用する方法を設定し、ブラシ先端のプリセットを選択できます。詳しくは、ペイントツールギャラリーを参照してください。

ブラシとツールのプリセット

ブラシのオプションのセットをプリセットとして保存して、よく使用するブラシ特性に素早くアクセスすることができます。Photoshop には、ブラシプリセットのサンプルがいくつか用意されています。これらのプリセットを使用し、変更を加えて新しい効果を作成することができます。また、数多くのオリジナルのブラシプリセットを web サイトからダウンロードすることもできます。

オプションバーにあるブラシプリセットピッカーから簡単にプリセットを選択し、ブラシプリセットのサイズと硬さを一時的に変更できます。

カスタマイズしたブラシ先端の設定を、オプションバーの不透明度、流量やカラーなどの設定と共に保存する場合は、ツールプリセットを保存します。ツールプリセットについて詳しくは、ツールプリセットの作成と使用を参照してください。

ブラシ先端のオプション

ブラシ先端のオプションは、オプションバーの設定と共に、カラーの適用方法を制御します。カラーを徐々に適用するために、やわらかいエッジ、大きなブラシストローク、各種のブラシ機能、様々な描画プロパティ、および様々なシェイプのブラシを使用できます。ブラシストロークと共にテクスチャを適用して、カンバスやアート紙へのペイントをシミュレートすることができます。例えば、エアブラシでスプレーしたような効果を出すことができます。ブラシ先端のオプションを設定するには、ブラシ設定パネルを使用します。詳しくは、ブラシ設定パネルの概要を参照してください。

描画タブレットを使用して作業する場合、筆圧、角度、回転またはスタイラスホイールを使用してカラーの適用方法を制御できます。描画タブレットのオプションは、ブラシ設定パネルとオプションバーで設定します。

ブラシツールまたは鉛筆ツールによるペイント

注意:

Photoshop 25.0 におけるブラシツールの動作の変更

スマートオブジェクト、テキストレイヤー、シェイプレイヤーまたは調整レイヤーでブラシツールを使用して作業する場合は、レイヤーをラスタライズするように求めるプロンプトではなく、新しい透明レイヤーが表示されます。

ブラシツールおよび鉛筆ツールを使用すると、画像上に現在の描画色をペイントできます。ブラシツールでは、滑らかなカラーのストロークを作成できます。鉛筆ツールでは、輪郭のはっきりしたラインを作成できます。

注意:

回転ツールを使用すると、ペイントが容易になるようにカンバスを回転できます。詳しくは回転ビューツールの使用を参照してください。

  1. 描画色を選択します(詳しくは、ツールパネルでのカラーの選択を参照してください)。

  2. ブラシツール または鉛筆ツール を選択します。
  3. ブラシパネルからブラシを選択します。詳しくは、プリセットブラシの選択を参照してください。

  4. オプションバーでモード、不透明度などのツールオプションを設定します。

  5. 次のいずれかの操作を行います。
    • 画像内をクリックとドラッグでペイントします。
    • 直線を描画するには、画像内の開始点をクリックします。次に、Shift キーを押しながら終了点をクリックします。
    • ブラシツールをエアブラシとして使用するときに、ドラッグせずにマウスボタンを押し続けると、カラーが濃くなります。

カーソルの環境設定の選択

Photoshop 24.1(2022 年 12 月リリース)で更新

このリリースでは、カーソルの環境設定パネルで直接、ブラシのアウトラインの太さを好みに合わせて簡単に設定することができるようになりました。 次のオプションから選択できます。 , 標準, 太字および エクストラボールドを選択します。

この設定を調整すると、環境設定の変更がすぐに有効になり、Photoshop を再起動する必要はありません。

Photoshop のカーソルの環境設定
カーソルの環境設定パネルで、ブラシのアウトラインの太さを好みに合わせて簡単に設定できます。

ペイントツールには、標準カーソル(ツールパネルのアイコン)、十字カーソル および現在選択中のブラシ先端と同じサイズと形状のカーソルの 3 つのカーソルがあります。

  1. 編集/環境設定/カーソル(Windows)、または Photoshop/環境設定/カーソル(macOS)を選択します。

  2. 「ペイントカーソル」セクションと「その他カーソル」セクションで、使用したいカーソルの形状を選択します。選択したカーソルがそれぞれのセクション内にあるサンプルカーソルに反映されます。ブラシ先端カーソルを選択した場合、ブラシサイズの中央に十字カーソルを表示するかどうかを選択します。
    • 「ブラシ先端(標準サイズ)」を選択すると、カーソルのサイズは 50 %以上の不透明度のブラシストロークの領域に制限されます。
    • 「ブラシ先端(フルサイズ)」を選択すると、カーソルのサイズはブラシストロークの影響を受ける領域全体になります。ソフトブラシの場合、カーソルのサイズは通常サイズの設定よりも大きくなり、不透明度の低いブラシストロークの領域も含まれます。
注意:

様々な種類のカーソルを組み合わせるには、「ブラシ先端に十字を表示」または「ペイント中は十字のみを表示」を選択します。ペンツールとブラシツールでは、キーボードの Caps Lock キーを押して、標準カーソルと十字カーソルを切り替えることができます。

ペイントツールオプション

オプションバーから、次のいずれかを選択します。使用できるオプションは各ツールによって異なります。

モード

ペイントするカラーと下にある既存のピクセルを合成する方法を設定します。使用可能なモードは、現在選択しているツールによって異なります。ペイントモードは、レイヤーの描画モードに似ています。詳しくは、描画モードを参照してください。

不透明度

適用するカラーの透明度を設定します。領域をペイントするときに、マウスボタンを放すまでは、領域でポインターを何回動かしても、不透明度が設定レベルを超えることはありません。もう一度領域でポインターを動かすと、設定した不透明度のカラーが追加で適用されます。不透明度が 100 %の場合は完全に不透明になります。

流量

領域でポインターを動かすときに、カラーを適用する速度を設定します。領域をペイントするときに、マウスボタンを押したままにすると、流量に基づいて、不透明度の設定値までカラーの量が増加します。例えば、不透明度を 33 %に設定し、流量を 33 %に設定した場合、領域でポインターを動かすたびに、領域のカラーはブラシカラーに 33 %近づきます。マウスボタンを放して、再び領域にストロークを描かない限り、33 %の不透明度を超えることはありません。

注意:

1 つの数値キーを押すと、ツールの不透明度を 10% の倍数で設定できます(1 を押すと 10 %、0 を押すと 100 %になります)。2 つの数値キーを押すと、指定の不透明度を設定できます。インク流量を設定するには、Shift キーと数値キーを押します。

エアブラシ 

エアブラシによるペイントをシミュレートします。領域でポインターを動かすと、マウスボタンを押している間、徐々に濃くなっていきます。ブラシの硬さ、不透明度およびインク流量のオプションは、ペイントを適用する速さと量を制御します。ボタンをクリックして、このオプションをオンまたはオフにします。

自動消去

(鉛筆ツールのみ)描画色を含む領域を背景色でペイントします。消去する描画色と変更後の背景色を選択します(詳しくは、鉛筆ツールによる自動消去を参照してください)。

筆圧ボタン   

筆圧感知入力を使用して、ブラシ設定パネルの不透明度とサイズ設定を上書きします。

ストロークのスムージング

Photoshop では、ブラシストロークにインテリジェントなスムージングが施されます。操作は簡単で、ブラシ、鉛筆、混合ブラシ、消しゴムの各ツールの使用中に、オプションバーで「滑らかさ」に値(0~100)を入力するだけです。値として 0 を指定すると、以前のバージョンの Photoshop と同じ従来のスムージングになります。大きな値を指定すると、ストロークに適用されるインテリジェントなスムージングが強められます。

ストロークのスムージングはいくつかのモードで機能します。歯車アイコン()をクリックすると、次のモードのいずれかまたは複数が有効になります。

ロープガイドラインモード

ストリングがぴんと張っているときだけ描画されます。スムージング半径内でカーソルが動いても跡は付きません。

ストロークのキャッチアップ

ストロークを一時停止している間に描画がカーソルに追いつくようにします。このモードを無効にすると、カーソルの動きが止まったときに描画の適用がすぐに停止します。

ストローク終了時にキャッチアップ

最後の描画位置からマウスやスタイラスのコントロールを放したポイントまでストロークを完成させます。

ズーム用に調節

スムージングを調整してストロークのジッターを防ぎます。スムージングはドキュメントにズームインすると弱められ、ズームアウトすると強められます。

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